涙のアーチ

にぎりしめた手をいつものように にぎり返してほしくて
伸びたままの5つの指を 行ったり来たり たたんだ

空の色が何度変わっても あなたの横にいたいから
嘘をついて 眠ったけれど
濡れたまつげのアーチは 下を向きながら震えてる

さようなら また会えるかな
「当たり前だよ」って笑ってほしい
二回目の今日は無いから
どんな想いも 声が枯れるまで伝えよう

うれしいときは頬が赤らんで 怒るとすぐ膨らませる
それがあなたに憧れる理由
出逢ってくれてありがとう あふれた涙に虹がかかる

これから好きになるもの 叶えたいもの
見せられなくても
他の誰より強く
聞こえないエールが届いているから

止まらない時間の中で
これで最後と話しかけながら
汗ばむあつくなる手に
だんだん力をこめて

「さようなら また会えるかな」
約束だよ
時々思い出してね
いつでも 暗い場所には光を
ふたりだから見つけられた日々
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