patchworkカミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示・成瀬篤志 | | つぎはぎ 傾いたパラシュート 行き先はどこでも良かった 正しい 新しい言葉も 分かったふりして投げ捨てた 赤い屋根の窓から手を振ってるのは誰?誰?誰? 土砂降り ガラ空きのレイトショー あらすじはどうでも良かった やさしい もどかしい気持ちは 朝になっても温かかった 深い森でしゃがみこんで泣いてるのは誰?誰?誰? 長い夢の畔で手を振ってるのは誰?誰?誰? |
ため息は機関車のようにカミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | | 手に入れるために失った 失うために手に入れた どっちが先なんだろう? 分かりはしないけど 繰り返して行くんだろう 着古した帽子を深く被って 足下だけを見つめて歩いた すれ違う無数の声は はしゃいだり とぼけたり そのうちいなくなるんだろう 機関車のように溜め息を吐き出して僕は行くのさ その先へ 正しさは今も見抜けないよ あきらめがつかないだけだよ キミと同じで どこからが本音でどこからが その場しのぎで作り上げた 大嫌いな自分なんだろう? 言葉で濁した 苛立ちは消せないだろう うなるような飛行機が風を揺らして 肩を叩かれた気がしたんだ 振り返って立ち止まったら 少しだけ気が抜けて キミのこと思い出したよ ぼやける空を何度もこすって 泣いてるみたいに見えたら気のせいさ 誰にもこころは操れないよ あきらめたふりしてるだけだよ キミと同じで 分かりはしないけど 繰り返して行くんだろう 機関車のように溜め息を吐き出して僕は行くのさ その先へ 正しさは今も見抜けないよ あきらめがつかないだけだよ キミと同じで |
ロードムービーカミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | | ここからは僕にまかせて ぶかぶかの錆びたヘルメット もうずっと見放されてる 衛星にウインクして すれ違う風にうたうよ ありふれたロードムービー もうすぐで道が分かれる どっちだっていい キミがいれば どこへ行っても 何をしてても キミがいるだけで 特別なんだ 映画みたいさ 傾いた空につられて 凸凹に伸びるシルエット どこにでもあるような日々の隙間で はしゃいでいる 夜になっても 雨に濡れても キミがいるだけで 安心なんだ 音楽みたいさ どこへ行っても 何をしてても キミがいるだけで 特別なんだ 夜になっても 雨に濡れても キミがいるだけで 安心なんだ 映画みたいに 終わらないでよ このままずっと |
mutantカミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示・成瀬篤志 | | I'm different from my parents so far I'm different from other friends at all everybody gives me a confused look and talks about something in a whisper a black swan, a skinny pig, a giant mouse, walking fish, a short snake, a lazy ant, a silent parrot, a flying mole and me nobody remained around me for good so I was talking to the cold wind a white carrot, hot candy, a square apple, morning vodka a soft knife, an evil priest, a spacious prison, raising rain a black swan, a skinny pig, a giant mouse, walking fish, a short snake, a lazy ant, a silent parrot, a flying mole and me 両親とは似てない 今のところ 友達とも似てない 全くもって みんな困惑してこっちを見ては 何かひそひそ声で話してる 黒い白鳥 痩せた豚 巨大なネズミ 歩く魚 短い蛇 怠け者のアリ 物静かなオウム 空飛ぶモグラ そして僕 僕のそばには誰もいなくなって 冷たい風とただ話を続けた 白い人参 熱いキャンディ 四角いリンゴ 朝のウオッカ 柔らかいナイフ 邪悪な神父 金具だけの傘 降る煙 黒い白鳥 痩せた豚 巨大なネズミ 歩く魚 短い蛇 怠け者のアリ 物静かなオウム 空飛ぶモグラ そして僕 |
native townカミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 成瀬篤志 | | どこか行きの青い標識 呼び方も知らない街 きっと僕や僕の街も 誰かにはそうだろう 遠くカンカンと うねる沿線に 響く耳慣れた音色 それは淡々と どこか安心で まるで母の声みたいで 目まぐるしく変わる信号 キミの本当は何色? もしどれでもないとしたら どんな色だろう 空は段々と 染まる橙に 今日という日を燃やして それは煌々と やけに堂々と まるで父の背中のよう どこか行きの僕の標識 行き先は見当たらない 色の消えた信号機が 僕に決めろと言う |
Half Asleepカミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | | 眠らないで 夢を見てる キミの夢を やさしい夢を さわれないで 壊れないで キレイなままで だまして僕を 途切れ途切れの欠片を集めて Was it a dream? そこにいたんだ 頬杖ついて何を見てたの? 終わらないで 暴かないで 予感は僕を 締めつけるだけ 睫毛の長い瞳の奥には It was a dream 映りはなしない 溜め息ついて誰を見てるの? あくびをしてたら It's just a dream 髪を揺らして 僕に笑った 天使みたいに I have been just half asleep for a while 眠らないで 夢を見てる キミの夢を かなしい夢を |
Quiet Howlingカミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | | 傘を杖にして歩く 雨上がりのアスファルト 夜空にキミを浮かべて 見とれている まばたきの隙に変わる 場面の一つずつ 僕には宝もの もしも僕じゃなくても どこかで キミが笑ってるなら ほんとさ それでいい それでいい それでいいんだ でも おかしいな 胸が痛い 遠吠えが月に似合う 線路脇の路地を抜け いつかのキミの鼻うた 口ずさんで ため息の後ですぐに したたかに微笑んで でも寂しそうだな もしも不安で世界が濁って キミが笑い方を忘れた時は そばにいる そばにいる そばにいる くらいのことしかできないけど 雨がまた降り出して でも傘は開かない 臆病でも 強がりでも 無意味でくだらなくても 僕には宝もの もしも僕じゃなくても 誰かと キミが笑ってるなら ほんとさ それでいい それでいい それでいいんだ もしも不安で世界が濁って キミが笑い方を忘れた時は そばにいる そばにいる そばにいる くらいのことしかできないけど 会いたくて胸が痛い |
rat-footカミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示・成瀬篤志 | | 真夜中のラボラトリー 待ちわびた計画通り ひび割れた隙間 抜け出した 排気口のラビリンス 風の声に耳を済ます たどったら出口はそこだった はじめて見上げた夜空の星に 息を忘れて涙が出たんだ 僕を試すのは僕自身 月のウサギまでジャンプ 無謀でもいい 野良猫のテリトリー 勇敢装った素ぶり 鼻歌のマーチ 通り去った はじめて転んだ傷の痛みは 自分で走ったその証なんだ 胸に貼り付いて剥がれない 速くなる鼓動とダイブ 壊れたっていい 用水路のフィッシュレース 送電線並んだカラス 気がづけば夜明けはそこだった はじめて見上げた空の青さに 息を忘れて涙が出たんだ 僕を試すのは僕自身 まっさらな世界へジャンプ 無謀でもいい |
カウントダウンカミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | | 足音をたてる秒針が 今も世界を塗り替えたよ 何週目の旅? 疲れもしないで ぐるぐるまわって 繰り返す迷路の途中で 僕らは何度も迷うだろう 焦ったり 不安で立ち尽くしたり 泣き出したり 時間が僕らをさらって 見えない明日が見えるよ まばたきでタイムスリップ ここが キミの未来 3 2 1! まぶたの片隅に今でも 腰掛けてこっちを見ている まぶしい記憶に話しかけたって 返事はないさ 僕らは始まったときから 終わりに向かっているのなら 投げ出したり 少しの悔しさは なんてことないよ きっと ケラケラ僕らは笑って 見えない気持ちが見えるよ 吹き消して メランコリック 偽物はもう要らない 3 2 1! 3 2 1! 3 2 1! 3 2 1! 時間が僕らをさらって 見えない明日が見えるよ まばたきでタイムスリップ ここが キミの未来 ケラケラ僕らは笑って 時間が僕らをさらって ここが キミの未来 3 2 1! |
