Hirofumi Hatano作詞の歌詞一覧リスト  33曲中 1-33曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
あなたのなかの忘れた海People In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The BoxPeople In The Box海へいこうよ 今夜 電球の柔らかく照らす 明日じゃもう手後れになる あなたはもう手後れになるから  海へいこうよ 今夜 壁のすぐ向こうさ 温かい毛布もとっくに あなたを温めてはくれない  いつか人は消えるのに あなたはどうやって知るの 不安以外の気持ちを  すべてはつくりものさ、 それでなにがいけないのさ! さあ肩の力抜いて 海へいこうよ って 毎日同じことを唱えて いつかは 海へいこうよ そこで悪夢は終わるよ  風が荒れ狂っている 心臓は鳴るよ 轟々と 胸の痛みは古い友達 これからもどうぞよろしくね  いつか人は消えるのに あなたはどうやって知るの 不安以外の気持ちを  すべてはつくりものさ、 それでもいきていくのさ! さあ肩の力抜いて 海へいこうよ って 毎日同じことを唱えて いつかは 海へいこうよ そこで悪夢は終わるよ  ほんとうのきもちなんて だれも知らないはずさ すべてはつくりものさ なにがいけないのさ!  さあ肩の力抜いて 海へいこうよ って 毎日同じことを唱えて いつかは 海へいこうよ そこで悪夢は終わるよ
あの頃People In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The Box子供は風の子 永遠の休日を 空想より遠い あの海へ あの夏へ 帰るよ  誰もがまともなふりをしている 太陽がうたうから 笑うから  大人は神の子 海にペンを走らせる 息を吹きかけて 揺らせよ 漂うヨット みて  誰もがくるったふりをしている 太陽がうたうから 笑うから  日々が消えるのは こわいから 誰もがまともなふりをしている 誰もがくるったふりをしている 太陽がうたうから 笑うから
あのひとのいうことにはPeople In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The Boxいかれた猛獣使い 噛みつかれたら抱きしめかえすの  この完璧ではない世界で ただひとつ完璧なこと この完璧ではない世界で ただひとつ完璧なこと  嵐の過ぎ去った荒野では いたんだ記憶がさまよっている 傷つくことに夢中だった でもどういうわけか今日も 生きてる  この完璧ではない世界で ただひとつ完璧なこと この完璧ではない世界で ただひとつ完璧なこと  鏡のなかのわたしは あの頃と変わらない姿  いかれた猛獣使い 噛みつかれたら抱きしめかえす 容赦はできないのさ それしかみえない もう期待さえしなくていい これから起こることぜんぶ 息が止まるくらい美しい ひとはそれを 狂気というけど ねぇ、きみはほんとうに知ってた? ねぇ、きみはほんとうに知ってた? この完璧ではない世界で 人生って一度しかないこと
People In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The Box蒸気のなかから もてあましている指をのばして 星座をほどけ 食卓ぜんぶ 星で汚せ  馬を駆る夢をみた  砂漠を散らせ 食卓ぜんぶ 砂で汚せ  馬を駆る夢をみた  赤い馬を放て 赤い馬を駆れよ ハイヨー ハイヨー 赤い馬を駆れよ  蒸気のなかから もてあましている指をのばして 言葉をほどけ 食卓ぜんぶ 声で汚せ  馬を駆る夢をみた  赤い馬を放て 赤い馬を駆れよ ハイヨー ハイヨー 赤い馬を放て 赤い馬を駆れよ ハイヨー ハイヨー 赤い馬を駆れよ  勇敢な馬よ 芯へと走れ 筒を抜けて 核へと走れ 管を抜け
映画綺譚People In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The BoxPeople In The Boxホテルのロビーで瞬くシャンデリア 鍵を受けとって 屋上にドアを放つ  1000機のカメラが浮かび ぼくらを視ている 赤い目の御加護が 今夜 ありますように  映画を撮るのさ 美しく燃える町の姿 映画になるのさ 勇敢な僕らの行いが  夜を見晴らせ レンズをのぞいて 近くのトラジディも離れればコメディー  導かれたぼくら合図を待っている 至高の芸術 プロペラの風が吹く  映画を撮るのさ 美しく燃える街の姿 映画になるのさ 勇敢な僕らの行いが  決して怖れることはない 墜ちゆくミカエルもミサイルも 火の粉がかかるはずなんてない だってそれは VTR VTR  監督は誰だ 現場には姿は見あたらない 賛美歌のような眼差しを 背中に浴びながら  決して怖れることはない 墜ちゆくミカエルもミサイルも 火の粉がかかるはずなんてない だってそれは VTR VTR
