浅井さやか作詞の歌詞一覧リスト 27曲中 1-27曲を表示
| 曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
|---|---|---|---|---|---|
| 落ちこぼれの男1 | 和泉守兼定・瑣吉・謎の男 | 浅井さやか | YOSHIZUMI | YOSHIZUMI | 「『ある処に男あり。その男、生まれは八丁堀』」 「『優秀な兄共とは異なり、 何事においても才徳を持ち合わせていない落伍者であった。 出来損ないの邪魔者と、容赦のない誹(そし)りに心身を蝕まれる幼少期。 その様、地を這う虫が如く』」 知ってるか? 存在は客観なんだ 見ようとしてくれなきゃ 俺は そこにいない …存在しない(いない)んだ 自然 視線は下を向き 地面を這う虫ばかりを追う うちに 不意に 手にした木の棒で 土を刈り 一本棒を描(えが)き 円(まる)を描(えが)き 反芻し いつしかそれは絵となった 「『幾ばくかの時が流れたあるみぎり…』」 「通りすがりの爺さんがふと声をかけてきた。 『お、うめえじゃねえか。 おまえさん絵描きになれるんじゃねえかあ?』 ……かすっかすのしゃがれた声で言ったんだ。 俺は泣いたよ。 涙がこぼれたわけじゃねえ。 でも確かに泣いて叫んだんだ。」 「これだ」って…… 腹が減れば泣き 眠たければ愚図る赤子のように ただ絵を描きたいという欲が 男の中に芽生えた 生まれて初めての欲求だった 「『絵を通じて、自分という存在を見てくれる。 そのことが希望だった…』」 赤子はいつしか知る 己に手があること その手を伸ばせば 欲しいものに手が届くこと 「俺の絵を、欲しい人がいる…!?」 赤子はいつしか知る 認められる喜びを 一度知ったら 知ったら もっと もっと… もっともっと… 「『その筆は男の手に吸い付くようにあった。』」 奇怪千万 思うがままに筆が踊り 次から次へ 紙から紙へ 筆を付いたところから絵が沸き出ずる その絵に江戸中の人々が群がっ…! 「なんだ…?!」 「筆が動かない…?」 「『江戸中の人々が群がっ』……!」 「……」 「!」 「……!」 筆を付いたところから絵が沸き出ずる… 「『だが、男の絵は大した評判にはならなかった』」 「誰も俺を見てくれねえ…」 「……いや…違う… わたしが書きたいのは…」 「けっ! 流行(はやり)の絵のどこがいいんだ。綺麗なだけじゃねえか。 俺の絵には魂がある! それに見向きもしねえで、 あんな薄っぺらい絵がもてはやされてるようじゃ世も末だな。 ……あー胸くそ悪ぃ…」 燻った火から吐き出される黒い煙が 瞬く間に男の心魂(こころだましい)を覆い尽くしてゆく まるで自分自身が煤けたような心地になり |
| 江戸の風 | 和泉守兼定・堀川国広 | 浅井さやか | YUKO・油井誠志 | 浦木裕太 | 行き交い 賑わい 日本橋 袖振り合えば 煽(あお)ち風 頬を撫でゆく 江戸の風 気風(きっぷ) 旋風 十八大通(じゅうはちだいつう) 色も香をも知る人ぞ知る 頬を掠める 粋(いき)な風 季節の音に 耳澄ませ 流るる風に 身を任せ 時化(しけ)たら団扇(うちわ)で 風おこし 八百八町 練り歩き 飛び交うは 噂 掛け声 焦がれるは 鳴かぬ蛍 川面を渡る 江戸の風 袂を揺らす 粋(いき)な風 彩るは 茶と鼠 決め込むは 洒落と乙 頬を撫でゆく 江戸の風 頬を掠める 粋(いき)な風 |
