カタパルトsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 嫌いだって離してしまえばそっと 綺麗な思い出に変わるよそっと 「頑張れ!」って何度も叫びながら 僕は今日も手を振るばかり 飽きたって壊してしまえばきっと 新しい何かを手に出来るよきっと 信じ切って誰かについて行けば まっさらな僕はそこにいるのかな… ずっと見れないままだった 見えないだけだった 錆びていくカタパルト 蹴っ飛ばす様に 蹴っ飛ばす様に 夢を追いかけたい 空になった部屋を眺めるんだって そうして思い出に変えるんだって 「じゃぁな!」って一度でも叫んだら まっさらな日々はそこにあるのかな… ずっと言えないままだった 言わないだけだった 動かないカタパルト ぶん殴る様に ぶん殴る様に 今をこじ開けたい 涙目を そっと窓の外 きっと遠い空 だって僕はただ ずっとずっとずっと… 見れないままだった 見えないだけだった 錆び付くなカタパルト 言えないままだった 言わないだけだった 動き出せカタパルト 知らないままだった 知らないだけだった 行ったり来たり繰り返して 蹴っ飛ばす様に ぶん殴る様に 君に叱られたい |
どうした日本suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 責任取ってくれますか? 結論出してくれますか? 安全ではないんですか? 説明出来ないんですか? 直ちに影響はいたしません 前例の無い想定外でした またも虐待のニュースです なんと痛ましい事でしょう 信じ難い事件ですが 次はスポーツの話題です とうとう頭も地デジ化したのか? イライラしてくるんだこのクソヤロー! どうした日本 どうした日本 どうした日本 どうした日本 小学生も呆れてるんじゃない? こんなに弱い僕だけど 必ず幸せにするよ どんなに遠く離れても いつでもここで待ってるよ 飽き飽きするハリボテの綺麗事 そろそろ目を覚ませよこのクソヤロー! どうした日本 どうした日本 どうした日本 どうした日本 ラブソングはストーカーの歌じゃない 責任持って決めようぜ 結論出して進もうぜ 安全なら伝えようぜ 説明ぐらいはしようぜ はぐらかすのはやめようぜ 諦めないで挑もうぜ どうした日本 どうした日本 どうした日本 どうした日本 何でも疑いたくなるのも 何度も虚しくなるのも 自分が悪いと決めつけても 誰かのせいにしたくもなるんだよ どうした日本 どうした日本 どうした日本 どうした日本 石橋叩いてまだ渡らない どうした日本 どうした日本 どうした日本 どうした日本 叩いて叩いて壊れそうだ 叩いて叩いて壊れそうだ 叩いて叩いて頑張れ日本 |
退屈な映画suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 映画の中のヒットマン そいつで誰を殺るんだい? 僕らを楽しませて その引き金をさあ引けよ 考え込んだヒットマン 早く狙いを定めろ たまには悲しませて エンディングにはまだ早い 見つけた憧れも 手にした名声も 散らかるこの部屋が そんなに嫌なのかい? 映画の中のヒットマン そいつで誰を殺るんだい? 僕らを楽しませて その引き金をさあ引けよ 苦し紛れのヒットマン 次は何を仕出かすの? まだまだ楽しませて 月影が赤く染まるまで 「表を裏返せ」こだます囁きに あなたは振り向いて 崩され消えてゆく 静かにに流れ出す 見慣れたエンドロール 何度でも繰り返せ 退屈な映画 映画の中のヒットマン そいつで僕をやるのかい? 周りを楽しませて 置き去りにでもする気なのかい? |
手紙pe'zmoku | pe'zmoku | suzumoku | ヒイズミマサユ機 | pe'zmoku | 家を飛び出した僕を見つめて 母は涙を浮かべ 腕を組みながら 背中を向けた 父は何も言わずに つたない言葉で綴ったあなたへの手紙 午後には玄関のポストに 届いてるかな 僕はこの場所で 頑張れてるから 何も心配ないよ たくさんの仲間達も いるから まだ住み慣れない新しい部屋 今も戸惑う目覚め 寂しくないさと 強がりながら 窓を開けてみるけど 忘れられない場面に心震えて 本当は泣いてばかりいた 真夜中一人 変わりないですか? 元気でいますか? あまり張り切りすぎて 風邪などひかないように 笑顔で 僕はこの場所で 現実を見てる 肩がぶつかりそうな 高層ビル迫る街 僕はこの場所で 初めて気が付く 今の自分の弱さ 人込みの中の孤独 いつか帰る時 両手いっぱいの 幸せの花束を あなたに贈れるように 僕はこの場所で 夢を追いかける 今日も諦めないで 晴れ渡る空の下を 今日も諦めないで 晴れ渡る空の下を 歩くよ |
アンダンテpe'zmoku | pe'zmoku | suzumoku | ヒイズミマサユ機 | pe'zmoku | 君に触れる 言い訳を探しながら ふと気付けば今日も サヨナラの駅前 赤い糸がもしも見えるものならと 僕は君の指を少し盗み見てた 何気ない仕草も 弾むその笑顔も 頭の中を真っ白にさせて 素直になれない僕の心 手を握るかわりに ハイタッチでバイバイ 友達の自分を演じながら 改札の向こうへ 駆けて行く君に 昨日よりもずっと 近付いて 近付いて いたい 空を見上げ 夢を描く君の声 憧れさえ抱く 凛とした横顔 ほんの少し前に 見送っただけなのに ケイタイに届く‘ありがとう'の文字 思わず探す君の姿 手を握るかわりに ハイタッチでバイバイ 明日の約束も出来ないまま 気の利いたセリフは 一つも言えない 本当の気持ちを 今すぐに 今すぐに 伝えたい 手を握るかわりに ハイタッチでバイバイ 明日の約束も出来ないまま こんな僕だけど こんな僕だから 君との全てを いつまでも いつまでも 守りたい |
