お・ふくろうママの歌

大きな木の枝で おふくろうママさんが 子ども達に話し始めました

町はずれの池 そっと暮らしてる 渡り鳥のあの家族はね
暖かい場所 探し求めて 北の国からやってきたのよ

そこの野山は雪におおわれて 真っ白な帽子かぶったまま
湖は氷のテーブルをひろげて お魚さんは出てこないみたい

何日も 何日も 遠く大空を飛び続けたの

たどり着いたと 安心していたら いじわるなカラスがやってきて
「あっちへいけ」とか「こっちにくるな」とか 悲しい言葉投げつけたの

ポロポロと ぽろぽろと ママの涙 こぼれ落ちた

ボクたちは ぼくたちは 友達になれるかな
違う言葉 ちがう姿 関係ないかな
分けあって わけあって 太陽と月の下
遊べるかな 仲良く

次の日の午後 子ども達はみんな 渡り鳥の家族のもとへ
楽しそうに 嬉しそうに 青空へ飛んでいきました

温かい 暖かい ママの涙 こぼれ落ちた

ボクたちは ぼくたちは 友達になれるはず
違う言葉 ちがう姿 関係ないよね
分けあって わけあって 太陽と月の下
暮らしていこう 仲良く

ボクたちは ぼくたちは 友達になれるよね
違う言葉 ちがう姿 関係ないよね
分けあって わけあって 太陽と月の下
暮らしていこう 仲良く

生きていこう 仲良く
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