愛…ふたたび

哀しみは旅路に すてて汽車に乗る
漁火遠くに 揺れる故郷へ
港駅別れの夜に 濡れたま毛げが忘れず
胸にせつなく 胸にせつなく 甦る
あ…夜汽車は
愛をふたたび今帰る

想い出をたどれば 遠いあの頃に
淋しい年月を ひとり耐えさせた
これからは離れた愛を きっと戻すさ幸せを
心せかれて 心せかれて 汽車は行く
あ…汽笛よ
愛をふたたび今帰る

黄昏に岬を 紅く染めながら
入江の灯台 今も変わらない
この町でお前と二人 肩を寄せ会い生きて行く
車窓にいとしい 車窓にいとしい 面影が
あ…逢いたい
愛をふたたび今帰る
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