タカハシヨウ作詞の歌詞一覧リスト  36曲中 1-36曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
アヘペロっ☆ドリルで掘らせろ膝の裏家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウ人間界にはすでに地底人が紛れ込んでいる 年中短パン履いてる奴と同じくらいの数が 留学は義務なのだ 一定の功績を残さねば 自由に帰ることさえも許されない  マグマのさえずり マントルのせせらぎ 耳を撫でる地響きが心地よすぎて 離れがたいが歩みは止められない 震えを拭え 不安を笑え 必ずや戻るのだ この故郷に  妹の膝の裏を鼻と耳でこすりたいから 妹のドリルで脇の窪み掘られたいから 妹が割った皿の破片で怪我して流れた血を舐めたいから ペロペロペロペロアヘアヘアヘアヘ  少しでも条件の良い留学地へ進学するのだ (妹の切った爪食べたいから) 睡眠は忘れ1秒でも長く勉学に励む (妹の耳の型取りたいから) 体調など関係ない 指が動く限り続けよう (妹の裁縫道具で傷を縫いたいから) 集中治療室(ICU)に入っても公式を唱える (妹の筆でヘソ掃除したいから)  別れは近いぞ しかし妹は 思春期のせいかどこか気恥ずかしそうで 「帰ってくるな」なんて皮肉を言う わかっているぞ 我が妹よ 止むを得ないな こんな困った時は  下の妹にビー玉飲ませては吸い出したいから 下の妹のドリルで腿を削がれたいから 下の妹のシャツを崖に引っ掛け命がけでぶら下がりたい ビリビリビリビリヒヤヒヤヒヤヒヤ  さすがにヤバイと思ってはいるので 地上ではクール眼鏡で やっていこうと思います 何卒、宜しくお願いいたします
家の裏でマンボウが死んでる家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウタカハシヨウわからない なにもかも あれはなに? 輝く円盤  カラスも本能で拒否する 犬はダッシュで逃げていく 重く横たわる体 長く伸びる背びれ くすんだ大きな目  すでに消えた魂  なぜ家の裏でマンボウが死んでる 2mくらいあるマンボウが死んでる 突っ込みどころが多過ぎて怒るに怒れない とりあえず警察呼べばいいのかなぁ  食べてみた うまくない 生臭い ぬめりけがひどい  わけのわからない現実に いよいよ死さえ覚悟した 強烈な嫌がらせか はたまたプレゼントか 真相がなんであれ  マンボウがかわいそうだ  俺の住む町は海から遠い でも家の裏でマンボウが死んでる 通報したが警察が信じてくれない 俺を通報しないでよ近所のおばちゃん  なぜ家の裏でマンボウが死んでる 実家のお母さんも信じてくれない 報道されちゃったぞ近所のおばちゃん お母さん見てますか?信じてください
浮かれバケモノの朗らかな破綻家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウ天狗界では人気鼻タレで 鼻商品ならまかせあれ だけど全毛穴から飛び散る 人間界への憧れが止まんない!  両親がソフトにやつれるまで 土下座したかいありまして 「3年だけ渡人間界を許す その間に人間界に必要な存在になれ」  天狗パワーで目立っても 正体バレたら強制送還(里帰り) 方法がわからず虚しい帰宅部生活 人間と何かを成し遂げればいいのかな? バンド組んで売れっ子になるってどうだろう!  よし!メンバー探し!  クラスメイトに人間が 二人しかいないってどういうこと? 偶然俺みたいなバケモノばかり 確率論のひざが笑ってる バケモノ同士だからわかるんだ あいつは地底人 あいつはペソ あいつに至ってはズボンプレッサー 家電と同じクラスってなんだ!  どうにか僅かな人間を 誘って作った拙いバンドは 仲良しではあるものの モチベーションはそこそこで  自慢の鼻をフランクに 便利グッズ扱いするメンバー ドラムを叩くな! イモの固さ確かめるな! 傘かけるのやめろ! ドアストッパーにするな! パイ生地伸ばすな!  ドラムを叩くな! 隙間の掃除に使うな! ドライバーにはならねぇよ! 頼むから大事にしてくれ!  愉快な皆と過ごすうちに 大舞台に立つチャンスが舞い込んだ 珍しく真面目に練習して 絶対成功させるって誓い合った  だけど不覚にも右手を怪我して ピックすら持てなくなった 代理を立てても自分が許せない だってこの手が動かなくたって  この鼻がギターに届く もう正体がバレたっていい 鼻に消えない傷がついて 鼻タレができなくなってもいい どうしてもこの舞台の上に 皆と居たいって思うから よく見えもしない未来なんかより 今が大事になったんだ  下手くそな合奏が響く どの世界よりも楽しげに  俺はこっそり帰るけど 後悔なんてしてないから 何もかも破綻しちゃったのに どうしてこんなに朗らかなんだろう
宇宙人に菓子折りを包まれる家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウ地球を飛び出し早1ヶ月 前方に突如現れた 円盤型の飛行物体 かわせなくて止まれなくて 正面衝突した 船内はパニックだ  船の入り口を叩く音 宇宙人の襲来だ しこたま警戒して ドアを開く  菓子折りを包まれた 深々と頭下げ 「ワープから出たばかりでしてご迷惑かけすいません」 丁寧な物腰に困惑する我々に 「お口に合うといいのですが」と彼は二の句を次いだ  互いに損傷はわずかだが 引っかかって離れなくなった 彼は電話で業者を呼ぶ 到着まで共に待つ 最初は警戒していたが 次第に世間話に花が咲く  話の引き出しが多い彼 日本のことも知っていた 「あの、粋の国ですよね」と言っていた  業者が到着し作業が始まった 我々はモニターで見てたがそういや彼の姿がない 汗かいて戻ってきた三人の作業員に 彼は冷たい麦茶を出して羊羹を綺麗に分けた  費用は折半にしたかったが 彼は全部払うと言う しかし支払いは現金のみ 彼はカードしか持ってなかった  「立て替えてください 絶対払いますから」 別にいいのにと言っても聞かず 彼に住所を教えた しばらく後自宅に現金書留が 小粋な季節の挨拶と共に届いた  いい人
ウヒヒ!脱穀しそこねた!家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウタカハシヨウ私ママに言われたの お日様が 沈む前に脱穀しておきなさいって だけど私ったらエミリーと一緒に イタチを追いかけ回してたの  気づけば夜 光る街灯 だけど足取りは重く 本当は今夜はパーティーだったのにな  もう何なの! 結局今日は脱穀しそこねた ママはプンプン 私のデニムを裂いた だって今時足踏み式脱穀機なんて お洒落じゃないからコンバイン買ってよ  私ママに言われたの お日様が 沈む前に脱穀しておきなさいって だけど私ったらエミリーと一緒に ザラメを脇に塗っていたの  翌日の朝 くだらない授業 教科書をパラパラ見てると 信じられないようなことが 書いてあったの  まあ何なの! この国の穀物自給率の低さは! こんな割合で輸入に頼ってたなんて! 農家の娘なんて嫌で仕方なかったけど 私がやるべきことが畑にはあるのね!  こうなったらパーティーに なんて行ってられないわ ブランドのバックなんかより コンバインが欲しいわ キレイなドレスやノリのいい ダンスミュージックなんかより 畑で汗をかくほうが魅力的なの!
おでこに生えたビワの性格が悪い家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウタカハシヨウおでこからビワの木が生えた 最初からいましたみたいな態度で生えた 無闇に抜くのも恐ろしく 医者に行くのも恥ずかしい  ビワの重みで手元が狂い 片眉を剃り落としてしまった時 涙目になる俺をよそに 爆発的に伸び始めた  悲しんだら枯れるから 笑って咲かせ続けるとか そんな設定にして良い話みたいにしろよ 凹んでる時に限って たわわに実ってんじゃねーよ 俺の毛の量と反比例する気かよこの野郎  おでこからビワの木が生えた 祖父の代からここみたいな態度で生えた 寝てる時には伸びないのに 起きて見てる時に伸びる  目の前にて茂りゆくビワに ついに除草剤を散布したのだが 油断していた数分後に 後悔することになるのだ  流れてきた雫がちょうど 目に落ちてくるような 位置に枝が伸びてきてる シャンプーハットが欠かせない 寝転んだら床に垂れて 畳が腐ってゆく 仕方なく洗い流したら その水でまた育った  逆手に取る 落ち込むと育つのなら 笑えば枯れるはず 食らえ俺の大爆笑  右脇から二本目生えた 笑うと増えるとかアホか しかも枝が刺さるから 右脇が閉められない さすがにもう命の危機だ 119 番にコール 救急車到着までの間に キレイに抜けた  あ゛あ゛ー!!!!!!!!! あ゛あ゛ー!!!!!!!!!
