アヘペロっ☆ドリルで掘らせろ膝の裏

人間界にはすでに地底人が紛れ込んでいる
年中短パン履いてる奴と同じくらいの数が
留学は義務なのだ 一定の功績を残さねば
自由に帰ることさえも許されない

マグマのさえずり マントルのせせらぎ
耳を撫でる地響きが心地よすぎて
離れがたいが歩みは止められない
震えを拭え 不安を笑え
必ずや戻るのだ この故郷に

妹の膝の裏を鼻と耳でこすりたいから
妹のドリルで脇の窪み掘られたいから
妹が割った皿の破片で怪我して流れた血を舐めたいから
ペロペロペロペロアヘアヘアヘアヘ

少しでも条件の良い留学地へ進学するのだ (妹の切った爪食べたいから)
睡眠は忘れ1秒でも長く勉学に励む (妹の耳の型取りたいから)
体調など関係ない 指が動く限り続けよう
(妹の裁縫道具で傷を縫いたいから)
集中治療室(ICU)に入っても公式を唱える (妹の筆でヘソ掃除したいから)

別れは近いぞ しかし妹は
思春期のせいかどこか気恥ずかしそうで
「帰ってくるな」なんて皮肉を言う
わかっているぞ 我が妹よ
止むを得ないな こんな困った時は

下の妹にビー玉飲ませては吸い出したいから
下の妹のドリルで腿を削がれたいから
下の妹のシャツを崖に引っ掛け命がけでぶら下がりたい
ビリビリビリビリヒヤヒヤヒヤヒヤ

さすがにヤバイと思ってはいるので
地上ではクール眼鏡で
やっていこうと思います
何卒、宜しくお願いいたします
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