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緑黄色社会 ライヴレポート

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【緑黄色社会 ライヴレポート】 『緑黄色夜祭 vol.8』 2018年10月5日 at 恵比寿LIQUIDROOM

2018年10月05日@

取材:山口智男

2018.10.09

男女混成の4人組バンド、緑黄色社会が10月5日に恵比寿LIQUIDROOMで自主企画イベント『緑黄色夜祭 Vol.8』を開催。“もっと大きなイベントにしたい”という想いを込めながら、ゲストに迎えたSAKANAMON、ONIGAWARAとともに披露した熱演をレポートする。この1、2年のライヴハウスシーンで頭角を現してきた彼らはこの日、さらなる飛躍を予感させた。

東京初開催となった緑黄色社会(以下、リョクシャカ)による自主企画イベント『緑黄色夜祭』。リョクシャカがバンドを組んだ頃から好きなアーティストを迎え、地元・名古屋で続けてきた同イベントが名古屋以外で開催されたことは、全国区のものになりつつあるリョクシャカの人気を印象づけたはず。Vol.8となる今回に彼らが招いたのは、出演順にリョクシャカのメンバーが高校時代コピーをしていたというSAKANAMONと、同じ愛知県出身のONIGAWARAだ。

リョクシャカの「またね」を、3ピースならではのタイトなギターロックにアレンジして、会場を沸かせたSAKANAMON。そして、バンド編成で笑いを交えながら極上のJ-ポップを披露し観客を笑顔にしたONIGAWARA。先輩2バンドが温めた会場をさらに熱くさせたのがリョクシャカだった。いきなり《ラララ》のシンガロングが起こった「君が望む世界」から、やんちゃな演奏のダメ押しで盛り上げたアンコールの「Alice」まで、伸びやかな長屋晴子(Vo&Gu)の歌声と、それぞれに個性がぶつかり合うバンドサウンドでリョクシャカの魅力を存分に見せつけた。

中盤、11月7日にリリースするミニアルバム『溢れた水の行方』から「あのころ見た光」を初披露。アンセミックな曲調に早速シンガロングが沸き起こり、ライヴの流れは一気に加速。熱を上げていった。前述のミニアルバムをリリース後、ワンマンツアーを行なうことを発表し、ファイナル公演はマイナビBLITZ赤坂にて開催! フロアーを埋めた観客が歓声を上げ、リョクシャカのさらなる飛躍に胸を膨らませた。

取材:山口智男

緑黄色社会

リョクオウショクシャカイ:写真左より、peppe(Key&Cho)、小林壱誓(Gu&Cho)、長屋晴子(Vo&Gu)、穴見真吾(Ba&Cho)。2012年活動開始。長屋晴子の力強く透明で時に愛らしい独特な歌声、キーボードのpeppeの型にはまらないフレーズ、ギターの小林壱誓の柔らかいコーラス、バンドを支える穴見真吾のベースライン。同級生3人と幼馴染で組まれ、お互いを知り尽くした4人がそれぞれの個性を出し合い、さまざまなカラーバリエーションを持った楽曲を表現し続けている。

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 7

    7.アウトサイダー

  2. 10

    <ENCORE>

  3. 11

    Alice

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