テイルライトpe'zmoku | pe'zmoku | suzumoku | Ohyama“B.M.W”Wataru | pe'zmoku | いくつものテイルライト それが夢の中でも 僕は君の手を 最後まで優しく繁ぐよ 溜息も愛しいほど 認めあえた奇跡は ずっと忘れない 強い絆に今 変わっていく 作らされた世界でさえ 気持ちを隠せやしない 晴れた夜空を見上げては 人込みに気付きもしないで 君の事を… 賑やかなテイルライト 僕一人を残して ネオンの隙間に 吸い込まれるように消えてゆく 憧れを描きながら 未来を迷いながら 君の微笑みが 絶えない毎日を 探してた 離れさせる世界でさえ 気持ちを断ち切れやしない 冷えた右手を握り締め 終電車に見向きもしないで 想うよ… 零れ落ちる一粒には 白い光が輝いて 不意に目覚めた世界が この気持ちを星屑のように ちりばめていく… いくつものテイルライト それは夢の中でも 僕と君の手を 最後まで優しく照らしてた |
手紙pe'zmoku | pe'zmoku | suzumoku | ヒイズミマサユ機 | pe'zmoku | 家を飛び出した僕を見つめて 母は涙を浮かべ 腕を組みながら 背中を向けた 父は何も言わずに つたない言葉で綴ったあなたへの手紙 午後には玄関のポストに 届いてるかな 僕はこの場所で 頑張れてるから 何も心配ないよ たくさんの仲間達も いるから まだ住み慣れない新しい部屋 今も戸惑う目覚め 寂しくないさと 強がりながら 窓を開けてみるけど 忘れられない場面に心震えて 本当は泣いてばかりいた 真夜中一人 変わりないですか? 元気でいますか? あまり張り切りすぎて 風邪などひかないように 笑顔で 僕はこの場所で 現実を見てる 肩がぶつかりそうな 高層ビル迫る街 僕はこの場所で 初めて気が付く 今の自分の弱さ 人込みの中の孤独 いつか帰る時 両手いっぱいの 幸せの花束を あなたに贈れるように 僕はこの場所で 夢を追いかける 今日も諦めないで 晴れ渡る空の下を 今日も諦めないで 晴れ渡る空の下を 歩くよ |
適当に透明な世界suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 昨日コンビ二で買った透明な傘と 残りわずかな小銭と君を連れて ゆううつに包まれた普通列車に揺られ 二人とも知らない駅で降りてみたのさ 不意に流れた君の透明な涙 それを見つめていた僕はとても冷静で 君は小さなハンカチでそれをぬぐうと 屈託のない笑顔を見せようとしたのさ 「海が近い」とはしゃいで適当に歩く ほどなくして聞こえた心地よい音 フラフラ過ぎる時間がひたすら愛おしくて 僕らはただ、、、 消波ブロックの前で透明な二人 冷たくなった風に吹かれながら くだらない話ばかりを交わしたけれど 君の不意打ちな涙は相変わらずで 日が落ちた広い海が透明でキレイ 遠くに揺れる夜景もとてもキレイ 猫背のままの二人は今にも消えそうで 頬をさする潮騒を確かめたのさ 影をなくしたままで適当に歌う 帰り道に響いた心地良い音 リズムを刻む時間がひたすら愛おしくて 僕らはただ、、、 つまづきながらそれでも適当に笑う 帰り道なんかなくなりゃいいのに 確かにある存在がひたすら愛おしくて 僕らはただ ただ ただ幸せで あまりにも美しくて適当な夜が いつまでも続けと願いながらも やがて訪れる明日を心のどこかで 僕はただ、、、 君もただ、、、 昨日コンビ二で買った透明な傘で 君を見送った僕も不意に泣いたのさ この日の事をとにかく忘れたくなくて 泣きながらこの歌を作ってみたのさ 適当に透明な世界の中で、、、 |
泥雲suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 土砂降りの真夜中が嫌い モザイクをかけて眠りたい 湿気で膨らむ失敗後悔 鼓膜にバラバラ 僕を笑う奴らが嫌い 真っ黒けに塗り潰したい 名前も言わずに言葉のナイフで 背中にグサグサ だ、だ、誰か助けてよ し、し、支配してくれよ だ、だ、誰彼構わないで 刺してしまいそう 泥雲の下 日照りの真っ昼間も嫌い ビルを重ねて遮りたい 陽炎で溶ける妄想現状 僕を騙す奴らも嫌い 真っ白けに焼き尽くしたい 顔も明かさずに嘘のアクセルで 頭にバンバン だ、だ、誰か教えてよ し、し、真実をくれよ だ、だ、誰彼構わないで 轢いてしまいそう 泥雲の下 誰のために 何のために 僕のためだけに 生きてくなら 死んでくなら 意味を感じたい だ、だ、だから助けてよ し、し、支配してくれよ だ、だ、だから教えてよ し、し、真実をくれよ だ、だ、誰でも構わないよ だ、だ、誰でも構わないよ だ、だ、誰彼構わないで 刺してしまいそう 轢いてしまいそう 消えてしまいそう 泥雲の下 |