おいでよPeople In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The Box重い荷物かかえて帰る  ぼくはゆうれい そばにいたいよ  ぼくのゆうれい そばにおいでよ  青い窓に白い空  ぼくはゆうれい そばにいたいよ  ぼくのゆうれい そばにおいでよ
People In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The Boxピエロが千人 七色 とび散る影  挨拶を交わしてあたりを見渡せば ひと足遅かった すでに誰もが別人  ピエロが千人 七色 とび散る影  タイガの果てまで 冷たい青の向こうへ 朝と夜の境を汗で溶かしていけ 春が夏を捜している 乗り物を乗り継ぎ続け  ピエロが千人 七色 とび散る影 七色に 影もかたちもちぎれそうだよ  爛々 爛々 光る頭のなか 映画みたいで そうではない 夏の青い日、は ポケットのなかに隠していけよ  鶯も百舌も雲雀も くちばしを広げた ピアノ線に挟まれ 餌付けを待っている 味わいたいものを味わうがいいよ  ピエロは肉を食べる 知性は口をつぐむ ピエロは肉を食べる 知性は口をつぐむ  爛々 爛々 光る頭のなか 映画みたいで そうではない 夏の青い日、は ポケットのなかに隠していけよ  ピエロが千人 七色 とび散る影
風が吹いたらPeople In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The Box風が吹いたらぼくは行くよ つぎの路地まで 決して嘘つきなんかじゃないよ いつか信じてくれるかな  にぎやかな通りでも 人影はないさ 隠れた人々 合図ひとつで 溢れる顔 迎える声  風が吹いたらぼくは行くよ つぎの路地まで きみは嘘つきなんかじゃないよ みんな信じてくれるかな  灯り消してぼくを待つ この部屋を飾って 楽しい衣装でクラッカー構え そうこうしているうちに 10年たった  街はいたずらがとても好きだ 笑みをころして きみに居留守を決めこんでいる ずっと前から  風が吹いたらぼくは行くよ きみを迎えに 誰も嘘つきなんかじゃないよ いつか信じてくれるかな  みんなここへおいで すべておいておいで  みんなここへおいで すべておいておいで
かみさまPeople In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The Boxかみさまはいつだって優しい嘘をつく きみの顔を覚えているだとか きみは大丈夫だとか 困り顔で 予行演習を上から 眺めてるんだろうな  おはよう おはよう 今日はいい天気だよ 1日頑張ってね いってらっしゃい おはよう おはよう 美味しい夕食つくって待っているから いってらっしゃい  かみさまはいつだって優しい嘘をつく きみが隠れてやっていること お見通しだというのに 明日も平和で 笑えること この世界に誰が幕を引くというの?  おはよう おはよう 今日はいい天気だよ 1日頑張ってね いってらっしゃい おはよう おはよう 美味しい夕食つくって待っているから いってらっしゃい  いってらっしゃい、みてらっしゃい かみさまだけが嘘をつく  かみさまはいつだって優しい嘘をつく きみは特に優れているとか きみは報われるだとか 手を伸ばしても空を切る 滑稽な鳥の墜落をみてた  おはよう おはよう 今日はいい天気だよ 1日頑張ってね いってらっしゃい おはよう おはよう 美味しい夕食つくって待っているから  いってらっしゃい、みてらっしゃい かみさまだけが嘘をつく いってらっしゃい、みてらっしゃい かみさまだけが嘘をつく いってらっしゃい、みてらっしゃい かみさまだけが嘘をつく  いってらっしゃい
