7th Rose ~Return to Zero~D | D | ASAGI | ASAGI | | 遥か彼方の森の奥に咲く 始まりである私もまた神に創造(つく)られた |
赤き羊による晩餐会D | D | ASAGI | ASAGI | | 宛名のない招待状 夜の闇に届くでしよう 喜んでくれるわよね? きっと とっておきのご馳走を腕を奮って振る舞うわ 寄り道はしないからお腹を空かせて待っていな 夢を見る時間はもう終わりにしましょう 甘いだけじゃ物足りない もっと滾らせて誘ってみなさい 坊や どうやら私の前で悪戯(おいた)が過ぎたようね 黒き森の中 光る眼は追う お目当てのディナーに舌舐めずり 牙を おまえの汚れた口はどうして赤いの? テーブルマナーも知らないなら教えてあげる まずはレディにアペリティフ ムードも大事よ 力づくじゃ落とせないわ 次に お行儀よく お行儀よくカトラリーを持って如何にも紳士を気取ってみせても 隠しきれない罪にはたっぷりと振りかける罰のスパイス 夢を見る時間はもう終わりにしましょう 甘いだけじゃ物足りない もっと滾らせて誘ってみなさい 坊や どうやら私の前で悪戯(おいた)が過ぎたようね La cuisine francaise Aperitif Vin Avant amuse Amuse bouche Entree Potage Poisson Granite Viande Fromage Avant dessert Dessert Cafe ou the Petits fours Digestif レアにミディアム あなたはウェルダン それとも焼き尽くし灰になるまで 拭いきれない粗相ごと私にお料理されておしまい 後悔をするには遅過ぎたようね 神の御子のパンとワインを おまえ如きが口にするには到底そぐわない 厚かましい 夢を見る時間はもう終わりにしましょう 今夜は既にお開きのよう ねぇ 私達暇じゃないのよ 坊や 最期に私の前で炎と踊りなさい 狼のフリをした鬼を狩る 赤き羊による晩餐会 ~Fin~ |
Grand MasterD | D | ASAGI | ASAGI | | その瞬間をずっと待っているんだ 今も 俺を目にして慌てふためく貴様の顔が見たい 道化のキングは自慢の駒を配して構える 俺の動きを濁った目で追うだけじゃ勝ち目はない 世紀を越えてなお無様な姿を曝すのか? そろそろ諦めてリザインするのも構わない チェスクロック 剣を抜け 盤より出でし虚構 受けて立ったのさ 一度死んだあの日に 斬り落とされた痛みは弱さ故に 恐くはないか? 俺が Good move! Brilliant move!! Blunder?? Interesting!? 居直るつもりか 主君に仇なす不忠者よ 途絶えたはずの血は滅びることなく始まった タクティック 卑劣な手には手を下すまで 仕留めずにいた己を恨むがいい 微かな闇は大きくなりすぎた 罪を抱いたまま沈め Bad move? Doubtful?! Opening. End game. 忘れもしない 苦しみ 忘れるわけもない 悲しみ 忘れるはずもない 君を 愛は死なない チェスクロック 剣を抜け 盤より出でし虚構 受けて立ったのさ 一度死んだあの日に 斬り落とされた痛みは明日を視せた 目醒めた俺はグランドマスター Good move! Brilliant move!! X-ray. Checkmate. |
夜の眼と吟遊詩人D | D | ASAGI | ASAGI | | 夕餉(ゆうげ)の支度に勤しむと火の粉が弾けた 香る 慎ましやかながらも一皿の馳走 心に溶けゆく白い湯気の向こうには ひと時の安らぎ 遥か昔のよう 草木と踊り風が運ぶ唄は人々が紡ぐ絵物語 色とりどりの出逢いと別れ どうして忘れられようか あなたの旅路を辿り私も旅をする 地図に記された過去には ゆかしい宝物 想いの小箱(はこ)から楽の音は森に溢れ 詩(ことば)は羽ばたいてあなたの元へと 夜の眼が耳を傾ける唄は消え入りそうな者へも届く いつ離ればなれになったとて未来へと語り継ごう 草木と踊り風が運ぶ唄は人々が紡ぐ絵物語 色とりどりの出逢いと別れ どうして忘れられようか どうして忘れられようか 我らの心の里は風と共にある |
In the name of justiceD | D | ASAGI | ASAGI | | 魂は奮え 時は満ち還るべき故郷(ばしょ)へ 貫かれた胸の奥 錆び付いた刃 眠りから目覚めて 我が血と共に生きる為に蘇れ 終わりのないように思える万事もやがて終焉に向かう 異なる地で生まれた我らが今ここでひとつとなる 尊厳 意味ある生命 誰一人として必要のない者はいない 眼差しが熱く燃えている 揺るがぬ絆 それぞれが愛すべき者を 想うほどに結びつく 傷だらけの背に刻まれた痛みは 見えずとも分かち合うことができるだろう Everyone,however pray to God. Fight against our own kind. I have the right to have hope. ...If I can think so. 最後の夜 思い思いの夢を語り聞かせてくれ 精鋭 騎士たる誇り 皆の者に告ぐ 自分自身の意志で立ち上がれる者だけ続け 眩しい闇が言葉もなく我らを包む 与えられた義の証 魂は奮え 時は満ち還るべき故郷(ばしょ)へ 貫かれた胸の奥 錆び付いた刃 眠りから目覚めて 我が血と共に生きる為に蘇れ 踏みしめる地の下 染みゆく 空が泣いている In the name of justice. |