どうした日本suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 責任取ってくれますか? 結論出してくれますか? 安全ではないんですか? 説明出来ないんですか? 直ちに影響はいたしません 前例の無い想定外でした またも虐待のニュースです なんと痛ましい事でしょう 信じ難い事件ですが 次はスポーツの話題です とうとう頭も地デジ化したのか? イライラしてくるんだこのクソヤロー! どうした日本 どうした日本 どうした日本 どうした日本 小学生も呆れてるんじゃない? こんなに弱い僕だけど 必ず幸せにするよ どんなに遠く離れても いつでもここで待ってるよ 飽き飽きするハリボテの綺麗事 そろそろ目を覚ませよこのクソヤロー! どうした日本 どうした日本 どうした日本 どうした日本 ラブソングはストーカーの歌じゃない 責任持って決めようぜ 結論出して進もうぜ 安全なら伝えようぜ 説明ぐらいはしようぜ はぐらかすのはやめようぜ 諦めないで挑もうぜ どうした日本 どうした日本 どうした日本 どうした日本 何でも疑いたくなるのも 何度も虚しくなるのも 自分が悪いと決めつけても 誰かのせいにしたくもなるんだよ どうした日本 どうした日本 どうした日本 どうした日本 石橋叩いてまだ渡らない どうした日本 どうした日本 どうした日本 どうした日本 叩いて叩いて壊れそうだ 叩いて叩いて壊れそうだ 叩いて叩いて頑張れ日本 |
西日工場の煙suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 雨のあがった空に立ち上ってく 遠くそびえる工場の煙 夕刻6時すぎのため息さえも 許さない町並みが見える 雨のあがった空に立ちの上ってく 遠くそびえる工場の煙 朱色ににじんだ雲が夜を招いて 今にも堕ちてしまいそうだ 目をつむれば 思い出せた帰り道が サビた風に ついにさえぎられてしまった ゆっくりでいい ゆっくりでいいから そんなに焦らせないでくれ 雨のあがった空に立ち上ってく 遠くそびえる工場の煙 手を広げるあなたの確かな影も 今にも溶けてしまいそうだ ギアのきしみ 巻き戻したその刹那に 焦げた風が 左手に絡んでしまった ゆっくりでいい ゆっくりでいいから そんなに急がないでくれ ゆっくりでいい ゆっくりでいいから そんなに急がないでくれ 目をつむれば こみ上げてくる毎日は 足跡だけ 何故に残してくれたろうか ゆっくりでいい ゆっくりでいいから そんなに焦らせないでくれ ゆっくりでいい ゆっくりでいいから そんなに急がないでくれ ゆっくりでいい ゆっくりでいいから そんなに焦らせないでくれ ゆっくりでいい ゆっくりでいいから 例えばあの煙のように 雨のあがった空に立ち上ってく 遠くそびえる工場の煙 雨のあがった空に立ち上ってく 遠くそびえる工場の煙 |
ノイズsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 空回る換気扇のガラガラ 余りにもうるさいものだから 溜息を一つ置き去りにして 冷た過ぎるドアノブを掴む 駆け上がる屋上でバタバタ 靴を脱いで掲げる白い旗 張り巡らされたフェンスを越えて 両腕を広げてチューニング 募らせた言葉は何処へ 鳥になる覚悟は何処へ 飛ばそう 僕の思いを… さぁ、ためらうノイズよ 東を隠せ 明日を隠せ そう、この空気を揺らす今だけを信じていろ 爪先でガラクタをガリガリ 汚れて動かない物ばかり そこから伸びていく両足の影 細くて頼りないアンテナ 後ろめたい過去は何処へ 癒えない傷跡は何処へ 送ろう 僕の秘密を… さぁ、彷徨うノイズよ 西を隠せ 昨日を隠せ そう、この鼓膜に触れる今だけを感じていろ 明日への想像は何処へ 昨日までの記憶は何処へ 叫ぼう 君に届いて! さぁ、悩めるノイズよ 空気を揺らせ 鼓膜に触れろ そう、この意識に響く今だけは聞き逃すな 嗚呼、求め続けるのは確かに分かる生きている音 嗚呼、自分の声が欲しい! 本当の声が聞きたい! 暴れ出すノイズの中 ささやき始めるボイス |
ハルカゼpe'zmoku | pe'zmoku | suzumoku | Ohyama”B.M.W”Wataru | pe'zmoku | 抱きしめる 春の温もり 笑顔の君を いつまでも 忘れない 言葉には できないけれど 大切な時を 毎日を 今 紡いでゆこう この目が映したのは 汗と涙で 滲んだ上り坂 もう 諦めようかなと 無意識の中 呟いてみたけれど 振り返り見れば 確かにここまで歩いた意味が繋がる 抱きしめる 泣き続けた事 嘘までついて ごまかして 逃げた事 数えれば切りがないけれど 全て僕らを やさしさが 包み込む 君が教えてくれた ここに僕がいることの意味 真っ白な校庭 駆け上がる屋上 見渡した放課後に 広がる青空 気づきながら 僕らの明日は 続く 抱きしめる 春の温もり 笑顔の君を いつまでも 忘れない 僕らには 支え合いながら 生きる仲間が すぐ側に ずっと いる事を 抱きしめる 春の温もり 笑顔の君を いつまでも 忘れない 言葉には できないけれど 大切な時を ありがとう 今... 新しい 風が吹き抜ける 次の世界は すぐそこで 手を広げて 僕らにも 出迎えてくれるだろう 迷いながらで 構わない 有りのまま 進み出すよ |
