東京メロンウィーク柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | メロンウィーク メロンウィーク メロンウィーク メロンウィーク 僕のとこにも来た 東京メロンウィーク そう 君が思った通り 誰より冴えた眼差しが捉えていた よってたかってばかにされた計画 線路沿い垂れたつぼみが かたくかたく縮こまった後に 目を覚ました 秘密がやっと明るい日向に 出て大きく伸びをした今日は メロンウィーク メロンウィーク メロンウィーク メロンウィーク 僕のとこにも来た 東京メロンウィーク メロンウィーク メロンウィーク メロンウィーク メロンウィーク 僕のとこにも来た 東京メロンウィーク そう 君の信じた通り 誰にも止められなかった情熱は 山をひとつふたつ越え 昇る空も知らない限りに 自信と迷いの雲行き 容赦ない荒野 潤み淀む目だけに確かに 見えている景色の先には メロンウィーク ああ メロンウィーク 僕のとこにも来た 東京メロンウィーク メロンウィーク ああ メロンウィーク 僕のとこにも 私のとこへも来た 東京メロンウィーク 君が差し出した 東京メロンウィーク 私のとこへも来た 東京メロンウィーク 君が差し出した 東京メロンウィーク |
天使を見てる柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | オールナイトロング ミカエル ガブリエル ラファエル 白けてる ザビエル パスピエール きのう夜おそくに きみのつくった映画を見たよ 雪景色のなかでおどる女の子 そよ風がたしかにほほに触ってくれて きれいなきもち オールナイトロング さみしい部屋に 座る3,000円の古いヘビのあたま みんなむこうで燃えている ぼくはなにひとつ捧げる気にならず しばらく目も開かず景色も見えない 好きなひとの好きなものばかり 集めてしまう かなしいの集めをやめられないのは なんでだろうね 春はぽかんとしてる |
大作戦柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | ひっぱり合うひもこっちが強けりゃそっちも強くなる 漕いでるシーソーこっちが重けりゃ釣り合ってくれる 山と山のてっぺんで呼び合ってロマンチック 何から何までたのしいこころに出会った今日です 世界がバランスとってまわってても それでもこのたび自信があります なんだか知らないちからが湧きます いいことしか起こらない気がする この作戦、大成功する、大成功する、大成功する、大成功する予感 大成功する、大成功する、大成功する、大成功する予感 きっとこの角を曲がればそこにはパピヨンいるはず 世にも不思議な飼い主がパピヨン散歩してるはず そこからあれよあれよとはなしが弾んで喫茶店 行きたいところはないかと訊かれてアゼルバイジャン こういう具合に世界がまわってても ひたすらサーフィン練習するだけ いらないものまで持ってる気がする 勝手に元気がでてくる気がする たくさんのチアガールがいる、チアガールがいる、 チアガールがいる、チアガールがいる たくさんのチアガールがいる、チアガールがいる、 チアガールがいる、チアガールがいる そういうことで世界がまわってても ものかげから太陽を見ている みなぎり溢れてびゅーびゅーしている 最高の一瞬にジャンプできる スタンドには、応援団いる、野次馬たちいる、 好きな人がいる、こわい人がいる スタンドには、応援団いる、野次馬たちいる、 好きな人がいる、こわい人がいる 100m9秒で走る、9秒で走る、9秒で走る、9秒で走る 100m9秒で走る、9秒で走る、9秒で走る、9秒で走る予感 |
セパタクローの奥義柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | Shining Morning 刺されたくなきゃ 長いズボン 長い袖 籠にのこぎり、なた、かま すいかは今のうち冷やしとけらいでんを すこやかにまっすぐ伸びやかで 節の長さのいいのだけを選んで たおすリズムをうまくやるには サンバサンバそれともルンバ セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー 竹とれ 節とれ 角とれ さーさーさーさーさっさと起きた起きた 竹ならべ山から水汲んで流せ流せ そこの人ひまならほらこっちおいで 流しはじめはぜひ町内会長で ちっちゃい子からとらせてあげなきゃ 咲いた咲いたひまわり咲いた サンタサンタ来ないなサンタ 読んだ読んだ7巻読んだ セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー |
スプライト・フォー・ユー柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 新幹線の窓から富士山が見えた 富士山見るのははじめてだった 新幹線には何度も乗ってたけれど 富士山見るのははじめてだった あいつなんかもう友達じゃないや そう思ってるんだろうな そう思ってるんだろうな 泣きたいほうが涙こらえて 富士山見れてうれしかった いなか者だからね 飛行機から見ても信じられなかったから はじめて富士山見れてうれしかった 窓辺に座るあなたのことを 何度も写真に撮ろうとしても カメラ忘れたり寝坊したりで 結局なにも撮れなかった とっくのとうに日は暮れて マウンテンデュー・フォー・ユー あるとうれしい泡の飲みもの スプライト・フォー・ユー たまにうれしい泡の飲みもの |
素直柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子・岡田拓郎 | 『ある日から 君の目は空に開き 視線は日差しとして注ぎ』 ふっと出た決まりに座りこみ すがり 『子どもらしくね 簡単ですぐ人にわかる よろこびの言葉でいてね』 不安でほほえみかける どんな口ぶりで どんな音で 話していたのかなんて自分では忘れる すりかわっていく ああだったとか こうだったとか そうだったっけ?そうだったって話せないのを 受け入れられないでいる その声で言ってくれないと わからなくなりそうになる その声で言ってくれないと わからなくなりそうになる たった一度歌ってくれた あの映画の主題歌は その声でなくちゃ古びて聴くに耐えなくて 恥ずかしさや悲しさは その耳が聴いてくれないと 恥ずかしくも悲しくもなく 君はとっておきの鉛の服 水底で眠り続けるための口実 君は待ちかねた暑さの夏 台風の来た夜 昔に戻って この先を全部知ってしまっていたとして さあ出会うか出会わないか 勝手に決めた 今聴いたのかどうか 君の目が閉じていく わからなくなる 空ばかりになる どうか 君の目が閉じていく わからなくなる 空ばかりになる どうか 君の目が閉じていく わからなくなる 空ばかりになる |
