はらいそ

りんりんと降る雪。
仲良し橋の猫。
街道を急ぐ車の騒音。
ななかまどの赤とコボコボうなる加湿器。
不確かなまま続いてく倖せ。

甘い木蓮のにおいのかえりみちが
たわいない明日の道しるべになればいいのになぁ。

今日からは キミを笑わせる為に唄おう。
手あかにまみれたセリフだけれど大スキです。

季節のさかいめは希望と絶望と群青色と朝ぼらけのマーブル。

二度と上手に唄えなくていいと思う。
ちぎれた声をひとつだけ持ってキミに会いに行く。

今日からは キミを笑わせる為に唄おう。
手あかにまみれたセリフだけれど大スキです。

夏の日射しの中で抱いた草いきれが
たわいない明日の道しるべになればいいのになぁ。

キミを笑わせる為に唄おう。
上手に唄えないけど、それでも
キミを笑わせる為に唄うよ。
手あかにまみれたセリフだけれど
大スキです。

あぁ 笑っていてよ。笑っていてよ。
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