鬼の尊厳復権組織りはびり featuring 綾(柿原徹也) & 唯(山下大輝)家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウ俺はこの鬼の中学で一番強い お前は強いよな 昨日はカマキリと見事引き分けた 袖を噛まれたのによく立ったよ 名誉の負傷だ 血は出てないけど赤くはなった なのに泣かなかったぜ  僕はこの鬼の中学で一番聡い お前は賢いぜ 昨日は割り算の記号を覚えた 難しくて俺は泣いちゃったのに 僕の知能なら ケーキすら二等分できる 包丁が怖くて吐くけど  鬼が恐れられたのも今は昔 愚かな人間どもはもう忘れている もう一度この金棒の錆になりたいか 見せてやろう 我らが種族 鬼のチカラを!  たらふくビビれ人間ども 画鋲をたくさん見せてやる しこたま慄け人間ども 目を見てハキハキ喋ってやる たらふくビビれ人間ども 太めのスウェット履いてやる しこたま慄け人間ども 「ガ」を強めに言ってやる 我らのように手の甲に書いて覚えろ 我らの名は「鬼の尊厳復権組織りはびり」  我らの日常は いつだって冒険 裏山に見参 大人抜きでだぜ? うわあ! どうした? ヨモギでコケた! 虎パン(※「すごく」の意)痛そう! 帰ろう にわかに心細い おんぶするよ 無理だ あばらが折れる もうダメだ 腹減った グミ食う? 噛み切れない!  しかしこのパイ生地でできた金棒が 我らの豪腕でも折れないように どんなピンチも我らの心を折れない 見せてやろう 我らが種族 鬼のチカラを!  たらふくビビれ人間ども 「あっ」て言った後黙ってやる しこたま慄け人間ども 辛めの大根を食わせてやる たらふくビビれ人間ども 「ごんぎつね」を朗読してやる しこたま慄け人間ども 堂々とタンクトップ着てやる 念のために母さんにも覚えてもらえ 我らの名は「鬼の尊厳復権組織りはびり」  ある日噂を聞いた ある人間の高校が 人間以外の生徒を 40名募るらしい バカめ 自ら脅威を引き入れるとは 見せてやろう 我らが種族 鬼のチカラを!  たらふくビビれ人間ども 尊厳を取り戻す日が来た しこたま慄け人間ども 他の受験生を邪魔してでも たらふくビビれ人間ども 聡明は我らは合格する しこたま慄け人間ども 屈強な我らは支配する  たらふくビビれ人間ども 席替えにドキドキしないでやる しこたま慄け人間ども パ行も強めに言ってやる たらふくビビれ人間ども バディーなのに裏切ってやる しこたま慄け人間ども 卓球部のくせに恋してやる 黄虎パン(※「最高に」の意)やべぇ高校生活の幕開け 関節を労わりながら立ち上がるぜ!りはびり!
おニューのかさぶた、ペットに食われろ家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウタカハシヨウ赤信号 停車 待ちぼうけ 広い歩道 開けた視界 静かな風 後方 衝撃 揺らぐ 全身 突っ込んできたのは一台の自転車 謝りもせずどこに行く 後輪がグニャグニャになっちゃったぞ ペダルに足乗せ体重かけてもさっぱり きっぱり動きゃしないよ もう動かない俺の愛車 その名は「安全弁 ゆる男」  名前も知らぬ犯人よ 覚悟しろ 今からお前に96の呪いをかけてやるぞ  1. 上下の歯が絶滅する夢見ろ 2. お気に入りの服の袖が千切れろ 3. 携帯が通話中に爆ぜろ 4. かつおぶしが歯ブラシにからまれ 5. 想定したより深く爪切れろ 6. 大事な書類で印鑑違えろ 7. ものすごく早く眉が伸びろ 8. 往路も復路も切符をなくせ 9.「ハブ対マングース対お前」やれ 10. 思春期平均より長く続け 11. アスパラの筋を噛みあぐねろ 12. 押入れの奥でなめこが育て 13. ドロップス白いのばっかりが出ろ 14. ウィルスソフトに写真を消されろ 15. 履歴書最後で書き損じろ 16. おばあちゃんに背筋で敗れろ 17. スイスへの憧れが髪型に出ろ 18. 缶コーヒーが12秒で冷えろ 19. 発言が偶然韻を踏め 20. ポロシャツの色が国旗とかぶれ 21. 現国のテストだけ並みにできろ 22. 髭剃りしてたらホクロを刈り取れ 23. ブーメラン少し右に帰れ 24. かかとの皮膚が象のようになれ 25. 地元のコンビニが軒並み閉まれ 26. 車掌の声が父に酷似してろ 27. 出てもいない鼻毛に怯えろ 28. 君だけが僕のエンジェルになれ 29. 大好きなファミレスのメニュー変われ 30. タンブラーのフタ朝から開いてろ 31.「開」と「閉」のボタン間違えろ 32. 笹の葉さらさら軒端に揺れろ  損傷は甚大 特殊なパーツが壊れて問屋に発注 修理費は8000円 所要日数は10日間 犯人の手掛かりもなく途方に暮れるのみ 憎しみだけがつのる日々を 粘着系男子の本気を見せてやる 小さな嫌なことが毎日とめどなく溢れだせ  33. 右折の難易度を日々かみ締めろ 34.「株ってなあに?」と子供に聞かれろ 35. 公園の鳩にだけモテてろ 36. パンダが見れず熊で妥協しろ 37. ライフスタイルがイタリアに適せ 38. 学食の人に親身になられろ 39. 妖怪のようなパイが焼けろ 40. 想像したよりワカメが増えろ 41. 金曜の終業間際にミスれ 42. “Language”をラングアゲと覚えろ 43. 残高照会するたび吐け 44. プレート持ってお席で待ってろ 45. じゃがバターの味中盤で飽きろ 46. タイヤの内輪差にしてやられろ 47. いい歳して「あけおめ」って言え 48. できた時だけ誰も見ているな 49. 男子中学生に論破されろ 50. 版画の授業彫刻刀忘れろ 51. 落とし蓋のサイズ間違えろ 52. 意図しない形で下ネタ言え 53. 素足で思いっきりビー玉踏め 54. 加齢に引き連れて枕が臭え 55. バナナの種を全力で噛め 56. 耳の後ろのニキビが潰れろ 57. ベルトのバックル突然吹っ飛べ 58. うっかり利き手と逆のハサミ買え 59. のりとリップを間違えて塗れ 60. 近所の子供に忌み嫌われろ 61. 隣の席にバカップルが座れ 62. 交通費が思ったよりもかさめ 63. やけに水っぽい米が炊けろ 64. 再放送すら見逃せ  65. 出世魚を出世する前に食え 66. 幾何学模様のパンツ売切れろ 67. おしゃれパーマが四日で取れろ 68. 出かける準備し終わる夢見ろ 69. キメ顔してたのにうっかりむせろ 70. 襟の裏で洗剤が溶け残れ 71. 小松菜の種誤発注しろ 72 思い出の場所に高速通れ 73. すべて野球に例えて話されろ 74. 飲みの席でできない約束しろ 75 パリにいるのに醤油をこぼせ 76. 振込用紙が届かず困れ 77. かつてないほどささくれて痛め 78. 猫と思ったら狸で驚け 79. 挨拶するたび友達増えろ 80. 西から昇って東に沈め 81. おみやげ代計算に入れ忘れろ 82. 特殊な楽器をプレゼントされろ 83. 地域のゴミ袋値上げしろ 84. 必死にねり消し作って無くせ 85. ちっちゃいタオルで全身拭いてろ 86. 大盛り頼んでちょっとだけ残せ 87. 肩パット職人に好かれろ 88. 友達がみんなモヒカンになれ 89. J2の試合のチケット当たれ 90. なぜか股関節が亜脱臼しろ 91. 海外でMAD 素材になれ 92. 一晩中屋根のシミにビビれ 93. クリームパンが甘過ぎて落ち込め 94. おニューのかさぶたペットに食われろ 95. ボタン型の電池を飲み込め 96. 家の裏でマンボウが死んでろ
お前の心なんていつでも金で買える家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウ「私は真実の愛を信じてる 彼は売れないミュージシャンだけど お金なんてなくてもいいのよ 一緒にいられればそれで幸せ」  そう言い張る人間がいたので こう提案してみました 「1億ペソあげるから そいつ捨てて僕と付き合って」  2時間後にはもうポイ捨てしてました 携帯から連絡先も消してました 元彼が家に押しかけましたが すぐ通報したらしいので大丈夫です  「俺は気高いミュージシャン 音楽で金儲けする気なんてないから ウケなくても好きな曲を書く 伝わる奴にだけ伝わればいい」  そう言い張る人間がいたので こう提案してみました 「10億ペソあげるから 売れそうな曲を作ってみて」  完全にポップな名曲ができました 大人も子供も仲良く口ずさめます ファンは全員ドン引きしてましたが もう引退するらしいので大丈夫です  二人にネタばらししてみたら みっともないくらい怒ってました 金に負けた方が悪いじゃないですか もう1億ずつ与えたら黙ったけど  さて、この曲を聴いているあなた 今からあなたを試します いくら貰えたら僕の靴を舐めますか? 金額を読み上げていくので いけるところでこのCDを止めなさい
