Stain

どっか遠くへ
聞こえるはずのない
声が溶け込けんだ
そんな雪催い
痛いくらいの静けさに一人で

何度問いただしたって
清く正しく嘘をつく鼓動
ため息がひとつ 白く浮いて空に混ざった
雪を降らせるの

どうせ 街に汚れる
この白ささえ 今日はまだ美しいの
諦めたふりして 一緒に探して
想像しよう 孤独の温度とその融点を

ずっと思ってた
永遠なんてただの保留なんだと
ちょっと歩けば 先が見えると
君にうそぶいて

ただ羽毛をぶつけるの
冷めたガラス窓を透く希望
この次に潜む 季節はきっと
ゆえもなく 暖かいから

こうして胸を締め付ける 痛みが証って
ねえ そう思いたいよ
心に針を落として 33回転
よく聴いて 私の正体を

木々はしんしんと枝垂れる
降り積もる雪
思いに行き惑い 折れないようにって
風がそっと吹き抜けた
どうしてかな
君に会いたくって

こうして白を汚してく
この滲みだって
今日は ひどく正しいの
透明に溶けて消える
それは嫌だって
本当は そう思っているの

stain
確かめて 点を結んで
もう解かないで
諦めたふりして 一緒に探して
幸福の温度とその融点を
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