| 影ひとつ | 和泉守兼定 堀川国広 山姥切国広 | 浅井さやか | 和田俊輔 | 和田俊輔 | 伸びる影 ひとつ 月明り うつす刀 「…はあっ!」 与えられた肉体 与えられた役割 強く強く在りたいと願う 「よお。 精が出るな。 相手してやろうか」 「……」 「よおし、んじゃあ、行くぜ」 「……へえ」 「なんだ」 「いい目するじゃねえか」 「……三日月宗近にも言われた」 「……俺は何も見えていなかった」 「ほう」 「いつの間にか背中を叩かれていた」 「いつの間にかじゃねえよ。 うちの本丸にはうちの本丸の歴史がしっかりあんだろ」 「……そうだな」 歩んできた道のり 抱えてきた悲しみ 強く強く在ってこそすべて 「自分から目を逸らしてきたんだろ。 見えねえんだったら、それ、脱ぐしかねえだろうよ」 「来い」 伸びる影 ふたつ 超えたい壁 交える刀 |
| 影みっつ | 和泉守兼定 堀川国広 山姥切国広 | 浅井さやか | 和田俊輔 | 和田俊輔 | 伸びる影 みっつ 肩並べ 交わす言葉 訪れたこの時代 触れた心と思い 強く 強く 生き抜く鮮やかさ |
| 生きて 生かされる | 和泉守兼定・堀川国広・山姥切国広・蔦屋重三郎 | 浅井さやか | 和田俊輔 | 和田俊輔 | 一時(いっとき)の現(うつつ) 一炊の夢 鮮やかな生き様 ここにある パラダイス 無様な生き方はご免だと 高らかに謳い 乱れ舞う 咲き誇り 散るために 人生とは 悟るには短し 憂うには長し 生きて 生かされる 猫も杓子も 生きて 生かされる 誰も彼も 生きて 生かされる 右も左も 生きて 生かされる いつの時代も |
| 江戸っ子謳歌ED | 和泉守兼定・堀川国広・山姥切国広・蔦屋重三郎・喜多川歌麿・瑣吉・謎の男・庶民たち | 浅井さやか | 和田俊輔 | 和田俊輔 | ハッ! ハッ! あソレソレソレソレ ハッ! ハッ! ハッ! 人生何年 五十年 この世は憂き世 根無し草 華は華らしく 艶(あで)やかに 江戸の町に サア 咲き誇れ 「今日も江戸は元気だねえ」 「一体、あいつらは何だったんだい。…… ま、何でもいいか。 …おお、達者でな」 「……」 「つーたやー……!」 夜明け前のひととき 目覚めの予感がする 花開く前の蕾 きっと美しい花が咲く 破っても 燃えても 枯れても 終わりじゃない 大河を流れてきた種 芽吹いて また 流れゆく 「随分楽しそうに描くな。 よーっし、次はおめえさんの役者絵で勝負賭けるぜ」 「おう。 どーんと一発かましてやるぜ」 「で? 名前はなんとするかねえ」 「写すのを楽しむで写楽。 …どうだい?」 「おお! いいじゃねえか」 生きて 生かされる 猫も杓子も 生きて 生かされる 誰も彼も 生きて 生かされる 右も左も 生きて 生かされる いつの時代も ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!ハッ! あ ソレソレソレソレ いき いきいき 生きて てやんでえ しゃれ しゃれしゃれ 洒落て べらんめえ だれかれ 構わず あたぼうよ ソレッ オチを忘れちゃ おしまいさ ハッ ハッ ハッ! ハッ ハッ ハッ ハッ てやんでえ ハッ ハッ ハッ ハッ べらんめえ おしまいさ ハッ! |