オーロラは毛穴が開いてるだけじゃなかった家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウ深い夜空に滔々(とうとう)と流れる光の帯 人々はその届かない煌めきに憧れてた でもその実態は未だ誰も掴めずにいて 空に赴いて一雫小瓶に詰めた  あの輝きは営業用だったのか 間近だと腐ったゴムみたいな色で 弥生土器の方がまだ光沢がある 恐る恐る顕微鏡を覗く  切り取った破片の全面に 開いた毛穴のようなくぼみ オーロラは天にウヨウヨ沸く 40代の皮膚だった 黒ずんだ毛穴は上空で 冷やされて閉じていた 産毛が光を乱反射し カラフルに見えるのだ  性質は判明したが発生理由がわからない 物理法則をシカトしてでも現れるのだ 夢を壊された人類はこのままではいられない オーロラのスキンケアが計画された  洗顔料、化粧水に乳液 塗りたくればもっと輝くだろう ポテチを食べた後のリモコンみたいな ヌルついた肌触りだ  拭き取った汚れはよく見たら ビールで濡れたクシャクシャの馬券 オーロラは天に昇らない日 競馬場で飲んでいる 140円だけ勝っている 馬券は綺麗な状態だった ギリギリの暮らしだと窺える ビールで赤字だろうが  神々しかったオーロラが 地球のバグ呼ばわり これ以上は落胆するだけと 調査を止める案も出たが  千回くらい逃げようとして 千回とも逃げられなかった オーロラは綺麗だ  汚れを落とした下に 赤面するクオリティーの壁画 意味ありげだが何も言えてない かわいそうなポエム付き 誰かの黒歴史を投影する(さらす) 特殊機能付きの肌らしく 岐阜の佐藤が昔ノートに 描いたものと一致した  佐藤はおいおい泣いた
風が吹けば人類が終わる家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウある日、強い風が吹いた 砂を巻き上げる春の嵐  2人の男がこの風の中 何かを思いついた  極悪科学者集団のボス 他人(ひと)の犬を逃がすほど性根の腐った悪津くん その豊富な知識と柔軟な発想力で お誕生日を台無しにする装置を発明!  炭火焼じゃ満足いかず ビル火焼きや寺火焼きにも挑む森さん お誕生日を台無しにする装置を利用し 心とかかとがガサつく焼き鳥を発明!  タイムスリップしてからというもの 「男?(笑)」と聞かれがちな小野妹子 心とかかとがガサつく焼き鳥を利用し チャックを観音開きさせる羊を発明!  羊・ヤギ・ラクダ 笑顔で走るガキの毛狩りが生きがい 利根さん チャックを観音開きさせる羊を利用し 不快な音に変換して伝える糸を発明!  バンドをやりたかったのに “ドレミファソラシド”の順を覚えられなかった加賀くん 不快な音に変換して伝える糸を利用し クチャクチャ食べてるみたいな音のギターを発明!  部下達が積み重ねた 研究を見つめほくそ笑む悪津くん クチャクチャ食べてるみたいな音のギターを利用し 知能が5歳のオウム並になる曲を発明!  信じられますか?たった1つの風が 世界を滅ぼすだなんてことを 悪津くんの組織は全ての人類に この曲を聴かせる作戦を立てた!  正義の科学者集団のボス 顔の数で仏を凌ぐ優しさ 正木くん その豊富な知識と柔軟な発想力で お誕生日をお手伝いする装置を発明!  安全で美味しい鶏肉に 生涯と旦那の尊厳を捧げる庄司さん お誕生日をお手伝いする装置を利用し 人の痛みが理解できる焼き鳥を発明!  ヨーグルトでカルボナーラを作り コクのある後悔を味わう矢部くん 人の痛みが理解できる焼き鳥を利用し 乳が(胃カメラより)美味しい羊を発明!  オシャレと動物を愛して 毛先とアリゲーターを遊ばせる畑さん 乳が(胃カメラより)美味しい羊を利用し 麗しく芳香で体温で溶ける糸を発明!  学生時代妙にモテた “ちょっと悪い男”を未だに許せない馬場くん 麗しく芳香で体温で溶ける糸を利用し シロアリも慈しむほど心が澄むギターを発明!  部下達が積み重ねた 研究を見つめ微笑んだ正木くん シロアリも慈しむほど心が澄むギターを利用し 清く正しく優しくなれる曲を発明!  信じられますか?たった1つの風が 世界を救うだなんてことを 改心した悪津くんと全ての人類に この曲を聴かせる作戦を立てた!  今では家族ぐるみのお付き合い 先週は一緒に海にも行った だが悪津くんは聴いたフリをしてただけで まだ性根はがっつり腐っていた CDをこっそりすり替えて 作戦開始のカウントダウン 正木くんに告げる 「騙されたようだな!」  「知ってたよ、そんなこと」  「資金集めのため正義のフリをしてただけだ! 誰も気づいちゃいないが うちの組織はロクなものを作ってない! 利用させてもらったぞ 世界を滅ぼすのは俺じゃボケが!」  破滅のメロディーが流れる 風が吹いただけなのに
神様はエレキ守銭奴家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウタカハシヨウこのたびこの太陽系に 新たに惑星を作る神様です 会議で決まった予算は 日本円にして1000京円  潤沢とは決して言えませんが そこは私の腕の見せ所 神々の節約テクを駆使して 体裁だけは保ってみせましょう  低予算で作った生物に 人間と名付けてみました 誤作動だらけの陳腐なオツム 足りないパーツは7ダース  彼らはなかなかに厄介な ハッシュド精神力をお持ちで いつも困ったことがあるとすぐ 私に祈るのです  祈りをフリーダイヤルみたいに使うな 費用はこっちで負担してるんだぞ そんなとこにお金がかかると オゾン層を維持するお金を削っちゃうぞ お前らの半熟脳みそと天界を 有線LAN で繋げてやろうか!  人間と名付けた生物は 足りないオツムで考える 彼らは好奇心が旺盛で この星の秘密を知りたがる  脱脂綿詰めただけの地殻 エアコン切れてただけの氷河期 恐竜の化石は趣味のプラモ どうか気づかないで!  ブレーカー落ちてる間にマンモス滅んだ これぞオール電化惑星のリスク 金星の神から輸入してた電気が 値上がりしたからケチってたんだ このペースだとあと数年で 予算を使い切りそう  どうやって運営しよう!  予算があれば 地軸はまっすぐにできたし 完璧な生き物にもできたんだ でも偶然 地軸の傾きは四季を生んで 不完全な心は愛を生んだ  案外良い星になった  でももう無理!こんなクソ星すぐ売るわ! そのお金で天国の国債買う! あとはせいぜいうまく歩めよヒト科ども! 私なしじゃすぐ死ぬだろうけど! (笑) せっかくだし最後に有給でも取って 温泉に行くことにするかな!  熱海
キッチンでカッパがタニシ茹でてる家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウタカハシヨウカッパが私のキッチンでタニシ茹でてる 割と大きめの鍋で大量に茹でてる 「ごめんごめん、ガス代はちゃんと払うからさ」 ガス代とかじゃねぇんだよ  金曜日の夜 仕事は終わり 今日は家で一人 TSUTAYA で借りた「アメリ」を見ながら赤ワイン  家のドアを開け突然の異臭 ふるさとのドブの匂いがする 一人暮らしの私の家の キッチンに緑色の人影  カッパが私のキッチンでタニシ茹でてる キッチンタイマー片手にタニシ茹でてる 「ごめんごめん、砂抜きは外でやったからさ」 砂抜きとかじゃねぇんだよ  言いたい事は山ほどあるが声にはならない 前世で一体何したらこんな目に遭うの  「気にしないでお風呂にでも入っててよ」 この状況で風呂なんか入れるか 「ちょうどさっき沸いたところだからさ」 私は戦慄する  カッパに親切にお風呂を沸かされてる 帰ったらすぐ入れるようにお風呂沸かされてる 「ごめんごめん、一番風呂は譲るからさ」 二番風呂はやらねぇよ  お風呂から上がると カッパの姿はなく キッチンに残された書き置き 「冷蔵庫の中にプレゼントがあります」  カッパに茹でタニシおすそ分けされてる 小鉢にかわいく盛ってラップされてる 「赤ワインに合う味付けにしておいたよ」 ていうかガス代もらってねぇぞ
君を忘れた家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウ狭い 深い 森の世界に囚われて 天狗の少年の目は死んでいた しかし ある日 茂みから聞こえた鳴き声が 少年の生き方を変えることになる  茂る草の奥には傷ついた獣 ではなく鼻血を垂れた人間 鳴き声に聞こえたあの音は 呼吸で鼻がピーピー鳴る現象  天狗がここを出られないように 人間もここにいてはいけない 森の掟“天狗を見た人間には死を” どうも好きにはなれない決まりだ 他の天狗に見つかる前に逃がしたいが 人間は足を怪我していた  大人には隠れおっさんを飼育 かわいくない 汚い あと世知辛い 「明日はタバコとヨガマット持ってきて」 わがまま言うんじゃありません!  少年は出会いも激情も夢も 現状に抗うことも諦めていた 人間はそれを許せなかったのだろう 人間界の話を毎日聞かせた  少年の目に光が灯る 飛び出す勇気が湧き上がる そこには何もかもあるように思えたから 弱っていた人間も徐々に 明るくなり怪我も癒えていく しかしなぜかここに来た理由は話さなかった  やがて二人に別れが訪れた 涙はない 笑って 再会を誓う 気が緩んだのは仕方ないことだろう 気づけば天狗たちに囲まれていた  彼らは無慈悲に殺意を向ける 少年と違い人間は抗わなかった 「お前に会って希望を取り戻せたが 俺は元々死ぬためにここにきた」  「殺しちゃダメだ」声の限り叫ぶ 願いは通じたがその条件は 互いの記憶を消すこと 少年に手渡されたのは 射った者と射られた者 互いに関する記憶を失う矢  少年を忘れればまた死に向かう 少年も死んだ目に逆戻り 結局この矢は互いを殺す 躊躇する少年に人間は「早く射れ」と笑った  「俺たちは弱い この心は いつも世界に押しつぶされた 自分じゃ自分を変えられなかった こんな痛いのに変われなかった でも時に容易く、誰かに変えてもらえる それは一人では気づけないこと でも俺たちはそれを教え合った だからもう大丈夫だ」  口にしたのは同じ言葉だった 「俺を忘れても、その想いだけは忘れるな」 その約束は胸に刺さった しっかりと刺さった
