数寄屋橋エレジー

雨に濡れ雨に濡れ
あの橋に佇ずむ人は 誰を待つ
人は変われども
数寄屋橋の顔は
いつも変わらない

来ぬ人は来ぬ人は
遥かなる旅に立ちしを 君は知らず
夜霧流れても
数寄屋橋の顔は
いつも変らない

風吹けば風吹けば
思い出は 川のネオンにゆらめきて
泣く人もあれど
数寄屋橋の顔は
いつも変らない
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