| 物語の中へ | 和泉守兼定・堀川国広・山姥切国広・蔦屋重三郎・喜多川歌麿・瑣吉・謎の男・庶民たち | 浅井さやか | YOSHIZUMI | YOSHIZUMI | 「そうだ。 僕たちが筆を操って結末まで書いてもらえばいいんじゃない?」 「どういうことだ」 書いてもらうんだよ 物語を 「…なるほど」 「そいつは妙案かもしれねえ」 「あ?」 介入するんだな 物語に 「僕たちも登場して!」 「んなことできんのか?」 「あの筆でそう書かせれば、あるいは」 「できんのかい」 「…歌も句も、物語も…」 「『人の心を種として』」 「『万の言の葉とぞなれりける』」 「たった一本で、世界を変える」 「まさに最強の武器」 じゃあ変えちまおうぜ 世界を 「天才絵師を登場させな。 そしたらアタシがあいつをけちょんけちょんにしてやるよ」 「どうやって?」 「ぐうの音も出ないような傑作を描いてやるんだよ。 丁度描いてみてえ題材を見つけたんでな」 「題材?」 「まあ、見てなって」 「しかしどうやって書かせる? 瑣吉は今、あの筆の言いなりだぜ」 「そこは…口八丁手八丁で」 「お?」 「あんたなら、あの筆をその気にさせられるだろう」 「んなもん朝飯前さ」 「ひゅ~」 書かせてやるさ/みろよ 思うがままに 「旦那の十八番。 見せて貰おうかねえ」 「おう、任せな」 一本の筆が生み出す物語 紙の上に広がる無限の世界 どんな無理も叶う 「なあ瑣吉の筆よお」 「あ?」 「おめえさんの言った通り、あっしは能無しの木偶の坊。 才能のある奴らが疎ましくて妬ましくてたまんねえわ。隣を歩くことで、 自分にも才がある気分になって気持ち良くなってるだけさ」 「はっ」 「…さっきはああ言ったが、こいつの書くもんには、 今の流行りにはねえ重厚さがある。 深い闇がある。 あっ、おめえさんがついてるんだから当たり前か。 いやあ、ほんと頭が下がるよ。 毛量多いねお筆様つって。 …なあ、あっしに隣を歩かせてくんねえか? この物語の続きをあっしにも見届けさせてほしい。 ああいやいや、蔦の唐丸、筆に謝るつってなあ」 「この通り、頭を垂れてお願い申し上げまする」 「……。 ははっ、はははっ! 天下の蔦重が土下座かよ」 「これと見込んだ才能のためなら惜しまねえさ」 「ふーん。 仕方ねえなあ」 「じゃあ、早速だがよ…」 一本の筆で 世界を 変える 一本の筆で 世界を 作る 「なあ? 面白え展開だろう?」 「まあ、悪くねえ」 「さあ、おめえさんの物語の続きだ。」 「『男の胸は高鳴った。 血が一気に巡り、汗が噴き出す』」 「…面白え」 二本の筆が生み出す似顔絵 紙の上に描く三人の侍 どんな絵が どんな絵が どんな絵が生まれる? 「出来た!」 「名付けて『寛政参伊達男』さ」 見せつけてくれた まざまざと 格の違い ありありと これこそが本物 これこそが本物 時代が認めた 「才能ってやつさ」 |
| 寛政参伊達男 | 和泉守兼定・堀川国広・山姥切国広・謎の男 | 浅井さやか | YOSHIZUMI | YOSHIZUMI | 「待っていたとはありがてえ。 さあて、いっちょやってやろうじゃねえか」 「僕も頑張らないとね!」 「化物でも憑き物でも斬ればいいんだろ」 つぶさに見てきた終わりの時代 いつでもどこでも最先端 主役となるはこの刀 後方支援 前線の助け 「そらよ!」 「遅いよ!」 相手がなんだろうが 知ったことか 斬ればいい それだけだ 「斬る」 暗き念よ… 呪い尽くせ 煤けた炎よ… 焼き尽くせ すべてを |
| 江戸っ子謳歌 | 和泉守兼定・堀川国広・山姥切国広・長谷川平蔵・与力たち・浪人たち・町人たち | 浅井さやか | 和田俊輔 | 和田俊輔 | ハッ! ハッ! あソレソレソレソレ ハッ! ハッ! ハッ! 人生何年 五十年 この世は憂き世 根無し草 華は華らしく 艶(あで)やかに 江戸の町に サア 咲き誇れ ハッ! いき いきいき 生きて てやんでえ しゃれ しゃれしゃれ 洒落て べらんめえ だれかれ 構わず あたぼうよ ソレッ 酸いも甘いも 味わい尽せ ハッ ハッ ハッ! 