春夏秋遠

散々語り合った夢中だった
未来のことを
毎晩笑い合った熱くなった
くだらない話を
数多の夢が支えだった
忘れることなど
鮮やかな春の日々を
交わした日を
約束の夏の日々を
段々語らなくなった忘れちゃった
あの日のことも
毎晩泣きたかった淋しかった
つまらない悲しいよ
数多の夢が灰になった
掴みかけた手を
見送った秋の日々を
逸らした目を
追いかけた遠い日々を
忘れかけた夢を
めくるめく青き日々よ
戻れるものなら
もう一度遠い日々を
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