筋肉痛駆け落ちの滑稽な結末家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウタカハシヨウ「突然だけど明日僕は この街をさらなきゃいけない 君と離れたくなんかないのに 大きな力に引き裂かれてしまう だけどどうしても君が好きなんだ 今日のうちに一緒に逃げ出そう」  「こんなことになると知らず昨日 僕は君を驚かせようと贈り物を 僕らの宝物に隠したんだ 君の薬指に似合うはずだ」  「一緒に来てくれるのなら 指輪をつけてあの場所へ 不自由させないとは言えないけど 何にも縛られず愛し合えるよ」  あなたからの留守番電話 着信はほんの少し前 かけ直しても繋がらないのは そうまでしないと逃げられないから? 私たちの関係は最初から 運命に壊されるものだった  私はどこへでも行くわ あなたと一緒なら大丈夫だから でも私にとって全てがあなたとの宝物 贈り物は一体どこなの?  自転車にまたがり走り出す ペダルに乗せた両足は 考えるより血が巡るより早く チェーンが軋む音が響く  一緒に選んだものとか… 一緒に見たもの全部 かき集めて持っていく 全部が私の宝物だから  汗と涙で滲んだ視界が 一瞬私の時間を奪う 私の自転車の前輪が 大きな音を立てた  誰かにぶつかってしまった ごめんなさい、でも足は止められないの 罪悪感さえ置き去りに 今はあなたへと走る いつもこの自転車で出かけたよね 公園にも 買い物にも 私たちを運んでくれた わかったわ、あなた 私たちの宝物はこの自転車ね  だけどやっぱり見つからないの この自転車のどこに隠したの 私は気がついた さっきぶつかった時に ライトが割れていたことを きっとこの中にあったのね  待ち合わせ場所にいないあなた 私が指輪をしてないせい? 違うの 着いて行きたいの 行かないで お願いだから  僕は君が見える場所にいるよ ライトのフタは開いてるのに 指輪をしてない君が見える 君の答えはもうわかった  話してもきっと辛くなる もう何も言わないで去るよ 心から愛していたよ さようなら  「ありふれた約束をしよう 目に見える将来を誓おう」  「君の薬指に宿れ 僕の命 僕の心 君がそっと耳を当てれば 僕の鼓動が響くほどに」  携帯に残ったあなたの声 あなたはもういない
クワガタにチョップしたらタイムスリップした家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウタカハシヨウ無機質な空の色 視界に広がる未来都市 のんきなクワガタは肩を這う ここはどこだろう  愛らしいペットのクワガタと じゃれていただけなのに何が起きたの パニックを起こした私は何度も クワガタにチョップし続けた  「戻れ!戻れ!」と叫びながら 路上で昆虫を襲う私に 現代生け花みたいな髪型の警官が 「そこのリアス式歯並びの君!」と声をかけた  未来人にコンプレックスを指摘された お前の祖先にいたずらするぞ 平成原人は涙目で訴える 「クワガタにチョップしているだけです!」  「10年前滅びたクワガタだ!」 警官は驚愕を顔に浮かべる 私の話を信じた彼によると ここは50年後の世界  「この時代の君に会えたら 多分帰る方法がわかるだろう」 彼は粘着質に私の家を調べ出し 訪ねるとそこには私の孫が住んでいた  鮮やかに歯並びが遺伝しちゃっている 二世代経たのに無様に似てる 平成原人は涙目で励ました 「港としては非常に優秀だから!」  「この時代のあなたはここにいます」と 連れて行かれた先は病院 「余命一ヶ月と言われて今日でちょうど 一ヶ月になるんです」  やせ細った老人の顔は それでも自分だとわかって 未来の自分はこの時を 待っていたかのように喋りだす  「何も言わなくていい 言いたいことはわかってる 今すべて教えれば きっと今日死ぬ運命さえ 変えられるだろう でも私が語るのはたった一つ」  「これから君は何度でも 何度も何度も後悔し 何度も何度も傷ついて 何度も何度も泣くだろう でもその一つ一つ かみ締めて時が経つほど いつの日か熱を帯び 手放しがたくなるから  何も知らずに帰りなさい 私はちゃんと幸せだ」  熱を失う老人に 流した涙がクワガタに 触れるや否や瞬いて いつもの風景に包まれた  まだ青い空の色
恋のタンドリーハート ~素手で触るとGITOGITOするよ~家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウもしも私が恋をするならば 理想の相手は決まっていて 背は高くスタイルが良くて バスケ部ではエースを務め 勉強は苦手でも頑張り屋で とにかくいつでも優しくて だけどちょっぴり不器用で 好き嫌いなく何でも食べて 結構なおっちょこちょいで 時々頼りないこともあって でもいつも一生懸命だから 一緒に成長したいと思えて たまに怒ることもあるけど それも私を思ってのことで 最後には必ず笑顔をくれる そんな心が暖かくなる人で 例えば寒い冬の放課後には 私は校門であなたの部活が 終わるのを待っているけど そしたらあなたは大急ぎで 汗をかきながら走ってきて 「待たせてごめんな」って 「寒かっただろあっちでさ ココアでもおごるよ」って そんなのいいって言ったら 俺もいっぱい運動したから 喉乾いたんよだって強引に 自販機まで私を引っ張って でもあなたお財布忘れてて ポッケ全部ひっくり返して 今度は冷や汗かいちゃって しょうがないし私が払って なんかあなた凹んでたけど 私よりかなり大きいくせに まるで小さい動物みたいで あ な た のXLのPコートの ポッケに私の手はすっぽり 素敵なコートねと言ったら 「そうだろ。気に入ってる 色が最高なんだよ」なんて そこじゃないのになあって 私は一人だけ笑っちゃって 「何で笑うんだよ?」って 困っていたのももう昔の事 私たちもついに3年になり 私は極普通に地元の大学に 進学するつもりだったのに あなたは上京するんだって 突然の事で私泣いちゃって だって叔父のお店を継いで 板前になるのが夢だなんて あの時はじめて聞いたから たまに帰って来れる?って 喚き散らしながら尋ねても 「そうしたいけど、難しい 修行が大変なんだよ」って やだやだって駄々をこねて あなたと離れ離れだなんて 想像すらもしたくないから そんな馬鹿な私をあなたは 優しいけど少し悲しそうな はじめて見る瞳で見ていて それからは気まずくなって 会話もできない日が続いて ある日一人の帰り道の途中 顔を腫らしたあなたがいて どうしたの?って聞いたら 「叔父さんの店は継がずに ここに残るよって言ったら こっぴどく殴られた」って 「でも俺もう絶対東京には 行かないし安心して」って 「家出してきたんだ」って 大丈夫なの?って聞いたら 「君が僕に望んでることを するのが僕の幸せだ」って その言葉は嬉しかったけど それより胸の痛みが強くて 私が優しさに甘えたせいで あなたを傷つけてしまって 私の大好きは独りよがりで あなたを苦しめてばっかり 今更になってこんなことを 言える立場じゃないけれど 全部私が間違っていたから 東京に行ってって伝えたら 「違うんだ。君は悪くない それに僕は優しくないんだ 僕は目標を投げやりに捨て 君がいる方に逃げただけで 自分のためにやったことを 君のためだって言い訳して 君のせいにしたズルい男だ 僕がいると君を傷つけるし 僕の大好きは君を苦しめる もうダメなんだ。別れよう 僕はやっぱり東京に行く」 私は泣いて返事もできずに そしてそのままもう一度も 言葉を交わすことはなくて あっという間に10年経ち 私は卒業後地元で就職して 上司には理不尽に怒られて 家に帰っても親にそろそろ 結婚しなさいと怒られるし やがてストレスは限界値に 勢いで仕事を辞めちゃって 一人で寂しく京都に旅行へ ガイドブックで気になった 和食のお店に来てみたけど まさか今日は定休日なんて しょうがないから隣の店に なぜか妙に入り口が汚くて お客さんは一人もいなくて 失敗したなって思ってたら 次の瞬間には息が止まって だってカウンターの向こう あなたが立ってるんだもの 少し大人っぽくなったけど だけど笑顔は変わってない 何て言えばいいかわからず ただ立ちすくんでいる私に 「いらっしゃい」と言って カウンターの席に座らせて 「今日仕入れた中で一番の カツオのお刺身です」って 頼んでないよって言ったら 「自販機のお返しだ」って あなたが捌いた魚の料理を 食べながらたくさん話して 「支店任されたんだ」って 「売上はイマイチだ」って おいしいけど玄関くらいは 掃除しなきゃって言ったら 「先週バイトに逃げられて 掃除もままならない」って 「君が僕の奥さんになって 手伝ってくれないか」って まだ再会したばかりなのに いきなり何言い出すのって 「ずっと君を想ってたんだ どうかやり直させてくれ」 私には意味わからなかった やり直すなんておかしいよ だって私返事してないもん ただ遠くに離れてただけよ 「そうか。なら僕らはもう ずっと一緒だ」って笑って 柔らかく抱きしめてくれる そんな王子様を待ってます そんな王子様を待ってます そんな王子様を待ってます そんな王子様を待ってます そんな王子様を待ってます そんな王子様を待ってます そんな王子様を待ってます そんな王子様を待ってます そんな王子様を待ってます そんな王子様を待ってます そんな王子様を待ってます