眼球都市People In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The Box点/線/矩形/曲線 フェイズ/トレース/彩色/カレイドスコープ  巨大なステップ踊るコルトレーン 描くトライアングル 山手線 東京 乗るトレイン 円なぞれば  天気と同じ気分で パレードはたしかエレクトリカル 機嫌は記号次第で 心は愛しいフラクタル  ノイローゼ/治療/処方 オレンジ/空はシアニド  背骨は S字 とんがり帽子 目は逆さ十字 ねじの回転 そう、きみは異分子 ワッチングユー  電気と同じ気分で 調子の波はパラメトリカル 紀元は記号次第で テーブルマナーはシアトリカル  燃えるまぶたから垂らす万国旗 ひきずり出したら挨拶するのさ ヘイ、ベイブ  ぼくのハートは幾何学模様  天気と同じ気分で パレードはたしかエレクトリカル 機嫌は記号次第で 心は愛しいフラクタル  きみに視えるかな ぼくのハートは幾何学模様 きみに視えるかな ぼくのハートは幾何学模様  視力 1000.0 ワッチングユー/ワッチングミー
机上の空軍People In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The BoxPeople In The Box砂と人の行く果ては 風に訊くしかない 1000年前の声を聴くが 話す言葉がわからない  ほんとうのこと教えてと 口癖かのように 望むというのならここへ 入っておいで できるだけ密かにそして大胆に  例えていうならば 宇宙より広いプラネタリウム 例えていうならば 意味より分厚いディクショナリー  もめごとはテントの外で  ジョークを履き違えて 街路が曲がっていく 笑いが止まらない 笑いが止まらない すでにほとんどは起こってしまったというので  例えていうならば 宇宙より広いプラネタリウム 例えていうならば 意味より分厚いディクショナリー 机上の空軍あらわる  サーカス団はじっと固まっている もめごとはテントの外で  砂と人の行く果ては あと10秒しかない
季節の子供People In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The BoxPeople In The Box顔を上げて見渡せば 季節が変わる匂いがした 金色の塵が頬をかすめる 思い出すのはなに  まんまるい目をした 跳ねる影ひとつ ふきのとう芽が出たのを見つけて 声を上げた  あれからいくつの夢をなくした ここは安全だよ 帰っておいで  ひとはもう変われないというなら ぼくはまだここにいるよ 春がきて 花が降れば みるまに 季節の子供は溢れだした  冬を経た木々が空へ突き刺さっている 街中歩きまわれば誰かひとりにでもあえるかな  もう悲鳴のような 遠くの大きな機械の音は聴こえない  オレンジとレモンとリンゴの木 風が吹いてベルが鳴る 足を一斉に踏み鳴らす お祭りの日  ひとはもう変われないというなら ぼくはまだここにいるよ 春がきて 花が降れば みるまに 季節の子供が溢れだして きみを笑う
逆光People In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The BoxPeople In The Box馬車が駆け抜ける 世界の真ん中へ バックファイア噴かして 雲の柱の隙間 くぐり抜ける 細胞の速さで  獣の瞳で 照射せよ  20世紀 きみの愛した 20世紀 葬られた 残された欲望は人の、ではない  馬車が駆け抜ける 世界の真ん中へ バックファイア噴かして 空白の万博へ 集結していくさ 腹は満たして  獣の瞳で 放射せよ  21st あたまのなかの 21st 目映い世界で きみがいる戦場は誰も死なない  きみは知らない  鈍感で神経質な 女王閣下に敬礼を あの日ニーチェは馬のそば 見開いた穴になにをみたのか 光の中になにがあるのか  20世紀 きみの愛した 20世紀 葬られた 残された欲望は人の、ではない  あたまのなかの 21st 目映い世界で きみがいる戦場は 眩しすぎて なにもみえない
さまようPeople In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The Box出口のない世界を 泳ぐ魚 ミッドナイト 川沿い染まった 星座と提灯  歩きなれた道路が 柔らかく牙を剥く いつだって同じさ 痛みさえどこかよそよそしい  少女は理由もなく街をさまよう 少年は後ろ姿を見失う  きみは暗闇のなかにいて そろそろ目がなれてきたころさ いちばん似合う服を着て どうか出ておいで 話があるよ  外れない仮面を 素顔というなら コンクリート 雨粒の模様は 深夜の句読点  少女は理由もなく街をさまよう 少年は後ろ姿を見失う  きみにわからないはずはない 利用された誰かの孤独を 理由に惑わされていても 彼女を守るのはきみだけの使命  きみは暗闇のなかにいて そろそろ目がなれてきたころさ いちばん似合う服を着て どうか出ておいで 話があるよ  壊れた傘 投げだして 雨のなかひとが踊るよ 濡れて隠れた泣き顔も きみの知らない陸つづきの素顔  少女は理由もなく街をさまよう