街灯suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 「もしもさ、明日全てが滅びるならどうしようか?」 夕日と歩きながら ふと君が問い掛ける 「いきなりどうしたの?」と おどけて笑ってみても 真面目なその横顔に 僕は少し立ち止まる 認め合いその時まで 二人生きれるのなら 迫り来る最期が どれほど暗くとも 街灯が一つ また一つ 灯される日常を願うだけ 「私は、美味しいものをお腹いっぱい食べたい」と 真面目なその横顔で 君はぽつりと零した 都合の良い事だけを 世界が望むのなら 遠くの国々が 戦い止まずとも 星が一つ また一つ 消えてしまわないよう願うだけ 夜が来るまでに 疲れてしまうまでに 伝えたい事が たとえ届かなくとも 手を振って「おやすみ、夢でまた逢いましょう」 そんな言葉を交わすだけで 僕は幸せだから どこかの救世主が 何を救おうとも 君が一つ また一つ 笑顔になれるのなら 迫り来る最期が どれほど暗くとも 街灯が一つ また一つ 灯される日常を願うだけ |
ブルーブルーsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 誰も触れ合わずに彷徨う 街の中で 晴れ渡る空を仰ぐ度 虚しくなる 当たり前の様に繋いで 歩いていた 温もりは今何処にあるの? 嗚呼、声が枯れるまで叫んでも 吐き出しても 世界は振り向いてくれない この孤独を ブルーブルー ブルーブルー 高く ブルーブルー ブルーブルー 笑うよ ブルーブルー ブルーブルー 高く ブルーブルー ブルーブルー… 「大丈夫」と口では零して 足はすくむ それでも心は最後まで 人らしくありたい 血が滴るまで叩いても 噛み付いても 世界を振り向かせられない この無力を ブルーブルー ブルーブルー 遠く ブルーブルー ブルーブルー 笑うよ 嗚呼、愛がどれほど描かれても 歌われても 明日の行方さえ分からない この世界を ブルーブルー ブルーブルー 青く ブルーブルー ブルーブルー 笑うよ ブルーブルー ブルーブルー 高く ブルーブルー ブルーブルー 遠く ブルーブルー ブルーブルー 青く ブルーブルー ブルーブルー 笑おう |
セスナの空suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 眠い風にくすぐられて軽く咳をして わだちをたどりただひたすらに 刻む足音を 一つ一つ数える 変わりだした季節の色に一度頷いて 木陰の先 駅の向こうに立ち並ぶビルを 一つ一つ眺める 梅雨明けの町を夏が乾かして いくつかの約束がそっと動き出す頃 ガード下の人々にも見えているのかな 白い羽根のセスナがほら青空の中を 淡く淡く彼方へ 探す事も目指す事も創りかけのまま 余白だけが増え始めたあやふやな日々を 一つ一つ重ねる セミの鳴き声がかすかに響いて いくつかの思い出がそっと目を覚ます頃 片目をなくした野良猫にも見えているのかな 白い羽根のセスナがほら青空の中を 淡く淡く彼方へ 逃げ水が揺れて かげろうが揺れて いくつかの憧れがそっと色褪せる頃 記憶だけの遠い君にも見えているのかな 白い羽根のセスナがほら青空の中を 淡く淡く 走り書きのあの言葉なら届けられるかな 白い羽根のセスナを今青空の中へ 淡く淡く見送ろう 淡く淡く彼方へ 淡く淡く彼方へ |
幻灯機suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 「また明日遊ぼうね」夕暮れに溶けた声 脇道へ駆けてゆく 懐かしい影法師 がらんとした校庭に 思い出す笑顔の日々 切なさも憂鬱も 知らなかった五時の鐘 飴玉のセロファンが 枯れ葉に混ざり合い 風に吹かれカサカサ 僕の足元を賑わす 今の目の中は 夕暮れなんかじゃなくて 目紛しい程に 過ぎ去る毎日さ 「またいつか会いましょう」手を離す恋人達 駅前の月影で また一人泣いている あの日 知らない街で 迷子になれたのは 優しく包んでくれる 帰るべき場所があったから 今の目隠しは 君の手なんかじゃなくて 狂おしい程に 生き急ぐ毎日さ 確かなものが欲しくて ついつい背伸びして ずる賢さが僕を 大人へ育ててきたのかな 今の目の奥は 悲しみなんかじゃなくて 愛おしい程に 求める毎日 スライドを照らす 幻灯機の光が 瞬きしながら 映し出してくれる |
夜明けの雨suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 枕元に響く波のような音は 街を走り抜ける夜明けの雨 僅かに開いた窓 入り込む雨粒 鳥の声が消えた目覚めの時 冷めた朝に慣れてどれくらい経つだろう 生まれて逝く夢も見送るだけ 走り去る雨は何処へ行き 誰の夢を覚まし消えるだろう 落ちた木の葉はまだ小さく緑色 暖かくも強く風が飛ばす 足元に映る空はまだ 陽の光を少し返すだけ 枕元に響く彼の様な音は 街を走り抜ける夜明けの雨 僅かに開いた窓 入り込む雨粒 鳥の声が消えた目覚めの時 |
ジオラマsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 何も浮かばず 何も沈まず静かな丘で 隣の君は遠い目をして いつものポーカーフェイス 今夜の風は北よりの風 冷えた三日月 踊る街灯 滑る人影 ジオラマの街 一粒の欠片はただ ゆっくり甘く溶けるだろう 「君だけは守れるさ」と 寂しがりやのプライド 青い画用紙と白い綿毛を 夜に被せて 白熱灯の笠を外せば 昼の街並 溜息を吹きかければ ほら 雨雲の出来上がり 「このまま消えてしまえ」と 卑怯者の黒魔術 一粒の欠片はまだ 溶けず苦く冷たいまま 思わず噛み砕いたら 覚めた夢 崩れた街 「最初からやり直し」と 二度寝する臆病者 夕焼けの作り方は 君のセンスに任すよ |
グライダーsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 下を向くなよレイディー 放っとけない性格で 誰のせいでもないさ こんな時代なんだぜ? こっちに来いよレイディー 一人で生きるなんてさ 足りないものは何だい? 要らないものばかりだろ? 考え込んで泣いて 心が錆付いて 一からやり直して 本当の翼で 飛び込んで行け グライダー 雲を越えて 風を蹴って 手を叩いて オーライ オーライ 息を吸って 素顔出して 気持ち届けて オーライ オーライ オーライ! ややこしいんだよミスター 無理矢理言葉並べて 正解なんか無いさ そんな世界なんだぜ? 一緒に来いよミスター 諦めちまうなんてさ 要らないものは何だい? 足りないものばかりだろ? 立ち止まって迷って 答えが傷付いて 一から繰り返して 理想の翼で 羽ばたいて行け グライダー 昨日を越えて 今日を蹴って 足鳴らして オーライ オーライ 息を吐いて 汗流して 気持ち届くぜ オーライ オーライ オーライ! 海を越えて 空を蹴って 声枯らして オーライ オーライ 息を呑んで 見つめ合って 愛し合おうぜ オーライ オーライ オーライ オーライ オーライ! |
酒気帯び散歩(Re-constructed by Pe'zmoku)pe'zmoku | pe'zmoku | suzumoku | suzumoku | pe'zmoku | 何か物足りない 今日も目が痛い いつもの幸せに ふらふら酒気帯び 頼りない言葉が 街を縫い合わせる 両手を見つめれば 浮き出る不安 簡単に楽に手にしたんだ 君の街では何でも揃う 空を飛び交う電波が少し邪魔かな 上昇下降エレベータ 誰かさんの出世はエスカレータ 不平不満はビルの壁に刻まれたままいつかは風化していく 公園の隅には 壊された自転車 鼻をくすぐるのは 粘るヤニの匂い 無邪気な声には あの日の面影 鴉の鳴き声に 現実に戻される 必死になって集めたカード 今じゃどれもこれも全て無効 有効期限があったなんて聞いてない 神経質で完璧主義な誰かさんの人生は不安定 ポケットの中に入れたまんまのビスケットはもう風化している 靴底が擦り減って ついでに心も擦り減ってんのさ 響き鳴る鐘はいつも遠く 忘れかけた思い出を見せるんだ 簡単に楽に手にしたんだ 君の街では何でも揃う 空を飛び交う電波が少し邪魔かな 上昇下降エレベータ 誰かさんの出世はエスカレータ 不平不満はビルの壁に刻まれたままいつかは風化していく |
ラムネノーツsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 波止場には丸く太った 猫が寝そべっている 食べかけのイワシを忘れて 釣り竿は一度も揺れず 陽の光がただ バケツの海水を転がす 足を投げ出して座って 初めて敗れた 恋の話でも思い出そう ステレオで聞こえてくる 波の音に恥ずかしさ隠して 右手にはまだ冷たく 弾けてるラムネ この空と同じ色 潮風にウトウトして 気付けば夕暮れ 日に焼けて少し痛む腕 「恋の話はもう終わり?」 君の声が聞こえた気がしたよ 右手には炭酸が抜けて 温くなったラムネ あの恋によく似た味 取り出してみたビー玉 涙する前に 海に投げてしまおう |
ストリートミュージシャンsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 足踏みしてとるリズム 掻き鳴らして擦り減るピック 両手にはにじむ汗 錆び付いたストリング 遠ざかってゆく西日 背中に感じながら放つ 僕らの歌声が 街に響き渡る 口には出せない無数の思いに 誰もが苦しめられて 矛先を探している 笑われて罵られても目を伏せて 忘れようとしてる自分が悔しくて 何を得られるとも知らず僕らは 気が付けば路上に立っていた 紙とペンを手放さずに ひらめいた途端に まるでパズルを組むように 言葉を書きなぐった 五線譜なんか要らないんだ 綴られた思いの上に コードをふるだけで メロディーは生まれた ふと立ち止まるあなたの瞳から 落ちる涙の理由を僕らは知りたくなる 胸に秘めた辛い過去も 悲しみも 忘れられないままの自分が虚しくて 宛てがわれた部屋の外で僕らは 気が付けばギターを持っていた 笑われて罵られても目を開けて 仕返しのつもりで歌に変えてやるさ 胸に秘めた辛い過去も 悲しみも 拭い切れないのなら歌い飛ばすまでさ 異端者を拒む世界で僕らは 気が付けば路上に立っていた ギターを持っていた 歌をうたっていた |
リエラsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 解いた右手を 風が包んで 本当の君の温もりを 初めて知る 落ちた涙を 靴で隠して 本当の僕の冷たさを 何度も知る 結んだ唇は 何を探してるの? 僅かに残った温もりが 君に還る前に リエラ、君が微笑む 言葉を…… 今、僕らの明日を紡ぐのは さよならだけ リエラ、君が旅立つ 未来へ…… 今、僕らの明日へ続くのは この道だけ 残る約束 時が流して 本当の僕の悲しみを 初めて知る 褪せる思い出 胸に抱えて 本当の君の優しさを 何度も知る 俯いた瞳は 何を描いてるの? 今にも溢れる冷たさが 君に移る前に リエラ、君が見上げる 景色を…… 今、僕らの明日に浮かぶのは さよならだけ リエラ、君が旅立つ 未来へ…… 今、僕らの明日へ続くのは この空だけ 今、僕らの明日へ続くのは この道だけ さよならだけ |
甘いアルコールsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 空になった右手のグラスに 甘いアルコールを注いでくれよ いつ誰が見つけたかは分からない とてもとても眠たくなるやつさ 疲れ果てて俯いてる君も 甘いアルコールをひとつどうだい? 飲み干す程に疲れは消えて とてもとても気持ちが楽になる むせ返る程煙たい現実も 迷う程広がる人の群れも 朝まで味わう間だけなら 全て忘れていられるはずだから またいつもの暗がりの部屋で 甘いアルコールに酔い潰れてる 朝が来るまで飲み続けていても 二日酔いにはならない酒なのさ 消されてゆく思い出の場所も あの日なくした大切な物も 朝まで味わう間だけなら 全て見つける事さえ出来るのさ 気付けば朝焼けが綺麗で 右手のグラスもなくなっている 何もかもが意味なく流れる ラベルのない不思議な酒なのさ |