さくら家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウ「我々は本年度の開花を拒否することにした」 いつもなら満開なはずの時期に さくらの大統領が発表した声明は 人類を震え上がらせたのだった!  「まったく人間どもは毎年 ジロジロ見ては発情し やかんのような奇声をあげ 酒やつまみをキャッチ&リリース  ちょっと開花が近づけば “まだ六分咲き”などと値踏みして 失礼だとは思わないのか!? 他人の半裸に点数つけてんだぞ!?  お前らの開頭日をニュースで流してやろうか!! お前らの肉片を散らしてやろうか!! もし近づく奴がいたら鼻に枝を差し込んで イルミネーションのパーツにするからな!!」  そんなさくらの主張を聞き 【急遽!】組織された対策委員会 過去のご無礼を謝罪し 委員長は提案する  【その1・“花見”の名称は“クソ汁の花拝見”に】 【その2・さくら様を前に開口した者は死刑】 これらのルールを決めたものの 人間側からの反対が殺到!  ・さくらだけ決めるなんて梅に失礼じゃないですか? (16歳 女性)  ・こっちも半裸になれば文句ないだろ? (28歳 男性) ・“開口”って字は”閉口”と見間違えるから使うなよ (56歳 男性) ・水分量は人によるし汁は不公平! (34歳 女性)  「お前らの団結力はちっちゃい昆虫以下だよな ズレた問題で足を引っ張り合って 守れないルール作って 破って揉めてまた揉めて 絶対押すなよ系のコントみたいだな」  聞いてください、大統領 確かに人類は愚かです 咎め合い奪い合うことでしか 一つになることもできやしない  だけど逃げない! 咎め合い奪い合いながらも あるかもわからない答えを 探す旅から逃げない!  さあ、咲いてください いつもグダグダな人類だから いつも変わらず美しい あなたの花びらが欲しい  バラバラな私達を まるであざ笑うように 一斉に芽吹く桃色の世界 今年もアホみたいにさ 口を開いて無防備に バラバラの頭で一緒に思うんだ  “また来年も見たい”って
消化器がダンディーで気が利く場合家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウタカハシヨウ「ただいま」と私は言う 「おかえり」と君は言う テーブルには角砂糖二つ入りの 私のためのコーヒー  ドラマは録画済み 洗濯物は片付いて カレンダーには私の 明日の to do リスト  私が眠れなければ 枕元でそっと贈られる バリトンの子守唄 私が弱音を吐けば 「お前を撫でる手が欲しい」と 君はため息をついた  「おはよう」と私は言う 「おはよう」と君も言う テーブルにはホットミルクたっぷりの 私のためのアッサム  私のリズムも 私の好みも 私の気分も 知り尽くした私の消火器(きみ)  君は約束をした 中身を出し切って死ぬ時まで お前を守り続けると 私も約束をした いざという時にはこの手で 君を使い切るからと  ある夜 誰かの悲鳴で目覚めた いつの間にか焦げ臭い部屋 何が起きたかもわからないままに 燃えるタンスが倒れてきた  君がつっかえ棒になって 倒れきれなかったタンスの下で 背中に穴の空いた君の姿を 無傷の私は見ていた  「穴から漏れた粉末で 周囲の火は消えただろう 俺を動かせばタンスが倒れる 早く独りで逃げるんだ」 「勝手に守っていなくなるな!」 私の叫びは炎に溶けて 駆けつけた消防隊に 攫われて独り救われた  私も約束も守った君と 君も約束も守れなかった私 ごめんね とても不公平だけど ダンディーで気が利く君の場合は 許してくれるんだろうな
次元跳躍シャンプーハット featuring Dr.冠次(大槻ケンヂ)家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウ長い研究の末完成した 次元跳躍シャンプーハット これを使えば次元の壁は超え放題  二次元世界の退屈さは 突然沢山の女の子に好かれたり 飛び抜けた才能を生まれ持ったり 普通過ぎる日々で  「三次元に行こう!」  パンツまでつぶさに再現された 俺のフィギュアが売ってる 不特定多数が愛でてるの? 三次元人気持ち悪… そんなものに頼らずに現実で ハーレム作ればいいのに 気持ち悪さにプライドを 感じているフシさえあるから 手遅れだ 三次元  長居はしたくない場所だ あくまで他の漫画やアニメに 混ざるための通路にしよう イタズラしてやる  スポーツものでビームを撃ったり 時代劇でエアロビしたり 世界観クラッシャーだぜ!  「三次元に行こう!」  路上で洗髪してるくらいで 職務質問しますか? 「清潔かよ!」ってツッコんで 次のシーンでは忘れてよ コメディーの住人にそんな対応 世界観クラッシャーだ 命はギャグで戻せるが 落としたテンポは取り戻せない 愚かなり 三次元  路地に隠れて街を見る 待ち受け画面やストラップにも 至る所に二次元グッズ よほど憧れているらしい  皆どこか退屈そうで ここじゃない世界探して もっと自分の場所を愛せばいいのに  俺も二次元を愛してみよう 考えてみりゃ最高だろ? だいたいいつも奇跡起こるし 努力はカットでダイジェスト 帰って美女だらけのエレベーターに 偶然にも閉じ込められて 全員とフラグ立てるか 画面の向こうでヨダレ垂らして 見ていろよ 三次元
その魔王はまるで恋する乙女のように家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウ新卒で魔王職に就きまして 勇者の挑戦を待つ日々 正義を討つのが生きがいだが あいつ一向に戦いに来ない  高校から使っている グングニルのお手入れは十全 アクセスしやすいように 新宿に事務所を借りたんだぞ  戦いの舞台はセッティング済み トイレはウォシュレット付きに換えた 事務所内での分煙も徹底してる いつ来ても最高の状態で戦える!  なのになぜお前は来てくれないんだ! 呑気に雑誌のコラムとか書くんじゃねえ ガーデニングがマイブームってなんだよ ベランダでバジル育ててる場合か!?  もう怒った!メールしよ 「来ないならばこちらから殺しに行くぞ!」っと 事務所には来ないくせに 返信はわりかし早めに来た  「だって大した悪さしなそうじゃん 昨日テレビ出てんの見たけど何あれ? “店員に偉そうな奴はビンタの刑”って 政治家の方がまだ危険思想だぞ」  だってあーゆうおじさん見てて腹立つじゃん! てかテレビでひどいこと言っちゃダメなんだぞ 青森のおじいちゃんも見てるんだぞ? 全国放送の怖さをなめんなよ!?  さすがにさみしくなってきた これじゃアイデンティティーが瓦解する こんな時は花占いだ! 来る来ない…  来る!  来た!  「加湿器買うついでにちょっと寄ってみたよ せっかくだし今から軽く飲みに行かない?」 魔王(ひと)の気持ち軽く踏みにじんのやめない? 別に優しくされたいわけじゃねぇんだよ!  まあ、行くけど…
誕生日、ペペロンチーノにやさしくされる家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウタカハシヨウ誕生日なのに君はまた仕事 「ただの平日だよ」って笑う いくつもの不満をこらえた 精一杯の笑顔  凍えるような暗い夜 疲れて帰ってきた君を 体の芯の方から 暖めてあげるよ  君が二度と寒い思いをしないように 君が二度と怖い夢を見ないように 君と同じところが痛むんだ どうかもう小さな手が震えないように 大変だった今日をちゃんと乗り越えて 明日もまた戦う君のことを 少しでも元気付けてあげたいから 僕をフォークでくるくる巻いて  僕は君だけのペペロンチーノ ニンニクとオリーブオイルと唐辛子が パスタの茹で汁と絡まって 君の心を躍らせるよ  今日も忙しかったの? 誰かに嫌なこと言われた? 我慢しなくてもいいよ 僕は知っているよ  君が飲み込んだ「疲れた」の数も 君が我慢したあくびの数も そんなもの全部吐き出してよ 代わりに僕が君の中にいるから がんばり屋さんな君のことだから 自分でうまくブレーキ踏めないんでしょ? 僕が胃の中でもたれてあげるから 僕のベーコンを噛まないで飲んで  君の努力がハッピーエンドで終わるように 君の苦労が誰かのためになるように インスタントの僕のようにすぐ消えてしまう 今日だけしか輝かない言葉を  「お誕生日おめでとう」
