細い身体の折れるまで

さむい さむい さむい夜
冷(さ)めた男の こころなら
女の泪(なみだ)じゃ つなげない
せめて最後の 想(おも)い出に
抱いて 抱いて
細い身体(からだ)が 折れるまで

くらい くらい くらい空
どうせこの世は 手さぐりだ
あしたがあろうと なかろうと
今夜の別れに もう一度
抱いて 抱いて
細い身体(からだ)が 折れるまで

にがい にがい にがい酒
好きなあんたに つがれても
最後の酒なら ついほろり
未練ごころと 笑わずに
抱いて 抱いて
細い身体(からだ)が 折れるまで
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