Another Tripカミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | | ふやけてもう読めなくなった地図と 出せないままの手紙 でも捨てられないまま ポケットの中でかさばっている フライデー 騒いだ街を脱け出した 弱気で強気なステップで 風と踊るようなシルエット 僕を連れて行ってくれ how many lights? how many nights? how many miles do we have left? how many words? how many hours? how many colors do we have left? ふざけてはぐらしたけど本当は心が飛び跳ねるくらい うれしくて後ではしゃいだ 報われた気がしたんだ how many lights? how many nights? how many miles? do we have left? how many words? how many hours? how many colors do we have left? how many lights? how many nights? how many miles do we have left? how many tears? how many beats? how many breaths do we have left? go for another trip |
キャンディーブルーカミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | | 手招きのふりしてカーテンがめくれている 風を伝って届くはずのキミの合図を待ってる 果てしなく空はキャンディブルー 塗ったように 汚れも傷も溶かしていくキミの涙に似ている 街のはずれの丘で 待ち合わせて 言いかけて止めたあの話を聞かせて 空っぽの僕に未来を 注いでくれたのはキミ 空っぽの僕の代わりに 怒ったり泣いてくれたのはキミ 隣でずっと 瞬きの隙に隠している 宝物 半分錆びて壊れても 煌めきは褪せないのさ 音のずれた口笛 高架の下 近づく列車の音 世界を揺らした ガラクタの夢に埋もれて はしゃいでくれたのはキミ ガラクタの歌に合わせて 踊ろう 今こころ震わせて 疲れて眠った薄眼の向こうに 虹柄の鳥が飛ぶ 嘘だとはねのけ気にしない素ぶりで いつも探していたよ 眼を凝らして 空っぽの僕に未来を 注いでくれたのはキミ 空っぽの僕の代わりに 怒ったり泣いたりして ガラクタの夢に埋もれて はしゃいでくれたのはキミ ガラクタの歌に合わせて 踊ろう こころ震わせて 隣でずっと |
フラスコ・ステイシーカミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | | フラスコで育った夢 揃えたばかりのアーマード ガラス越し狙っていた とぼけたふりで焦がれて ステイシー 合図は待たないで 傾いた夜に滑り出す ステイシー どこまで行くつもり? 野暮ね そうね どこか ノスタルジーに浸っている 荒野ではぐれたムスタング 孤独と自由を知る 分かったふりで風を切った フラスコ飛び出した夢 擦り傷だらけのアーマード あらすじを壊していく こころの声がする方へ ステイシー 涙はそのままで 欺いた日々にキスをして ステイシー どこで何をしても キミは キミのままさ ステイシー 合図は待たないで 傾いた夜に滑り出す ステイシー どこまで行くつもり? 野暮ね そうね どこか キミは キミのままさ |
春のうたカミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | | おだやかな風をうけ ベランダのシャツが揺れ 少しはやい冬の暮れ せわしくページはめくれ 何だか取り残されて 聞こえないふりをして めったに見ない映画を 借りて見ようとしたり 不自然な気もするけど そんな日もあっていいよ 甘い紅茶を片手に 小さなテレビ画面 小きざみに変わる風景 わりと泣けるいい話 気がつけばエンドロール 夕食を作ろう 名もない時間に揺れている 僕なりの 名もない春のうた 明日 髪を切ろう なつかしい友達が 仕事をやめたんだって やりたいことが見つかり 東京に出るんだって そういえばそんな話 最近よく耳にする 少しは焦りもするが 別にどうってことはない ダンボールに埋もれてる 厚手のスケッチブック あの日描いた未来とは ずいぶん違ったけど それなりに忙しくもあり 間違いを悔やむ日もあった だけどこうして過ごす今日が 悪くない気もするんだ 名もない時間に揺れている 僕たちの 名もない春のうた 明日 靴を磨こう ねつけない夜も更け 静けさに身をうたれ ひとり窓辺にもたれ たよりない月の影 いつか僕が振り返り 眼を細めて思い出す どんな顔してるのかなんて まるで分からないけど 名もない時間に揺れている 僕なりの 名もない春のうた 明日 晴れるかなぁ 名もない時間に揺れている 僕たちの 名もない春のうた 明日 君に会いに行こう 君に会いに行こう |
SCRAPPY SONGカミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 成瀬篤志 | | 寝つけない夜に 記憶を手繰ってキミと会う 寒くて暖かい 季節のない街の隅っこで あやふやなメロディー デタラメなビートにこころ揺らす 古くて新しい名前のない気持ち組み立てて 何通りも作った キミを想って 夜をくぐった 何度も見失って いつもそばにあったんだ ねぇ忘れたくないよ キミと笑った キミと探した 暗くてもまぶしかった代わりのない日々のうたを どうしようもなかった 涙も全部 孤独も全部 そうキミが変えたんだ それはずっと本当だよ 時間の砂が積もって 埃かぶって 遠くかすんで でも忘れたくないよ どこにもない日々のうたを 代わりのないキミのうたを |