地底人が見せた抜群の生活感家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウ私は地底探検隊の一員 頭を打ったらしくここ数時間の記憶が無い 地下52kmの空洞で孤立 非常事態 反重力発生装置で帰還する  不意に現れたお風呂上がりの地底人 タオル代わりにと装置を奪う 多分あんまり水吸わないですけど!? 引き換えにハンガーとかもらいましても!?  不意に現れた埋めた骨を探し過ぎた犬 首輪代わりにとハンガーを奪う 強烈な襟みたいになりますけど!? 引き換えにドリアンとかもらいましても!?  不意に現れた脚が長過ぎる人のお座敷 靴下代わりにとドリアンを奪う 臭う上に靴を貫きますけど!? 引き換えに高枝ばさみとかもらいましても!?  不意に現れたイモを掘り過ぎた幼稚園児 爪切り代わりにと高枝ばさみを奪う 下手すりゃ指ごと持ってかれそうですけど!? 引き換えに土鍋とかもらいましても!?  不意に現れた井戸水を欲し過ぎたエコロジスト スコップ代わりにと土鍋を奪う 桶の代わりの方がいい気がしますけど!? 引き換えにカボチャとかもらいましても!?  不意に現れた刺し過ぎた伝説の剣 どんな勇者なら引き抜けるんだ うっかりつまずき 装置と引き換えに 残ったカボチャもまっ二つ  恐ろしい 地底の世界 このままじゃ地上に帰れない 負けないぞ 奪い返す 地上に戻るための翼を  また会ったなおい!井戸水を欲しすぎたエコロジスト! カボチャを丁寧に裏ごしして 井戸水をカボチャスープにするぞコラ! こうして土鍋を奪還  また会ったなおい!イモを掘りすぎた幼稚園児! 土鍋をスコップ代わりにして せっかく掘ったイモ埋めるぞコラ! こうして高枝ばさみを奪還  また会ったなおい!脚が長過ぎる人のお座敷! 高枝ばさみを爪切り代わりにして 小指の爪を綺麗に切るぞコラ! こうしてドリアンを奪還  また会ったなおい!埋めた骨を探し過ぎた犬! ドリアンを靴下代わりにして 嗅細胞を殲滅するぞコラ! こうしてハンガーを奪還  また会ったなおい!お風呂上がりの地底人! ハンガーを首輪代わりにして 地上で大事に飼育するぞコラ! ついに反重力発生装置を奪還  持っていたタオルで装置をお手入れ どうやら正常に動作するようだ 地上に帰還 気がかりは はぐれた隊員たちだが…  バーベキュー 楽しんでる 先に戻って肉焼いてた 地下に続く この穴を ゴミ箱代わりに使うなコラ!  半分が 残ってた カボチャを切って焼いて食べながら はしゃいでる 部下を一人 捕まえて穴に突き落とす!  私は地底探検隊の一員 頭を打ったらしくここ数時間の記憶が無い
(ちょっと深刻なレベルで) 孤高の花家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウバラの世界は出る杭を折り灼き尽くす おたんこなすの泥メスまみれ 馴染めないわ だって私はどんなアイドルより可憐で 何をしても 何もしなくても 目立ってしまうから  でもそれでいいの ブスといるとブスが伝染るし 好きなだけ疎めばいいわ 私は孤高のバラ  ある日開かれた先生の誕生会 一人ずつプレゼント?は? 私聞いてない 一か八か歌ったけど拍手一つ起きず さすがに焦って汗をかいた 両目から  しょうがないから私が合わせてあげる お湿りブスどものお友達ごっこの中へ 行きたくもないトイレにだってついていき ところてんみたいな女をかわいいねと褒めた  すると奴らは手のひらをちぎれるほど返して 私をお祭りに誘う 浴衣買わなくちゃ  なんで待ち合わせに誰も来ないの 一人じゃないふりをして3つ買ったりんご飴 足に落としてベトベトになっちゃって タオルもないから浴衣の裾で拭いた  もういいわ こんな世界捨ててやるから お祭りも別に楽しみじゃなかったし 私を崇めないメスなど乾き死ね 私は別の世界で姫になるの
粘着系男子の15年ネチネチ家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウタカハシヨウ君への愛を綴ったポエムを 送り続けて15年 返事はまだ来ない 返事はまだ来ない  1年目はがむしゃらだった 毎日毎日欠かさず書いた 執拗に切手を舐めた 君に届け僕の唾液  2年目もがむしゃらだった 家が燃えても気づかぬ程 服が下から燃えていき 気づけば襟しか残ってない  3年目にはこなれてきた もはや文学の域に達した mixiの日記で公開した マイミクがカンストした  4年目に雑誌に投稿した 社会問題にまで発展した ポエム集の出版が決まった 僕はサラリーマンを辞めた  君への愛を綴ったポエムを 送り続けて15年 返事はまだ来ない 返事はまだ来ない  5年目にはプロポエマーだ F1層に特にうけた だけど僕は一途だから 他の子はひじきが生えた大根に見える  6年目に体を壊した すでにポエムは2千を超えた 折れたことがない骨がない 壊していない内臓がない  7年目に完調した 今日は君を何に例えよう エクストリーム・アイロンがけかな 複素内積空間かな  8年目も僕は変わらない 今日は君を何に例えよう 幕下16枚目の全勝優勝かな AMPA型グルタミン受容体かな  君への愛を綴ったポエムを 送り続けて15年 返事はまだ来ない 返事はまだ来ない  9年目僕は事故にあった ひどく頭を打ったらしい 自分の名前も忘れた僕だったが 君が好きな事だけは覚えてた  10年目も11年目も 記憶は戻って来なかった それでも君が好きだった ただただ返事が欲しかった  12年目も13年目も 記憶は戻って来なかった まだまだ君が好きだった それしか持っていなかった  14年目にもまだ戻らない 毎日が怖くて不安で 君を一目見たかった 君に一言言いたかった  15年目に記憶が戻った 全部思い出して泣き出した 僕は思い出してしまった 15年前君が死んだことを  君への愛を綴ったポエムを 重ねていけばいつか届くかな 君のだった部屋に 毎日放り込んだ 君がもう見えなくたって 愛し続けてやるんだ でも また会えると思ったよ 君はまたいなくなった  君への愛を綴ったポエムを 送り続けて16年 返事はまだ来ない 返事はまだ来ない
ハロー、ワールド家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウ「触れるな お前も人間のくせに」 気位の高い猫の紳士は声を絞るが 血を流しすぎたその体に力はなく 抱き上げると羽のように軽かった  紳士、どうか今は静かに 僕は車があなたの上を走るのを見ました 例えあなたが拒絶しようとも 見過ごすわけにはいきません  「なぜ私の言葉がわかる」と 紳士は訝しげに髭を揺らす その嫌悪の目は見慣れていた 僕は半分猫なんです  ハロー、ワールド あなたの世界に 関わらせてくれませんか ハロー、ワールド どちらにも入れない 僕にどうか一歩目を ハロー、ハロー  「君は人間の姿を選んだ ならば人間として生きるべきだろう」 彼らもあなたと同じなのです 自分と違うのが怖いのです  ちっぽけなくせに恐れられる 半端な僕には半分しか わからないかもしれませんが どうか声を聞かせて  ハロー、ワールド 「君は実に愚かだ どちらからも敵として見られ」 ハロー、ワールド 「どちらにも味方する 愚かで不憫な少年だ」 ハロー、ハロー  病院まで持たない最期の息を 紳士は僕に向けた  「ハロー、ワールド 誰かを半分でも わかればそれは魔法のようだ ハロー、ワールド それほど誰もが遠い それでも呼びかけ続けなさい ハロー、ハロー」