すこやかさ柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 旅から帰った思い出が たのしいことばかりなら よどみなく青くすらすらと 話し続けたら イメージの中では何週間も何年間も あたためたはずのやさしさは幻 おそるおそるドアをノックする ノックすると 私が見たのは想像以上の朝 しんとした部屋をそっと行く そっと行くと 見つめ返す すこやかさ すこやかさ どう?このシャツどう? うーん どうでしょう? うーん どうだろう 低いでしょ 赤いでしょ でかいでしょ 月でしょ もってない言葉で 叫んでるイメージで 以心でしょ 伝心でしょ 努力は大事でしょ おそるおそるドアをノックする ノックすると 私が見たのは想像以上の朝 しんとした部屋をそっと行く そっと行くと 見つめ返す すこやかさ なだらかな肩 |
好きってなんて言ったらいいの柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | れんこんの穴にお箸を詰めて 冷蔵庫にそっと置いておいて 見つけたきみは何も言わず お箸を抜いて支度を始める そんなくらいの溝に苛まれて はげしく怒りを覚える なにもかも許せてしまうのは とても品が無いことだと叱られる 70才と15才と深夜の4丁目で 知らない飲み物飲んで 真っ昼間の5丁目で グレープフルーツジュース飲んで ふたりとも一日二度眠るらしい そんなくらいの友達でしか 過ごせない店が有るんだという 70才は15才を70才だと 15才は70才を15才だと言う みずうみ枯れた訳を ここで訊いたら海に失礼じゃないか こんなにすてきなものがあると 心変わりしてずっと見ていようと そればかり見て 安心して心配していたいのにね 忘れたり思い出したりに明け暮れ 安心して心配していたいのにね 忘れたり思い出したりに明け暮れ ある時間ある人と ある場所で待ち合わせするしか この街で息をして靴をはく理由が無いの 昨日からずっと明後日の 目覚まし時計をかけて 今日からずっと明々後日の 服を着て 安心して心配していたいのにね 忘れたり思い出したりに明け暮れ 安心して心配していたいのにね 忘れたり思い出したりに明け暮れ パパパヤパパパヤパパパヤパパパ |
ジョイフル・コメリ・ホーマック柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 道端には ジョイフル・コメリ・ホーマック 来るな春よ ジョイフル・コメリ・ホーマック あれやこれの使い道わからないまま ひんやりした銀色の筒をなんとなく買ったね 道端には ジョイフル・コメリ・ホーマック 店はいつも ジョイフル・コメリ・ホーマック 自転車に乗って坂道を雨に打たれ 駆け込んで自販機のあったかいボタンなんべんも押したね 道端には ジョイフル・コメリ・ホーマック だれにも内緒でバス停の片隅 丸太ひとつの手作りベンチこっそりと置いたね 道端には ジョイフル・コメリ・ホーマック 道端には ジョイフル・コメリ・ホーマック うんざりするほど ジョイフル・コメリ・ホーマック 行くな春よ ジョイフル・コメリ・ホーマック No one knows your mind. No one knows your mind. |
ジャケット柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | ジャケット 最高のジャケット ジャケット ジャケット 最高のジャケット ジャケット 銀河から落っこちてみたとばかり気取って揺れている 木が刺さったとこから見える真っ暗闇が誘ってくる 完全な姿で著しく欠けているのにお澄まし顔 君は君の魅力のたった1%すら分かっていない 風はずっと向かい風 寸前にちょっとつむじ風 握った手の中のどんぐり すべすべできらきらしてる ジャケット 最高のジャケット ジャケット ジャケット 最高のジャケット ジャケット ポケットはすごく小さい 何を入れたらちょうどいい 洗ってまた使うなんていったいどこの言葉ですかあ? 思い浮かべるあなたはいざという時もお澄まし顔 今こそ暑さ寒さ恥ずかしさ痛々しさひとりじめ 日も短くなってきた ステンドグラス粉々 さくらんぼの皮でくるんだ 石ころがちらちらしてる ジャケット 最高のジャケット ジャケット ジャケット 最高のジャケット ジャケット ポケット 線だけのポケット ポケット ポケット 線だけのポケット ジャケット |
白い椅子柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子・岡田拓郎 | もたれる背もない 青い壁までもやや遠い かわるがわる人が来る白い椅子 一度ひやかす膝の骨を それから風をはらう うるさそうに動く右左に手首が 建物の壁の途中 たまたまくぼんでいる そこに置いて座られる 日に焼けて白い椅子 「栞のようですね。影が」 ひさびさの柔らかさが 嘘か冗談に聴こえて面倒で無言 もたれる背もない 青い壁までもやや遠い かわるがわる人が来る白い椅子 一度ひやかす膝の骨を それから風をはらう うるさそうに動く右左に手首が ひとつだけ短い脚 揺れたらがたつくのを 左に傾いたままみおつくし 凪のようなしけのような お天気はどれも物悲しい それを情緒と思い込み安心して無言 伏し目の半円弧を突き刺し 大げさにトラックを回す 花屋のお決まりのあいさつに 動かないまつげの先 足を組み指を噛む理由を気にして 言わずに分かってくれる人が好きで無言 もたれる背もない 青い壁までもやや遠い かわるがわる人が来る白い椅子 一度ひやかす膝の骨を それから風をはらう うるさそうに動く右左に手首が もたれる背もない 青い壁までもやや遠い かわるがわる人が来る白い椅子 一度ひやかす膝の骨を それから風をはらう うるさそうに動く右左に手首が |
