東京の空

風が吹いた時 空を見上げてた
鳥が鳴いた時 すぐに追いかけた

道で死んでいた
ネコを抱き締めて
それでもボクは
泣くことができないよ

何故に雪溶けは
知らずのうちに
この景色に塵を
もどしてしまう

何処に生まれても
誰に生まれても
ボクはここにいる
君はそこにいる

窓に見える空が
海だったら
こんなに意味もなく
切なくなったりしない

窓に見える空が
海だったら
いつも心豊かに
泳いでいれるのに

忘れないでいてよ
生まれたこの国を
忘れないでいてよ

東京の空
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