もう二度と

「また来週会いに来てもいいか?」と
帰り際に 君は言うけど
「約束は出来ないんだ、ゴメンね」
「そうだよな...」
駅へ向かう 君を見送って 振り向かずに歩き出した
止まってた 季節の風が ふいに頬を撫でる

本当は 会わない方がいいんだって
心では わかってたはずなのに

もう二度と 抱きしめることは 出来ないけど
わたし ずっと願ってる
これから歩んでく日々が 君にとって優しくあるように

すれ違う日々 すれ違う未来
歩み寄ろうとして来たけれど
手をとって 誓った約束 街に溶けてゆく

このまま 時を止め 傍にいたいけど
それじゃ わたし 前に進めないから

もう二度と 名前呼ぶことは 出来ないけど
わたし そっと願ってる
これから巡り会う人と 君がいつも幸せであるように

だけど 君がわたしじゃない
誰かに 触れてるのも
誰かに 寄り添っているのも
想像するたび 胸が痛い 痛い…

もう二度と 抱きしめることは 出来ないけど
わたし ずっと祈ってる
これから巡り会う世界で 君がいつも素晴らしくあるように…
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