Silver acorn bulletD | D | ASAGI | ASAGI | | Hello and welcome! No way! Folly! 私をただの獣と思ったか Shameless! 礼儀知らずめ まずは名を名乗れ くらえ毬栗 森の痛みを 当然の報い 口ほどにもない奴等だ Anyway! What nerve! 私の邪魔をしたいようだな よかろう 覚悟を決めろ 幾千の木々の実りがおまえを打ち抜けば 灰へと変わりやがて新たな実となろう Acorn is rolling, rolling, rolling... I shoot silver acorn bullet. この生命(いのち)から放たれる 閃光 Make me grin from ear to ear. 夜目がきくのは悪いがおまえ等だけじゃない どんぐりどんどん集め どんぐりに銀をかけ どんぐりどんっと込めて どんぐり弾丸放て どんどんどんどんどんぐり どんどんどんどんどんぐり どんぐりどんぐり どんどんどんどんどんぐり 幾百の年月(ねんげつ)は言葉さえも与えた 我らは変わりいつしか種族を超えてゆく Acorn is rolling, rolling, rolling... I certainly heard his voice. 叫びの意味を噛み締める 共鳴 The last war will start soon. 聞こえるだろう 彼の下に集う声が I shoot silver acorn bullet. この生命(いのち)から放たれる 閃光 Make me grin from ear to ear. 夜目がきくのは悪いがおまえらだけじゃない |
Der Konig der DunkelheitD | D | ASAGI | ASAGI | | 迎え討とう いざ玉座を後に 退かぬことが私の民への愛の証 闇の帝王(おう)たる我が身を盾に Ist denn die Sonne nicht ubrig? 遠ざかる死に代わり Die Mond und der Sternhimmel. 異彩を放ち光れ Da sagt der Konig:Ich brauche euch. 我が血を受けて生きよ Und kusse die Rose. 目覚めの夜の始まり 熱砂が喉を灼く不死なる秘薬は 黒き獣らに私を喰らわせた 滅びゆく祖国(くに)を目の前にして 私が今するべきことはただひとつだけ 王家の血を絶やさぬことと Warnen. この身体(み)には傷は付かぬ Zielen. 我が武技に狂いはなく Schneid. 心へと流れる血は誇りを無くさぬ深紅の薔薇であれ 背に翼を持つ駿馬(しゅんめ)のように駆け 冴えゆく力が私を凌駕する 我らの行く手に立ちはだかるは もはや敵に非ずと己の影に叫び 刃先を向け誓いを立てる 迎え討とう いざ玉座を後に 退かぬことが私の民への愛の証 闇の帝王たる我が身は盾となる Der Konig der Dunkelheit. その名は瞬く間に世界の果てまで震撼させることとなる あれからどれだけの時が流れたのだろう。 国家存亡の危機に面した私は、 王位継承者のみが知ることを許される“それ”を、ついに解き放った。 呪われし肉体に宿るは黒き種。 罪の因子は闇に飲まれ、眷属を増やし続けた。 この罪を贖うことができれば、 神の救いの御手は私の元へも差し伸べられるのだろうか。 神よ… |
Black SwanD | D | ASAGI | ASAGI | | She follow me like a shadow always. 素肌には暗黒を羽織り オディールは甘く囁く 衣擦(きぬず)れの音(ね)は香を振り撒き 積もり積もった情念は今も 焔(ほむら)で炙(あぶ)られ なおもその身を焦がす 濡れそぼる淫らな口元 妖婦(ようふ)は幻夢(げんむ)に誘(いざな)う 陽炎(かぎろい)に透けた仄(ほの)めく影 芳(かぐわ)しき乙女に扮する禍(わざわい) 闇を湛(たた)えたおまえを娶(めと)りはせぬ 純白の羽が心に舞う あなたへの想いが大空を飛び交う この愛に敵うものなどない 撥ね除ける強さを手に入れる 羽色は未だ翳りを見せず だがおまえはこの限りではない I just don't want to lose you. 純白の羽が湖底に散る あなたの背の傷にもう一度翼を この命はあなたのものだから 終らずにずっと続けばいい We made a vow to love one another. I become more able to resist temptation. 飽くなきまやかしの栄え |
DAY WALKERD | D | ASAGI | ASAGI | | 擦り切れた布で身を覆いながら 守られる理由はもうないと気付く 突き刺さる人の目は恐ろしく 乾いた心は潤せない I can't hide from it. 渇望は願望という名の絶望 どこに行けば神に会える? Why am I alone? 誰も教えてはくれなかった 善悪の境界線(せん)を 太陽は眩しくて Naturally. 生きていると感じるのに僕は何故悲しい 信じていた いつまでも信じていたかった あの腕のぬくもりを 汗ばむ白肌(はだ)には砂が張り付き 書物が描いた楽園はいつ? World is filled with lies. 荒廃した世界は既に限界 偽りの使いを崇め Cast aside my Doubts. 人の祈りはどこへ向かうのか 唯一 真の光よ 諭(さと)せ 僕は僕を創って Unnatural. この僕は僕自身を殺め歩き出す 戻れない まだ僕を知らない頃には そう 生まれてこなければ 太陽は眩しくて Naturally. 生きていると感じるのに僕は何故悲しい 信じていた いつまでも信じていたかった だからこそ許せずに 穢れはもう拭えない |
Underground roadD | D | ASAGI | ASAGI | | 自らの血を捧げし隷属(れいぞく)よ 愚かな真似を なあ 崇拝の先には何か見えたのか? 不可視(ふかし)であるはずの神が 地下道の饐(す)えた匂い 積み重なる罪の裸体 おい 息があるようだが望みは叶いそうか? マスターとやらはどこだ? 祈りは届かない なぜならばおまえが 神と呼ぶ主(あるじ)は裏切りのユダに似ている ああ 人として眠れることはせめてもの救い でなければ俺はおまえを撃っただろう 本当の神はそんなおまえにさえも憐れみを示す 祈りは届かない なぜならばおまえが 神と呼ぶ主は裏切りのユダに似ている 祈りは聞こえない 呟きは壁に消えた 祈りは届かない 祈りは聞こえない 祈りとは呼べない 祈りとは無垢なる… |