聖者たちPeople In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The BoxPeople In The Box街は眠れど 建物はずっと建設中さ 都市計画遂行中 噛み合う蛇 モーフィングした環状線 エンドルフィン煽って いけよゴーゴーゴー 夜の空に上昇する魂 行進と信仰は常軌を逸したクイズのようだ  クイズのようだ  まだ空っぽな明日は 限りなく黒に近いグレイ なにかにもなれずに 限りなく黒に近いグレイ  中東でもインドでもアフリカでも 放送する象徴は当然に超高層 今日という日は満ちゆく水位 空っぽな明日に尻尾をまいて 優しさを競う 巨大な空気清浄機 この手のゲームには親の同伴が必要だ 勝算もなく賭けに出たクイズのようだ  クイズのようだ  まだ空っぽな明日は 限りなく黒に近いグレイ なにかにもなれずに 限りなく黒に近いグレイ  ああ 今夜 きみが欲しいのさ 聖者たち ああ 終わり告げて欲しいのさ 聖者たち ああ 今夜 きみが欲しいのさ  クイズのようだ  まだ空っぽな明日は 限りなく黒に近いグレイ なにかにもなれずに 限りなく黒に近いグレイ  ああ 今夜 きみが欲しいのさ 聖者たち ああ 終わり告げて欲しいのさ 聖者たち  聖者たち
世界陸上People In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The Box興奮と怒号の渦まくあの金融街 今日も手を休めず  わかってる 世界が手招く熱狂をあなたにあげるよ 遺伝子は嘘をつかない  収縮している瞳孔の揺らめき 空へ銃口から空砲の火煙  わかってる 世界が手招く熱狂をあなたにあげるよ 遺伝子は嘘をつかない  臆病な僕たちは 生まれたときから 勝ち続けなければいけない 細胞  TV みとれている隙に 理性へと忍び寄るリミット  臆病な僕たちは 生まれたときから 勝ち続けなければいけない 細胞
セラミック・ユースPeople In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The BoxPeople In The Boxあくびをひとつ 遠くの煙突へと 青く開いた 朝の空へと やかんを火にかけながら 昨日は何をしていたっけ ラジオの音が途切れ よこ切る大きな機体が 横顔に影を落とした  パイロット、標的へと高度を下げろ  きみがうまれて最初にしたこと それから毎日続けたこと  佇む小屋の 乾いたそのなかは 幽閉された 雨の国だよ 青い窓を隔てて ずぶ濡れで踊った レコードの針をあげて 傷ついた陶器の手から 音楽が流れる  きみがうまれて最初にしたこと それから毎日続けたこと きみがうまれて最初にしたこと 受話器を置いて最後にしたこと  パイロット、標的へと高度を下げろ
空は機械仕掛けPeople In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The BoxPeople In The Box大きな音が聴こえた 灼けるように暑い日で 湯気のように漂う人たち 口笛 吹き荒れている 空は機械じかけ  事のはじまりを告げる 遠くでいななく銃声 半導体は死んでいるけれど テレビは生きているのさ のぞき込んでごらん  優しい軍隊が制圧していく ぼくのからだを 決して悪い気分はしない 逆らう理由を奪うあの言葉 うるさい人々 孤独を脅かす  唱えて 好きな言葉を 唱えて 好きな言葉を 唱えて 好きな言葉を 空は機械じかけ  さしだされた手を振りほどくたびに こころの奥でごめんねと小さくつぶやく そんな瞬間もやがて 薄れていくだろう それを果たして強さといえるかな  「絶対そうだ」っていってくれたら 今すぐにでもぼくは駆けだすよ きみを根拠に生きていくから ぼくは強くなれるかな  何が起こったって平気? ぼくは強くなれたかな 何が起こったって平気? ぼくは強くなれたかな