「御用だ、御用だぁ!!」 「火付盗賊改方長谷川平蔵である。神妙に縛につけ」 「やべえ!」 「長谷川平蔵って、もしかして…」 「鬼平だ!」 「行くぞ」 「逃がすな!」 人生何年 五十年 ちゃきちゃき江戸っ子 義理人情 宵越しの金は 持たねえさ 江戸の町で サア 散り紛え ハッ! いき いきいき 生きて てやんでえ しゃれ しゃれしゃれ 洒落て べらんめえ だれかれ 構わず あたぼうよ ソレッ オチを忘れちゃ おしまいさ ハッ ハッ ハッ! |
| 止まらぬ筆2 | 和泉守兼定・山姥切国広・瑣吉・謎の男 | 浅井さやか | YOSHIZUMI | YOSHIZUMI | 「怪奇の登場だ。 曲亭馬琴の想像力」 「オレたち風に言やあ、筆の付喪神ってやつか」 全て描(えが)き出せ!/心に渦巻く 絶望の闇/暗き念に 怨嗟の呻き/煤けた炎に 世界を黒く/呑まれたく 塗りつぶせ!/ない…!! |
| かっぽれ ~天狼星の下/長の背中~(国内公演千秋楽バージョン)加州清光・大和守安定・和泉守兼定・堀川国広・長曽祢虎徹 | 加州清光・大和守安定・和泉守兼定・堀川国広・長曽祢虎徹 | 浅井さやか | 民謡 | かっぽれ かっぽれ (かっぽれ かっぽれ) かっぽれ かっぽれ (かっぽれ かっぽれ) よっ ヨーイトナ ヨイヨイ 空は暗いのに (あ~くらいのに) 青星がぇ~あ~見ゆる (あ~ヨイトコリャサ) あれは狼じゃ (狼じゃ) アオーン (アオーン) ヤレコノコレワイサ(ヨイトサッサッサ) 進む先照らす~ (あ~先照らす) ア~おおかみ星 (あ~道しるべ) かっぽれ かっぽれ (かっぽれ かっぽれ) かっぽれ かっぽれ (かっぽれ かっぽれ) よっ ヨーイトナ ヨイヨイ よっ ヨーイトナ ヨイヨイ | |
| 落ちこぼれの男2 | 瑣吉・謎の男 | 浅井さやか | YOSHIZUMI | YOSHIZUMI | 「……よし」 「『流行(はやり)の絵なんか…と愚痴るその男、』」 「『生まれてこのかた、浮世絵など見たことがない。 どころか、世間、浮世、世情すら知りもしない落ちこぼれ』」 「けっ! 見なくたってわかるさ。 ちやほやされてるだけの絵だ。 ただ綺麗で、ただ派手で、ただ……!」 くわんと頭一つ横に揺れ まま地べたに這いずる その様、虫の如くある 洗練された筆運び 繊細且つ大胆な構図 華麗で優美で艶やか 内面さえも描き出している これが… 「『…本物か。 男は瞬時に悟った』」 「俺なんか足元にも…」 「『男、言葉を呑み込む』」 見せつけられた まざまざと 及ばぬ力 ありありと 認められなければ 認められなければ いないのと同じ 「……描くしかないだろ…。 絵だけが俺の存在の証。 描かなくなった俺なんか…」 「『だが、と男は逡巡した』」 俺に描けるか? あの絵が… 俺には描けない あの絵は… 売れないなら それまで やめるしか… ないのか? 「『いや…』」 「俺には描ける。 描けるんだ…」 お前には描ける あの絵が… お前には描けるんだ 世間を驚かす絵を 必ず生み出せる…! 「描けるわけないだろ」 「……え」 「俺には描けない。 俺にはあんな絵は描けない。 誰も俺を見てくれねぇ。 俺はいないのと同じ。」 「……!」 売れないなら それまで やめるしか… ないのか? 項垂れる男 口から漏れるは業 欲 卑怯姑息 流行(はやり)の絵を批判することで己を保ち お天道様に唾を吐く 「やめろ…勝手に進めるな……」 「!」 「……書けるわけないだろ」 「恨み辛みばかり綴ってきたこの筆で、 一体何を描(えが)けるってんだ」 「……」 「お前は書きたいんじゃない。 自分を罵ってきた連中を負かしたいだけだ」 「違う…」 「違わない」 「違う…」 「違わない」 「……わたしには書きたいものが」 「わかってんだろ!? 誰もお前のことなんか見てくれない。 ……ひゃっはっはっ」 「……」 「…いいじゃないか。 この世への恨みを好きなだけ描(えが)けばいい。 心の中のどす黒いもンぜーんぶ吐き出しちまえよ。 すっきりするぜ」 「……」 |