Synergy柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子・岡田拓郎 | ねずみ色の羊雲に染み込み 日増しに澄み渡り潤むオレンジ まだまだ良くなりそうなシナジー どこでどう巡り合い 同じ季節に寄り添って どこでどう分かれてくのか出口は 山道 葉っぱを ふみふみ 焚き火を 囲んで 月並みなものを放り込んで焼いて 火の前ではちょっと霊感の感度も過ぎて振り切れる 煙の 前でこうして いるから ピンときた いっしょに会社起こしてオフィス構えようか 悲観に楽観に展望にバカンスも 信じているだけで 怖くなくなるおまじない 蛇くらいしか避けられない 2歩戻って5歩すすむ秋 ねずみ色の羊雲に染み込み 日差しになり代わり馴染むオレンジ まだまだ良くなりそうなシナジー どこでどう託し合い 同じ景色に飛び乗って どこでどう捧げ合うのか持ち物 あっという間に死んでしまうし 始めよう いろいろ首かしげる前に 始めよう 信じているだけで 怖くなくなる思いつき 信じているだけの 柱に細い松の木 信じているだけじゃ って日の迫る静かな息 やりすごしても乗り越えても 自然と明けてしまう夜 ねずみ色の羊雲に染み込み 東に透き通りたなびくオレンジ まだまだ良くなりそうなシナジー どこでどうこぼし合い 同じ地面に広がって どこでどう乾いていくのか期待は |
雑感柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | だんだんと消える霧の中を走って行く この調子なら明日には静岡くらいには着くはず 私ほど運転が上手い人もなかなかいないです 車よりバイクの方がぜったい速いときがあります どこにだってあるものでもこことそこじゃちがうので ここにないからどこかにあると思って来ただけです 毎日のせいで涙を流す暇もないだけです 片目で歩いているのを偉いって言われるのも妙です 霧の中をありえないような速さで行く 考え抜いた末にしたことで恨まれて愛される 積み木を崩さないように見ていないとこで押さえている ように見せかけていつだって離せるのは私です 揺れながらあたたかい朝を待っているだけです あなたなんかにはきっと一生分かるはずない夢です 染みついたものばかり抱き寄せて眠らせている ずっと勇気になって私のとこに住んでるだけです どこのあたりにキスをしたらよろこんでくれる それはそういう野原に出た時のためとっておく トイレの鏡に映る私は私を焚きつける 諦めない顔と目つきは格好良くてしびれる 車はぜったい羽根や自由ではないです エンジンかければ誰でも動かせる危ない 手招きをされてもまなざしをくれたって行かないです 私には私にしか分からないことがあるんです 頼りにしていた人が死んで途方に暮れている この羊の前でどんな私でも羊は羊です この頃は暇なのでこれまでの分まで黙ってます ここは夢の中だから何をしてみたっていいんです いつもの扉を開けて私はどこへでも行く 続いてはさらなるあたたかい夢のなかほどを行く 毎日のせいで涙を見落としているはずだから さあ今ならいくらでもやってみて全部受け止める 霧が晴れたら紺色の空に点々と星粒 給料から年金が天引かれて心底腹が立つ 腹が立つ自分でも驚くくらい うーん、腹が立つ 行けるようになったから行きたいとこに来てみただけです 来てみただけです 来てみただけです |
サン・キュー柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | さけがのみたきゃはかばへいけよ ポンしゅにしょーちゅなんでもあるぞ じじいもばばあものろいはしない さけがのみたきゃはかばへいけよ さけがのみたきゃはかばへいけよ ポンしゅにしょーちゅなんでもあるぞ おまえのにょうぼもこどももいない さけがのみたきゃはかばへいけよ さけがのみたきゃはかばへいけよ ポンしゅにしょーちゅなんでもあるぞ こころのやさしいひとしかいない さけがのみたきゃはかばへいけよ さけがのみたきゃはかばへいけよ ポンしゅにしょーちゅなんでもあるぞ おまえのにょーぼもこどももいない さけがのみたきゃはかばへいけよ |
さばーく柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 言っちゃうばかも 言えないばかも どっちもばか のうなしの憂い いっちょまえに いきぬきしすぎ せいせいしすぎて こわい ラブレター ラブレター 日々の支え 悪趣味バーで 待ってて 暇してまして 羽目外しそう 温泉が出るんだ センスだけで掘ってやんだぜ ポリカーボネイト ポン・ワッツ・オン かんちがい はずかしい あーあ さばーく さばーく ハウス夢みる野生のあなた ソウル・ル・ル・ルール テレビぱきんと 割れしゃれこうべ まったくね (がっかりね) ごめんね (てんてんてん) 歩いてオアシス行こうかね あるのね世界に まさか世界が ユー・アー・マイ・ファイア 土手に呼び出して 星影迫る この一本道で 沈丁花 んふふ 金木犀 んふふ まんなかで 折れ曲がる季節 すきっぷ すきっぷ すきっぷ すきっぷ すきっぷ すきっぷ すきっぷ すきっぷ すきっぷ すきっぷ すきっぷ すきっす 言っちゃうばかも 言えないばかも |
佐野岬柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 3万借りたら5万返すよ くっついてくるつむじの匂い 金なんかなくても俺なんかいなくても なんでもかんでも立派にやってる あんたにわたしの気持ちがわかれば 返事のひとつも来るでしょ年賀状 お金があってもあんたがいなくても こうして書いてる毎年やってる やっぱり来ないや7日に来ないや たましいこぼれて流れる駐車場 落ち着け今夜はまだ6日だ 今まで一度も裏切りは無いだろ 紙切れひとつで金魚をすくって も一度すくって土に返す時 ヨーグルトのスプーンを立てて ペンで名前を書いて拝んでた レジェンド レジェンド レジェンド レジェンド レジェンド レジェンド 男ばっかりの夏のお楽しみ いつも曇りで断崖絶壁 白黒してるきびしい横顔 「人生は長い」聞き流せない 食えよ喰らえよ若いんだから ここから絶対入ってくんなよ 独り占めしたけっこういい部屋 ノックひとつで飛んでくうずら レジェンド レジェンド レジェンド レジェンド レジェンド レジェンド 馬鹿と火傷に薬は塗らない お前の付き添い ヨーロッパくんだり 河を映して崩れた瞳を 抱きしめた時だけ本当だったな 父親の手が悪ふざけをして 死んだ息子の好物を配る ひとりひとつの固い固い桃 知らず知らずのタフなメッセージ レジェンド レジェンド レジェンド レジェンド レジェンド レジェンド 僕の愛情がひとまわりして そこらじゅうが喜びはじめて 喜びすぎてついやってしまった それでもうれしい誕生日が来る! レジェンド レジェンド レジェンド レジェンド |