People In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The Boxきみが息を吸うときにぼくが吐くよ ふたりは一対の呼吸 だから夜に見る夢は違うけれど 朝には 未来に 溶けるのさ  それはいつだって扉から出入りはしない ノックもせずに窓からやってくるのさ 今日も誰かを蝕む悲しみを ひとは食べておとなになる  おお  ぼくの話す言葉は同じだけど こころがわからなくなったよ 通じ合わない言葉に意味は無いね やめよう ドライフラワーに水をあげるのは  おお  甘いお菓子でみんな逆上せあがってしまったんだ あの口調にはなにかおかしいところがあった たとえ優しさに返答は無くても 胸をはれよ  雲のない夜にきみは駆け出していく 苦しみから解き放たれて 月が欠けていく もうすぐ姿をなくす でもみえるよ 寝息にあわせ揺れる  それはいつだって扉から出入りはしない ノックもせずに窓からやってくるのさ 今日も誰かを蝕む悲しみを きみはのみこんだ のみこんだ のみこんだ おおきなくちをあけて おおきなくちをあけて おおきなくちをあけて のみこんだ  おお
手紙People In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The Box聴こえるかい? 葉っぱを光がつらぬくよ 聴こえるかい? 地中深く伸びる根の音  樹々の隙間を 草がもらす泡がのぼる  聴こえるかい? 虫の背中 焦がす陽の音 聴こえるかい? ドアからとびだす子供たち  竦むきみを 駅のホーム 風が連れ去る 晴れた日に  それはそれは昔のお話 きみはいつしか変わってしまった ひとは居場所を離れていく 音楽が手を離れていくように  手紙が降ってくるよ はらり はらり 空から 手紙は降り積もるよ きみは気づいていないけど  聴こえるかい 人波で倒れこむきみを 聴こえるかい あれは演技だと誰かがいった  膝をついた 横断歩道 風が連れ去る 晴れた日に  それはそれは同じお話 きみはちっとも変われなかった ひとが居場所を守っている 音楽が手のなかで光るように  手紙が降ってくるよ はらり はらり 空から 手紙は降り積もるよ きみは気づいていないけど
天国のアクシデントPeople In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The BoxPeople In The Boxそれはラジオの合図だった 花が降り 空を飾る 森の深くにサイレンを聴く 子守唄のように  耳をそばだてて聴きたい声を焦がれても 今日は予想もつかないニュースがきみに訪れる  黒く深く速いそいつは ぶっとばすのさ 天国のアクシデント 黒く深く速いそいつは ぶっとばすのさ 天国のアクシデント もう二度とこんな日は くるはずはないだろう 人々が口々にいった  花を手向けるよ 未開封の知らせへと 胸が痛むのは ぼくは今日も笑うから  免れた災いをきみが数に入れてくれたらいいのに ぼくにとっては初めての叫んだほどの美しさ  黒く深く速いそいつは ぶっとばすのさ 天国のアクシデント 黒く深く速いそいつは ぶっとばすのさ 天国のアクシデント
デヴィルズ&モンキーズPeople In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The Boxジェームスディーンにマリリンモンロー 政治家も吸血鬼も 鳥を帯びた木のそばを ありふれた都市に変える 警察、ジャンキー、アナーキスト 野次馬も哲学者も テレビのように七色の光の大通りへ  なにもかも忘れさせて 踊る ヒッピーヒッピーシェイク パレードにぼくも連れ出して ねえベイビー 悪魔が去るまで  パンと見世物、ワインとタバコ ビジネスに長けた子供 探偵、ヤンキー、ジャーナリスト 放たれた野犬たちも 電磁波が四方飛び交うどよめく大通りへ  なにもかも忘れさせて 踊る ヒッピーヒッピーシェイク パレードにぼくも連れ出して ねえベイビー 悪魔が去るまで  ジェームスディーンにマリリンモンロー -FOR SALE 政治家も吸血鬼も -FOR SALE 警察、ジャンキー、アナーキスト -FOR SALE 野次馬も哲学者も -FOR SALE パンと見世物、ワインとタバコ -FOR SALE ビジネスに長けた子供 -FOR SALE 探偵、ヤンキー、ジャーナリスト -FOR SALE 僕らを目醒めさす眩しい朝 -NOT FOR SALE  なにもかも忘れさせて 踊る ヒッピーヒッピーシェイク パレードにぼくも連れ出して ねえベイビー 記憶に逆らって踊る 絵具が溶け合ったように あくまがさるまで  ごらんよ 空き物件の屋上からの一面の炎  ほらごらん、歴史は栄えあるハロウィン 終わりなきトリックオアトリート さよなら、ハロウィン  ほらごらん、歴史は耽美なハリウッド 終わりなきサンセットストリップ さよなら、ハロウィン