| 止まらぬ筆1 | 瑣吉・謎の男・庶民たち | 浅井さやか | YOSHIZUMI | YOSHIZUMI | 「『燻った火から吐き出される黒い煙に心魂(こころだましい)を 覆い尽くされた男の描く絵は……』」 恨み、妬み、誹(そし)りに塗(まみ)れ 絶望の闇に蠢く 怨嗟の呻き 人間(ひと)の内(なか)にある地獄 全て描(えが)き出してやる 俺の筆が 世界を黒く塗りつぶす 光当たらぬ裏側 誰もが持つ劣情 滲み透ける強慾 目を逸らせないだろう? 我欲に溺れて 何が悪い 滑稽で醜い それが人間/嗚呼… 邪心に塗れて 何が悪い 愚かで卑しい それが人間/嗚呼… この筆は 止まらない いのち尽きるまで… この筆は 止まらない いのち尽きるまで… |
| 夜明け前 | 蔦屋重三郎・喜多川歌麿・瑣吉・庶民たち | 浅井さやか | 和田俊輔 | 和田俊輔 | 「こんなところで油売ってちゃ時代に置いてかれちまうぜ」 あっしの名は 蔦屋重三郎 お見知りおきを 生まれは吉原 欲と芸が渦巻く町 育ちも吉原 絢爛(けんらん) 放蕩(ほうとう) 粋(いき) 通(つう) 江戸の張り 穿(うが)って 傾(かぶ)いて 遊ぶ町 江戸のその先を見極める あっしこそが 蔦屋重三郎 先見の明 見抜く力 見初めた戯作者と絵描きで 切り拓く 最先端 並々ならぬ 執着心 見つけた才能はたちまち 大輪の 花咲かす 江戸文化の仕掛け人 夜明けはもうすぐそこ 「洒落本ならやはり山東京伝か」 「朋誠堂喜三二もいるぞ」 「太田南畝先生は別格だ」 「俺は恋川春町センセが好きだねえ」 「みーんな旦那の息がかかってやがる」 「おいおい、絵のことも忘れてくれなさんな」 「絵ならそりゃあ…!」 「絵ならそりゃあ…誰だい?」 稀代の天才絵師 喜多川歌麿 知らぬ者はなし 旦那と二人で 人間(ひと)の欲を描(えが)き尽くす 旦那と二人で 絢爛(けんらん) 放蕩(ほうとう) 粋(いき) 通(つう) 江戸の張り 穿(うが)って 傾(かぶ)いて 描(か)き写す 江戸の内面を抉り出す アタシこそが 喜多川歌麿 この世は誰の掌(てのひら)の上? 浮世は誰の掌(たなごころ)? 暗くて見えぬ まだ見えぬ 日が昇らにゃまだ 朝は来ぬ 転んで 転がし 転がされて てん てん てん と 世は明ける 「さあてお待ちかね。 稀代の天才絵師喜多川歌麿の新作だ! とくとご覧あれ!」 「これは高島屋のおひさかい」 「難波屋のおきたもいるな」 「上のは富本豊雛だぞ」 「そうさ。 江戸の三大美女が揃いも揃って歌麿に首ったけよ」 「大首絵だけにってか。 うまいね」 「よおッ! 蔦重!」 「あっしを讃えたってしょうがねえや。 讃えるなら、この絵、そして天才歌麿さ!」 「よおッ! 歌麿!」 「これぞ、美人画歌麿の真骨頂『寛政三美人』だ! さあ、お手に取って見てってくれ」 見抜く者も 見初められる者も 天に愛され 天に微笑まれた 何より 時代に求められた 「……」 流行(はやり)はあっしの掌(てのひら)の上 アタシは誰の掌(たなごころ)? てん てん てん… 文化の夜明けは近い てん てん てん… あっしが連れてこよう 昇る日輪を |
