雪舞いの宿

船に乗らなきゃ 来れない宿に
あなたを誘った 私です
三ヶ月(みつき)に一度の 逢瀬なら
今夜はやさしく 愛してほしい
胸に甘える… 雪舞いの宿

あれは五箇山(ごかやま) こきりこ節が
聞こえた気がする 湯舟まで
赤々燃えてる いろり火が
情念(いのち)の炎を なおさら燃やす
夢に酔いたい… 雪舞いの宿

雪よ降れ降れ 帰れぬほどに
ふたりを氷柱(こおり)で 閉じ込めて
このままあなたと 別れたら
ひと冬越せない 女のこころ
離れたくない… 雪舞いの宿
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