木遣くずし

格子づくりに 御神燈さげて
兄貴ゃ宅(うち)かと 姐御(あねご)に 問(と)えば
兄貴ゃ二階で 木遣りの稽(けい)古
音頭とるのは ありゃ宅の人
エンヤラ エンヤラヤ
エンヤラ ヤレコノセ
サノセ アレワサ エンヤラヤ

火消し稼業(かぎょう)の お前に惚(ほ)れて
ジャン ジャン ジャンと来た 心の火の手
男意気なら まといにかけて
取っておくれよ この消し口を
エンヤラ エンヤラヤ
エンヤラ ヤレコノセ
サノセ アレワサ エンヤラヤ

男嫌いと いわれた身だが
一度惚れたら とことんまでも
燃えてゆきます あたしの心
人が水さしゃ なお熱くなる
エンヤラ エンヤラヤ
エンヤラ ヤレコノセ
サノセ アレワサ エンヤラヤ
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