千のない風向きはいいかな 明日はどうだ おもいからさめてくれ くだもののように腐った月だ たのむからさめてくれ 眠れなくて まちに雨が!染まってゆく ああ 誘う言葉 すべて撫で付けて 「叫んでくれ」「うたってくれよ」 ああ 多分 これは変わってゆく おお 過ぎた時間 確信にするんだ 「遊んでくれ」「引き止めてくれ」よお | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 風向きはいいかな 明日はどうだ おもいからさめてくれ くだもののように腐った月だ たのむからさめてくれ 眠れなくて まちに雨が!染まってゆく ああ 誘う言葉 すべて撫で付けて 「叫んでくれ」「うたってくれよ」 ああ 多分 これは変わってゆく おお 過ぎた時間 確信にするんだ 「遊んでくれ」「引き止めてくれ」よお |
サイダーの庭足音が重なり始めてるが まだその続きをつかみきれない でもどうだろう 軽やかな気持ち ここから先が深い森ならば なにを隠せばさまになるのか でもどうかな 悲しみも大事な要素さ 受話器から溢れ落ちる誰もいない毎日 近づいては遠くなるあの夏のソーダよ! 守ってくれよ さあ 戻ろう 鏡の中で君を探してるんだ ヒントもなく もう時間だ 帰ろう 瞳の中でフィルムがまわりだしたら 焼きつけてほしいんだ とびっきりの憂鬱が彩る影の外で 氷が溶けてしまってあの夏のソーダが 薄まってゆくよ さあ 戻ろう 鏡の中の君を連れ出したいよ ヒントはどこ でも時間だ 帰ろう 瞳の中のフィルムが途切れそうなら 呼び出して ほしいんだ | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 足音が重なり始めてるが まだその続きをつかみきれない でもどうだろう 軽やかな気持ち ここから先が深い森ならば なにを隠せばさまになるのか でもどうかな 悲しみも大事な要素さ 受話器から溢れ落ちる誰もいない毎日 近づいては遠くなるあの夏のソーダよ! 守ってくれよ さあ 戻ろう 鏡の中で君を探してるんだ ヒントもなく もう時間だ 帰ろう 瞳の中でフィルムがまわりだしたら 焼きつけてほしいんだ とびっきりの憂鬱が彩る影の外で 氷が溶けてしまってあの夏のソーダが 薄まってゆくよ さあ 戻ろう 鏡の中の君を連れ出したいよ ヒントはどこ でも時間だ 帰ろう 瞳の中のフィルムが途切れそうなら 呼び出して ほしいんだ |
スウィッチ風が吹いて 霧を裂いて モノクロのフィルムに撃たれて もてあそんだ 義理を欠いた いたずらに笑う道の先を 照らすような 月のカタパルト 忘れたいぜ 思い出すたび 色褪せていく (このまま) 明後日もきっと (まだ遠い) こんな調子なんてやだ! つれないねえ あれはなんだ ただの影か? もえかすになった日々を集め 泣いたんだ それも嘘さ 果ては陽に焼けた本のように | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 風が吹いて 霧を裂いて モノクロのフィルムに撃たれて もてあそんだ 義理を欠いた いたずらに笑う道の先を 照らすような 月のカタパルト 忘れたいぜ 思い出すたび 色褪せていく (このまま) 明後日もきっと (まだ遠い) こんな調子なんてやだ! つれないねえ あれはなんだ ただの影か? もえかすになった日々を集め 泣いたんだ それも嘘さ 果ては陽に焼けた本のように |
わるふざけ悲しみのようだ、おかしいな 傘を閉じてもまだ拭えない おお、言葉よりももっと遠くへ! ふざけてるわけじゃないけど このまま黙っていたいよ 灯りのない町の隅々に 舌打ちのようなメロディが 僕の身体にしみてくんだぜ いつまで黙っているんだ 古い本の下敷きになった 舌打ちのようなメロディは 実はとっくに病んでるんだぜ 反射するようだ、まずいな 傘を閉じたらもう戻れない おお、誰よりももっと遠くへ ふざけてるわけじゃないんだけれどもね | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 悲しみのようだ、おかしいな 傘を閉じてもまだ拭えない おお、言葉よりももっと遠くへ! ふざけてるわけじゃないけど このまま黙っていたいよ 灯りのない町の隅々に 舌打ちのようなメロディが 僕の身体にしみてくんだぜ いつまで黙っているんだ 古い本の下敷きになった 舌打ちのようなメロディは 実はとっくに病んでるんだぜ 反射するようだ、まずいな 傘を閉じたらもう戻れない おお、誰よりももっと遠くへ ふざけてるわけじゃないんだけれどもね |