夕焼け特急suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 帰りの車窓の向こう側 オレンジ色の知らない街 疲れて閉じかけた瞼に 僅かに入り込む 夕焼けに合ったメロディを 鞄の中から取り出して 耳から心に流れ込む 選ばれた言葉 絡み合っていた空気が 少しずつ解けて落ち着いた 伝え損ねたあれこれが 嫌なくらい思い付く 帰りの車窓の向こう側 オレンジ色の知らない街 夕焼けに合ったメロディは 二曲目に続く 流れ込んでくる言葉達 僕の姿を見つめている その言葉はいつも綺麗で 何度も憧れる あの優しさを拒んだのも 今いる道を選んだのも 正しかったのか分からない 目の前が揺れる 解けて落ち着いた空気に 少しずつ切なさを加えて 憂鬱の隠し味を 一さじ混ぜて目を閉じた 帰りの車窓の向こう側 闇夜が迫る見慣れた街 夕焼けに合ったメロディは もう聞こえてこない |
泥雲suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 土砂降りの真夜中が嫌い モザイクをかけて眠りたい 湿気で膨らむ失敗後悔 鼓膜にバラバラ 僕を笑う奴らが嫌い 真っ黒けに塗り潰したい 名前も言わずに言葉のナイフで 背中にグサグサ だ、だ、誰か助けてよ し、し、支配してくれよ だ、だ、誰彼構わないで 刺してしまいそう 泥雲の下 日照りの真っ昼間も嫌い ビルを重ねて遮りたい 陽炎で溶ける妄想現状 僕を騙す奴らも嫌い 真っ白けに焼き尽くしたい 顔も明かさずに嘘のアクセルで 頭にバンバン だ、だ、誰か教えてよ し、し、真実をくれよ だ、だ、誰彼構わないで 轢いてしまいそう 泥雲の下 誰のために 何のために 僕のためだけに 生きてくなら 死んでくなら 意味を感じたい だ、だ、だから助けてよ し、し、支配してくれよ だ、だ、だから教えてよ し、し、真実をくれよ だ、だ、誰でも構わないよ だ、だ、誰でも構わないよ だ、だ、誰彼構わないで 刺してしまいそう 轢いてしまいそう 消えてしまいそう 泥雲の下 |
西日工場の煙suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 雨のあがった空に立ち上ってく 遠くそびえる工場の煙 夕刻6時すぎのため息さえも 許さない町並みが見える 雨のあがった空に立ちの上ってく 遠くそびえる工場の煙 朱色ににじんだ雲が夜を招いて 今にも堕ちてしまいそうだ 目をつむれば 思い出せた帰り道が サビた風に ついにさえぎられてしまった ゆっくりでいい ゆっくりでいいから そんなに焦らせないでくれ 雨のあがった空に立ち上ってく 遠くそびえる工場の煙 手を広げるあなたの確かな影も 今にも溶けてしまいそうだ ギアのきしみ 巻き戻したその刹那に 焦げた風が 左手に絡んでしまった ゆっくりでいい ゆっくりでいいから そんなに急がないでくれ ゆっくりでいい ゆっくりでいいから そんなに急がないでくれ 目をつむれば こみ上げてくる毎日は 足跡だけ 何故に残してくれたろうか ゆっくりでいい ゆっくりでいいから そんなに焦らせないでくれ ゆっくりでいい ゆっくりでいいから そんなに急がないでくれ ゆっくりでいい ゆっくりでいいから そんなに焦らせないでくれ ゆっくりでいい ゆっくりでいいから 例えばあの煙のように 雨のあがった空に立ち上ってく 遠くそびえる工場の煙 雨のあがった空に立ち上ってく 遠くそびえる工場の煙 |
愛しの理不尽suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 差し出された未来を眺めて どうにでもなるさと笑った その背中に冷たい手の平 突き落とされたスクランブル 前も後ろも右も左も 肩組みする歯車に取り囲まれて どうにでもなれ!と逃げる背中を “腰抜け”と世間が決め付ける 人はみんな助け合えるから 信じられるさと頷いた その瞳に乾いた一言 追いつめられた扉の前 今日も昨日もきっと明日も 目配せする嘲りに放り出されて 信じられない!と拒む瞳を “可哀そう”とメディアが決め付ける にじむ夕暮れ 振り返る道 今さら蘇る放課後の残り香 帰りたくない!と流す涙を “子供だ”と社会が決め付ける 笑えばいいさ 馬鹿にすればいい 誰もが語る“普通”にはなりたくない 常識の雨に打たれ呆れて 僕は僕の歌声を決め付けるさ 嗚呼、愛しの理不尽なこの世界よ 嗚呼、愛しの理不尽なその心よ |
春の到着suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 何度この道を行き来して 両手を風にさらしたろう 記憶の桜が散らぬよう この歌に託すことにしよう いくつもの夢の種を蒔き 予期せぬ嵐に悩まされ 時に涙を浮かべながら 広過ぎる空を眺めたろう そうして今を迎え その瞳は何を捉えた? 君の町にも ここから見えない町にも 同じ季節は無事に届いている 語り出せば尽きない話 孤独に突き刺した傷跡 光と陰を感じながら 一つ確かに大人になる そうして日々を歩き その心は何を目指した? お前の町にも ここから見えない町にも 同じ季節は無事に届いている キレイ事ばかりが映され 仕組まれたルールがはびこる そんな世界が待ち受けても 数え切れない不安や迷いは 誰もが抱く“人らしさ” あなたの町にも ここから見えない町にも 同じ季節は無事に届いている 僕の町にも ここから見える町にも 同じ季節は無事に届いている 無事に届いている |
ライトゲージsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 外は雨だ 傘は一つだけ 僕の肩は随分はみ出る 大きな僕の歩幅に合わせて 君はいつも少し早歩き 雑貨屋までの長い道のりに あの時程の愉しさは 何も感じない ただ虚しいだけ ただ疲れるだけ サラサラ今日も街に 霧雨が舞い落ちる クタクタ僕は歩く 右手には閉じた傘 すぐに晴れて淡く虹が出る 君は僕を見上げて微笑む シャツに絡まる湿った風に あの時程の愛しさは 何も感じない ただ切ないだけ ただむせ返るだけ ユラユラ今日も街に 陽炎が舞い踊る フラフラ僕は歩く 右手には錆びた傘 色とりどりの本に置物に あの時程の目移りは 少しもしない お目当ての物を僅か2分でお会計 ガヤガヤ今日も街は 人混みでごった返し ゴチャゴチャ僕も混ざる あんな日々は君のせいだ シャバダバ今日も街で 思い出を磨き上げて シュビドゥバ僕は生きる こんな今日は僕のせいだ 右手には… |
放課後スリーフィンガーsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 曇り出した空 急ぐ足音 雨粒一つ 溜息一つ 間違えた事は誰かのせいにして 心傷付く前にギターを弾く 一人の教室 気晴らしに小さく 零したメロディーに絡めた偽り 雨降る街など気にも留めない 溢れそうな弱さを隠したくて 黒板を見ては明日を紡ぐ 近道一つ 逃げ道一つ 分からない事はうやむやにして 気になってしまう前に歌をうたう 鞄の中身は同じ物ばかり それよりも大切な物があるさと 硬い指先で散りばめる音 漂う寂しさを消し去りたくて 本当は君に聴いてもらいたい 初めて覚えたコードも鳴らそう 湿っけた五線譜に描く横顔 隠せない弱さを認めてくれ 仕方なく夢に君を探すよ 消せない寂しさを認めてくれ 誰にも聞こえない 放課後スリーフィンガー |
衣替えsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | アパートから30秒の 自動販売機に 温かい缶珈琲が ついに並び出した こんな事で季節を知り 衣替えをしたら 着膨れた君の姿を 思い出してニヤけた 作りかけの歌 それは夏模様 はしゃいでた言葉達も さすがに疲れてる 片付けたい考え事は いくつも浮かぶけど 君と手を繋ぎたくて 駅へと向かうのです 花を付けた金木犀 風に溶ける香り 白髪の老夫婦が 静かに見上げてる そんな事で自分を知り ぼんやりしていたら 危うく電信柱に ぶつかりそうになった 暮れ始めた空 茜色の街 たむろする女子高生が「ちょーきれい!」と叫ぶ 繋いだ手が冷たいと いけないだろうから こっそりとポケットに 両手をしまうのです 賑わう改札 見つけた一人に 差し出してあげましょう 小さな温もりを 繋がれた二人の手は 意外な温度差で 「もしかして冷え症なの?」と 言われてしまうのです まだまだ力不足と 密かに思うのです ホッカイロを買わなくてはと ずる賢いのです |
ガタゴトsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 朱色のリボン付けて 朝からお疲れ様 今日も西から東まで 真面目にガタゴト そこの小柄なあなた なんとか乗れますよ すし詰めは日常茶飯事 ご了承下さい 老若男女 細身に太身 運べるものは運びます 弱音一つ吐く事なく 真面目にガタゴト 敷かれたレールの上 夜までお疲れ様 酒臭い輩にも慣れっこ 真面目にガタゴト そこの泣いてるあなた とりあえずお乗りなさい 気持ちが落ち着く駅まで ご一緒しましょう 喜怒哀楽 汗水涙 気兼ねなくどうぞ 運びます 時々はぐずつくけれど 真面目にガタゴト 老若男女 細身に太身 喜怒哀楽 汗水涙 夜明けから丑三つ時 ただ前向きに運びます 変わりゆく街を眺めて 真面目にガタゴト 毎日ガタゴト ひたすらガタゴト |
メンドクセーナsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 人ごみに踏まれて もんどりうった程さ 今度は随分と 派手に転げ落ちた 何が助け合いだ 手を伸ばしもしない みんな見て見ぬ振り 通り過ぎた 考え込む度に どうにでもなればいいと 空っぽになった ビール瓶を 転がすのさ メンドクセーナ メンドクセーヨナ 仕事も遊びも また明日…… 何も考えずに ひたすらボケーっとしてたいよ あの娘の声に 笑顔に 見とれながら メンドクセーナ メンドクセーヨナ 今日のところは メンドクセーカラサ 夢も未来も また明日…… |
サヨナラ日常suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 伝えらんない事 数えらんない程 刻んでいたい鼓動 感じていたいもの サヨナラ日常 シャレんなんない誹謗 信じらんない希望 捕らえらんない首謀 今日も何人死亡? 溢れる絶望 嫌んなっちゃった、もう 誰んなったって、そう 早く何とかしろ すぐに緊急浮上 足りない愛情 常識嘆き喚き 変わらぬ現状 そこから飛び出したいから サヨナラ日常 晴れんなんない土曜 演じらんない模様 見つけらんない腫瘍 薬何回使用? 溶け出す太陽 悟っちゃったんだ、もう 何度やったって、そう これで満足だろう ずっと発展途上 虚ろな表情 錠前堪え応え 帰らぬ感情 ここから抜け出したいから サヨナラ日常 常識嘆き喚き 変わらぬ現状 錠前堪え応え 帰らぬ感情 試され 隠され 騙され タチサレ日常 伝えらんない事 数えらんない程 刻んでいたい鼓動 感じていたいもの 伝えらんない事 数えらんない程 刻んでいたい鼓動 感じていたいもの 伝えらんないよ 数えらんないよ 刻んでいたいよ 感じていたいよ 伝えらんないから 数えらんないから 刻んでいたいから 感じていたいから サヨナラ日常 |