無垢なる薔薇の祈りD | D | ASAGI | ASAGI | | 我らの父よ 正しき道を どうか―― あなたが生まれながらに負う苦難 あどけない眼は見つめるでしょう きっと はかり知れない力はあなたを闇にも光にも目覚めさせる 重なる心の音よ 行け この腕で抱くことが私の願い そしてあなたが出逢う愛は こんなにも温かで深いものだと 知ってほしい 忘れぬよう生きて とこしえに祈ることを許されるなら 愛しい二人を見守るのに 遠ざかる声を聞き眠りの淵へ いつか神の下で逢えるように 「Justice」 |
Eve(エバ)の系譜D | D | ASAGI | ASAGI | | これは真の神が創りし人類における系譜となろう み子の犠牲によりて救われし我らの道は開いた 楽園への扉 古の若木は今や巨木となる 蒼空(そら)に近き葉は茂るが多くは天から遠ざかるように舞い落ちる 命の水は届かない 園を去りゆく二人の影 されども神は見捨てはせず 命の限り生きる為に人は皆知らねばならない 遠い過去の母から伝わる 人の始まりの真実を 君が深い記憶の中に眠る教えを思い出せたなら 地に増えし愚かな民は怒りに触れ 義なる者は天の声を耳にし箱船を成す 長き雨もやがては虹を印した その後再び時を重ね人は地上に溢れてゆく このようにして今に至る 尊き時間は与えられた 神に似せて創られた人よ 何故に愛を裏切り続け 天を離れ堕ちた者等と同じ滅びへ向かうというのか 遠い過去の母から伝わる 人の始まりの真実を 君の深い記憶は願う いつか目覚める時を 神に似せて創られた人よ 何故に愛を裏切り続け 天を離れ堕ちた者等と同じ滅びへ向かうというのか このまま |
Dying messageD | D | ASAGI | ASAGI | | この世界はもう終焉(おわり)を迎える そんな未来へおまえは歩き続ける 現実に優しい嘘をつけるほど 俺に時間は残されてはいないから ただの悪夢(ゆめ)じゃないと知りながら 結末に理想を見出せたのか Change your future 今も近付いてゆく おまえは俺に 黒き力が身を蝕む 心は拒み光を求めて希望を綴った Dying message 声を失い意識も無くし そこに俺の生はなかった 大切な人は病む 悲しみと苦しみを目にした 未来の中に Change your future だからおまえに託す 最期の言葉 今の俺が消えたとしても 二人は生きて違った未来を創り出してくれ 今も近付いてゆく おまえは俺に 黒き力が身を蝕む 心は拒み光を求めて希望を綴った 自分を信じて Dying message 何度も繰り返される悪夢(ゆめ)から解放されよう それは俺との別れ…おまえの新たな未来を指す |
断罪の銃士(ガンナー)D | D | ASAGI | ASAGI | D | 俺を呼ぶ心が激しく叫んでいる 超えられぬ何かを超えて おまえが求めて俺も求めたら 信じられる 今ならば 仕組まれた罠 俺を弄ぶかのように行く手を阻む 泥に塗れたオートマタに告ぐ 苦しみを解こう 断罪の銃士(ガンナー) 深き樹海から抜け出せない孤独な幻影(かげ)を標的(まと)に重ねて撃ち抜く 俺を呼ぶ心が激しく叫んでいる 超えられぬ何かを超えて おまえが求めて俺も求めたら 信じられる 今ならば 断罪の銃士 生まれ持つ闇の血と抗い愛してくれる者の為にも戦う もしおまえと同じ窮地に俺が立たされたなら おまえも迷わず救いに来ただろう? 悲しみの水晶(クリスタル)を打ち砕いたら 枯れ果てた泉は溢れ やがて喜びの涙へと変わる 盟友(とも)よ 側にいてほしい 俺を呼ぶ心が激しく叫んでいる 超えられぬ何かを超えて おまえが求めて俺も求めたら 信じられる 今ならば 罪に罰を与えよう |
象と人と蟻と…D | D | ASAGI | ASAGI | | 百獣は森を追われてゆく 人は奪い与えはしない 火の手は森を焼き尽くし 息を吹き返す間もなく消え去った 生命の環(わ)にて 種子は森となる 逆類(げきるい)に因りて 流麗は途切れた 偉大なる賢王は人に勝るという 瑣末(さまつ)なる人間は蟻に勝るという 極微(ごくび)なる軍勢は象に勝るという 互いは動くに動けぬ三竦(さんすく)み 百獣は森を追われてゆく 人は奪い与えはしない 火の手は森を焼き尽くし 息を吹き返す間もなく消え去った 怒れる巨躯は猛者と化し 銃を手にする者は撃つ 武器を無くして塚に立ち 無数の牙は返り討つ 繰り返される災いは 根絶やすまでは終らない 狂い生じてまた狂う それでも人は繰り返す |
Canis lupusD | D | ASAGI | ASAGI | | 満月が食まれ闇が覆う時 赤子は狼に授けられる ぞろめく松明は長の元へと向かう 月の子よ 我が手に参れ 今掲げよう 吠えよ 気高き族の群れと共に生きてゆくのだ 泉で人の穢れを浄め 乳兄弟と学び この森を駆け巡れ 血の尊さと痛みを刻み込め 月の子よ 我が手に参れ さあ遠くまで 吠えよ 気高き族の群れと共に生きよ 月が再び出づる時までどうかその命あれ 森が其方を眠らせよう いずれ目覚めの日は来るのだ |
名もなき森の夢語りD | D | ASAGI | ASAGI | | 深き森は魂を呼ぶ 静寂(しじま)の中 流れ込む光と闇 終わりが導く始まりとは生きる為のみぞ許される 耳を劈(つんざ)く凶弾の叫び ざわめきは地を駆け空を翔ける 掟は人により穢され破られた 我が名は摂理で在った 流れ出す紅き調和 奪われし命はおまえを逃しはしない 白きは未来を見据え 黒きは過去を見抜く 木々よ 双手(もろて)を絡めて行く手を阻め 森は人知れぬ迷宮 我らは知れど答えぬ 深き森は魂を呼ぶ 静寂(しじま)の中 流れ込む光と闇 終わりが導く始まりとは生きる為のみぞ許される あるがままの美は狩られ 乾いた瞳で夢を見る 朽ちながら果たせぬ想いを森に託す 澄んだ濁りなき無数の眼(まなこ)は人を哀れむ 碧き森に息衝く声音(こわね) 美しくも恐ろしくも色を変える 何を偽れど耳にし目にした真は語る 深き森は魂を呼ぶ 静寂(しじま)の中 流れ込む光と闇 終わりが導く始まりとは生きる為のみぞ許される 連鎖は巡り人もまた巡る 帰れずの森とは還るべき森 全き森こそ現の夢また夢語り |