| 江戸っ子謳歌~夜明け前 | 蔦屋重三郎・喜多川歌麿・瑣吉・謎の男・庶民たち | 浅井さやか | 和田俊輔 | 和田俊輔 | ハッ! ハッ! あソレソレソレソレ ハッ! ハッ! ハッ! 人生何年 五十年 この世は憂き世 根無し草 華は華らしく 艶(あで)やかに 江戸の町に サア 咲き誇れ ハッ! いき いきいき 生きて てやんでえ しゃれ しゃれしゃれ 洒落て べらんめえ だれかれ 構わず あたぼうよ ソレッ 酸いも甘いも 味わい尽せ ハッ ハッ ハッ! いき いきいき 生きて てやんでえ しゃれ しゃれしゃれ 洒落て べらんめえ だれかれ 構わず あたぼうよ ソレッ オチを忘れちゃ おしまいさ ハッ ハッ ハッ! この世は誰の掌(てのひら)の上? 浮世は誰の掌(たなごころ)? 暗くて見えぬ まだ見えぬ 日が昇らにゃまだ 朝は来ぬ 転んで 転がし 転がされて てん てん てん と 世は明ける 流行(はやり)はあっしの掌(てのひら)の上 アタシは誰の掌(たなごころ)? てん てん てん… 文化の夜明けは近い てん てん てん… あっしが連れてこよう 昇る日輪を |
| おぼえている刀剣男士 team三条 with加州清光 | 刀剣男士 team三条 with加州清光 | 浅井さやか | YOSHIZUMI | YOSHIZUMI | 「…どういうつもりだ?」 「…よしつねこうをいじめないで!」 「今剣!」 ぼくは まもりがたな よしつねこうを まもるのが やくわり だから おねがい 「今剣!」 「こないで!」 おぼえているんだ あたたかいてのひらを おぼえているんだ あたたかいあのかたの… あのかたの… 歴史を守るのが 使命 「…いやだ。」 それが我らの 使命 「いやだよ…。」 「…今剣…そこを退くんだ。」 「…いわとおし。」 「どけーーー!」 いやだよ…せっかくあえたんだよ よしつねこうに… 「今剣!」 「はなして!」 「くるよ。」 「!」 一瞬にして淀む空気 その気配に身の毛もよだつ ぼくは…まもりがたな 一瞬にして消えた星 澄む夜空に立ち込める暗雲 ぼくの…やくわり 地響きの様な叫びとともに… Ah― 「義経!」 「やめて!…いやだ…もういやなんだ。」 あのかたがいなくなってしまうのは… おぼえているんだ やさしいえがおを おぼえているんだ いさましいすがたを 「…あれはもはや義経公ではない。」 「…いやだよ…れきしがもどったら… けっきょくぼくは…。」 覚えているんだ はっきりと 「おぼえているんだ…。」 温かい掌を その感触も 「あたたかいてのひらを…。」 覚えているんだ 鮮やかなる 温かい 「あのかたの…。」 血汐 「今剣…お前は悪くない。」 「…。」 「お前は何も悪くないんだ。」 忘れろとは言わない だが責めるな 自分の事を 見上げた空には たからもの 「え…。」 きらきら光るお星さま |
| 選ばれぬ者刀剣男士 team新撰組 with蜂須賀虎徹 | 刀剣男士 team新撰組 with蜂須賀虎徹 | 浅井さやか | YOSHIZUMI | どのように扱われるかを 俺たちには選べない それは刀としての宿命 虎徹として飾られる それが 俺に与えられた運命(さだめ) 受け入れるしかなかった でも 今は… 戦うために使われること 俺たちには選べない それが刀としての宿命 虎徹として人を斬る それが 俺の果たすべき役割 揺るがぬ現実だった でも 今は… 選ばれることを 選べない 選ばれぬことを 選べない 「…勝手なこと言いやがって」 