動物になりたいPeople In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The Box目にもとまらない速さで処理されていく風景を 銀行のソファで眺める 西陽射す午後3時 スキャンした馬の走りで駆けていく 雪の道を 受け取った封筒 空へ広げた大きな口が僕を呼ぶ ああ嫌になるよ  言葉をすててしまいたい どきどきしているだけの食いしんぼうな生き物 動物になりたい  壊れない電話はこの世にはないのなら せめて壊れない家具が欲しい ほかに叶うことがあればそれくらいかな ああ嫌になるよ  言葉をすててしまいたい どきどきしているだけの食いしんぼうな生き物 動物になりたい  日々 ささやかな工夫を凝らして 過ごして 胸の痛みはそのままに 柔らかな舌が共有するけど 誰にでも起こる事故でしかないだろうから  言葉をすててしまいたい どきどきしているだけの食いしんぼうな生き物 動物になりたい  木々が枯れた冬でもふかふかしているだけ かつてはあの子も人間だった  ほおばるビスケット 足りないアルファベット 親切さにはかなわないアルファベット ほおばるビスケット 足りないアルファベット 親切さにはかなわないアルファベット
泥棒People In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The Boxディスプレイのまわりに花を供える 塩素の匂いで虫もこない いるようでいないようなものでもあてにするんだな? いいんだな?  顔を見せない それも正義だ 石器時代から決まってる 内容のあるようでないようなものでもいいんだというんだな?  アマゾン行きのボートがでるぞ とっくに乗組員オーバー  退屈ちゃんと嫉妬は友達 退屈ちゃんとストレスはなかよし 退屈ちゃんと嫉妬は友達 退屈ちゃんとストレスの記念写真  おててをつないで一緒に渡ればいいんだというんだな?  プランに加入しないとおいてくぞ 書類にサインしないとおいてくぞ  責任くんたち格好いいな 責任くんたちやたら強いな 責任くんたち格好いいな 責任くんたちやたら強いな  加害者の世界の中心で発足する被害者の会  被害者の世界の中心で発足する加害者の会  責任くんたち格好いいな 責任くんたちやたら強いな 責任くんたち格好いいな 責任くんたちやたら強いな 退屈ちゃんと嫉妬は友達 退屈ちゃんとストレスはなかよし 退屈ちゃんと嫉妬は友達 退屈ちゃんとストレスの記念写真
People In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The Boxここは失われた未来を映す網膜 時間に運ばれた砂にまみれたキッチン 一億年前に墜ちた柔いヘリコプター たった一滴の水で 今日が動くよ  色彩よみがえれ  プールに散らばり浮かぶ 子供たち 赤、白、黄色 靴のなか びしょぬれさ 真っ青な風 渦を巻く 乱れたノート なぐる文字 呼び鈴は誰も出ない 手のひらに入道雲 風景はそこでおわり  灯りがついたのさ 空っぽの面会室に チェスボードはまるで古代の遺跡みたい 勝負の途中消えた声はどこへいった? たった一滴の水で 景色が変わるよ  ざわめきよみがえれ  プールに散らばり浮かぶ 子供たち 赤、白、黄色 靴のなか びしょぬれさ 真っ青な風 渦を巻く 乱れたノート なぐる文字 呼び鈴は誰も出ない 手のひらに入道雲 風景はそこでおわり  青年がつばを吐き 老人が腰を曲げ 女は占いに夢中 黄昏は金色に 風鈴がひとつ鳴る 涙のなかからならみえる 未来を失う未来も 来ることを忘れないでね