捧げます柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | いのち膨れる(ふくれる)低いメロディー 腕をつかんでやっと引き止める 女神立つ かもめ鳴く 晴れただけの一日 もっと気軽なスーツで相撲とっても だれも怒らないし だれも憎まないし 捧げます! パパパパ パパパパ パパパパ 壁にはりつく白いメロディー やけに悲しいワルツしかもう 弾けぬ自動演奏ピアノ 切れる明かりのひもが垂れてる 愛で何かが変わったとしたら 変わるんだとしたら 捧げます! パパパパ パパパパ パパパパ |
サイレント・ホーリー・マッドネス・オールナイト柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | やることはやるだけやったからもう待つのはやめて ケーキもチキンも2人分食べちゃおう 織姫彦星 アダムとイブ どこかしこもややこしい 引きよせた毛布の中漏れた「あー、よかった!現代で」 オールタイムロンリーなど無いと分かっているけれど ろうばい ろうばい ろうばいしてるこのサイレントホーリーナイト 労働、耐久戦のようなどこにでもあることを オールナイト オールナイト オールナイト オールナイト 悩んでる 飾るものが無いから さるぼぼとサングラス 飾る木だってガジュマル 風水としては論外 ただよろこぶ顔が見たい 持て余すような時が無い時は無いだけ無いのに今夜ときたら 山登り 川下り 例えばそんな上がり下がり 良き友で 良き夢で 良き悲しみでもあり 祈る神は土日祝は休み 熱は計らずにおでこに手を当て横たわる 月曜の朝9時を待つ オールライト、オッケー、大丈夫だよこんな時はいつも ローラーローラースケートで駆け抜けるオンリーナウマイロード緑道 おや だれかの忘れた三輪車の影から おや おや おや おや 何が覗いてんのかな 論理 論理 論理ばかりで冷静にならないで そんな そんな そんなに怒らないで どっちもして そして オールタイムロンリーなど無いと分かっているけれど オールナイト オールナイト オールナイト オールナイト 悩んでる ホームアローン見よう ホームアローン見よう ホームアローンを見よう そんで寝ちゃおう そんで寝ちゃおう そんで寝ちゃおう ホームアローン見よう ホームアローン見よう ホームアローンを見よう そんで寝ちゃおう そんで寝ちゃおう そんで寝ちゃおう |
Side Step柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子・岡田拓郎 | Side Step…… Side Step…… でかい穴は期待され覗き込まれている きっと何かがあるはず 潜んでいるはず 予想や想像を捨てて 周りを回り続けてみて ステップをひらめく 褒め言葉を探しながら嫉妬 フレッシュなステップ 砂を蹴るステップ 瞬間のステップ 曇りないすごい明快な数回のステップ 遠心力にまかれて 有意義も無意味もふらふら Side Step…… Side Step…… 全員足元仕組まれたみたい おくれてひらくのは痛い おそろいでこの幅くらい 気合い さりげない Side Step…… Side Step…… 回りませんか? 粒のひとつとして 回りませんか? ステップのひとつとして 回る力で私は溶けてしまったとして 今しかないっていうことにしてへりを回り Side Step…… Side Step…… |
コーポオリンピア柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | こころこめすぎたら 変なプレゼント よろこんでる よろこんでくれてる 変なところから 変なそよ風が そよいでいる そよいでいる なにも思わずに なにも考えずに 青空にそびえたつ コーポオリンピアの2階では うかれさわぎ コーポオリンピアの2階では うかれさわぎ うかれさわぎ うかれさわぎ もちつもたれている 怒り怒られてる ふたりだけで ふたりだけで できない そうはさせない 言えない そうはいかない もどるところはひとつ コーポオリンピアの2階へと つづく扉 コーポオリンピアの2階へと つづく扉 つづく扉 つづく扉 |
心の中の猫柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 田舎の山を下って 港の見える丘まで 窓の外の青空は 隠しても眩しかった ただいまとドアを開け 床たたくマシュマロが お互い気が向いた時に なついたりほころんだり 聞こえないはずなのに 聞こえた気がするような 日差しの中で声のかぎりを聞かせてほしい 猿になっても 雉になっても きっとわかるから さびしむし楽しむし 腹に乗る膝に乗る 風呂のふたに寝そべる 心の中 猫が居る 寒い足指先に さわった気がするような 光の中できみの鳴き声聞かせてほしい いつになっても 灰になっても きっとわかるから まだ枯れそうもない恋しさに返事してほしい ニャーでいいから それでいいから 返事してほしい |
後悔柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | ああ、きた、あの曲がきた ねえ、いま、きみも気づいた? 目深の帽子の奥の まぶたに光が跳ね返る 背すじを伸ばして準備する 気もちをおさえて準備する みんなは気づいてないみたい 暗やみの中で踊りだす ああ、足のうごきがいいね! うつむき加減の背中 抱きしめたくなっちゃう ああ、手を取り合うこともないけど 夢のようにただたのしいね きのう名前を変えたよ きっちり外国風のに 赤いソファーが届くよ 畳に置いたら変かな? ここからしあわせ祈ってる 遠くのあの子に祈ってる みんなもみんなで祈ってる ありがとう、おめでとう、また会おう! ああ、バッティングセンターで スウィング見て以来 実は抱きしめたくなってた ああ、ほほえみ合うだけで 何もかも忘れてただたのしいね ああ、抱きしめていれば 抱きしめ合ってれば 自然と本気に 抱きしめてくれたら 抱きしめていれば 抱きしめ合ってれば 自然と本気に 抱きしめてくれたら |