今でも思い出す 今でも忘れられない あの人の血の ほとばしる熱 こんな思いは 俺だけで十分だ それでも 共に戦いたかった ずっと 一緒にいたかった あんな思い あいつにはさせたくはない それでも…それでも もしもの話は嫌いだ 嘆いていても仕方ない 俺だって最後まで一緒にいられたわけじゃねえ だけど だけど 胸張るしかねえだろ 「わかってるよ…」 選ばれることを 選べない 選ばれぬことを 選べない 僕たちだけじゃない あの人たちだって 時代に選ばれずに死んでいった… 選ばれなかったのは 「…わかってる」 みんな同じだよ 選ばれることを (選ばれることを) 選べない (選べない) 選ばれぬことを (選ばれぬことを) 選べない (選べない) でも今は 意思を持ち 身体を持つ だから… 選びたいんだ 何がしたいかを 自分の意志で 時代が… かつての主が… 俺を 武器として 選ぶことのないまま 飾られている内に 刀の時代は… いつの間にか 過ぎた | |
| 見上げるのは長曽祢虎徹 | 長曽祢虎徹 | 浅井さやか | YOSHIZUMI | 見上げるのは 一つの星 気の遠くなるほどの 時をかけて 届いた光 かつての主がそうしたように 今 その光に目を凝らす 俺を選んでくれた あの人の命が尽きても尚 絶えることなく 降り注ぐ光 俺をどこに導く…? | |
| 選ばれぬ者 リプライズ蜂須賀虎徹 | 蜂須賀虎徹 | 浅井さやか | YOSHIZUMI | 大切に飾られていたこと 俺は恥じてなどいない むしろ刀としての誇り そしてあなたに選ばれた それが この俺の誇り 俺にしか見えないもの きっと ある… | |
| 高い壁蜂須賀虎徹 | 蜂須賀虎徹 | 浅井さやか | YOSHIZUMI | 本当は知っているんだ から回る この想いの名前を 本当はわかっているんだ くすぶるこの想いの名は 羨望 憧れ 俺は、どうしたかったのだろう 偽物のくせに 強い… 強すぎるあなたと一緒に… でも 隔てるのは 高すぎる壁 築き上げたのは俺自身 壊した先には…何がある? | |
| 見上げた高い壁の先蜂須賀虎徹・長曽祢虎徹 | 蜂須賀虎徹・長曽祢虎徹 | 浅井さやか | YOSHIZUMI | 虎徹として生きること それが この俺の忠誠 本物以上に働く そう 決めた 見上げるのは / 隔てるのは 一つの星 / 高すぎる壁 気の遠くなるほどの / 築き上げたのは俺自身 時をかけて 届いた光 / 今 隣で一緒に かつての主がそうしたように / 見上げる星空 今 その光に目を凝らす 俺を選んでくれた / 高い壁を壊した先には あの人が見上げた星空 / 何がある? その光は / その先には 何を… 教えてくれる? | |
| 僕の在り方 | 堀川国広 | 浅井さやか | 和田俊輔 | 和田俊輔 | 終わりが来て 昔になる 去りゆき 移りゆく 求めた意味 求めた強さ しかと手に入れた 長い旅路 辿る軌跡 新しい自分と出会い 今ここに在る意義を 改めて感じた 「和泉守兼定の相棒にして助手、堀川国広、只今戻りました。 今後とも宜しく!」 もっと強く もっと大きく 並べたい肩 追いたい背中 もっと強く もっと大きく 今できること 今の精一杯 助手として 刀として 武器として 僕は 在る |