翻訳機People In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The Boxぼくはきみの翻訳機になって 世界を飛びまわってみたい 高い空を斧でまっぷたつに 箱のなか震える心臓  カーテン揺れる 踊る光  ぼくはきみの気高さを掲げ 恥じ入る彼らを見てみたい どこにだって友達はいるよ 誰もぼくらを知らないけど  あのひとごみのなかから きみのうまれた街を繋ぐ 歌を誰が歌うのさ 静けさが息を荒げる 電話の向こうで  世界中によくある話は 剥製のように呼吸がない かつてきみは愛した機械で 命を吹き込もうとしたけれど  誰も耳を貸しはしない  あのひとごみのなかから きみの育った街を繋ぐ 歌を誰が歌うのさ それはもうすでにそこにあるよ  きみはどこへ行ったの 言葉だけ残して きみはどこへ消えたの 風だけおこして きみはどこへ行ったの  あのひとごみのなかから きみはうまれた街を失う 歌を誰が歌うのさ 静けさが息を荒げる あのひとごみのなかから きみのうまれた街を繋ぐ 歌をぼくが歌うのさ 双眼鏡をのぞいたなら きみはそこにいる  ぼくが飛ばす飛行機のなか 横たわるきみの席はファーストクラス 燃料は楽しかったこと 悲しかったことのせめぎ合い 悲しみには終わりがないね 終わりがないのは悲しいからね ぼくはきみの翻訳機になって 世界を飛びまわってみたい 悲しいね 悲しいね 悲しいね ときどき 楽しいね
ぼくは正気People In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The Box完璧な一日に追いついてしまったら 太陽に焦がされてとりみだしてしまうかな  目蓋を降ろすと消えゆくものたち それから ようやく息づくものたち 真昼でも暗い森のなか散策するたびに もう二度とは取り戻せないぼくに会うのさ ばいばいかわいかったうない  ある日、急に音楽が鳴り止んでしまっても 人がみんないなくなってしまった 今となっては  みつけて、 こわして、 なくして、 さがして、 あまえて、 だまって、 悼んでいたので 安い狂気に甘んじていかれたふりするたびに きみは深い暗い森へと踏みわけいっていく こわくない深い暗い森のなか ばいばいかわいかったうない
町APeople In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The Boxここは天国ではない まして楽園でもない でもだからといって地獄ですらない 夜が去った後には 夜がやって来るだけ その緩衝地帯、休憩所ってとこかな ここは天国ではない ただのわが町  巨大なショッピングモール、レストラン、図書館、うどん屋、書店 パン屋、団地、花屋に、ラーメン屋、神社、寺院、中古車センター 陽の射す部屋  差しあたっては奇跡には用はない アイムハッピー、ゴー、ラッキー  羽根を焦がす太陽 町を匿う毛布 人は弱い生き物 死者は強い生き物 秤はこわれて子供時代に戻ったみたいだ  田畑に、家電量販店、郵便局、有料道路 病院に、町役場、プレハブ、コンビニ、学校、ホームセンター 陽の射す部屋から  巨大なショッピングモール、レストラン、図書館、うどん屋、書店 パン屋、団地、花屋に、ラーメン屋、神社、寺院、中古車センター 陽の射す部屋 田畑に、家電量販店、郵便局、有料道路 病院に、町役場、プレハブ、コンビニ、学校、ホームセンター 陽の射す部屋  差しあたっては奇跡には用はない アイムハッピー、ゴー、ラッキー  どうかぼくを放っておいてちょうだい どうかひとりにしておいてちょうだい 静かに迫る夜に備えて 昼寝にするつもり そうさ、愚かなふりをするほど ぼくは愚かではないのさ 愚かなふりをするほどには
報いの一日People In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The Box夜を粉々に壊したら 空が真っ青に腫れた どこへいった楽しいひと どこへいった優しかったあのひと 騒ぎのあとで  たちはだかる壁 清潔で広大な 思い描く野生 隔てた向こうで 鍵の束 ためしてる音 ひとつずつ ジャラリジャラリ 春が孵化し夏になっても 扉が開く気配はない  報じられる沈黙はないさ 二日酔いの世界 吐けば楽になるの すぐに 吐けば楽になるさ でも 吐いた後に残るものは  翌日にきみは仕事を探した ぼくは永遠の休暇に入った 高い壁に絵を描いてる 実物大の都市の絵を あの過ごした白いアパートも 扉が開く気配はない  僕らすでに知っているかも たぶんすでにわかっているよ  晴れた日には一瞬だけ 空が息を呑み 凪ぐ なにがなんでも散歩へ行こう ちょいとそこまで ぶらり