百鬼蛇行 featuring 綾(柿原徹也) & 唯(山下大輝)家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウ「ついにやってきた入試の日 我らに課せられた8つの試練 他の受験生を邪魔してでも 我らは必ず合格してみせるからな」  【第一の試練・人間化】で狙うは豪傑ひまわり・八雲 「まずはアイツだ!」「ああ」 年頃らしい身長に上手く化けられない 「靴底を削ってさらに小さくしてやるぜ」 彼らは肉を削られて踏み台にされたのだった 「虎パン痛ぇ!」「これがアリとされるなよ……」  【第二の試練・常識】で狙うは腹黒猫人間・六郷 「次アイツは?」「う~ん……」 人間とのハーフの彼には勝ち目がない 「宝物のコンビーフあげて味方にしよう」 彼らは「試験中だよ」と常識的に断られた 「おいしいのに!」「おいしいのに!」「おいしいのに!」  【第三の試練・学力】で狙うは貧弱地底人・地根 「アイツ弱そうだぜ!」「フフ」 メガネを煮染めたような知能を有している 「消しゴムにシャー芯を埋め込んでやるぜ」 彼らは試験後半身を大地に埋められたのだった  【第四の試練・運動】で狙うは奔放天狗・天葉 「アレはアホそうだ」「だな!」 人間レベルに上手く抑えられないらしい 「カエルの卵ぶつけたら全力で飛び退くな」 彼らは卵を慎重に運ぶ天葉の優しさに涙した 「良い奴だな……」  「ついにやってきた入試の日 我らの成績はちょっとイマイチ 思ったほど邪魔も効かないが 我らは必ず合格してみせるからな!」  【第五の試練・金銭感覚】で狙うはゴリモテ通貨・金丸 正体のせいで露骨にド贔屓されている 「なんかアイツだけ……」「だよな」「不正だ!審査は平等であるべき!」 彼らは悪役にされて金丸はたくさん味方を得た 「え!?ちょっ」「そ、そんな」「こ、これが人間社会か!」  【第六の試練・コミュ力】で狙うは激ボッチのバラ・姫乃 「人間(♂)にはモテるし」とこぼしパンを持ってトイレへ 「おいおい……」「いくらなんでも……」 「さすがにかわいそう。話しかけてやろう」 彼らは痴漢に仕立て上げられ姫乃はたくさん味方を得た 「え!?ちょっ」「そ、そんな」「こ、これが人間社会か!」  【第七の試練・恋愛観】で狙うはべっちょり粘着リス・小松 恋人の私物を口に含む性癖がある 「…うれしいか?」「怖すぎ…」「口説いて4日モノの靴下を食ませてやる」 彼らは50秒後靴下の燃えカスを見つけたのだった 「おい、これ…」「えぇ…?」「泣きそうなんだけど」  【第八の試練・ファッション】で狙うはクソ落伍首輪・神田川 自慢の服を苦笑され遺書を書き始めた 「ダセェ!」「馬糞を塗って変な模様を足してやる」 彼らは40秒後センスのない服の燃えカスを見つけたのだった 「これは……」「まあいっか」  「ああ!こんなはずじゃなかったのに まるで歯が立たない8つの試練 結局誰一人ジャマできず かえって評価を上げちゃったかもしれないぞ」  彼らは結果の改ざんを目論む 全ての文字は消しゴムで消せると思っていた 評価用紙を前に絶望 【人間化】以外最悪だった  「絶対合格する!」 「尊厳を取り戻す!」 「ここで終わるわけにはいかない!」 「けど文字が消えない……」 「なんて意地悪なんだ……」 「そうだ!切り取って順番を入れ替えよう!」  【人間化】の評価「抜群に優れている」を【常識】に 「お歳暮はジュースにしよっと」 【常識】の評価「常識外れの極み」を【学力】に 「偏差値? 86億だけど?」 【学力】の評価「何も考えずにこなす」を【運動】に 「体が勝手に動くんでね」 【運動】の評価「ギリ生きられるレベル」を【金銭感覚】に 「あっちのスーパーが安いんだ」 【金銭感覚】の評価「節約せずに全力」を【コミュ力】に 「皆で協力しようぜ!」 【コミュ力】の評価「強気でグイグイいく」を【恋愛観】に 「次は二人で会おうよ」 【恋愛観】の評価「照れはあるが興味あり」を【ファッション】に 「に、似合うかな…?」 【ファッション】の評価「靴下だけ履いていない」を【人間化】に 「あ、忘れちゃいました☆」  すり替え完了  「これは完璧な作戦だ! 多少不自然だがバレやしない もう合格は決まったようなもの 震えて我らを待っていろよ人間ども!」
ヒーロー家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウひしゃげた4号車の中に 脚を怪我した君がいた 動けない?大丈夫! 僕が君のそばに来た 微かな声でありがとうと言って 僕の腕で眠った君が 翌朝病院で目覚めたことを さっき夕刊で知った  “また正義の味方のお手柄だ” そんな見出しも見飽きたな 僕にはどうしてか昔から 他人にはない力があって 勇者とかヒーローとか 正義の味方とか呼ばれた  粗大な冠に肩が凝って 鳴り止まない取材依頼の電話を 無造作に切り続ける 「どうして他人を助けるんですか?」 以前されたその問いかけに満足な 答えを持っていないから  僕は正しいことをしている 助けた人も幸せなはずだ そう信じてはいるけど スッキリはしてないんだ 感謝されれば嬉しいし 認められるのも気持ちいい そんな僕の満足感のために 他人の命を利用して  疑問にはひとまず蓋をして 空っぽのまま他人を救い 時間は無遠慮に過ぎてって ある日のニュースで目が覚めた 4号車にいたあの子が 殺人犯として書かれていた  つま先の熱まで慈しんで 掬いあげた君の命が命を ゴミみたいに踏んだのに ニュース記事の正義という言葉は この胸の痛みの責任も取らずに キラキラと輝いていた  正しさなんて見つからない でも間違いだなんて信じない  振り付けも知らないまま 舞台に立つ馬鹿な僕らだから 命って言葉もきっと 殺しあって作ったんだ  平等だと笑いあう裏で 必要不要と値踏みして 救うも奪うも自分のため そんな肉を守るのが僕なら 世界で一番不要な命を この肋骨が守っている気がする
へし折れろ、君の心家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウタカハシヨウ誰も君のがんばりなんて見てない 味方なんて一人もいない 君は評価されることすらない 存在しないのと一緒さ  今日君は何を生みだして そのために何を消費した? だらしなく堕落した君のせいで 世界はまた損をした  へし折れろ 君の心 閉ざされろ 君の夢 泣き崩れろ 部屋の隅で 誰も見てないけどね  ただのエネルギーの無駄遣いを 努力と呼んで満足して 何かになれたつもりなのかい? 人に迷惑をかけるな  遠い土地の空気に触れて 面白い小説を読んで 得意な顔したって君自身の 価値は変わっていないよ  君が今 おいしいと 言って食べた 焼き肉も この前まで まだ小さい 誰かのお母さん  いじらしく 咲く花も 誇らしく 舞う鳥も 美しくあるけれど 君のためじゃない  へし折れろ  君の心 無駄に終われ 君の努力 泣き崩れろ 部屋の隅で 誰も見てないからね
星のとなりの空け者 ~織姫~家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウ彼は行ってしまった 天の川の向こう側 約束の日は一度も晴れたことがない 神様のいじわるに抗う方法を探して カッパという妖怪が川を渡れると知った  だけどカッパは滅多に見つからない とんでもないレア妖怪 困り果てたある日街外れで 妖怪の群れに遭遇した  妖怪たちが靴ひも結べなくて泣いてる ママにやってもらったのがほどけて泣いてる アホすぎて不憫で教えてあげたら すごい!やけに懐く!グイグイくる!  そのような経緯で設立しちゃいました 泣く子も滅ぶ妖怪派遣会社 低脳妖怪なんざ低賃金で使っても たまにガムでも与えれば大喜びで働いた  社員の個性(妖術)を生かした営業(脅迫) 政治家とも仲良し(癒着) 天の川を渡るってサイエンス・フィクション? 経営の方が大事だろ!  妖怪たちが食券買えなくて泣いてる 食券というシステムを理解できず泣いてる こんなとこに経営の落とし穴があるとは! 社食が丸々無駄じゃねーか!  そんなアホな会社の評判を聞きつけて 一匹のカッパが面接を受けにきた カッパって何か引っかかる気がする たしかずっと探していたような  七夕の夜 カッパに依頼する 会えない辛さに目を逸らしていた 何かに夢中になって誤魔化した だけど今は願う 彦星を連れてきて  カッパは大きく頷いて 「任せてください」と言った  どうして彦星をボコボコにしてんの!? デッドオアアライブって発注したっけ? お前も例に漏れずアホ妖怪か! 帰りはやけに遅いのにパンチは早いのな!  彦星がノビていた 昔より大人になって
星のとなりの空け者 ~カッパ~家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウ七夕は今年も雨 僕が知っている限り 雨が降らなかったことは ここ数年一度もない  聞いたことがある 川に引き裂かれた二人の話 その二人には悪いけど僕 天の川自力で渡れるんだ  そんな力なんかより 今は内定が欲しいです 「皿の形が不細工」と 書類で何社も落とされた  靴ひもが結べたら入れると 最近話題のアホ会社に 履歴書という名の短冊を 持参していざ面接へ  「本日の面接官を務める織姫です」 まさかこのシチュエーションで出会うとは 七夕にキャリアウーマンしてる場合か! そこは上手に有給をとっとけよ!  すぐ織姫に頼まれる 彦星を連れてきて欲しいと 正直気は進まないけど 内定欲しさに請け負った  荒れる川を渡り向こう岸 やけに胸筋が隆起した男が 僕を見つけて感極まり 本気で殴りかかってきた  「カッパより強くなれば俺も川を渡れるはず! 胸筋の神様!彦星はやります!」 ダメだ、思考も思想もオシャカになってる 鬱陶しいのでひとまず折りたたんで  織姫のもとまで引きずった この瞬間が嫌だったんだ きっと二人は知らない この川の両岸は時の流れが違うこと  年老いた織姫 まだ若い彦星 会う術を失った二人は 無理に会ってもこの仕打ち 僕が何か言わなきゃと 言葉を見つけるより前に こんなに残酷な再会を 二人はただただ喜んだ  二人を川で分かち 二人の時をずらし 二人は雨に泣いて 二人で傷つくこともできず 阻まれて 壊されて 騙されて 隠されて 奪われて  なのにどうしてそんなに素直に喜ぶの?  「愛しているから」