平々 -ヘイヘイ-suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 晴れと曇りの間 気難しい天気 野良猫は塗炭の上 死んだ様に眠る 暇潰しのニュースは 政治家のコメディー 「やった」「やらない」の末に「記憶にございません」 なんて平和な日々だろう 煙草でも一ついかが? オゾン層は穴だらけ 星の欠片でも落ちたのかい? 元気ないなヘイヘイ 無理もないかイェイイェイ どうぞ気軽にヘイヘイヘイ ご静聴よろしく 不況不況、大不況 株価は右下がり ビジネスマンの顔も コンクリに釘付け 天才も年を食えば 天に召されて逝く 不死身のロックスターも この歌の作者も それも自然の摂理さ 緑茶でも飲んで休憩 群がる鳩を見ろよ 落ち込む暇なんか無いってさ 元気ないなヘイヘイ 無理もないかイェイイェイ 遠慮しないでヘイヘイヘイ CDもよろしく 元気ないなヘイヘイ 無理もないかイェイイェイ こんな歌さヘイヘイヘイ 山あり谷ありの日々 世界はぐるぐる回る それも宇宙から見たら 多分まだ捨てたもんじゃないさ 元気ないなヘイヘイ 無理もないかイェイイェイ 手を叩いて声出して 涙して笑って 元気ないなヘイヘイ 無理もないかイェイイェイ 何はともあれヘイヘイヘイ 楽しく生きましょう 元気出たか?ヘイヘイ 無理はすんなイェイイェイ ヘイヘイ イェイイェイ アイラヴュー ご静聴有り難う |
ファイナルラップpe'zmoku | pe'zmoku | suzumoku | Ohyama“B.M.W”Wataru | pe'zmoku | ゴーグルの前を揺れる影が その先の道を隠している 追い越せないまま焦る気持ち タイムリミットが近付く 不安にやられそうでも 最後のストレートまで ゴールにはためいてる あのフラッグを目指して 踏み込めファイナルラップ 数え切れない程積み重ねた日々が作り上げる 答えを求め 迷わずラストスパート 鮮やかな色を取り戻した景色が瞳の中 心の隙間を埋めるように 静かに確かに二度と色褪せない思い出を少しずつ描いてゆく 不敵に笑えば揺れる影も 振り向きついでに笑う 痛みに潰れそうでも 一ミリでも差を付けて ゴールで帰りを待つ 仲間達を目指して 切り込めファイナルラップ いくつもの出会いと別れを繰り返し僕らはまた 巡り逢える 信じてラストスパート 待ち構える荒波のその向こうが暗闇でも 僕らはこの旅路の門出を 静かに確かに後ろを振り向かずに前を見据えながら進み出せる 迷わずラストスパート 鮮やかな色を取り戻した景色が瞳の中 心の隙間を埋めるように 静かに確かに二度と色褪せない思い出を少しずつ描いてゆく 今を生き抜けろ |
零ドライブsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 自由になんでも選べるんだろ? なんでもいいよ ゲームでいいよ バリバリ砕けるアイディー ドレモコレモソレモアレモダレデモ 時代はどこでも繋がるんだろ? どこでもいいよ ネットでいいよ ブクブク太るアカウント ダサイクサイマズイグロイウルセェな こんな毎日ゼロになれ ぶっ壊したい デリートしたい 同情する時代を そしたら君に言えるはず 苦しいよって 寂しいよって 素直に泣くために 自分でいつでも伝えるんだろ? 飾って気取って メールでいいよ ガンガン燃えるタイムライン ダルイサムイウザイキモイシツケェな こんな毎日ゼロになれ ぶっ飛ばしたい リセットしたい 馬鹿にされた自分を そしたら君に会えるはず 嬉しいよって 楽しいよって 素直に笑うために 上っ面だけ綺麗でも 全然欲しくはないんだ 汚くても真実なら あぁ、どうしても知りたいんだ こんな毎日ゼロになれ ぶっ壊したい デリートしたい 気付かれない自由を こんな毎日ゼロになれ ぶっ飛ばしたい リセットしたい 分かち合える自由を そしたら君と語るんだ 夢ってやつを 愛ってやつを タイトルはいらないんだ |
P.M.トガリアンズpe'zmoku | pe'zmoku | suzumoku | ヒイズミマサユ機 | pe'zmoku | すっかり行き詰まりだ 怠けだす指先は 真っ白なノートに 落書きを描き出す とっておきの言葉も 消しゴムに擦られて さっぱり繋がらずに ばらばらに砕け散る 声を上げても 頭を掻きむしっても 答えは見えないまま 教えて トガリアンズ!! ぐったりと倒れ込む くたびれて固いソファ 真っ黒に錆び付いた プライドが淋しがる 傑作と決め付けて はしゃいでたあの頃の 滑稽な辻褄が 脳みそを逆撫でる 迫る〆切 後にも引けない夜 煙草の煙まみれ 助けて トガリアンズ!! 一服はおしまいだ ペンを取り書きなぐれ 真っ青な横顔も オハナシのネタになる 格好悪いくらいが お前にはお似合いだ でっちあげの最後で あいつらを唸らせろ 輝く名声 鳴り止まない反響 即席な夢だけど 見てろよ トガリアンズ!! |
昨日のワルツsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 一人だけカギを忘れて 仲間はずれにされた放課後 扉の向こうは明るく 楽しげな話し声がした 諦めたのさサッパリとね 泣きわめくのも馬鹿みたいだし ほんの少しだけ ほんの少し 胸の奥がザラつくけれど 声がした「おいでよ!」 少し遅いよ 僕はちょうど走り出したところ 気持ちを言葉にできない 目を見て語るのも無理かな たいした夢すら持たずに 帰ればテレビゲームの音 デジタル画面 ゼロとイチ 間違えればリセットボタン 完璧な世界 思い通り 猫背がまたひどくなるけど 声がした「夕飯だよ!」 タイミング良く 僕はセーブをし終えたところ 傘はささずに雨の中へ あの日に見た映画のように 仰いだ空が目に染み込む 何もかも混ぜ合わせながら 声がした「風邪ひくよ!」 大丈夫だよ ちょっと大人になりたいのさ まだ今はぎこちない 昨日のワルツ 僕は軽くステップを踏むよ 軽くステップを踏むよ |