月と街灯カミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | | 朝のにおい 少し苦手 追い払うように眼を細めて 外の車 曇った窓 なぞって濡れた指先はまだ キミに触った 温かかった やさしいだけの記憶宿して 今ではもう作り話みたいで笑えるけど 街灯の明かり 僕らこっそり 心の裏側 覗き合って ちょっと照れくさい 夢の話 相槌打って 聞いてくれた いたずらっぽい横顔が好き 髪のにおい 口癖とか 鼻歌とか 星の空も 全部引き剥がして また朝が来る 冷たいドアノブをまわして 空気の海に飛び込んでいく 言われた通り 息継ぎもして 溺れないで駅まで行けるよ 僕は変わった 慣れてしまった でも時々は思い浮かべて それはそれで 元に戻りたいこととは違うから 夜にぽっかり空いた穴のような月を見上げていた その向こうに何があるの? 知らないけど想像して 泡の切れた ぬるいコーラ きっと同じことを思った 泣いていたの? 知っていたの? 全部ごちゃまぜにして また朝が来る もう眠るよ 夢でばったり もし会えたら 大人みたいに 「元気?」なんて 聞くんだろうな それくらいがちょうどいい 街灯の明かり 僕らこっそり 心の裏側 覗き合って ちょっと照れくさい 夢の話 相槌打って 聞いてくれた いたずらっぽい横顔が好き 髪の におい 口癖とか 鼻歌とか 星の空も 全部引き剥がして また朝が来る 髪のにおい 朝のにおい 街灯の明かり |
FLAG MARCHカミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | | 理由や意味からはぐれてもう ずいぶん経った時代の外れ つぎはぎだらけの 古びたフラッグ うなずくようにはためいている ひらひらと 理想と呼べない空想だけ 両手でやっと抱えて運ぶ ふらついた隙にこぼれる度 キミは笑って拾ってくれる おいでよと 手招いて 心に旗を立てて 選んだ方へ行くんだ あざ笑う風を蹴って 願った方へ行くんだ 世界の片隅だった 僕らの居場所はさっき 世界の真ん中だって 僕らの旗を立てた 利口なふりして牙を研いで 正しい声を遠ざけて来た 抜け目ない僕の仮面の裏 泣いてるの?ってキミが聞くから 違うよって ごまかして 心に花が育って やさしい歌を作った 涙の底に沈んだ 本当のことを歌った 世界は薄暗かった キミに会うまではずっと 世界を色で覆った 僕らの花の色で keep our flags flying high keep our flowers alive keep our flags flying high ひらひらと 心に旗を立てて 選んだ方へ行くんだ あざ笑う風を蹴って 願った方へ行くんだ 世界の片隅だった 僕らの居場所はさっ |
丘の上のスタンリーカミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | | 石畳の坂道 隠れ家へと続く 慌てないように急ぐ 丘を下る人達 うわさ話に夢中 油絵の具のような空 不自由な自由 かざして ああ もう少しだった ああ 探しまわった 言い訳が上手くなったスタンリー ばれないように笑うんだ もう戻れなくなった もう剥がれなくなった 仮面の下で泣いてるの? 憧れに鍵をかけて 丘の上の窓から 街を眺めていた 嗄れた風と話す 不公平な普遍 見飽きた ああ もうたくさんだ ああ だから言ったんだ 独り言が増えたスタンリー 分厚い雲 にらみつけ どうでも良くなった こころを切り取った 容れ物でしかない身体で 生きていくよ 終わる日まで ああ 想い出したんだ! ああ あれは僕だった! こころが動き出したスタンリー 手遅れでも走って行く 丘を転げ落ちて 痛みを思い知った 仮面の下で泣いていた 憧れを握りしめて |
follow meカミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | | トンネルに響く不揃いの靴の音 針の穴のような出口を目指した ヘンゼルさながらに キミの手を引いていく 罠や深い霧に邪魔されながら follow me follow me follow me follow me follow me follow me 光の方に ないと決めつけて くしゃくしゃにして捨てた 無邪気な夢はまだキミのものだよ tell me tell me tell me tell me tell me tell me 願いのままに follow me follow me follow me follow me follow me follow me 光の方に |