春の到着suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 何度この道を行き来して 両手を風にさらしたろう 記憶の桜が散らぬよう この歌に託すことにしよう いくつもの夢の種を蒔き 予期せぬ嵐に悩まされ 時に涙を浮かべながら 広過ぎる空を眺めたろう そうして今を迎え その瞳は何を捉えた? 君の町にも ここから見えない町にも 同じ季節は無事に届いている 語り出せば尽きない話 孤独に突き刺した傷跡 光と陰を感じながら 一つ確かに大人になる そうして日々を歩き その心は何を目指した? お前の町にも ここから見えない町にも 同じ季節は無事に届いている キレイ事ばかりが映され 仕組まれたルールがはびこる そんな世界が待ち受けても 数え切れない不安や迷いは 誰もが抱く“人らしさ” あなたの町にも ここから見えない町にも 同じ季節は無事に届いている 僕の町にも ここから見える町にも 同じ季節は無事に届いている 無事に届いている |
P.M.トガリアンズpe'zmoku | pe'zmoku | suzumoku | ヒイズミマサユ機 | pe'zmoku | すっかり行き詰まりだ 怠けだす指先は 真っ白なノートに 落書きを描き出す とっておきの言葉も 消しゴムに擦られて さっぱり繋がらずに ばらばらに砕け散る 声を上げても 頭を掻きむしっても 答えは見えないまま 教えて トガリアンズ!! ぐったりと倒れ込む くたびれて固いソファ 真っ黒に錆び付いた プライドが淋しがる 傑作と決め付けて はしゃいでたあの頃の 滑稽な辻褄が 脳みそを逆撫でる 迫る〆切 後にも引けない夜 煙草の煙まみれ 助けて トガリアンズ!! 一服はおしまいだ ペンを取り書きなぐれ 真っ青な横顔も オハナシのネタになる 格好悪いくらいが お前にはお似合いだ でっちあげの最後で あいつらを唸らせろ 輝く名声 鳴り止まない反響 即席な夢だけど 見てろよ トガリアンズ!! |
ファイナルラップpe'zmoku | pe'zmoku | suzumoku | Ohyama“B.M.W”Wataru | pe'zmoku | ゴーグルの前を揺れる影が その先の道を隠している 追い越せないまま焦る気持ち タイムリミットが近付く 不安にやられそうでも 最後のストレートまで ゴールにはためいてる あのフラッグを目指して 踏み込めファイナルラップ 数え切れない程積み重ねた日々が作り上げる 答えを求め 迷わずラストスパート 鮮やかな色を取り戻した景色が瞳の中 心の隙間を埋めるように 静かに確かに二度と色褪せない思い出を少しずつ描いてゆく 不敵に笑えば揺れる影も 振り向きついでに笑う 痛みに潰れそうでも 一ミリでも差を付けて ゴールで帰りを待つ 仲間達を目指して 切り込めファイナルラップ いくつもの出会いと別れを繰り返し僕らはまた 巡り逢える 信じてラストスパート 待ち構える荒波のその向こうが暗闇でも 僕らはこの旅路の門出を 静かに確かに後ろを振り向かずに前を見据えながら進み出せる 迷わずラストスパート 鮮やかな色を取り戻した景色が瞳の中 心の隙間を埋めるように 静かに確かに二度と色褪せない思い出を少しずつ描いてゆく 今を生き抜けろ |
フォーカスsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 冷たい秋雨は知らぬ間に上がって カーテンの隙間に宿る日差し 退屈なテレビもステレオも止めたら 君とこの部屋から歩き出そう 僕らが今まで何度も繰り返し 眺め続けてきたこの景色を 季節の合図で 二人の足跡で 少しずつ少しずつ育ててゆこう 住み飽きた町だと嘆きそうな時は 両手の指でフレームを作って 一つだけの現在を残してゆこう 空き地の秋桜は出会いの恋模様 あの日の切なさが風に揺れる 忘れることなど出来ない程強く 胸の中 刻んだこの気持ちで 君を抱きしめて 自分を戒めて いつまでもいつまでも愛してゆこう 涙で道が遮られそうな時は 見上げる大空の青いフィルムに いくつもの未来を描いてゆこう 気が付けば夕暮れ オレンジのプリズム 君が優しく目を細めながら 「綺麗…」と一言呟いた瞬間 僕はその手をとり握りしめた 僕らが今まで何度も繰り返し 眺め続けてきたこの景色を 季節の合図で 二人の足跡で 少しずつ少しずつ育ててゆこう 忘れることなど出来ない程強く 胸の中 刻んだこの気持ちで 君を抱きしめて 自分を戒めて いつまでもいつまでも愛してゆこう 答えに迷い立ち止まりそうな時は お互いの素顔にフォーカスして 色褪せない日々を繋いでゆこう |
ブルーブルーsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 誰も触れ合わずに彷徨う 街の中で 晴れ渡る空を仰ぐ度 虚しくなる 当たり前の様に繋いで 歩いていた 温もりは今何処にあるの? 嗚呼、声が枯れるまで叫んでも 吐き出しても 世界は振り向いてくれない この孤独を ブルーブルー ブルーブルー 高く ブルーブルー ブルーブルー 笑うよ ブルーブルー ブルーブルー 高く ブルーブルー ブルーブルー… 「大丈夫」と口では零して 足はすくむ それでも心は最後まで 人らしくありたい 血が滴るまで叩いても 噛み付いても 世界を振り向かせられない この無力を ブルーブルー ブルーブルー 遠く ブルーブルー ブルーブルー 笑うよ 嗚呼、愛がどれほど描かれても 歌われても 明日の行方さえ分からない この世界を ブルーブルー ブルーブルー 青く ブルーブルー ブルーブルー 笑うよ ブルーブルー ブルーブルー 高く ブルーブルー ブルーブルー 遠く ブルーブルー ブルーブルー 青く ブルーブルー ブルーブルー 笑おう |
プラグsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 散らかすだけ散らかした 住家をじっと眺めて 目障りな物だけ選び抜いて 部屋を出る カサ・ハンカチ・ポケットティッシュ・ライトグレーのスニーカー… テーブルの上のパズルは今日も 埋まらない 永久に続くような日々に絡む耳鳴り 言葉の羅列 口ずさめばグラリと揺らいだリアルは その身を静かに蝕む 隠すだけ隠してみた 姿をじっと見つめて とっておきの偽物を身に付けて 街を出る 愛想笑い・星の砂・フェイクレザー・ボロボロメッキネックレス… だらしなく伸びる前髪はまだ 切られない 叩き付けるように空は蒼を降らして 影を焼き付ける 歩き出せばフラリと彷徨う意識は 本当は誰の物なの? なぐさめる度重ねた未来はもろく 容易く壊れた 乾きだした瞳は涙を求め また傷付け合うの? 揺らいだリアル・彷徨う誰かの意識・壊れた未来 いつの間にかポトリと外れるプラグは 振り向く鏡にも映らない |
平々 -ヘイヘイ-suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 晴れと曇りの間 気難しい天気 野良猫は塗炭の上 死んだ様に眠る 暇潰しのニュースは 政治家のコメディー 「やった」「やらない」の末に「記憶にございません」 なんて平和な日々だろう 煙草でも一ついかが? オゾン層は穴だらけ 星の欠片でも落ちたのかい? 元気ないなヘイヘイ 無理もないかイェイイェイ どうぞ気軽にヘイヘイヘイ ご静聴よろしく 不況不況、大不況 株価は右下がり ビジネスマンの顔も コンクリに釘付け 天才も年を食えば 天に召されて逝く 不死身のロックスターも この歌の作者も それも自然の摂理さ 緑茶でも飲んで休憩 群がる鳩を見ろよ 落ち込む暇なんか無いってさ 元気ないなヘイヘイ 無理もないかイェイイェイ 遠慮しないでヘイヘイヘイ CDもよろしく 元気ないなヘイヘイ 無理もないかイェイイェイ こんな歌さヘイヘイヘイ 山あり谷ありの日々 世界はぐるぐる回る それも宇宙から見たら 多分まだ捨てたもんじゃないさ 元気ないなヘイヘイ 無理もないかイェイイェイ 手を叩いて声出して 涙して笑って 元気ないなヘイヘイ 無理もないかイェイイェイ 何はともあれヘイヘイヘイ 楽しく生きましょう 元気出たか?ヘイヘイ 無理はすんなイェイイェイ ヘイヘイ イェイイェイ アイラヴュー ご静聴有り難う |
ベランダの煙草suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 久しぶりの煙草に頭がくらくら ベランダで一人黄昏時の中 電線の隙間に絡み付いた雲が 低気圧の風を待ちくたびれている 君の気ままさに微笑んでた日々は 映画のようなセピア色の記憶 最後に告げられた「さよならバイバイ」思い出の品々と灰皿に捨てようか 細長い白い筒に 閉じ込められた煙を 空に放してやろう「さよならバイバイ」きっと君は今日もこの煙のように 身軽だからそのままバイバイ あの雲よりもっと自由になれるさ 「二度と会いたくない」「思い出したくもない」 強がりをぶつけても本音はどうだか… 後悔を吐き出して未練を吐き出して 気が早い三日月に横顔を重ねる フィルタの隅々まで 詰め込まれた煙を 空に返してやろう「さよならバイバイ」どうせ俺は今日もこの灰のように 重たいからそのままバイバイ 地べたに張っ付いて歩いて行くのさ わざとらしく咳き込んで ロックンロールを貧って 汗水鼻水涙混じり 誰のせいだ? 俺のせいだ! 空に向かって叫ぼう「さよならバイバイ」きっと君は今日もこの煙のように 綺麗だからそのままバイバイ あの雲よりもっと自由になれるさ そうさだから「さよならバイバイ」どうせ俺は今日もこの灰のように 汚いからそのままバイバイ 地べたに張っ付いて歩いて行くのさ |