ゴウスツ灯りは絹のように伸びて くだらない悲しみが映るよ あの夏のフィードバック重ねて モノローグの森を抜けてしゃがみ込む 数えない 「覚えてなんかいないよ。忘れた、君と話したことなんて」 面影をたどる雨だれ ガラスの向こうに君はいるかな さあ、行こうぜ ここから重い絵の具でかさねて 思い出すのは、寂しいだろ 踊りながら交わす、白いシーツの群れ 散らばるほしくず あつめて 向こうでは君に逢える、気がする(よ) もう 行こうぜ ここまで甘い砂糖で飾って あの幻 ほら 観てごらん 踊りながら笑う幽霊の群れだ 追いかけて行けば たどり着けるさ | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 灯りは絹のように伸びて くだらない悲しみが映るよ あの夏のフィードバック重ねて モノローグの森を抜けてしゃがみ込む 数えない 「覚えてなんかいないよ。忘れた、君と話したことなんて」 面影をたどる雨だれ ガラスの向こうに君はいるかな さあ、行こうぜ ここから重い絵の具でかさねて 思い出すのは、寂しいだろ 踊りながら交わす、白いシーツの群れ 散らばるほしくず あつめて 向こうでは君に逢える、気がする(よ) もう 行こうぜ ここまで甘い砂糖で飾って あの幻 ほら 観てごらん 踊りながら笑う幽霊の群れだ 追いかけて行けば たどり着けるさ |
さかさまとガラクタさぁ かさまの まち から 穏やかな声が 夜が いま 腕をつかんで さぁ まようばかり だろう つまりこれからは 窓を閉じ 風を嫌えば 灯せば尊し 暗がりにはさよならを 輝ける不安で 押しつぶされそうなんだ かずをかぞえ ほしをかぞえつづければ ほら 水路に絵の具がとけてゆく たばねたままに してた 黄緑や青が 藍が いま 袖をつかんで さあ かさまの まち では ぼくだけの声も 夜も ただのガラクタのようじゃないか | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | さぁ かさまの まち から 穏やかな声が 夜が いま 腕をつかんで さぁ まようばかり だろう つまりこれからは 窓を閉じ 風を嫌えば 灯せば尊し 暗がりにはさよならを 輝ける不安で 押しつぶされそうなんだ かずをかぞえ ほしをかぞえつづければ ほら 水路に絵の具がとけてゆく たばねたままに してた 黄緑や青が 藍が いま 袖をつかんで さあ かさまの まち では ぼくだけの声も 夜も ただのガラクタのようじゃないか |
花をもって暗い雨が手のひらに そっと馴染んでいく 黒の中へ 襟の中へ なんでそういうこと言うの じっとしてもくすぶる想いは 箱の中へ? (…きっとぼくのことなんか忘れてしまう…) ちょっと距離はあるけれど このまま歩こうよ ああ いつだってこんなに寂しいの? ああ だれよりも 思って いるのに 暗い雨がそこらじゅう そっと手を引く 夜の中へ 声の中へ 暗い影が手のひらにそっと紛れ込む 花をもって 花をもって | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 暗い雨が手のひらに そっと馴染んでいく 黒の中へ 襟の中へ なんでそういうこと言うの じっとしてもくすぶる想いは 箱の中へ? (…きっとぼくのことなんか忘れてしまう…) ちょっと距離はあるけれど このまま歩こうよ ああ いつだってこんなに寂しいの? ああ だれよりも 思って いるのに 暗い雨がそこらじゅう そっと手を引く 夜の中へ 声の中へ 暗い影が手のひらにそっと紛れ込む 花をもって 花をもって |
月光密造の夜夜に舟を出そう 手ですくえば水面は騒ぐよ 足りない空にかかげて 変わっていくのが 怖くてさみしい 風が吹いたら 髪が揺れたら 静かな夜に 言葉がつかえて 暗闇の奥で 列車が走り出す ああ すぐ古くなるかな ここからまたひとつを重ねて 夜に舟を出せば あと少しで軌道は変わるよ 君に 見つからないよに 灯りをひとつ、ひとつと飾ろう | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 夜に舟を出そう 手ですくえば水面は騒ぐよ 足りない空にかかげて 変わっていくのが 怖くてさみしい 風が吹いたら 髪が揺れたら 静かな夜に 言葉がつかえて 暗闇の奥で 列車が走り出す ああ すぐ古くなるかな ここからまたひとつを重ねて 夜に舟を出せば あと少しで軌道は変わるよ 君に 見つからないよに 灯りをひとつ、ひとつと飾ろう |
