1&99

ただ 昼夜を問わず 巡り行く
あちこち 行き交う心 移ろう胸
とめどなく渇く喉

「リアル」 「夢の中」 「そら言」 机上で弄ぶ
「できれば記憶に無い事に」 まんま おままごと
いにしえまで

転んでは 立ち上がり また転ぶ
風が吹いて 砂が舞って 雨が絡み 青を繋ぐ
まるで 繰り返しても身に付かぬ謎を解くまで

猫背のままじゃ見えない世界ってどんなもんかな
「一心不乱」って 消せない切なさのもっと向こうかな
躊躇してる暇もゆとりもないままにやり過ごす
「紙一重」で片付けてく言い訳に

棚に上げた自分 ほっかぶりを決め込む
木を見ず森も見ずに 木の葉の数を数えてく
形振り構わぬ事を強さと履き違えるぐらいなら
喜んで さあ 譲ってく

日が昇り 光放ち 街へ注ぐ
熱は上がり 視界ひらき するや否や 闇へ沈む
まるで 気の利かぬまま 過ぎて行く 流れにのせ

想定外は想定内と 強がるそんな時も
追い風に煽られて うつつを抜かしても
心のどこかではいつも冷めた目で釘を刺す
諸行無常へ絶妙なバランスを

究極のもろさでもって あたって砕けては
思いつく限り 思いの限りを尽くしてく
シャッターチャンスに間に合わない ノロマな分
この心へそのまま直に焼きつけてく

猫背のままじゃ見えない世界ってどんなもんかな
「一心不乱」って 消せない切なさのもっと向こうかな
躊躇してる暇もゆとりもないままにやり過ごす
「紙一重」で片付けてく言い訳に

棚に上げた自分 ほっかぶりを決め込む
木を見ず森も見ずに 木の葉の数を数えてく
形振り構わぬ事を強さと履き違えるぐらいなら
譲ってゆくさ赴くままに
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