境界線を引いたのは僕だ

窓の外 ぼんやりと
境界線が滲み出す
柔らかな日常と
孤独で自由な日々
ああ、守るべきひと
愛すべきひと
君は泣いてた
あの時あと1センチ1秒を
超える気持ちがあれば良かった
すごい速さで動いた物語り
君は羽ばたいた

眠るのがいつからか
苦手なんだと気づいた日
夢でさえ泣き顔の
君に背中を向けた
ああ、守り方さえ
愛し方さえ
僕は知らない
境界線を引いたのは僕だ
消してしまう勇気がなかった
ソファーに残る君のぬくもりが
消えていく

あの時あと1センチ1秒を
超える気持ちがあれば良かった 良かった
すごい速さで動いた物語り
君は羽ばたいた

境界線を引いたのは僕だ
×