密室pe'zmoku | pe'zmoku | suzumoku | Ohyama”B.M.W”Wataru | | ノイズを吐き出した旧式のステレオ 床に落ちたちゃちなスピーカ 好きな物ばかりを食い潰した僕は 次の欲望を求める ドアに窓に沢山の錠前を掛けたんだ 今はただ独リにさせてくれ 諦めろ 帰れ ここには近づくな その程度の優しさはいらない 漂うメロディは油ぎったように 重く粘るマイナブルース 部屋中を手探り右手に触れたのは 埃まみれの微笑み 気が付けば破り捨てたフォトグラフを かき集めて繋ぎ合わせている 忘れるんだ 駄目だ 二度と思い出すな この程度の温もりに焦るな モノクロに仕上げたはずの記憶に 少しずつ色が付き始める 足りないんだ 君が 優しさが 温もりが この部屋には一つも無いんだ 明かりを消して強く目を閉ざしても 心臓の鼓動がうるさくて 足りないのは 何だ? そんなもの無いはずだ それでも膨らむ淋しさ 合鍵なんて始めから無いんだ 誰かここから出してくれ! |
テイルライトpe'zmoku | pe'zmoku | suzumoku | Ohyama“B.M.W”Wataru | pe'zmoku | いくつものテイルライト それが夢の中でも 僕は君の手を 最後まで優しく繁ぐよ 溜息も愛しいほど 認めあえた奇跡は ずっと忘れない 強い絆に今 変わっていく 作らされた世界でさえ 気持ちを隠せやしない 晴れた夜空を見上げては 人込みに気付きもしないで 君の事を… 賑やかなテイルライト 僕一人を残して ネオンの隙間に 吸い込まれるように消えてゆく 憧れを描きながら 未来を迷いながら 君の微笑みが 絶えない毎日を 探してた 離れさせる世界でさえ 気持ちを断ち切れやしない 冷えた右手を握り締め 終電車に見向きもしないで 想うよ… 零れ落ちる一粒には 白い光が輝いて 不意に目覚めた世界が この気持ちを星屑のように ちりばめていく… いくつものテイルライト それは夢の中でも 僕と君の手を 最後まで優しく照らしてた |
明日が来るぜsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | 感じる事 抱える事 完璧でも 輝いても 何が分かる? 誰が分かる? もう分からねぇ 歩き出せば 冷やかされて 突き破れば 釘刺されて 前と後ろ 右と左 もう気にしねぇ 嘘も噂も愚痴も疑惑も プライバシーもリツイートシェア 世の中信じれなくたって 便利で快適で… 感じたまんま行けるなら それでもいいだろ? 完璧なんか幻と とっくに知ってるから 何様の幸せなんだ? 誰様の希望と夢なんだ? さぁ、俺達が認め合えれば 明日が来るぜ 立ち止まれば 追い越されて 振り返れば 指差されて 可能、不可能 やる、やらない もう迷わねぇ みんな買ってる みんな持ってる だから安心 だから欲しい メイドイン何処の物だって 安くて可愛くて… 抱えたまんま行けるなら これでもいいだろ? 輝きなんかメッキだと とっくに知ってるから 何様の常識なんだ? 誰様の正義と悪なんだ? さぁ、お前らと手を取り合えば 明日が来るぜ ノーミュージック、ノーライフ、イェイ! 握手券のヒットパレード カリスマにもすぐ会えちゃって 見た目で満足で… 感じたまんま行けるなら 抱えたまんま行けるなら ありのまんま生きれるなら どうなってもいいのか? 完璧なんか幻と 輝きなんかメッキだと 争いなんかいらねぇと とっくに知ってるだろ? 俺達の人生なんだ お前らの命と愛なんだ 今すぐ認め合えれば 何度も手を取り合えば 何様でも誰様でも 胸張って笑える 明日が来るぜ |
足跡suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | 帰り道と共に覚えていて たとえお前が忘れていても 春の息吹と夏の陽射し 俺達は生きて来た 足跡残して 長い長い この畦道行けば 辿り着けると 遠い遠い お前が追い求めた 輝きの街 泥だらけの靴が嫌いで 虫の声に耳を塞いで 目を瞑れば四角い空を 憧れの姿を 帰り道と共に覚えていて たとえ俺を忘れていても 巡り合う季節を抱いて お前と根差した希望の苗 一言好きだと伝えていたら ここで暮らしてくれたろうか いくつもの分かれ道抜けて 俺達、歩いて来た 足跡残して 淡い淡い お前が駆けて来る 朝もやの幻 北風に髪をなびかせて 眼差しは南を捉えて 夢を掴む為にその手は この手から離れた 帰り道と共に思い出して たとえ心を見失っても 秋の実りと冬の星座 お前が咲かせた温もり達 一言好きだと伝えていても 繋ぐ事など出来なかったろう いくつもの可能性の中 俺達は生きて来た 旅立ちの言葉 今思い出している ならば伝え切れば良かった 赤い笑顔と白い涙 お前が残した未来の種 何度でも元気かと叫びたい 心配無いと叫んでくれ それぞれの命を抱いて 俺達は生きて行く 足跡残して |
メイデイメディックsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | 這いつくばって構えたら バンバンババンバン あっちもこっちも泥沼 ダンダンダダンダン 前進後進ザックリ 前任後任ガッカリ あいつがダメなら今度はお前だ 言ってる意味が分からねぇ バラバラバラバラ やりたくねぇよ面倒臭ぇ ダラダラダラダラ 陣形連携サッパリ 神経伝令プッツリ 一体いつからこうなってんだよ? ゴーゴーゴーゴー突っ切れ ここにいたって埒明かねぇ くたばりたくねぇだろ? メイデイメイデイメディック 強心剤を打ってくれ 飛び交う恐ろしさが 邪魔してんだ 随分遠くの街から ガンバレガンバレ 丈夫な壁の向こうから ヤッタレヤッタレ 共謀横領ガッポリ 情状酌量チャッカリ 一体どっからどうなってんだよ? ゴーゴーゴーゴー振り切れ 真似ばっかしても意味がねぇ 諦めたくねぇだろ? メイデイメイデイメディック 興奮剤を打ってくれ 絡み付く虚しさが 邪魔なんだよ 関係無いわけないだろ? 問題無いわけないだろ? しっかりしっぺ返しは来るんだろう 誰にも 彼にも 俺にも ゴーゴーゴーゴー突っ切れ ここにいたって埒明かねぇ くたばりたくねぇんだよ ゴーゴーゴーゴー振り切れ 真似ばっかしても意味がねぇ 諦めたくねぇんだよ メイデイメイデイメディック さぁ、モルヒネを打ってくれ 涙が邪魔するんだ メイデイメディック |