光の庭D | D | ASAGI | ASAGI | | La la la…… |
RosenstraussD | D | ASAGI | ASAGI | D | 君は蜉蝣のように儚く散って行く 消えない想い出を遺して 流れ行く季節よ 私をこのまま時に留め 白き薔薇を抱かせて 燦然と降り注ぐ 天上の歌声 もはや届くまい 塵に過ぎぬ身の過ちを嘆く 我が血の子らから闇を解き放ち 光の剣で刺し貫かれよう 愛に打ち震え身は引き裂かれた 刻が消え入る沈黙に 君は蜉蝣のように儚く散って行く 消えない想い出を遺して 流れ行く季節よ 私をこのまま時に留め 忘れて行け 滅び去る黒き種の起源 夢に耽り君を追う 掴んだ手の中から零れる花弁 魂の友に幸あらんことを たとえ赦されなくとも 憂いに充ちた日が導いた答え この上なき喜びだった それが永遠には続かぬと知れど 願わずにはいられなかった 君は蜉蝣のように儚く散って行く 消えない想い出を遺して 流れ行く季節よ 私をこのまま時に留め 忘れて行け 白き薔薇を束ねて逝こう 我が心 君と共に眠らん |
DARK WINGSD | D | ASAGI | ASAGI | | 生まれてきたことが間違いだと 心臓に罪の烙印を押された 掴みかけた手は踏みつけられ 吐き捨てるように愛は汚された この世には救いなどありはしない 暗黒の果てまで墜ちてゆけ 闇の翼が目覚めていく 地の底から這い上がる為に 鼓動よ まだ眠らせはしない 生きる意味が欲しかったのだろう? ずっと I can't finish like this. 無惨な有様に鴉は鳴き 息絶える俺を待ち伏せている 降り始めた雨は血を洗う この終わりは始まりを意味する 真夜中を切り裂く叫び声で 霧に埋もれた顔を思い出す 膝を抱えた俺はもういない 悪夢の続きを見せてやろう 闇の翼が目覚めていく 地の底から這い上がる為に 鼓動よ まだ眠らせはしない 生きる意味が欲しかったのだろう? メイズの森を越え あなたが待つ忘却の塔へ もし二人に約束された 永遠という名の愛がなくとも |
月の杯D | D | ASAGI | ASAGI | D | 父王(ふおう)の崩御により新たなる王は生誕した 悲しみに暮れる間もなく時代は移ろう Es lebe der Konig! Es lebe die Freiheit! 戴冠を祝う無辜(むこ)の民 明かす事のできぬ真実 期待を込めた喝采はこの心を不屈の精神(もの)へと変える 無益な血と意味ある涙が 流れ流されて やがて死が支配した Ideal 誰もが望む世界 人の世では叶わぬと神は言う 何を差し出せばいい? Wirklichkeit 愛を語るにはもう穢れすぎた この両手は届かない もはや天(そら)は見放すだろう 頑強たる城壁とてあと幾日も耐えられぬ 次々と兵士は倒れていく 断末魔の叫び 月満ちて… 人の王として最後の夜となろう 私を欺く者 王座は不穏な濃霧に侵食されていく 仮面の下では罪が嗤う 月の杯に浮かぶ裏切りの花蘇芳(はな) Ideal 誰もが望む世界 人の世では叶わぬと神は言う 何を差し出せばいい? Wirklichkeit 愛を語るにはもう穢れすぎた この両手は届かない もはや天(そら)は見放すだろう Ideal この身体と心を闇へと沈めなければ 守るべき者も守れはしない Wirklichkeit ならば光を捨てて何処までも堕ちて行けば 誰よりも強くなれるのだろうか 神よ 私は過ちに手を伸ばし そしてあなたに忘れ去られるのでしょう 永遠に Es lebe der Konig! Es lebe die Freiheit! 闇よ 我が血となれ |
終焉 ~宇宙への回帰~D | D | ASAGI | ASAGI | | 生まれ落ちた日から世のすべては死へと向かう 眩しい季節が翳り そこで人は戻れぬと知る 限りある時間の中でどれだけの輝きを集められる? 月の明かりが闇夜に広がる孤独を照らす 心を引き裂く悲しみさえ包み込んで 生きることの意味をもう一度知りたい いつかあなたに贈るこの歌が胸に響く様に 何かを守る為 犠牲となるものは多い 許し 許されること 苦悩は無へ近付いていく 欲望を捨て去り 光に導かれるままに翼を広げ 月の明かりが陽光を受け止め放つように 私は一人では輝けない 砕け散った夢が宇宙(そら)に還る 始まりと終わり やがて時の流れが人々の心を癒すだろう 月の明かりが静まりかえる闇夜に広がる孤独を照らす 心を引き裂く最後の悲しみさえ包み込んで 生きることの意味をもう一度知ってほしい そしてあなたに贈るこの愛が永遠に続く様に |
黒薔薇の騎士D | D | ASAGI | ASAGI | D | 崖を駆け下りて忠誠を示せ 然らば黒薔薇の騎士たる称号を与えよう 手綱を握り不動心を我が物とし錯迷(さくめい)の境地から去れ 身を挺し王国(くに)を補翼せし者らの胸に花は咲くだろう 夜風に闇を棚引かせ刃を赤く濡らす 灰に帰するのだ 宵の使者 戦馬を襲歩させながら王の威光を放ちて荒城のCourbetter(クールベット) 月影 覇道を行けば滅びが待つ 染み込んだ血の重さ 死の砦を築く 恐れを捨て去り武勲を立てよ 命惜しくば漆黒の盾なる我に続け 心に装甲を施し絆(ほだ)されることなく討滅せよ Faith! Run off the cliff! 諸鎧(もろあぶみ)を合わせ馳せる我らは主君の命を仰ぎ誓言(せいごん)した 烈々と燃え上がる志 群雄はやがて生まれる 常(じょう)に縋れば異を孕む 真意が定かならば信ずるも誠 岐路に立つ 戦記に刻まれるだろう 許多(きょた)の難を一蹴(いっしゅう)する 月下のCapriole(カプリオール) 孤高の英姿 黒耀石が砕け散り輝きは戻らない 鋭利な牙となる 崖を駆け下りて忠誠を示せ 然らば黒薔薇の騎士たる称号を与えよう 恐れを捨て去り武勲を立てよ 命惜しくば漆黒の盾なる我に続け 心に装甲を施し絆されることなく討滅せよ これぞ我が愛 手綱を握り不動心を我が物とし錯迷の境地から去れ 身を挺し王国を補翼せし者らの胸に花は咲くだろう 誉れ高き勲章 散らざる義勇の証 |