放課後スリーフィンガーsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 曇り出した空 急ぐ足音 雨粒一つ 溜息一つ 間違えた事は誰かのせいにして 心傷付く前にギターを弾く 一人の教室 気晴らしに小さく 零したメロディーに絡めた偽り 雨降る街など気にも留めない 溢れそうな弱さを隠したくて 黒板を見ては明日を紡ぐ 近道一つ 逃げ道一つ 分からない事はうやむやにして 気になってしまう前に歌をうたう 鞄の中身は同じ物ばかり それよりも大切な物があるさと 硬い指先で散りばめる音 漂う寂しさを消し去りたくて 本当は君に聴いてもらいたい 初めて覚えたコードも鳴らそう 湿っけた五線譜に描く横顔 隠せない弱さを認めてくれ 仕方なく夢に君を探すよ 消せない寂しさを認めてくれ 誰にも聞こえない 放課後スリーフィンガー |
ホープsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 流し台の水垢が 不摂生な生活を 起き抜けの僕にだけ そっと警告してる 寝癖も直さないまま 手に取るマッチとホープ 煙まみれで作る珈琲 欠伸も混ぜて 「物が少ない部屋だな…」と 笑われてしまうけれど つい考え過ぎてしまう癖が 染み付いてるだけだろう バイト先まで15分 出会いなどは無いけれど ポケットには気休めの希望 小さなホープ ゴミ袋をあさる猫 横取りを狙うカラス これとよく似た事を 今朝のニュースで見たな コンビニの灰皿まで 火種が続いたホープ 足取りがまた少し 速くなってきたかな 「代わり映えの無い日々だぜ…」と 同僚の愚痴を聞く度 面倒な奴だと思う僕は どんな顔をしてるだろう 大金を叩いてまで ギャンブルはしないけれど 懐にはちょうどいい希望 小さなホープ 「物が少ない部屋だな…」と 試すように笑いながら 声に出してようやく気が付いた ただの怠け者だなと 「代わり映えの無い日々だぜ…」と ついでに愚痴を零せば 「何やってんだ…」と言葉が続き とうとう拳を握る 「とりあえず…」と呟いて ペンとノートを取り出す そんな僕にささやかな希望 小さなホープ |
僕らは人間だsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 瓦礫をすくう傷だらけの両手 虚空に漂う SOS の声 「何処にいる……」「心配だ……」「くたくただ……」「もう嫌だ……」 微かな灯火が 胸の中で今震えている 息を止めるな 繋ぐ手を放すな その足で立つんだ 僕らは人間だ 朝の光だ 始まりの合図だ 取り戻してみせよう いつかの日常を 炊きたてを配るあかぎれの両手 頬張る子供の無邪気な笑い声 「ありがとう!」「美味しいよ!」「平気だよ!」「楽勝だ!」 あどけない勇者が 拳を振り上げて駆けてゆく 逃げ出したいけど 夢だと信じたいけど その目を開けるんだ 僕らは人間だ 夜の暗闇に 底なしの不安に 星が寄り添うだろう 光を携えて 「待っていろ。」「諦めるな。」「大丈夫。」「気を付けて。」 何気ない言葉を どれ程の命が待ってるだろう 朝の光だ 始まりの合図だ 取り戻してみせよう いつかの日常を 夜の暗闇に 底なしの不安に 星が寄り添うだろう 光を携えて 涙流れて 全て奪われて ここから生きるんだ 僕らは人間だ |
真面目な人suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 光る液晶を睨み付けては 弾くキーボード 擦る瞼 「時は本当に無情なもんだ…」と 知らず覚えた口癖 鞄の中の この不満の種 いつまで隠して 過ごせるのだろう? 叩き付ける拳 ファイルされた未来が散らばる それでも跪き 拾い抱き締める 真面目な人 風にからかわれる様な日々 少し迷えば時代遅れ 他人の肩と ぶつかるその度 諸刃の心が 震え始める 街を暴れ回り 見境も無く叫ぶ妄想 それでも目は閉じず 現実を選ぶ 真面目な人 呆れる程に 求め過ぎた社会 気付けば本物は また闇の中 ひび割れるアスファルト 踵が刻み過ぎたリズム 涙と溜息で 今日も相変わらず曇り空 叩き付けた拳 暴れ回り叫んだ妄想 それでも独りでも 今を歩き出す 真面目な人 |
真夜中の駐車場suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 真夜中の駐車場で会おうぜ 新月から始めようぜ 君と話がしたいんだ 僕の声で歌いたいんだ 誰もが「くだらない」と言って 破いた夢を繋ぎたくて 悩みも抱えて来たんだ 苛立ちも連れて来たんだ 誰もが「信じろ」と言って ついた嘘を燃やしたくて 扉を開けて 闇を感じて 孤独に目が眩んでも 「退屈、退屈から抜け出せ」「今だけ、今だけが全てだ」 自分を、自分を超えるものを この目で見つけ出したい 真夜中の駐車場で会おうぜ 新月から始めようぜ 君はこれからどうなるんだ? 僕は何処に行けばいいんだ? 誰もが「分からない」と言って ごまかすのが答えなのか? 唾を飛ばして 風に吹かれて 不安に手が震えても 「退屈、退屈から抜け出せ」「今だけ、今だけが全てだ」 自分が、自分が望むものを この手で描き出したい 帰りたくない 離れたくない このままでいられるなら 孤独の闇に 不安の風に 自由の意味が無くても 「退屈、退屈から抜け出せ」「今だけ、今だけが全てだ」 この目で、この目で見つけ出して この手で、この手で描き出して ここから、ここから光るものを 君と僕で創りたい 真夜中の駐車場で会おうぜ 新月から始めようぜ |
