TOKYO LOVERS

色樋せたボートは
水のスクリーン 滑りだした
真っ青な空と綿雲 波に変えながら

ビルの谷間に小さな 公園があるの
平日なら内緒で キスだってできるの

ゆらゆら 木洩れ陽の中
髪に光の蝶々が跳ねる
ねぇなぜ 私悩んでること
分かってしまうの?
時々 あなたのことが
髭を生やした天使にみえる
ピンチになると いつだってそばに
居てくれるから

恋人の会話が
未来形だけじゃ 疲れるよね
東京で暮らす二人の 大事な約束

頑張りすぎた肩から 力が抜けてく
あなたの瞳(め)に映った 私は猫背でしょ?

ぽろぽろ 見えない涙
こぼれる時は笑ってしまう
ねぇなぜ 人は傷ついてまで
夢に焦がれるの?
時々 あなたのことが
ちょっと太った鏡にみえる
ホントは痩せた 私の心を
ふっくらとさせて

大丈夫...
真夏の風に 抱かれながら
無口な恋は 光をそっと纏う
嘘は どこにもない

ゆらゆら 木洩れ陽の中
髪に光の蝶々が跳ねる
ねぇなぜ 私悩んでること
分かってしまうの?
時々 あなたのことが
髭を生やした天使にみえる
ピンチになると いつだってそばに
居てくれるから
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