Mother DollD | D | ASAGI | ASAGI | D | 青白き裸体が静かに浮かび目覚める ゆらり ゆらりと 刻まれた使命は過去と未来を無にする 記憶にはなく記録されたあなたの顔 この手が抱いた幻 夢の中で 私に心があれば良かったのに 罪なきあなたを殺めてしまう 母を見て戸惑い佇むその時が 命の終わりを告げるのでしょう 濡れた髪 滴る雫を払い 動き出す この顔と身体は偽物 同じ声で 我が子の名前を呼んで誘い出した 誰か止めて… あなたの瞳が私を映した なぜに愛しいと感じてしまうの? 貫く銃弾 私の心の奥に咲いている この白き薔薇が あなたを守れと 最期に人形から私を母にしてくれたのでしょう 愛 夢 希望 すべては消えて行く |
Blood MoonD | D | ASAGI | ASAGI | D | 宇宙(そら)に咲く薔薇 別れを惜しみ 月も血の涙を流している 生まれたばかりの我が子の目に父は映らぬか 恐れずに私へと向けた笑みを忘れはしない おまえに贈ろう 私の命が創り出す黒き破壊の力 いつか目覚めたおまえが望む世界を私は信じている この私では成し得ぬ未来 見えるだろう? 闇が滅ぶ時が 生死の森の番人よ 賢知を授けるのだ 地を駆ける獣の精神(こころ)を誰も穢せはしない 脈打つ鼓動 腕に伝う熱 おまえに眠れる未知の力 神が赦した魂ならば誰にも恥じることなく生きよ おまえが人を愛した時にわかるだろう 永遠の愛の意味が 木菟の声が響く森の奥深くに灯る松明 赤子に遺す私の形見 首にかけた王者の紋章 光りは母の守護を与え賜う 死と引き換えの白き蘇生の力 いつか目覚めたおまえが望む世界を私は信じている この私では成し得ぬ未来 見えるだろう? 闇は滅ぶ 神が赦した魂ならば誰にも恥じることなく生きよ おまえが人を愛した時にわかるだろう 永遠の愛の意味が 「Justice」 父を恨め その強さ 力となろう |
兎角國の蟹D | D | ASAGI | ASAGI | Hajime Okano・D | 世の人々は夢を忘れて行き 兎角の國では奇病が蔓延した 園の薔薇は次々と枯れ始め 紫黒色の蟹が大地を侵襲する 歪曲した甲羅は止まる事なく分裂を繰り返して行く アリスを象った醜い集塊へと立ち向かう狂える道化師達 世界の終わりは悪夢を見る体さえ滅びに導く その昔少女が彼を追いかけた様に 次は彼が追いかける番 傷付いて消えかけた姿で彼は最後の力を振り絞る アリスの血を引いた少女を見つけ出して来なければ國は消えてしまう 壊れた時計が動き出してしまうんだ 永遠が砕け散る… アリスの意志を継ぐ者にしか救うことは叶わない 彼は語りかけた 「本当の姿の僕を見つけられるのは君だと信じている」 |
HAPPY UNBIRTHDAYD | D | ASAGI | ASAGI | Hajime Okano・D | さあ 君の頬を薔薇色に染める魔法をかけてあげよう 何気ない日々が特別になると あの日に約束しただろう? HAPPY UNBIRTHDAY ご機嫌斜めかい? You look so blue はてさて 難しい… そうだ!Useless! (Yeah!) 穴の空いた傘を差しなよ アリス Wet through! (Yeah!) 星形のキャンディーが降る Carrot flavor! (Yeah!) Don't be angry! (Boo!) May God send us rain! (Yeah!) 雨と涙の協奏曲(コンチェルト) 甘くて苦い想い出 硝子の瓶に詰め覗いてみよう さあ 僕と歌おう 手を取り踊れば世界は塗り替えられる 真っ黒な壁に君ならではのセンスで花を咲かせよう HAPPY UNBIRTHDAY 取れないジャムの染み Dirty pinafore 使命を果たした まさに! White knight! (Yeah!) 功績を讃えて騒ごうよ アリス Party! (Yeah!) 鼻先にクリームを絞る You will be ok! (Yeah!) I like your Dress! (Boo!) Because kitten blue! (Yeah!) 子猫(ねこ)の目の色のタフタ 飛べないドードーも空への希望を失ったわけじゃないさ さあ 僕と走ろう 奇想天外のひらめき 時代を変えよう 勝ち負けだけじゃ本当の良さはわからない 秘密を教えて? さあ 君の明日を薔薇色に染める魔法をかけてあげよう 何気ない日々を特別なケーキで祝おう 幸せな今日に HAPPY UNBIRTHDAY HAPPY UNBIRTHDAY TO YOU! |
Bumpy RoadD | D | ASAGI | ASAGI | Hajime Okano・D | Hurry up! I have no time! 半世紀のうちに どうもこうも科学ってヤツは 月に住む仲間の居場所を奪っちまったんだ 火に飛び込んだり 和邇(ワニガメ)に齧られたり 何時だって僕らは犠牲になってきたけれど 何よりも悲しいのはみんなの夢から消えてしまうこと 長い長いこのトンネルをくぐり抜けたら きっときっと夢を待ち望む人がいる 走れ走れ! 追っ手の鋏 尻尾が危ない! でこぼこでこぼこ道が僕の行く手を阻んで笑う UP! DOWN! THIS WAY! THAT WAY! GO BACK! YONDER! SOMEWHERE! 物語のレシピ 舞台に人物に事件 悪役を少々混ぜ 心理と行動で焼き上げる 仕上げにはお好みの悲劇か喜劇か 今が分かれ道 長い長いこのトンネルをくぐり抜けたら きっときっと夢を待ち望む人がいる 走れ走れ! 追っ手の鋏 尻尾が危ない! でこぼこでこぼこ道が僕の行く手を阻む 何度何度倒れようと夢ある限り 生きて生きて行き続けることができるんだ 泣くな泣くな! まだ終わりが決まったわけじゃない! 本当の本当の死の意味とは忘れ去られることさ |