月影のラヴソング feat.MONSTER大陸suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku・MONSTER大陸 | 団地マンション5階から 今日も見えるぜ、お月様 まん丸、色白、でこぼこだけど素敵だな 素敵だな あの名曲が聴きたいな “くだらねぇ”で始まるやつ 動画探したら見付かるかな? そういや明日は期末テストだ 君が好き 君が好き 不意に思い出した横顔 君が好き 君が好き これが恋というものなのか? 木造アパート半地下 まぁ見づらいぜ、お月様 瞼を閉じた様な三日月で可愛いな 可愛いな ラスト一本の煙草だ 何か祈って火を点けろ 吐き出す煙はいつも白い 心が真っ黒になろうとも お前が好き お前が好き 相変わらず思い出す笑顔 お前が好き お前が好き 恋をいつまでも感じたい 高級ホテル最上階 ちゃんと見えるぜ、お月様 少し欠けたって夜景に負けず綺麗だな 綺麗だな 永遠を信じてみたい 神様だっていてほしい 一つ手にしたらいつもそこで 次の光を求め出して あなたが好き あなたが好き あなたが好き 思い続けてるこの気持ち あなたが好き あなたが好き 恋は続いてくものなんだな 戦争屋も 支配者も テロリストも見上げてるのかな 君が好き お前が好き そんな言葉を零しながら あなたが好き |
悔しさのスリーカウントsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | あてもなく歩き出した夜 深紅のテールライトを睨んで 一つ二つ三つ アイツの顔 勝ち誇る態度 でかい笑い声 どこまでも無限の空よ 何度でも叫ばせてくれ どこまでも無限の空よ 悔しさのスリーカウントを 人の痛みを知りなさいと 薄っぺらいテレビに垂れ流して 誰が好き好んでそんな事を 知りたいかと呟き舌打ち 明日がまた来てしまうのかと 群青の暗闇を眺めて 一つ二つ三つ 愛と正義と 握り締める拳 それが答え どこまでも無限の星よ 何度でも勇ませてくれ どこまでも無限の星よ 何度でも立ち上がる為に 悔しさのスリーカウントで 朝焼けた空 星が消えて 銀のさざ波も見飽きた 帰ろう帰ろう スリーカウントで 何もかも全て受け止めて どこまでも無限の空に ためらいは必要ないだろ? どこまでも無限の星に 諦めは似合わないだろ? どこまでも無限の宇宙 何度でも叩き鳴らせ 始まりのスリーカウントだ |
臨界ジェネレーション feat.航suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | 目上の気持ちがよく分からない でもなんとか理解したい 頭に身体に生まれた時代 何もかもが違う 「アドバイスだ」って言われたって 経験談語られても まだそんな所まで行ってない こっちも早く熱くなりたいんだ 臨界ジェネレーション そろそろ結婚しろったって 恋愛に興味無いから 車は高い 電車でオッケー 消費税上がるし 出たよ「最近の若いもんは」 そればっかり繰り返して パソコン スマホ インターネット 与えてきたのはどこのどいつだ? 臨界ジェネレーション 今にも 心 炎上 ゆとり さとり 泡を 避けながら 外の連中敵か味方か? あっちこっちでぶつかってる ロマンスグレーのお偉いさん あんたは良いよな リズムに乗れない奴らみんな 切り捨て御免になるから ゲームの方が全然楽しい なのに胸がモヤモヤしてくるんだ 臨界ジェネレーション いつでも 心 幻想 だって 人間 命 落とさない ヘイトスピーチ もう飽き飽き でもね最近 無いとへんぴ 九回裏に鬱で攻撃 守るのはビジネスとマネー 勝つか負けるか たとえ知っても 無我夢中でいたいのが俺なんだ 臨界ジェネレーション 今にも 心 炎上 ゆとり 探し 未来 悟り 誰と 誰の 為の 幻想? 走れ 光れ 夢 抱きながら なぁ、もっとタッグを組まないか? 絶対理解出来るんだ そう信じてる 間違いない やるしかないんだ |
ロックの性能 feat.MONSTER大陸suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku・MONSTER大陸 | 散々見栄張って失敗して ほとぼり冷めるまで自己防衛 どうやって こうやって 疑いになってく人間性 「周りに嫌われたくないから」「だけど好きにやりたいから」 随分偏ったその性能に もう一つプラスしたい性能 デカく見せる性能 開き直る性能 足りてないのは ロックの性能だ 全然出来なくてムカついて 溜息と朝まで自己嫌悪 どうなって こうなって 山積みになってくハウツー本 「頑張らなくていいはずだから」「ここにそう書いてあるから」 随分極端なその性能に もう一つ気付かせたい性能 ダメと分かる性能 探し回る性能 忘れてるのは ロックの性能だ 縛られようが 閉じ込めようが 忘れ去ろうが 消せない性能 散々見栄はって失敗して ほとぼり冷めるまで自己防衛 どうだって こうだって 疑いになってく人間性 「周りに嫌われたくないから」「だけど好きにやりたいから」 随分偏ったその性能に 確かめたいもう一つの性能 デカく見せる性能 開き直る性能 ダメと分かる性能 探し回る性能 バカになれる性能 元に戻る性能 信じたいんだ ロックの性能を 自分の性能を 世界の性能を お前らの性能 |