星のとなりの空け者 ~彦星~家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウ今年も雨が降った 結局 この夜は晴れたことがない 川は荒れ生命を拒む わかっていた きっとずっと 来年も再来年も あの人は雨を降らせる  唯一この川を渡れるとされる カッパとかいう緑の妖怪 要はそいつと同じくらいの 筋力と肺活量を身につければいいんだろ?  今じゃ給料の6割は筋肉費 見て!華厳の滝のような俺の僧帽筋! 天の川を渡るってサイエンス・フィクション? 筋肉を磨くより大事なことある!?  鬼が住む山に籠り修行 俗世などとうに捨てた 大胸筋の神様に嫁ぐ 木々を引き抜き 岩をくるぶしで撃砕していると 怪しげな小屋を見つける  この険しい山に似つかわしくない 異端なファッションの集団が 中でどんな悪巧みをしてるのだ! ドラマチックな筋肉で阻止してやる!  大学生が楽しげにパソコン作ってる 鬼もこの景色見たら失笑するぞ ここで組み立てるメリットって何だよ!? 下山というプロセスを考慮しろよ!  しかも全員で7人もいるじゃねーか! みんなでできる遊びをしなさい! でも7って数字なんか引っかかるな? 7月7日って何かあったっけ?  七夕の夜 天の川を見に行く こんなに鍛えた身体も竦む激流 会えない辛さに 目を逸らしていた 何かに夢中になって誤魔化していた すぐにはやみそうもない雨に 濡れた瞳がカッパを見つけた  これで…!  俺の力を試せる!俺の方が強い! 俺の筋肉の方が総合的にすごい! 思い切り殴りかかってみたけど 容易く受け止められて  「ピアノの発表会感覚みたいな 半端な覚悟で来るんじゃねぇよ!」 速やかにボコボコにされた挙句 二つ折りにされてどこかに運ばれた  目を覚ますと川の向こう 目の前には初老の女性
My Colorful Confuse家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウタカハシヨウ卒業式の日が訪れた 8時半に登校するはずが 枕元の時計が指しているのは もう8時20分  ギリギリ間に合うかどうかの時間 そんなピンチの中奴が現れた  学生の脇をソーメンで磨く系おじさんだ! 茹でたてのソーメンでしこたまツルツルされる! でもそんな時は1年生の頃に 柔道の須藤先生に教わった必殺・鎖骨砕き!  1つのピンチを乗り越えたその先にいたのは 学生のうなじに味噌を垂らしてくる系カラス! でもそんな時は1年生の頃に 化学の木原先生に教わった必殺・硫酸放逐!  1羽のカラスの命を終わらせたその後見たのは 何らかの粘液付きビー玉を敷き詰めてある系道路! でもそんな時は1年生の頃に 部活の河田先輩に教わった必殺・自力反重力!  1本の道路にその意味を失わせた後いたのは 黄緑の卵を襟の裏に擦り付ける系爬虫類! でもそんな時は2年生の頃に クラスの神田川君に教わった必殺・三つ首の 魔犬召還(ケルベロス・レンタル)!  ありがとう みんなからもらったものが 私の中で生きているわ 残り時間はあと5分  1種の爬虫類の繁殖を妨げた後見たのは 道がわからないから町を平らにしてる系おばさん! でもそんな時は2年生の頃に 地学の田口先生に教わった必殺・ジャングル発毛!  1人のおばさんを遭難に導いた後ぶつかったのは 人体程度ならわずか数秒でオシャカにできる系大気 でもそんな時は3年生の頃に 生物の三井先生に教わった必殺・機械化脱皮!  1つの大気の猛攻をすり抜けた後見たのは 尻筋を引き締めてる間だけ時を止められる系魔王 でもそんな時は3 年生の頃に 保健の島津先生に教わった必殺・堕天使の墜落 (強力な下剤)!  1魔王に極大の屈辱を与えた後見たのは 閉まると5分くらい開かないし他のルートもない系踏切! こうなってしまったらおしまいだ 誰一人この状況を打破することなどできない!  時刻は8時40分 トボトボ歩く帰りの道 もう諦めた瞳に映った 7人の人影  「卒業おめでとう」 待っていてくれたみんなの 声はとてもやわらかくて 泣きたくなんてないのに 笑っていたいのに 止まらない涙の落ちる先 この場所に ここで出会った人たちに 伝えたいことがあるのに  ごめんなさい ストリートファイトは教わったけど 上手に「ありがとう」を伝える方法は 教わってないの ただ泣きじゃくる私の頭を撫でた 暖かいみんなの手のひら
物語は散った後に家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウ私を育ててくれたのは 小さな女の子でした 初めはペットに食べられそうだったけど 私を地面に蒔いたら 大きな花が咲くと知って あなたは胸を躍らせていましたね  幼いあなたが選んだ地面は あまり日当たりがよくなくて 大きくなってあげられなくて辛かったです それでも私は かいがいしく水をくれて話しかけてくれる あなたの顔を近くで見られて幸せでした  ひまわりに許された 一夏の命はあなたの 温もりを受けるにはあまりに短すぎて 弱ってく私を案じ 熱を増すあなたのお世話は 水責めみたいでしたが おかげで瞳のない私でも あなたとの別れに涙を流せました  枯れそうな私を見て 泣いてくれたのが嬉しくて 覚えたんです 同じ姿になる魔法 すぐにでもそばに行きたかったけど 住む世界が違う だからこっそり見守ることにしたんです  あなたを襲う犬も虫もガキも 不思議な花粉を吸わせるだけで 一目で死の目前とわかる顔にしました たまたま花粉を使い果たした時 屈強な男に囲まれて 化けても小さい私は少しだけピンチでしたが  ひまわりは強く咲く花 蹴り技で距離を保ちながら 随所で右を入れて内臓をポンコツに しばらくは流動食だね スライムを食べさせてあげる ちょっとくらい怪我しても あなたの部屋から漏れてくる ピアノを聴けばすぐ忘れてしまえました  一度だけでも話がしてみたい 近くにいるのに遠くてくじけそうな時もありました でもある日私は聞いたんです いろんな種族を受け入れる学校の噂 そこでなら一緒になれる  ごめんなさい 一度だけ いけないことします 花粉で記憶を書き換えて志望校を変えます 来年は同じ場所で 同じ制服を着ようね 話せるのが楽しみでもう決めてあるんです 初めて私からあなたにかける言葉は
夢見がち拘束具の悲壮な高校デビュー家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウ人は知らないが実は 犬の脳は首輪の中にある 正確には首輪の意思が 犬の意識を奪うのだ  今日もボクは人に化け 手頃な犬を支配する ボクの手にかかれば 因数分解もさせられる  愚かな人類は犬を愛でる この可憐な相貌はボクが授けた 仮面(ペルソナ)とも知らずに  「お手」と差し出したこの手では先刻 2年前の牛乳をこねておいたし ペロペロ頬を濡らすこの舌では トンボの死骸をベチャクソ舐めておいた!  同胞とは優秀な犬を 奪い合い戦っている 支配力は受験や就職 出世には欠かせない  ただボクは他の首輪と違う 堕天使に加護されし者 右目に授かりし闇の魔力を見よ……!  チワワにボコられ痰をかけられた 違う!こんなのボクの本気じゃないぞ! 堕天使は今たまたま銭湯に行ってて 魔力はかき混ぜ忘れて固まってるだけなんだ! 違うんだ!  もうじきボクも人でいう中3 気づき始めているんだ 堕天使も魔力も妄想 ボクは特別じゃない そんな矢先趣味の生け花 SNS で 屈強なケルベロスと知り合った 彼の力を借りれば 同級生の操る子犬など一網打尽!  チワワにボコられ痰をかけられて お気にの手袋の指を切られた すいません 加護も才能もありません 眼帯の下はただのものもらいです  もういい これからは姿を変え人として生きる バカな奴らだ 堕天使も魔力も信じるだろ 待ってろ!人間界の高校!
リバースデイズ家の裏でマンボウが死んでるP家の裏でマンボウが死んでるPタカハシヨウタカハシヨウリバース・デイズ ひっくり返った日常を リ・バースデイズ 生まれ変わったあの日を  僕らがいた ただそこに 中心でもない場所に 背中にバケモノが立ってたなんて 呼んでくれなきゃ気づけなかった  互いが立っていた地面の色 混ぜたら何色になるのかな わからないままぶちまけた  リバース・デイズ ひっくり返った日常を リ・バースデイズ 生まれ変わったあの日を リバース・デイズ 虹色にはならないが リ・バースデイズ 確かに一色になる  僕らがいた ただそこに 中心なんて知らないから 互いがいるだけのこの場所を そう呼んでみることにしたんだ  正体を晒す怖さ尊さ 伝え合っては絡まって まとまらないまま飲み込んだ  リバース・デイズ 囲めば同じ色になる リ・バースデイズ 新しい命になる リバース・デイズ 全部同じじゃなくたって リ・バースデイズ 確かに一色になる  リバース・デイズ 失う恐れは リ・バースデイズ 止まる理由にならない  リバース・デイズ ひっくり返った日常を リ・バースデイズ 生まれ変わったあの日を リバース・デイズ 虹色にはならないが リ・バースデイズ 確かに一色になっていく
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