無限会社People In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The Boxひっくり返してぶちまける箱いっぱいのキャンディー リスク、見返りも顧みず遊ぶサルヴァドール・ダリ ガラス窓越しぬりたくるカラフルな雨 インフォメーション 高層ビル走る馬 アドレナリン脈打つネオン  わたが飛び出てびっくり つまり照準ぴったり わたが飛び出てびっくり つまり照準ぴったり  イリュージョン ダンスはワンツースリー ミスユーモア、乱数はトンツーでお告げ タランチュラ ダクトへ ダクトへ  ようこそ間違いの国へ  蓋が外れてばっかり 中身まる見えがっかり 蓋が外れてばっかり 中身まる見えがっかり  イリュージョン ダンスはワンツースリー ミスユーモア、乱数はトンツーでお告げ  ようこそ間違いの国へ  虹も絵画も新聞も 紛いもの  機械のタランチュラ ダクトへ ダクトへ 産業スパイ 向かうはファクトリー イリュージョン 実体のない積み木遊び イリュージョン 欲望の積み木遊び  ようこそ間違いの国へ  虹も絵画も新聞も 紛いもの  虹も絵画も新聞も 紛いもの
もう大丈夫People In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The Box知っているよ 知っているよ きみはいま大丈夫じゃない じぶんでいうから なおさら なおさら  知っているよ 知っているよ きみはいま大丈夫じゃない 笑顔でいるから なおさら なおさら  もう大丈夫さ もう大丈夫さ もう大丈夫 もう大丈夫さ  知っているよ 知っているよ きみはいま大丈夫じゃない じぶんでいうから なおさら なおさら  もう大丈夫さ もう大丈夫さ もう大丈夫 もう大丈夫さ  こころと顔は離ればなれ 思い出はきみを変えていくよ 束の間の連続にしたって 痛いの痛いの飛んでいかない まとわりつく かわるがわる ぞっとする空虚 身にまとって 楽しくもなく笑うきみは 氷のように美しい  もう大丈夫さ もう大丈夫さ もう大丈夫 もう大丈夫さ  なにがあのひとにおこったんだと みんなが首を傾げている なにひとつおこっていないよ ただ生きているだけ 電話くれてありがとう 心配なんかしてくれて すべて見透かし笑うきみは 氷のように美しい  もう大丈夫さ もう大丈夫さ もう大丈夫 もう大丈夫さ
夜戦People In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The Boxきみはまだ起きてる 空に目凝らして 壁のように分厚い雲 浮き足立ってしまって 窓をとびだして 雨樋をつたって 裸足でいく 足首に絡まる濡れた草の匂い 風が止んだら いっせいに揺れるブランコ  水滴に映る季節の走馬灯 忘れたこと 思いだせないこと まだここにいること 山の斜面 勢いづいた子供達を 風が追い越したら  夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと 夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと 夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと墜ちていく  昨夜未明 壁のように分厚い雲に覆われた夜空を 無数の光が横切っていった あるものはそれを隕石だといったが 町の周囲にも山にも海にも落下物はおろか その痕跡すらみあたらなかった  画面のなか 神が手にした松明 暗視スコープ 緑色に揺らめいている 画面のなか 神が手にした松明 暗視スコープ 緑色に揺らめいている  夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと もうまにあわないかもしれない 夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと墜ちていく
野蛮へPeople In The BoxPeople In The BoxHirofumi HatanoPeople In The BoxPeople In The Box親愛なる知的な人々 野蛮へと逆行していく  眠れ 今夜までは よい夢をね、四足歩行の 眠れ 今夜までは 静かに門が開くまで  勇敢なる我が戦士たちよ 戦いに備えて眠りたまえ  高い壁の向こうの街 きみが初めて向かう街 高い壁の向こうの街 映画のなかにでてきた街  眠れ 今夜までは よい夢をね、四足歩行の 眠れ 今夜までは 静かに門が開くまで
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