犬吠埼~おれの故郷~

荒波が打ち寄せる 岬にひとり立ち
あれこれと夢を見た 少年の頃
あれから幾度の春秋(はるあき)が 通り過ぎたけど
犬吠埼よ この俺の
生き様いまも 今も変わらじ

君ヶ浜ハマナスは 今年も咲いてるか
漁師(おとこ)達大漁節 歌っているか
今夜はなぜだか故郷が やけに恋しくて
犬吠埼よ その灯り
届けてほしい 時代(とき)の迷子(まいご)に

年老いた父ひとり 達者でいるのかな
この夏は帰りたい 祭りの頃に
黒生(くろはい) 長崎 海鹿島(あしかじま) 騒ぐ海鳥も
犬吠埼よ もう少し
歩いてみるよ 風に吹かれて
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