祭り列島ひとり旅

北の札幌 雪まつり
一目惚れした あの人は
ねぶた見たさに 青森へ
津軽海峡 ひとまたぎ
帰り待てずに 旅支度
恋は女を 強くする
祭り列島 ひとり旅

星の七夕 仙台へ
募(つの)る想いの 先回り
三社(さんじゃ)祭りの 浅草で
ほんのひと足 すれ違い
祭り野郎の あの人に
いつになったら 追い付ける
祭り列島 ひとり旅

佐渡の鬼太鼓(おんでこ) 聴きながら
うわさ追いかけ 高山へ
三味と胡弓が すすり泣く
おわら越中 風の盆
ままになりそで ならぬのが
恋と言う名の 迷い道
祭り列島 ひとり旅

逢えぬ辛さを 鳥追(とりお)いの
笠に隠して 阿波踊り
博多山笠 あの人に
どこか空似(そらに)の 勇み肌
きっとどこかで めぐり逢う
夢がこころの 道しるべ
祭り列島 ひとり旅
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