結婚しました柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | やっぱハワイより船に乗ろうよ 麦わらの影の網目 なんにも変わらないね こっちだけが休みで悪いね うちのチワワと亀と鳥は今日も明日もまたかわいいね 閉じこもってしまう部屋は無い方がいいと思う つくりもののまつげからこぼれ落ちる涙のうしろを マツダの軽で追いかける泥まみれの赤い靴 芍薬でしょうか薔薇でしょうか あの日の花火を例えるなら 今好きなことどれくらい 好きでいられるかなんて話 夢見た 夢のために今日も なにもかもやりすごせそうな気配 はじめて大きな音をたてて こだわりのテーブルを叩く よろこんで買って来た 箱の中身はちばてつや 振り返ると春夏秋冬と 気づかなくなってきた髪の毛の 色や長さに気をつけないと あっという間に謝れないまま 流れる川が ただ流れる 流れていくのをただ見て居る だますよりはだまされる方が まだいい まだいい まだいいよ 雪もあんまり降らなくなって 暮らしやすい楽な北国 明日の朝の雨降りは ふたりでは持てぬ傘が要る 絵に描いてた梅は散ってしまい 枝だけ広がる画用紙も 許せるようになった日々が お待たせと頭を掻いて 広げた手はとぼけたふりして 何もかも知りながら待っていた 離されない手をただ離さないように 離されない手をただ離さないように |
Kizaki Lake柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子・岡田拓郎 | Please ジジッ 鳴き切る蝉 ピピッ くろつぐみ リリッ 軽々秋 リリリリリリリリ ンー? ききかえす靄に 木々ひそひそ話 キキッ ストップしてリンリンリン鳴らす羽根 サップがうねる木立のスリットで場面になる オールがみずうみの金型の中を均して 亀が岩に一列に わずかな波が苔立つ墨の匂いを吹きかけ 延々けぶる桟橋 崩れそうに落ちそうになると 無邪気を混ぜて飛ぶ青トンボ ここからだとせわしないプレパラート 近づけば爪が欠けるロンズデーライト ヒヒッ 小生意気 ジジッ 落ちる花火 きりなく遊び 散り散りになるこどもたち Sleep しじまの肩に ギギッ もたれかかり しじま広がり ピーピーピーと耳鳴り 揺らしてかき混ぜて波立たせてふざける 鏡のしごとも鏡に任せて 山を降りて水面に組み上がり 来たところよりは暗いコピー 首を倒す伸びてきもちがいい 夜明けからひらいたDecalcomanie ジジッ 鳴き切る蝉 ピピッ くろつぐみ リリッ 軽々秋 リリリリリリリリ ンー? ききかえす靄に 木々ひそひそ話 キキッ ストップしてリンリンリン鳴らす羽根 |
オーロラRYUTist | RYUTist | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 見えるかなオーロラ バス来ないな なかなか はあー ってため息もるんるんらんらーん ぱんぱんになったかばん 何が入ってるの? いっぱいいっぱいいっぱい あの日の約束をちゃんと覚えてる みんなそろって現地集合 かならず安全に来ること そろそろそっちの方も向かってる頃かな わたしたちももうすぐ! 見えるかなオーロラ 人もまばらな街角 じっと眠るカラス 止まったり進んだり おそるおそるじぐざぐに走った 見えるかなオーロラ 四方八方真っ白 凍りつく世界 あーなめてたアラスカ がたがたがた 揺れる車内 手を離さないように 引っ張りあい いたいいたいいたい! 知らない風景に不安になってきても 音も無くしんしんと降る雪の中を行くと 自然と勇気が出る 自信にだって変身していくリズム 見えるかなオーロラ 寒ければ寒いほど澄んで広がる空 出会えるかどうかは 五分五分のチャンスってとこが面白いでしょ なにかが聴こえた かみなりのような 想像よりかは インダストリアルな そのあと光った カーテンのすそが ひるがえって頭の上に降りてくる あれがオーロラ ここまでのことぜんぶぜんぶ忘れちゃったな ずっと見上げていた 目を合わさないまま囁く 「すごーい……」「さむーい……」 そうだ! そういえばハッピーバースデー! 会えなかった分まで かばんいっぱいのプレゼントをきみに そういえばハッピーニューイヤー! 会えなかった分まで いつ喜んでも同じくらいうれしいでしょ そういえばハッピーバースデー! 会えなかった分まで かばんいっぱいのプレゼントをきみに そういえばハッピーニューイヤー! 会えなかった分まで いつ喜んでも同じくらいうれしいでしょ |
思惑柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | わたしね急いで さいごの電車帰るふりして かくれて待ちぶせ 声をひそめて背中まるめて たすけてどうして みてはいけないものみた かっぱかっぱかっぱだ ぱぱぱかっぱかっぱかっぱだ かっぱはおどおど 妖怪じみたオーラめらめら 見つけてほしいと 見つけないでの間の気分 ほんとはうれしい いてはいけけないとこにいるの かっぱかっぱかっぱだ ぱぱぱかっぱかっぱかっぱだ わたしの一番星とっくに帰っちゃった 今夜のいち大事は水平線に沈む 世の中全然思惑通りに いったらいったで 1, 2, 3, 4! かっぱははにかみ いじいじしてこっちをちらちら 朝までかっぱと 行ける店などあるはずもなく 川べり ふるさと思い出して かっぱがぽろり かっぱかっぱかっぱがぽろり かっぱかっぱかっぱが 今ごろくやしさ こみあげてきてどうしようもない ぽかぽかなぐった 気の向くままになぐりつづけた かっぱはおどろき ぽろりと泣いて怯えている かっぱかっぱかっぱがぽろり かっぱかっぱかっぱが |