MASTERKEYD | D | ASAGI | ASAGI | Hajime Okano・D | あの道この道を遡り ぎこちない足取りで辿り着く 夢の出口と現実の入り口とが繋がって動き出すストーリー 手荒い歓迎をありがとう これが所謂まともな世界かい? やれやれ どうやらガラクタはお払い箱さ 空は青いのに 先人達には夢があった 今という未来に希望を託したのに これじゃ夢を見たくても どうりで見れるはずもないわけだ トランクの中には音の鳴るドーナツやグランマのお手製ジンジャークッキー 噛み締める度 忘れていた想い出の数々が溢れ出すのさ 人間の都合は勝手なものだよ 動物(おまえ)は 少しばかり大きくなりすぎた ただそれだけで捨てられた 助けてあげたいけれど僕も力がもう尽きてしまいそう せめて僕の体がパンにでもなれたならまだマシだった… へとへとくたびれた襤褸(ぼろ)を抱く君の夢はそう魔法の原理なのさ 継ぎ接ぎだらけ だけど綿と一緒に真心を詰め込んでくれた 大きな君の手から伝う愛 他の誰かじゃなくて 君がただの人形の僕に命を吹き込んで さあ トランプが舞い散る部屋の中 僕らの願いを叶えて欲しい 音楽が消え去り物語も失われて行けば消滅する 君と僕が過ごす空間は離れているけれどすぐ側にある 無力な薔薇の杖に再び不思議な力が蘇る ほら You're “MASTER KEY” 君が知ってる 君の知らない 君は秘密がある You're “MASTER KEY” 夢の扉は君という名の鍵を待ち眠っている そう どこかに埃の被った小さな箱があるはず その中に… You're “MASTER KEY” 君が知ってる 君の知らない 君は秘密がある |
ZEROASAGI | ASAGI | ASAGI | ASAGI | | 外界ガ齎スノハ精神ト肉体ヘノ堕落 災イノ種ヲ振リ撒ク迷イ人ヨ立チ去レ 立チ去レ 何もかも奪い この森さえも滅ぼすと言うのであれば 禁忌さえ厭わない 老いた魂に代えて食い止めよう 後世までも呪われよ 見タモノ聞イタモノノ全テノ記憶ヲ差シ出セ 然モナクバソノ首ハ二度ト故郷ヘハ還レマイ 緑に火が放たれる 命の焼け跡 地は穢れた 秘境の渓谷で見た面妖たる女人の里 黒き風が囁くと木々は身を震わせた 何もかも奪い この森さえも滅ぼすと言うのであれば 禁忌さえ厭わない 老いた魂に代えて食い止めよう 後世までも呪われよ 「生マレ来ル子ニ追ワレテ オマエハヤガテ死ニ至ル」 癒える間もなく娘は悪王の胎児を宿した 信じるも信じぬも時の歯車は戻せない 廻る廻れ 数奇なる人生を巡り 夢の中溺れる様に藻掻いた 母の眼を通じ初めて触れる心には愛がないのだと知った 絶望の未来 選択肢には最初から祝福なんてなかった 自らが選ぶ零の旅には道連れに赤い花々を咲かせよう 心拍が途絶え 体は溶けてゆく… |
アンプサイASAGI | ASAGI | ASAGI | ASAGI | | 蔦絡む塔から空に身を投げ出した 染み付いた記憶を捨てて生まれ変わる 風 乾いた羽は私を運ぶ 無我の境地へと 神が息衝く白き森であらば私を解き放て 魂を 朽ちてなお立つ木々の様に 光に手を伸ばし古の声を聞く 死は生を紡ぐ褥となる 土 眠れる者を優しく撫でて深く根を滑らせ 森よ 受け入れ給え 私の肌は強張り軋みだす 不動に 命の花は柘榴に似た果実を生し種を宿す 神が息衝く白き森であらば私を解き放て 魂を 朽ちてなお立つ木々の様に 光に手を伸ばし古の声を聞く 私の体を食むがいい 数多の血肉の中 生き続けよう 永遠に I'll never see uncleanness. |
屍の王者ASAGI | ASAGI | ASAGI | ASAGI | | 歓喜せよ 禍の世継ぎは薨じた 死の泉より這いでし我が名は不死者 (Immortal) Down on your knees. Behead the traitors. 石壁が囲む螺階に羽が舞う 墓守達の手の痕 血塗れのイコン 宝飾を散りばめた聖者諸共滅びよ さあ 鳴り響け 闇の鐘音 使徒を真似 何を説くのか 葬送曲を歌え 屍の上で踊ろう 温かな血を浴びてなお 体は冷え切る 世に堕落を蔓延らせて無様に生き続ける父よ 不肖の子と最期に交わりて御身で受刑せよ さあ 鳴り響け 闇の鐘音 使徒を真似 何を説くのか 葬送曲を歌え 屍の上で踊ろう 光無き彷徨える隠者となろう 邪視を絶つ |
Seventh SenseASAGI | ASAGI | ASAGI | ASAGI | | 嗚呼 背には生まれながらの罪が… 抉る様に罰された傷が疼く 名さえ呼ばれずとも赦される日を待ち続け 今日まで生きた Stigma. Hopelessness. If… 願いが叶うなら 鳥… If… 空の青さに溶けてゆく 羽ばたき 思い出せたならば 誰を憎むこともなく赦すだろう 黴びた床を這う鼠でさえも不屈の自由を持つ 呪われし私の眼が見透かす 人の心に潜む闇を… 優しい言葉の裏側が聞こえる度に この心臓(むね)は静かに呻く Clairvoyance. Can't lie to me. If… 駆り立てる欲望ゆえ If… 血の赤さが不意に過り 歪んだ視界にまだ愛があるのならば なぜに私を生かす? 皮膚に突き刺さる針は意識を塔へと幽閉した 嗚呼 背には生まれながらの罪が… 抉る様に罰された傷が疼く 名さえ呼ばれずとも愛される日が必ずや来ると… Stigma. Hopelessness. ただ一度 私の眼を反らさず その笑顔を向けてくれたら こんな終わりにはならずに もう少しだけ夢を見ることができた…Laterality. Chaos theory. |