| 理由の在処堀川国広 | 堀川国広 | 浅井さやか | YOSHIZUMI | 新撰組の刀に宿るのは 強い 強い 思い 同じ羽織 結ばれた絆 誠を尽くし 身を尽くす 決して一人ではない 血よりも深いもので繋がる同志 その…心強さに惹かれる 「彼らは…新撰組は…僕達を武器として扱って くれた最後の人達なんです」 「彼らが斃(たお)れた後…時代は変わり、戦の主役は 銃や大砲になりました」 「…ああ」 移り行く時代 求められる武器の在り方 変わり行く戦法 その中で必死に生き抜いた 新撰組の姿… 決して一人ではない 血よりも濃い絆が息づく居場所(ところ) もし 理由が在るとするなら… | |
| 風が吹けば本屋が儲かる | 堀川国広・蔦屋重三郎・瑣吉・手代たち | 浅井さやか | 和田俊輔 | 和田俊輔 | ござーい ござーい 耕書堂でござーい 双紙に書物 御用でござーい ござーい ござーい 耕書堂でござーい 錦絵浮世絵 御用でござーい 「さあ、今日も頼むぜ」 「へい」 風が吹けば何屋が儲かる? 桶屋 桶屋 もうそりゃ古い なに? 流行(はやり)に乗り遅れた? 風が吹けば何屋が儲かる? 本屋 本屋 うちがボロ儲け 「おい瑣吉! どうして風が吹いたら本屋が儲かるか、気にならねえか?」 「別に」 「そこは気になるって言えよ。 ンとつまんねえ男だなあ」 「……どうして本屋が儲かるんです?」 「ははっ! まあ聞けよ!」 大風吹きゃ土埃 土で目をやられ 三味線売れまくる 三味線にゃ猫の皮 猫が減りゃ鼠増える 鼠に囓られ 桶穴だらけ そうすりゃどうなる? 桶屋が儲かる ハッ!その通り! 「そこまではわたしも知ってます」 「まあまあ」 儲けた桶屋のご主人 ちゃりん ちゃりん ちゃりりん ちゃりん 夢見た花街(かがい)へいざ参戦 春を買いにいざ吉原へ 「…は?」 野暮を隠して通(つう)を気取る サア そのために何がいる? 「ほら、吉原で恰好つけたきゃ何が必要かって聞いてんだよ」 「……知識と教養、ですか」 ハッ!その通り! 桶屋の主人が駆け込んだのは 本屋 本屋 千客万来 ほら 流行(はやり)に乗り遅れるな 風が吹けば何屋が儲かる? 本屋 本屋 本屋が儲かる へい |
| 手を伸ばせば大和守安定 | 大和守安定 | 浅井さやか | YOSHIZUMI | 少しでも近づきたいと 思っていた 近づけたら嬉しいと 思っていた 今 この手を伸ばせば 届くほどの距離 同じ景色を見ることも 同じ風を感じることも できる この手を伸ばせば… | |
| 手を伸ばせば リプライズ大和守安定 | 大和守安定 | 浅井さやか | YOSHIZUMI | 今 手の中には 握りしめた もしも 僕が君を救う もしも 君に生きていてほしい もしも そんな 夢を見たかった… でもね 最初からわかってた 全部 知ってたよ 沖田君は沖田君 病気に倒れても 長生き出来なくても… 少しでも近づきたいと 思った…君だ 「アイツが僕を君の元へ行かせたがらなかったのは… 僕にまでこんな思いをさせたくなかったからなんだね… 歴史を変えちゃいけない本当の理由がわかった気がするよ… ごめんね沖田君…僕は君を否定しようとしていたのかもしれない」 でも…もう迷わない 少しは近づけたかな? 沖田君に 少しは近づけたよね? 沖田君に それで十分だ… | |
| 鮮やかな生き様 | 山姥切国広・喜多川歌麿・庶民たち | 浅井さやか | 和田俊輔 | 和田俊輔 | 一時(いっとき)の現(うつつ) 一炊の夢 鮮やかな生き様 抉り出し 写し出す 江戸に咲いた大輪 打ち上げられた菊 牡丹 黄昏れはじめた町が 一気に華やぐ どかーんっと 一発 ド派手に 一発 一時(いっとき)の現(うつつ) 一炊の夢 鮮やかな生き様 |
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