狼少年パグ柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | とじてとじてあけないで そっとそっとしずかにして ぬいてさしてえらぶ足 月がどんなにきれいでも おこさないで よばないで 山びこは眠ってる おおきい声をださないで 急にあかりをつけないで 口のなかに羽がある はがゆい思いをしていても それとこれは 別のこと 他はみな眠ってる たのしい夢をみせないで きたない口をきかないで かかとの高いくつはもう 海に捨ててきたけれど おこらないで 泣かないで 山びこは眠ってる 山びこは眠ってる 山びこは眠ってる |
A・B・C・D・いいこちゃんうどん兄弟 | うどん兄弟 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | なんにちかぶり なんかげつかぶり そういうのは全く 支度する! 考えてたこと 夢のデート いつか京都 一泊旅行はまだまだ まってまってまって 日記につけてる思い出ひろば 毎日耐えてる おっとそんなこと こつこつ なる靴 半径5m以内に近づく 空気の中にあなたの気配を めーいっぱい吸って吐いて ウって止めたりピタッとする準備 電車の中でコツコツ自撮り 白目と黒目 どっちが好きでも 困らないように うちまた そとまた 練習しとけば いつか その癖 わたしに張り付く 半分以上でたらめの山 いっしょに登ろうヨ・ヨ・ヨ・ヨロレイヒ ヤッホー 見えますか こちらからはそりゃもうありありと なにからなにまで見えて 見えるよ ちょっと気をつけてよ 捨ててあげようか 携帯電話 手ぶらで山登り しようよ 持ってったって ゆくゆく ソーナンなんだし Aちゃんのつぎわたし Bちゃんのつぎわたし Cちゃんのつぎわたし Dちゃんのつぎわたし Aちゃんのつぎわたし Bちゃんのつぎわたし Cちゃんのつぎわたし Dちゃんのつぎわたし わたしはいつも会いたいとか 普通なコが思うことぜんぜん 信じてないことたくさんあって 言ってることも もう全部うそだと思ってるから さいしょから平和な 野原に眠ってるおんなの子 Oh Cちゃんです あなたのC子ちゃんです ぜんぶ差し上げちゃって カラッポ中身ないちゃんです 手放したら 風船なんですヨ おもりをつけてから ばぶばぶしてヨウオウオウネエーエー みなさ~ん、おひるごはんですよ~ 食べよカゴのバスケット まんたんイッチ サンドイッチ 誰でも彼でもおいでよおいで 香水シュッシュ かざかみダッシュ 香りがあなたのとこまでひゅうと 届いて、にっこり どう?サンドイッチ ピクニック日和にお電話ちょうだい 雨の日にはないのね あれ、キグウね なにしてんの? こんなきたない地下街 だれと? だれと? だれと? だれと? 待ち合わせ? ほこり かぶってるカメラ屋さんの なにこれ?インスタントカメラって言うのかな いっせいフラッシュ あれ、どしたの? わたしでしょ? わたしでしょ? わたしでしょ? わたしでしょ? あなたはぼんやり見ているだけの 血を血で洗う息止めっこ競争に いちばん勝ったら これから 息も止まるような 息できないよな はっぽうふさがりのハワイ旅行 片道切符でぜんぜん平気 Aちゃんのつぎわたし Bちゃんのつぎわたし Cちゃんのつぎわたし Dちゃんのつぎわたし Aちゃんのつぎわたし Bちゃんのつぎわたし Cちゃんのつぎわたし Dちゃんのつぎわたし |
MSG柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 開けたらそこは夢よりも夢のただなか 公園で遭難した次の日は次の日は 恐竜を見た 干からびた骨のあとかた 例年になく雪の無い冬だった 冬だった ゆるい弧を描く 吸い込まれる運命の上をすべる 涼しくがんばるチワワ ナイスバランス! ここへきたなら絶対ペプシは飲まねば いくらでも払いますわ 9ドルでもよろこんで 長いマフラー好みじゃ無いけど巻いてきた 寒い寒い気を付けろって散々うるさく聞いてたからさ 熱を帯びたら そっけないふりも飽き飽きで 思わず溢れた真っ白なハッハー&ワーウ 組んだ指 コートの中の肩 脚も溶けた あたま揺らせば 目の中プールが波立って あと何回分のまばたきが残っている 確かめてみる まだそこにあるのかを 何十年なんて短いなと呟く 遠くて遠くてわからなかった夕暮れが目の前 地下鉄の乗り継ぎ怖くて小走り ストライキで遠巻きに見る女神 あまりにも風が強くって可笑しい さっきまでの不機嫌忘れて可笑しい 待ってました!君の出番が来た 立ち上がればそこかしこが敵も味方 あーおしゃれだー 息の根が止まるような たった一回首を振ったくらいのあいだに |
n,d,n,n,n柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 目の覚めるままに起きてみてるの この頃 鍵かけないまま出てくあの人困るの そろそろ 流れる雲 見上げてから横断歩道を渡る すぐ赤になる 4月の約束 小走り まだ守れるはず ここがどこだか 2時間かかって遠かった 今日もお仕事 パチンコ行かないでえらいでしょ くすんだ黒のこの夜の向こうにあふれる 太陽ではないあかりが 画用紙に切る小さい穴から 夜景や夜空になって漏れ出す そこがいつかは大人気の街になるんだって 今日もお仕事 パチンコ行かないでえらいでしょ |
WOOT!RYUTist | RYUTist | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | ぎらぎらしてるひとみ うずうずしてるAlWAYS やってやるぜ 響く鼓動がみちびく はやし立てるステージへ ぎらぎらしてるのって それもそれでいいね よっしゃのったきみの燃える夢 こっちゃ生まれながら抱きこんだ夢 親愛なるみなさま 目かっぴろげて見ろ~ わたしたちはいまたのしいの! (WOOT!WOOT!WOOT!WOOT!) みくびらないでこのPASSION 止められないのもうこれ以上 無我夢中で気の向くままの高鳴りで (WOOT!WOOT!WOOT!WOOT!) 予言は神様でも NO NO わたしたちが決めるのきっと YEAH! 行こう 行こう KEEP ON! たがを外せよここで あるようでないもんさ 波風立てろ 起こせHAPPENING 騒げAUDIENCE わめけFANFARE 顔に出ちゃってたいへん どきどきしてるちょっと でもそれがなんだ うるさい声もひそひそ声も かき消して SINGING DANCING 運命のみなさま まわりはじめてますよ~ わたしたちといま浮かれなきゃ! どうすんの! 