身から出せ錆suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 空飛ぶ鳥を見ていたんだ 嵌め殺した窓の手前で 触れられない背中にそっと 奇跡の想像もした 放り投げたスプーンにちょっと 青い錆が付着しだして その中一つ封じ込んだ 夢が文句を言ってる 差し込む褐色の西日も影を伸ばす たったそれだけで焦るその心は 焦るだけマシだと思いたいだけ 毒が回る前にバラしましょう 素直になれなかったと ヘッドフォンを繋いだプレイヤ 埃がこびり付いたディスプレイ 盤から伝わるメッセージは 慰めの名言だけ インテリぶって口火切って 堂々と告げる体験は コンビニの雑誌の隅っこ 気の利いた記事のパクリ 手持ちの札だけで 事足りていたいのは 何処かに自分と同じ様に生きる 人間もいるだろと思いたいだけ 壁が出来る前に認めましょう 臆病なだけなんだと ドアノブの前でたじろぐ悪い癖 散々描いた未来は綺麗なのに たったそれだけで焦るその心は 焦るだけマシだと思いたいだけ 毒が回る前にバラしましょう 素直になれなかったと 何処かに自分と同じ様に生きる 人間もいるだろと思いたいだけ 壁が出来る前に認めましょう 臆病なだけ なだケ なダケ ナダケ 情けないなと |
密室pe'zmoku | pe'zmoku | suzumoku | Ohyama”B.M.W”Wataru | | ノイズを吐き出した旧式のステレオ 床に落ちたちゃちなスピーカ 好きな物ばかりを食い潰した僕は 次の欲望を求める ドアに窓に沢山の錠前を掛けたんだ 今はただ独リにさせてくれ 諦めろ 帰れ ここには近づくな その程度の優しさはいらない 漂うメロディは油ぎったように 重く粘るマイナブルース 部屋中を手探り右手に触れたのは 埃まみれの微笑み 気が付けば破り捨てたフォトグラフを かき集めて繋ぎ合わせている 忘れるんだ 駄目だ 二度と思い出すな この程度の温もりに焦るな モノクロに仕上げたはずの記憶に 少しずつ色が付き始める 足りないんだ 君が 優しさが 温もりが この部屋には一つも無いんだ 明かりを消して強く目を閉ざしても 心臓の鼓動がうるさくて 足りないのは 何だ? そんなもの無いはずだ それでも膨らむ淋しさ 合鍵なんて始めから無いんだ 誰かここから出してくれ! |
メンドクセーナsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 人ごみに踏まれて もんどりうった程さ 今度は随分と 派手に転げ落ちた 何が助け合いだ 手を伸ばしもしない みんな見て見ぬ振り 通り過ぎた 考え込む度に どうにでもなればいいと 空っぽになった ビール瓶を 転がすのさ メンドクセーナ メンドクセーヨナ 仕事も遊びも また明日…… 何も考えずに ひたすらボケーっとしてたいよ あの娘の声に 笑顔に 見とれながら メンドクセーナ メンドクセーヨナ 今日のところは メンドクセーカラサ 夢も未来も また明日…… |
盲者の旅路suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 標識もなければ 道なんてたいそうなものもなく たった一つだけの 宝物を握りしめて 探していたのは 汚れなき無垢と安住の土地 あなたのことなど 誰一人として知ることのない場所 「逃げ出しただけだろ」と 後ろの方で聞こえた声に 「そんなことはない」と 低く細くつぶやき返す わずかに震える手 自信の色はすでに蒼白で 今にも立ち止まり 遙か彼方後ろを振り返る たどり着いた景色はどうだい? それは僕にも見えるものなのかい? 宝物は役に立つかい? それは僕にでも使えるものなのかい? 孤独の旅はただ 途方もなく長く薄暗く 同じような似たような 場面をいくつも越えていた 変わり続けていたのは 頬を撫でる風の行方 笑われてもこの足は 裏切ることなく土を蹴る たどり着いた景色はどうだい? それは僕にも見えるものなのかい? 宝物は役に立つかい? それは僕にでも使えるものなのかい? たどり着いた景色はどうだい? それはあなたが描くものだろう 宝物は役に立つかい? それはあなたが磨くものだろう たどり着いた景色はそうさ それは誰にも見えるものなのさ 宝物は役に立つだろう それは誰にでも使えるものなのさ |
モダンタイムスsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | テレビは今日も深夜まで馬鹿騒ぎのパレード 流行の間抜けなトークで金を稼ぎましょう 「政治の話ワカンナ~イ」アイドルがスベっても 可愛ければ拍手喝采「それじゃまた来週!」 茶の間で煎餅くらえてぼんやりニヤけるそこのアンタ 手の内見せないメディアの罠にまんまとハマっていませんか? インターネット万々歳 デジタルな生活が 「ペーパーレス!お出掛け不要!エコです!」と叫ぶ 便利さばかり追いかけて誰か気付いてますか? 引きこもりが減らないのはイジメだけじゃない 学校サボって渋谷で彼氏とふざけるそこのアンタ 大事なものは何ですか?まさかケータイなんて言わないよな? 現代社会の深い落とし穴 情報網に絡まっていつの間にか見失ってる自分の姿 「ぶっちゃけ仕事だりぃよな」平社員のツイート 「だよねだよね」の返信にテンションを上げる 煙草を一本吸ったら辞表でも書こうかと 頑張る部長を尻目にケラケラと笑う ストレス社会は嫌だとあれこれ言い訳してるアンタ 大顰蹙を買う前にママのお腹から出直しておいで 現代社会の半端過ぎる理想 ゲームの様な感覚でサイコロ振りながら適当に決める人生 現代社会の深い落とし穴 情報網に絡まっていつの間にか見失ってる自分の姿 現代社会の半端過ぎる理想 ゲームの様な感覚でサイコロ振りながら適当に決める人生 モダンタイムスの歯車が回る「あと5分だけ寝かせて」と そろそろ目を覚まさないと潰されちまうぜ |
モンタージュsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 映り込む雲間の日差 眩しさに足元を見た なんと淡く薄い影だろう それでも生きてら 広げる右手 握る左手 傷跡は描きたくない 最低まで転げ落ちたら 有名になるの? 犯罪者のモンタージュが 街中貼られている これ程まで濃い影ならば 傷付かないの? 僕はどうだ? どれぐらいだ? 何度も睨むカーブミラー 空欄に書くバツ印 眠たさに顔を叩いた なんと浅く細い日々だろう しぶとく生きてら しかめる右目 閉じる左目 悲しみは繋ぎたくない 最高まで登り切れたら 幸せになるの? 成功者をワイドショーが ひたすら讃えている これ程まで深い日々ならば 悲しまないの? 僕はどこだ? どの辺りだ? 何度も眺めるカレンダー なんと淡く薄い影だろう それでも生きてら なんと浅く細い日々だろう しぶとく生きてら 最低にも最高にも なれなくていいさ 影を睨んで 日々を眺めて もう一度描いてみるよ もう一度繋いでみるよ |
夕焼け特急suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 帰りの車窓の向こう側 オレンジ色の知らない街 疲れて閉じかけた瞼に 僅かに入り込む 夕焼けに合ったメロディを 鞄の中から取り出して 耳から心に流れ込む 選ばれた言葉 絡み合っていた空気が 少しずつ解けて落ち着いた 伝え損ねたあれこれが 嫌なくらい思い付く 帰りの車窓の向こう側 オレンジ色の知らない街 夕焼けに合ったメロディは 二曲目に続く 流れ込んでくる言葉達 僕の姿を見つめている その言葉はいつも綺麗で 何度も憧れる あの優しさを拒んだのも 今いる道を選んだのも 正しかったのか分からない 目の前が揺れる 解けて落ち着いた空気に 少しずつ切なさを加えて 憂鬱の隠し味を 一さじ混ぜて目を閉じた 帰りの車窓の向こう側 闇夜が迫る見慣れた街 夕焼けに合ったメロディは もう聞こえてこない |
ユーカリsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 東の光を受けて 誰かが淡く手を振る 群れをなして飛び交うハトを 数えかけたホーム 見なれた七号車に 揺られる無言の命 ささやかな時の中で 満ち欠けを続ける 読み終えた小説に 描かれた街が あまりにも美し過ぎて 目を上げるのも怖かったんだ 疲れた言葉は伏せて 俯き改札を抜ける 何かを求める日々が 誰かを傷付けてゆく 高架下をくぐり抜ける 振り向くこともなく 流れ去る電線に指を走らせて 途切れた先に見えていた あの町を今歩いている 答えは風に託して 俯き駅前を過ぎる 空回る日常に紡いだ思いが 少しでも染み渡ればと 調べに乗せて… 窓際のユーカリは光を集めて 片付かない部屋の隅を 今もほのかに照らしている 開けた明るい空を 見上げて坂道を下る |
夜明けの雨suzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 枕元に響く波のような音は 街を走り抜ける夜明けの雨 僅かに開いた窓 入り込む雨粒 鳥の声が消えた目覚めの時 冷めた朝に慣れてどれくらい経つだろう 生まれて逝く夢も見送るだけ 走り去る雨は何処へ行き 誰の夢を覚まし消えるだろう 落ちた木の葉はまだ小さく緑色 暖かくも強く風が飛ばす 足元に映る空はまだ 陽の光を少し返すだけ 枕元に響く彼の様な音は 街を走り抜ける夜明けの雨 僅かに開いた窓 入り込む雨粒 鳥の声が消えた目覚めの時 |
ライトゲージsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 外は雨だ 傘は一つだけ 僕の肩は随分はみ出る 大きな僕の歩幅に合わせて 君はいつも少し早歩き 雑貨屋までの長い道のりに あの時程の愉しさは 何も感じない ただ虚しいだけ ただ疲れるだけ サラサラ今日も街に 霧雨が舞い落ちる クタクタ僕は歩く 右手には閉じた傘 すぐに晴れて淡く虹が出る 君は僕を見上げて微笑む シャツに絡まる湿った風に あの時程の愛しさは 何も感じない ただ切ないだけ ただむせ返るだけ ユラユラ今日も街に 陽炎が舞い踊る フラフラ僕は歩く 右手には錆びた傘 色とりどりの本に置物に あの時程の目移りは 少しもしない お目当ての物を僅か2分でお会計 ガヤガヤ今日も街は 人混みでごった返し ゴチャゴチャ僕も混ざる あんな日々は君のせいだ シャバダバ今日も街で 思い出を磨き上げて シュビドゥバ僕は生きる こんな今日は僕のせいだ 右手には… |
ラムネノーツsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 波止場には丸く太った 猫が寝そべっている 食べかけのイワシを忘れて 釣り竿は一度も揺れず 陽の光がただ バケツの海水を転がす 足を投げ出して座って 初めて敗れた 恋の話でも思い出そう ステレオで聞こえてくる 波の音に恥ずかしさ隠して 右手にはまだ冷たく 弾けてるラムネ この空と同じ色 潮風にウトウトして 気付けば夕暮れ 日に焼けて少し痛む腕 「恋の話はもう終わり?」 君の声が聞こえた気がしたよ 右手には炭酸が抜けて 温くなったラムネ あの恋によく似た味 取り出してみたビー玉 涙する前に 海に投げてしまおう |
リエラsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | 解いた右手を 風が包んで 本当の君の温もりを 初めて知る 落ちた涙を 靴で隠して 本当の僕の冷たさを 何度も知る 結んだ唇は 何を探してるの? 僅かに残った温もりが 君に還る前に リエラ、君が微笑む 言葉を…… 今、僕らの明日を紡ぐのは さよならだけ リエラ、君が旅立つ 未来へ…… 今、僕らの明日へ続くのは この道だけ 残る約束 時が流して 本当の僕の悲しみを 初めて知る 褪せる思い出 胸に抱えて 本当の君の優しさを 何度も知る 俯いた瞳は 何を描いてるの? 今にも溢れる冷たさが 君に移る前に リエラ、君が見上げる 景色を…… 今、僕らの明日に浮かぶのは さよならだけ リエラ、君が旅立つ 未来へ…… 今、僕らの明日へ続くのは この空だけ 今、僕らの明日へ続くのは この道だけ さよならだけ |
流星群pe'zmoku | pe'zmoku | suzumoku | Ohyama”B.M.W”Wataru | | 燃え尽きて消える星達を 受け止める夜だから 儚くもどこか美しく 言葉一ついらない 胸に留めた記憶達も いつかなくなるのなら 群青の空へとばらまいて 綺麗に燃やしてくれ あの日届かなかった夢のひとかけらに 今僕のこの右手は触れられるのかと 眠れない真夜中を埋め尽くす 悩み 悲しみ 切なさ 孤独も この星空に飛ばして 月の光も気付かせない 流れる星の群れは 溢れ出す涙の中にも 静かに流れてゆく もしもこの夜が色褪せて 思い出になるのなら 今だけは夜空を見上げて 夢を描き続けよう 燃え尽きて消える星達を 受け止める夜だから 儚くもどこか美しく 言葉一ついらない 胸に留めた記憶達も いつかなくなるのなら 群青の空へとばらまいて 綺麗に燃やしてくれ 砕け散る最後の光を 見逃さないようにと 無意識に伸ばした右手は ほのかに輝いてた |
レイニードライブsuzumoku | suzumoku | suzumoku | suzumoku | | フロントガラスにじむ光 水しぶきを上げるタイヤ ワイパーの刻むリズム くたびれたエンジン ラジオ 「明日になればまた晴れるでしょう」 天気予報の声が寂しく響く 昨日の成功 今日のミス 明日に持ち越した不安 数えれば切りがない やり直したい毎日 時計の針につっつかれて 何度も転びそうになって 「負けるな頑張れ」って言ってもらいたいのかな 何考えてるんだろう 早く家に帰らなきゃ クールミントのガムを一枚くわえたら さぁもうひとっ走り 軒先で一人ぽつり 雨宿りをしてる誰か 「あなたは今も幸せですか?」 ポップシンガーの声が虚しく響く 昨日の提案 今日の疑問 明日に延ばした答え 数えれば切りがない 目の前の選択肢 できる奴らに見下されて 何度も崩れそうになって 「そんなこと気にするな」って言ってもらいたいのかな 何呟いてるんだろう 早く家に帰らなきゃ だらだら続く渋滞を抜け出したら さぁもうひとっ走り 「それでは今夜も安全運転を」 パーソナリティの声が優しく響く 昨日の自分 今日の自分 明日のまだ見ぬ自分 数えれば切りがない 情けなかった自分 現実の風にあおられて 何度も倒れそうになって 「それでもめげるな」って言ってもらいたいのかな 降り続ける雨は街を洗い流しどこへ向かう? 珍しく涙まみれの頬も洗っておくれ ラリルリララッタルリラ 無理矢理口ずさむのは 「楽しくやっていこう」って君に伝えたいのかな 何歌ってるんだろう 早く家に帰らなきゃ だけど今日はずいぶん遠回りし過ぎだ さぁもうひとっ走り |