絵空事カミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | | もういい加減出て行くよ 見放されるのには慣れたと さよなら ごめんね でもずっと楽しかったんだよ もう期限切れのジャックポット 愛想尽かしてもいいのに どうしてキミだけ 僕のこと 分かろうとするの? 使い果たして 乾き切っている心の砂漠に降る雨 小さな花が咲いた 僕にしかなれない僕のそばで キミにしかなれないキミが笑う まるで絵空事 誰かが言う でもうつむかない キミがいれば 未完成のままのパズル 忘れ去られたあの悪役 今さら続きが気になって 夜通し探した 使い古して 錆びついている約束をキミは磨いて ほらねとまだ光っていた 僕じゃない誰かに憧れたり ここじゃないどこかを目指したけど 僕は僕にしかなれないまま ここにしかないものを知ったんだ 僕にしかなれない僕のうたを キミにしかなれないキミとうたう 立ち込める深い霧の中も その声で分かる キミがいると 僕にしかなれない僕のそばで キミにしかなれないキミが笑う まるで絵空事 誰かが言う でも叶いそうだ キミがいれば どうしてキミだけ まだ僕のそばにいてくれるの? |
Pale Purple Skyカミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | | I don't know where to go There is no city map The only thing I can see here is pale purple sky I don't know what to say There is no dictionary The only thing I can tell you is I lost my way I've never seen that colour before I've never seen that sky before I've never seen that rain before But I feel like I saw you before I don't know how to play it There is no manual here The only thing I can do now is hanging around I don't know how to smile Show me your way to smile Oh,such a pretty smile under this pale purple sky I've never seen that colour before I've never seen that star before I've never seen that moon before But I feel like they never leave I've never seen that colour before I've never seen that sky before I've never seen that rain before But I feel like I saw you before |
手品の続きカミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | | その続きを探しに行くんだよ ねぇ 間に合うだろう よく出来た手品みたいに 白い煙とともに消えるなんてことはないか 吐き出しても 継ぎ足しても ほつれたこころは隠せないもんなぁ 知ってるんだよ 信号機と眼が合った 瞬きをしたのはどっちかなぁ ばれないように 壊れないように 僕をだまして来たのは僕で その続きは手品みたいにはいかないよ 息を止めて くぐり抜けた ざわめく人の波に紛れて 耳鳴りがするんだ 噛み潰した 言いそびれた 本当のことは置き去りにして 笑ってたんだよ 路地裏 猫と眼が合った 見抜かれているのは僕だしなぁ 透明でキレイな 触れないような 未来にずっと眼を伏せていたんだ その続きを探しに行くんだよ ねぇ 間に合うかなぁ 昨日の僕と眼が合った 本当の自分はどっちかなぁ ばれないように 壊れないように 僕をだましていたのは僕だ その続きは手品みたいにはいかないよ その続きを探しに行くんだよ ねぇ 間に合うだろう 間に合うだろう |
白い雨 -SHORT SUMMER Ver.-カミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | カミナリグモ | さみしさとは少し違う こころがちょっと軽いだけだよ 誰の声も聞き取れないよ 知らない国の言葉みたいだ あきらめとは決して違う 覚悟をちゃんと決めたんだよ 鏡に映る僕に似ている あのピカピカのロボットみたいだ 夜明けは僕と 街に降り注ぐ それは白い雨のようだった 僕には やさしさとは少し違う 分かりかけてまた手放すんだよ 狭い歩道に出来たばかりの 影は昨日と違うみたいだ 夜明けは僕と 街に降り注ぐ それは白い雨のようだった 僕には あたらしい僕になるんだ 決めたんだ |
ジュエリーソングカミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | | 戸惑いは雨の中 すぐに掻き消された キミは同じ話で 手を叩いて笑う 雨音はBGMみたいで僕ら 踊るように水溜まり 飛び越える ありふれた日々の欠片でキミは宝石を作る それはまだ世界が知らない たったひとつの輝き 誰かが壁に描いた デタラメな神様 キミは名前をつける 大げさな手振りで いつか見たマジックショーみたい 今にも 動き出して願いをそっと 叶えそうだ 散らばった日々の欠片をキミと拾い集める 「輝きはそこにあるの だから眼をそらさないで」 繰り返す光と闇 掻き分けて ありふれた日々の欠片でキミは宝石を作る それはまだ世界が知らない たったひとつの輝き 散らばった日々の欠片をキミと拾い集める 「輝きはここにあるの だから眼をそらさないで」 たったひとつの輝き |
一秒先カミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | | 完成形にほど遠い キミの設計図を拡げて 描いては消した跡だらけ キミだけに分かる模様と印 あたかも誰かいるような 独り言 辺りを眺めて 思いついたり寝転んだり 頭の中を覗いてみたい グラグラした 試作品に乗って 始まりを見に行こう 抗っても待っても同じなら 一秒先を見に行こう 間違って戻ったら進むだけ SOSを見逃して うなだれたヒーローは今夜 孤独も誇りも脱ぎ捨てて 知らない街行きの列車に乗る フラフラして でも軽くなった 吐き出してまた行こう 繕っても塗っても同じだろう 一秒先を見に行こう 絡まってもがいたら眠るだけ ゲラゲラまた キミらしく笑って はみ出したままで行こう 切り取っても縫っても同じだろう 一秒先を見に行こう 絡まってもがいたら眠るだけ 始まりを見に行こう 抗っても待っても同じなら 一秒先を見に行こう 間違って戻ったら進むだけ 始まりを見に行こう 一秒先を見に行こう 始まりを見に行こう 一秒先を |
漂流記カミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | | 僕らを乗せて舟は漂う 時間の海を行ったり来たり 嵐の中も 星降る夜も 僕らはずっと離れないで 今ここがどこかなんて 分からなくても不安じゃないんだ ここはすぐキミの隣 それだけで舟は迷わない 僕らはずっと話し続けた これまでとこれからのこと 空が青からオレンジに変わり 気がつけばまた夢の中 やがて舟は地図にない無人島に流れ着くから 話の続きはそこで 聞いてほしいことがあるんだ 波間に浮かべた僕らの 夢がゆらゆら揺れている 静けさに包まれていく 同じ夢を見ている 今ここがどこかなんて 分からなくても不安じゃないんだ ここはすぐキミの隣 それだけで舟は迷わない いつか僕ら年老いて 舟はボロボロですすまなくても キミはすぐ僕の隣 それだけで僕は迷わない |
Red Baseballカミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | | red baseball black baseball whatever color you want though I have my favorite red baseball blue baseball whatever color you want though I like red baseball the best sick for that red baseball speedy, tricky, tough and eager sick for that red baseball cloudy or rainy, it doesn't matter to me I had a red dream last night red baseball yellow baseball whatever color you want though I like red baseball the best sick for that red baseball speedy, tricky, tough and eager sick for that red baseball cloudy or rainy, it doesn't matter to me waiting for the red dream good night! red baseball red baseball whatever color you want |