水たまりの空 ~ドードー飛行記~D | D | ASAGI | ASAGI | HAJIME OKANO・D | 君が図鑑を読んだ時 僕はもう この世にはいない 知ってほしい 過去を 大航海時代に得たものと失ったもの 放たれた人という獣が未来を奪った 水たまりの空 羽を広げ 本当は飛んでみたかった 踏み躙られた楽園 最後の卵は孵らない 君が大人になった時 僕の知る 古き友もまた物語の中へ 誰にも気付かれないうちに滅んでゆくのだろう 繁栄の裏側で声を殺して泣いた 覚えていてほしい 僕らのこと 確かに生きていたと 小さな翼は震え大きな命は消えていった 水たまりの空 羽を広げ 夢ならば飛んで行ける 光と風を浴びて もうどこも痛くはないんだ |
Underground Revolution ~反逆の旋律~D | D | ASAGI | ASAGI | HAJIME OKANO・D | 不壊(ふえ)の剣は慇懃(いんぎん)たる騎士の手に 賢者は至誠の杯を満たした 艱難(かんなん)に身を曝しながら 園生に鈴なす花を庇護する 神の光耀を目にして漲り溢れる愛 絹や繻子(しゅす)を硬貨に引き換えパンを振る舞う 鷹揚(おうよう)なる民は冀求(ききゅう)の棍棒を翳す 荒涼たる野を鋤き起こし一握りの麦に魔法をかけ 広がる黄金の海 大地は栄えて行く For what sake Underground Revolution 僕らは叫ぶ 瓦礫の中から神を求めながら For someone Underground Revolution 気高き心 不死鳥の如く熱く強く今 燃やせ 大蛇は魂を奪わんとし妖惑する 道化(クラウン)はハートの女王(暴君)の王冠(クラウン)を斥けた 血塗られた薔薇を剪定し 夢逐う涯なき國の始まり 万物は燦として鮮やかに詩われる Underground Revolution 自由を叫べ 反逆の旋律(メロディー)よ 届け 眠る友へ For yourself Underground Revolution 明日の命を誰が知るという 今をその手で掴め Free Underground Revolution 僕らは叫ぶ 瓦礫の中から神を求めながら For myself Underground Revolution 気高き心 不死鳥の如く熱く強く今 燃やせ |
Psychedelic Horror ShowD | D | ASAGI | ASAGI | HAJIME OKANO・D | Meow! Delicious! 真鍮のドアノックは響く 雷音(ライオン)が吠えた 不躾な客人がまたも我が山猫館へ 何処からともなく招く声 影は言う「お入りなさい」 暖炉 Crackle-Crackle マッカレルタビーの奇天烈なペルシャ猫絨毯 闇鍋 Bubble-Bubble カトルエピスが香る猫足バスタブ 夢を断ち切る大鋏と鎧を剥ぎ取って 強引な持て成しはここまで クロッシュを開ければ皿のベッドにはご馳走 好物を目の前にし尻尾は正直さ 十三段の階段を上り最後の部屋へ 横向きの三日月が満ちておまえは落ちてゆく 喉から食堂(食道)を通り抜け 現実(リアル)へ「お帰りなさい」 味見 Grin-Grin フレーメン・レスポンス 猟ある猫は爪を隠す 瞳孔 Blink-Blink クリソベリル猫目石(キャッツアイ) 酷い猫舌用スープ 人生の塩加減とは絶妙な均衡(バランス) 甘さも辛さも旨みなのさ だけどおまえはちょっとばかり辛さが多すぎた 一本髭を足したら幸せになれる 夢を断ち切る大鋏と鎧を剥ぎ取って もう一度夢を見られるように 悲しい過去は我輩が残さず平らげる 好物を目の前にし尻尾は正直さ さて 戴きまShow! |
シュレディンガーの夢遊猫とジャッカロープの杖D | D | ASAGI | ASAGI | HAJIME OKANO・D | 世に深淵が差し迫る不可思議年目の夜 激しく鳴り響く警鐘に戦慄が走る 出でよ 時計塔の主の名において命ずる 眠れるシュレディンガーの夢遊猫よ 荒ぶれ 箱の中の生と死は併存する表と裏 かのメトシェラの古樹から創られし秒針は やがてジャッカロープの杖と成り変わる 時間を与え時間を奪う 過去と未来は今に在る 星の流れは時を定め 少しずつ星砂を雫す 光は杖に宿り放たれた 誰も知らぬ闇へ 極彩色の奇獣に跨る幻獣 怪異(けい)が哮(たけ)る 迫り出す枝角を頭上に掲げ 夢に仇なす者を淘汰すべく狂い廻る 歯牙よ 我が双剣となりて裂き喰らえ 我が角は天を仰ぎ 我が杖は地を統べる 時に夢は真を映し時に現は嘘を映す 鏡の中と外の世界 僕らは手を合わせ誓った 変わらないものと変われるものを僕は訊こう 君に たとえ小さな歯車でも未来への振り子を動かす 今を生きることで重なっていく 君と僕の針は同じ時を刻む |
フューシャピンクとフランボワーズの鍵盤D | D | ASAGI | ASAGI | HAJIME OKANO・D | 夢か夢じゃないかなんて今はよそう 君の瞳に映る僕が物語る 音符を楽譜で挟んだグリッサンドウィッチ 食べたら世界は反転 夢色へと変わる フューシャピンクとフランボワーズ 鍵盤を駆け下りては上って 音の階段 お気の召すまま 0のままでは始まらないのさ EAT ME! DRINK ME! PLAY ME! チェシャ猫のピアノ EAT ME! DRINK ME! PLAY ME! 猫コード 晴れの日のプリズム 雨の日のリズム どんな日も素晴らしい景色がある 律動と旋律と躍動のキャットニップシェイク 飲んだら心まで踊りだす 変なの 前足プリモ 後足セコンド 四つ足序奏(助走)尻尾を連弾 楽の曲芸 空に足跡 現れては消えてゆく化け猫 EAT ME! DRINK ME! PLAY ME! チェシャ猫のピアノ EAT ME! DRINK ME! PLAY ME! 猫マイナー EAT ME! DRINK ME! PLAY ME! チェシャ猫のピアノ EAT ME! DRINK ME! PLAY ME! 猫メジャー 夢か夢じゃないかなんて今はよそう 君の瞳に映る僕が物語る 音符を楽譜で挟んだグリッサンドウィッチ 食べたら世界は反転 夢色へと変わる 晴れの日のプリズム 雨の日のリズム どんな日も素晴らしい景色がある 律動と旋律と躍動のキャットニップシェイク 飲んだら心まで踊りだす 変なの ご一緒にボーカルフライドポテトはいかが? EAT ME! DRINK ME! PLAY ME! |
