秋詠歌『微笑みのなる樹』

季節は廻り 朱に染まる
木々は憂いて

過ぎ行く時を 抱きしめて
やがて実を結ぼう

清らなせせらぎに 委ねましょう
その瞳を閉じて、今

「大丈夫」と言うよ 何度でも
怖れないで 泣かないで

いつか迎える 実りの日に
そっと微笑みましょう

私がいるから
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