Lightning Girlカミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | | 探してたのに 僕は今でも あのページの続き オーケストラのシンバルが響く 森を揺らす落雷 動物もあきれて笑うずぶ濡れの 甲冑と化した重い身体ですすむ キミは稲妻のように 僕の心を撃ち抜いて 光ってすぐにいなくなった また会えるかなぁ 隠してたのに 火傷の痕は まだふさがらなくて 怒鳴り声の風 サイレンがうたう あの橋を目指して 風船にくくりつけた手紙はきっと いたずらな鳥がくわえて破れ散った キミは今どこにいるの? はりさけそうな胸に ささったままのやさしい記憶 まだしびれている ため息が吹き飛ばした雲の隙間 笑ってよ もう一度だけ ピカッと キミは稲妻のように 僕の心を撃ち抜いて 光ってすぐにいなくなった また会いたい キミは今どこにいるの? はりさけそうな胸に ささったままの愛しい記憶 まだしびれている |
TOY BOX STORYカミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | | キミがいないだけの素晴らしい世界で キミがいないだけの物語は続いて いつもの空の色 季節も自動で変わる テレビでは耳慣れない国のニュース 何も変わらない キミがいないだけで どこにいてもすぐに僕を見つけた キレイでまっすぐな眼差しで 玩具箱みたいに きらきら輝いて 無邪気に笑うキミが大好きだった 僕の知らなかったキミの涙とか 僕の知らなかったキミの傷跡や 抱きしめられなかった キミの弱さとか 役立たずの言葉 キミをすり抜けた 意気地のない僕は 途方にくれるだけで ずっと夢を見てる キミの隣で つないだ手はぎゅっと離さないで 観覧車みたいに ぐるぐる転がって 無邪気に笑う日々が続くふりをした あの日と同じ色で街を染める夕暮れ あの日と同じ音で街に響く列車 何も変わらない キミがいないだけで どこにいてもすぐに僕を見つけた キレイでまっすぐな眼差しで ずっと夢を見てる キミの隣で つないだ手はぎゅっと離さないで 玩具箱みたいに きらきら輝いて 無邪気に笑うキミはどこにもいない 大好きだった |
それはある日の出来事カミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | カミナリグモ | それはある日の出来事 カラリと晴れた朝のこと 家の近くの畦道を 犬のリリィと歩いてたのさ 水溜りを上手くよけ 葉っぱを伝う露をかわし 得意顔で口笛 見上げた空にひとつ 消えない月と アジサイのにおい 昨日までの僕には 気づかなかった風景 それは何でもないこと 特別ではないこと 少し力を抜くこと 人のことは人のこと あの娘はとても強くて 決して涙を見せない それが鼻についてか みんなは生意気だと言う だけどね僕は 前からずっとさ かっこいいって 思ってたのさ ステキさ ああ ステキさ それは何でもないこと 特別ではないこと 疑わないでいること こころで強く想うこと それは何でもないこと 特別ではないこと 少し力を抜くこと 人のことは人のこと あまり天気がいいので あくびをしてたその隙に あの娘の頬に涙 それはある日の出来事 |
Delicious Moonカミナリグモ | カミナリグモ | 上野啓示 | 上野啓示 | カミナリグモ・鈴木淳 | The wind never whispers until the city recieves the next season. Her pocket is too small to hide herself inside. The window never opens until the shiny sky closes his blue eyes. Her bullet is too slow to fly through that flag. She wonders if that moon is fruit. The night would be more delicious. She wonders if that moon is hers. She would not be alone any more. The candle's never burning until the party is thoroughly over. The purple morning is too pale to know what time is. She wonders if that sun is gone. The day would be more glorious. She wonders if that sun is dead. She would not be alone any more. She wonders if that moon is fruit. The night would be more delicious. She wonders if that moon is hers. The world would be more delicious. She wonders if that sun is gone. The day would be more glorious. She wonders if that sun is dead. She would not be alone any more. |