Keep a secret ~帽子屋の憂鬱~D | D | ASAGI | ASAGI | HAJIME OKANO・津田ケイタ・D | 針で刺すような視線を躱し道化師の様に戯ける 兎角國(くに)一番の帽子屋だった 今はもう見る影もない Drunker 溺れたい Scotch Whiskyの海 Everynight 眠れない 秘密を抱え Great Scott! 俺は One Day 知ってしまった Top Hatの下に隠された角 Keep a secret 死ぬまで 狂った俺を笑え 蜘蛛のボビン 記憶の糸はもう 俺を放さない 三月ウサギや眠りネズミにさえも言えない 世捨て人だと思われてもいい 解るものか誰にも Tea Cup 壊したい Empty 酔えやしない Masquerade 悪心が込み上げてくる Depressed 俺を Bottleで殴ってくれ Misery 一瞬は解放される Keep a secret 生まれた時から俺はThe Hatter 人生のプーリー 深い傷の縫い目 俺は正気さ Keep a secret 死ぬまで 狂った俺を笑え 蜘蛛のボビン 記憶の糸はもう 俺を放さない Keep a secret 生まれた時から俺はThe Hatter 人生のプーリー 深い傷の縫い目 俺は正気さ |
Wonderland Savior ~太陽と月の歯車~D | D | ASAGI | ASAGI | HAJIME OKANO・D | 如何に貘であろうとも もはや喰らい尽くせまい 悪夢物質(Nightmare matter)が覆い隠す世界 Battle Dress 空想科学の力は今もまだ夢を創り続けている 古びた時計塔が止まる時 未来は消える 太陽と月の歯車を動かし 時の命を救え We'll make it! 軍隊蟹のケイデンスコール 死を招き生を切る 絶望の女王(Queen of Despair)の幽暗な魔眼 Battle mode 幻想夢学が生み出す旋律 線譜の上で音が跳ねる 無限に広がる夢と生きる 時に迷っても 他にない武器を手にし戦う 声よ 光に届け Leave it to me! 「怖じ気づいた姿はまさに脱兎の如しと笑ったものさ」 “兎も七日なぶれば噛み付く” 烏兎匆々 今日で終わらせよう Sorcery Battle cry 発想魔学の仕組みを暴くのさ 明晰夢だと覚醒する Solar eclipse Battle field 追想心学で記憶の深層に飛び込んだらまだ間に合う 古びた時計塔が止まる時 未来は消える 太陽と月の歯車を動かし 時の命を救え 不思議な夢は瞳に映る 鏡はいらない 散らばる星明かりを集めて 悪夢を打ち破れ Give it a shot! That's right! We are Wonderland Savior!“D” |
月影の自鳴琴D | D | ASAGI | ASAGI | HAJIME OKANO・津田ケイタ・D | 星降る夜 月影の兎が回す自鳴琴(オルゴール) Twinkle twinkle star 届け 君が眠れるように 幾億光年先の星の行方を探す 夢を追いかけたルイス・キャロル(彼)も今はもういない 変わらない 変われずにいた Ticktack Ticktack 星巡り 時を超え 想いはまだ届いている Twinkle twinkle star 星降る夜 月影の兎が回す自鳴琴(オルゴール) Twinkle twinkle star 届け 君が眠れるように いつか君も輝けるように |
Bluebell WoodD | D | ASAGI | ASAGI | Atsushi Koike・HAJIME OKANO・D | Bluebell wood 花が鳴る森で君と出逢った 草木を讃えて命を慈しむ子 小さき友は言う「明日も此処で逢おう」 時に飲み込まれた残酷な約束 feicfidh me thu feicfidh me amarach thu Bluebell wood 見違えるほど美しくなった 君の世界では何もかもが儚い 私の一日は君の幾千の日々 “変わらない心”でまた見つけてくれる 春が来て夏が来て希望の木々に花が咲き夢が実っても 蜜のように輝く時を忘れるはずがなかった feicfidh me thu feicfidh me amarach thu 明日が来る度に別れが近付いた だから人を好きになってはいけない 秋が来て冬が来て君の季節が終わりを告げようとしている 髪が雪に染まった少女 心はあの日のままで 生まれては死んでゆく世の理よ 今だけは目を閉じてほしい 悲しそうな顔で君は言う「あなたの国へ連れ去って」 私の国へ連れ去ろう feicfidh me thu |
Dark fairy taleD | D | ASAGI | ASAGI | HAJIME OKANO・D | Once upon a time there was a fairy king. The changeling in a midsummer night's Dream. 世界の狭間でサンザシが風に揺れて眠りへ誘(いざな)う 闇夜に瞬き虹色に光る翅は妖しく舞った 火照る薔薇に夜露が濡れる 不治の病に魘された 人間(友)の初子に祝福を与え迎えよう 馥郁(ふくいく)とした時を すべての美を讃えて生き続けるこの丘から 交わる魂の行方を 炎よ照らして行け 我らの力の証である珠玉(しゅぎょく)を贈り合おう 二つの種族は煌々たる月の下 誓いを立てた 母なる百合の花より生まれ 輝く朝と夜を纏った 我がとこしえの国の子よ 時満ちるまで 星の群れが見守るだろう たとえ世が道を分かつとも 夢でおまえを愛しぬこう 託(かこ)つことなく だが瘴霧(しょうむ)が立ち込める 刃が永遠を殺す 迷妄(めいもう)ゆえに翅は穢れ 人の世で毒された心に声は届かぬのか 朽ち葉の船棺葬(せんかんそう)に付す 死がおまえを連れ去って行く 懐かしき我が子の額に最期の口づけと一雫の涙を残して 火花が咲き やがて無数の蝶が舞い上がる |