夜汽車は走る

窓にもたれて 振り返り 振り返り
口に出さずに さよなら告げた
切つない別れが いま沁み沁みと
まぶたに熱く ああ よみがえる
夢の中 故郷(ふるさと)へ 夜汽車は走る

くらい海鳴り 子守唄 子守唄
ひとりぐらしの 母ァさん元気か
なぜか気になる もうすぐ会える
高まる思いを ああ かきわけて
なつかし故郷(ふるさと)へ 夜汽車は走る

むねに手を当て 祈るたび 祈るたび
あつい泪が こぼれておちる
まばらな星くず はるかな向う
かた振りながら ああ どこまでも
いま帰える故郷(ふるさと)へ 夜汽車は走る
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