見てるばかりのあなただって とおりすがりのあなただって 無理無理踊り出さないのは それは無理 (WOOT!WOOT!WOOT!WOOT!) 予定は後回しでどうぞ 魂燃やさない理由なんか I DON'T KNOW NEVER KNOW I DON'T WANNA KNOW! (WOOT!WOOT!WOOT!WOOT!) 行こうよ! もっと行ってみようよ このくらいなんてことないなんてことわかってるよね? (WOOT!WOOT!WOOT!WOOT!) 行こうよ! もっともっと行こうよ このくらいなんてことないなんてことわかってるよね? WOOT! (WOOT!WOOT!WOOT!WOOT!WOOT!WOOT!) ARE YOU READY? YOU READY? YOU READY? YOU READY? (WOOT!WOOT!WOOT!WOOT!WOOT!WOOT!) I'M READY! I'M READY! I'M READY! I'M READY! (WOOT!WOOT!WOOT!WOOT!WOOT!WOOT!) IT'S THE TIME! IT'S THE TIME! IT'S THE TIME! IT'S THE TIME! 言えないままじゃ居られないこのきもちは叫んじゃえ WOOT!WOOT!WOOT! 海岸線をぶっとばして だれもかれもをかっさらって 巻き込まれたらHAPPYだって保証する (WOOT!WOOT!WOOT!WOOT!) 不安も心配も迷いも 持ったままで笑おう跳ねよう 行こう 行こう 行こう KEEP ON! (WOOT!WOOT!WOOT!WOOT!) 行こうよ! 行こう!行こうよ! このくらいなんてことないなんてことわかってるよね? (WOOT!WOOT!WOOT!WOOT!) 行こうよ! 行こう!行こうよ! このくらいなんてことないなんてことわかってるよね? (WOOT!WOOT!WOOT!WOOT!) |
うつむき柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子・岡田拓郎 | 帽子の厚い毛で隠れたうつむく横顔 画面いっぱいに映る眉毛から唇の下まで 踏みしめる雪の音だけつぎからつぎへと 吐く息が前を邪魔する 自分のものじゃないみたいに 考え事は浮かんでは消えていく 丸めて放り投げて 振り返るのも寒い 途切れなくしんしんと降りてくる綿の中を行く あの壁にタッチして帰り道になるまで うつむきながらでもふしぎに歩いている うつむきながらでもふしぎに歩いている 奥行きもなく一色に閉じ込められてる 空で眠る雲 飛び乗れるほど硬いか 指で描き分けられるほどか 年々どんどんきれいになる 寝転がって見た星の気ままな散らばり 私も知らないくらい 知ることもないくらい 自転車に乗りたい 理由があるのは重々承知でも 勘弁してよねじいちゃんばあちゃん 勝手に想うのを先回りで想ってくれよ いつのまにかけもの道 知った角で行き止まり いつかはどこかに出るし ひとしきり右左 人気ないのに灯る明かり 秘密の近道はない 考え事は 溶けるまでこらえきれずに消えていく 舐めて飲み込んで 振り返るのも寒い 途切れなくしんしんと降りてくる綿の中を行く あの壁にタッチして帰り道になるまで うつむきながらでもふしぎに歩いている うつむきながらでもふしぎに歩いている |
いやな日柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 出来れば山小屋で会いたい こんな建物じゃなくて 普段着ないもこもこの 寒い日用の服着て 今日は約束もなくて 特に目標もなくて 終わればラッキーなくらいの ことがふたつあるだけ 握った手の中にコーヒー 小さくて安い 山の中なら 森の中なら ああ さらにもっとうまい なんと興味深い 奥深さなら 負けないのでは 君とは山小屋で会いたい |
いい人柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | ああ 祝福は遠い 人のつぶてを踏んづけてきた 踏んづけてきた あの日のあの時のあの人の心は そこにあっただけ そこにあっただけで 気がつけばあざになっていた 気がつけばあざになっていた ありふれたあざ ありふれたあざ ありふれた朝に 私は悪い人で とびきり悪いやつで もう道は細く もう窓は重い あじさい畑の一輪も雨をあきらめて しゅんと折れていた しゅんと折れていた それに水をやる人を見た それに水をやる人を見た ああ いい人を見た ああ いい人を見た ああ いい人のした いいことを見た 見た 見た 見た 喜んだ 見た 見た 見た 焼きついた ビバ ビバ ビバ 間に合った 見た |
アワーホープ柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | きっとあなたはたいへんな気分 海よりも山よりも 高くも低くもない踏み台から 見下ろす高速道路 まぶしい蛍光灯をぜんぶ 叩いて割ってまわらないと まぶしい太陽のひかりあふれる窓 まぶしい太陽のひかり ぼんやりにぶいあかり なにかをころさないと まぶしい蛍光灯をぜんぶ 叩いて割ってまわらないと まぶしい太陽のひかりあふれる窓 まぶしい太陽のひかり ぼんやりにぶいあかり なにかをころさないと |
アニマルフィーリング柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 髪をかきあげてアニマルフィーリング すべり落ちたその先に 固い意志も時にはにかむのみ そう ring そう フィーリング 露草のようにしたたるばかりに 身も蓋もない喉元の問い とぼけたふりしてたなれの果て slow quick そう フィーリング るるるるるる るるるる るるるるる ときどきそういう風に 色とりどりに るるるる るるるるる ときどきそういう風に 見殺しじゃないよ 鍵をかき集めじゃんけんぽん 負けた人と人同士で 流鏑馬したいと言いかねない slow quick そう フィーリング るるるるるる るるるる るるるるる ときどきそういう風に 色とりどりに るるるる るるるるる ときどきそういう風にフィーリング 1・2・3 で始まる笛が 1・2・3 で終わる 輪になって始まる夢が 輪になって終わる 1・2・3 で始まる笛が 1・2・3 で終わる 輪になって始まる夢が 輪になって そう フィーリング |
あなたはあなた柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | やたらと昔からハイヒール履きたがって 年下だからと口紅とってこさせて 別れたときを覚えていないのにあのことだけ 痛みもなくあざやかな春 うわさに聞いたけど銀行につとめてるって 嫁さんもらわずに毎週出かけて行くって なにかが欠けているなにかがありすぎる 人のきもちとして間違っている 頭が足になるような奇跡が起こらないかぎり ぼくの悩みは間違っている ぼくのいらないものを欲しい人はいませんか ぼくの欲しいものをいらない人はいませんか あなたの休日はたまに贅沢をして 遠い外国にもひとりで行くって おみやげなんにも買ってこないで いい匂いだけで帰ってくる おかあさんも知らないような香り わたしはわたし あなたはあなた 放っておいてとも思わないの わかってくれとも思わないよ 好かれても嫌われても人と人とのことだもの いつか赤い屋根の温泉行きたいの おみやげなんにも買ってこないで いい匂いだけで帰ってくる おかあさんも知らないような香り わたしはわたし あなたはあなた おみやげなんにも買ってこないで いい匂いだけで帰ってくる おかあさんも知らないような香り わたしはわたし あなたはあなたなのよ 胸のつかえに目薬さしてくれたあなたと観覧車 高いレールの上を走る黄色いふたり乗り自転車 胸のつかえに目薬さしてくれたあなたと観覧車 高いレールの上を走る黄色いふたり乗り自転車 |
遊んで暮らして柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 岸田繁 | 5年もすれば髪も伸びるよ 顔つきだって変わってしまうよ 女らしくなったって言われてみても 男やってたつもりないけど 恋にうつつを抜かし尽くして 抜かすついでにちょっと転んで 季節は来るより行くばっかりで 犬も食わない幸せな朝 遊んで暮らして思いつくのは らららとるるるとらららだけ デッドベア似のたぬきが逃げる はじめて好きなところに住んだ るきさん読んだってあきらめつかない 横たわる日々のひざ裏の汗 遊んで暮らして思いつくのは らららとるるるとらららだけ あの人はここで生まれて育って 家族はみんなやさしい人で 稲穂を黒く塗りつぶしてく 心臓のはやさに電車が追いつく よみがえってもいつまでも居ても どっちもなんだか居心地悪いな あの人いつか死ぬとしたら あの人の歌 歌うたう真夜中 遊んで暮らして思いつくのは らららとるるるとらららだけ 遊んで暮らして思いつくのは らららとるるるとらららだけ |
あさはか!柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | この部屋がふとんだらけになればいいのに きみとわたしの実家でいちゃいちゃしようよ ねーちょっと起きようよとか ねーちょっと起きようよとか ねーちょっと起きようよとか そんな話しながら ねーちょっと起きようよとか ねー少し眠ろうよとか あのテレビの予約全然大事じゃなかった 今日は寒いから今日のことは明日に任せて 明日になったら 明日も寒いから明日のことも明日に任せて ねがいはひとつ ねーちょっと起きようよとか ねーちょっと起きようよとか ねーちょっと起きようよとか そんな話しながら ねーちょっと起きようよとか ねーなにか食べようととか ばちが当たりそう 明日あたりには きみと死ぬまでいっしょにいたいなんて そんなこと言わないよ きみと死ぬまでいっしょにいられるわけないから ちょっとさめてしまうよ あさはかだな どっちが先に死ぬの ちょっとかなしくなるよ あさはかだな どっちが先に死ぬの ちょっとさめてしまうよ |
悪魔のパーティー柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 年越しそばを食べて 初詣からもちつきまで 寒いところにしばらく旅に いち早く風に吹かれて 梅を愛でて桜を愛でて 夜桜まで見物して ストーブなしで夜を越えて ここからはこれから 1月2月3月4月5月6月までは ちょうど半円のカーブ 8月9月10月11月12月までは まっすぐの細めのリボン 7月は穴 丸くあいた穴 落ちる人があとをたたない すずめの丸い腹のことを 考えながら踏みはずす 玉入れしたい子どもたちは 穴をバスケットの代わりに 赤も白も関係がない ただただ玉を投げ続ける 1発2発3発4発5発6発までは 勝ちも負けもないはなし 8発9発10発11発12発までは おさいせんを投げるポーズで 1軒2軒3軒4軒5軒6軒までは のぞくだけでひまつぶし 8軒9軒10軒11軒12軒までは うそ泣きうそ泣き 泣き落とし |
愛の休日柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | ころころころころ転がって ころころころころ転がって ころころころころ転がって ころころころころ斜面を ころころころころ転がって ころころころころ転がって ころころころころ転がって ころころころころ斜面を こらえて...こらえて... ころころころころ転がって ころころころころ転がって ころころころころ転がって ころころころころ斜面を ころころころころころ... ころころころころ転がって ころころころころ斜面を みんなに会いに 羽根のように星のように 馬のせなかこぼれる あさつゆのように こらえて...こらえて... そこをそっとこらえて こらえて...こらえて... そこをそっとこらえて ころころころころ転がって ころころころころ転がって ころころころころ転がって ころころころころ斜面を ころころころころ転がって ころころころころ転がって ころころころころ転がって ころころころころ斜面を みんなに会いに 風のように鳥のように 双子の虹をなぞる あまつぶのように こらえて...こらえて... そこをそっとこらえて こらえて...こらえて... そこをそっとこらえて ころころころころころ... |