ガール誰もいないの 狂いそうだよ 交わす言葉が 魔法とかして 霧が晴れたら ほら きれいな色が映る 悲しくなんかない 折り重なる「さよなら」 交わした口約束 このまま もう 君に託そう 花束 まだ やさしくなれない ごめんね でも 手をのばすようにただ ああ笑って ああ黙っていたい たばこふかした 君の横顔 ほら ため息にとけだす 星のような絵を描くんだ 君のスニーカー いつだってそうさ 大事なことは 何も言えない 君のこと もっと歌えたらいいのに ごめんね でも そこから見えるよう 色をつけるよ 秘密も全部 君に渡そう 矛盾で胸が 抉れてゆくよ ごめんね でも 手をほどくように まだ間違っていたいのさ! | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 誰もいないの 狂いそうだよ 交わす言葉が 魔法とかして 霧が晴れたら ほら きれいな色が映る 悲しくなんかない 折り重なる「さよなら」 交わした口約束 このまま もう 君に託そう 花束 まだ やさしくなれない ごめんね でも 手をのばすようにただ ああ笑って ああ黙っていたい たばこふかした 君の横顔 ほら ため息にとけだす 星のような絵を描くんだ 君のスニーカー いつだってそうさ 大事なことは 何も言えない 君のこと もっと歌えたらいいのに ごめんね でも そこから見えるよう 色をつけるよ 秘密も全部 君に渡そう 矛盾で胸が 抉れてゆくよ ごめんね でも 手をほどくように まだ間違っていたいのさ! |
ストーリーゆれる ふれる わたしのきもち おちつかないわ まだどこかでまってて つもりつもる 想いの果ては ここではないと 繰り返すだけならば ストーリー いくつものの迷路へ 伝わらない言葉 抗ってまた捜す ストーリー 振り向かないよに また今度って言いたい また今度って言いたい 夜が 明けて どんな夢かも 覚えてなくて まだいつもの通りね 鏡よ鏡 それでもわたし さみしくないわ ずっと君を待ってる ストーリー 錆びつかないよに 繋がらない気持ち 鑢でさっと磨く ストーリー 続きがあるなら また今度って言いたい また今度って… | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | | ゆれる ふれる わたしのきもち おちつかないわ まだどこかでまってて つもりつもる 想いの果ては ここではないと 繰り返すだけならば ストーリー いくつものの迷路へ 伝わらない言葉 抗ってまた捜す ストーリー 振り向かないよに また今度って言いたい また今度って言いたい 夜が 明けて どんな夢かも 覚えてなくて まだいつもの通りね 鏡よ鏡 それでもわたし さみしくないわ ずっと君を待ってる ストーリー 錆びつかないよに 繋がらない気持ち 鑢でさっと磨く ストーリー 続きがあるなら また今度って言いたい また今度って… |
駆ける欠けてしまったものもあるけれど 積み上げた日々に変わりはないんだ 諦めて前を向くよ 忘れ方を忘れてしまったみたい あの日の君がまるでそばにいるようだよ 行き場をなくした言葉の代わりに 手を振ることさえできずにいるんだ 鍵をかけ全てしまおう 綯交ぜの気持ち抱えて 痩せたアスファルト駆ければ 私でもたどりつくかな? | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | 欠けてしまったものもあるけれど 積み上げた日々に変わりはないんだ 諦めて前を向くよ 忘れ方を忘れてしまったみたい あの日の君がまるでそばにいるようだよ 行き場をなくした言葉の代わりに 手を振ることさえできずにいるんだ 鍵をかけ全てしまおう 綯交ぜの気持ち抱えて 痩せたアスファルト駆ければ 私でもたどりつくかな? |
標識の影・鉄塔の影バックミラーには 波打つ屋根が映る 遠ざかる程甘く 選ばなかった 道はどんなところへ 続いただろうか 遮音壁の向こうで 見たこともない夕暮れが 街並みを染めあげる たとえばこのまま 走り続けたとしても どこまで行けたのだろう 標識の影や鉄塔の影踏み越え 急ぐ理由なんてあるかな 遮音壁の向こうで 見たこともない夕暮れが 街並みを染めあげる 帰り道はいつも 少しだけ切なくなってしまう あの歌を口ずさむ | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | バックミラーには 波打つ屋根が映る 遠ざかる程甘く 選ばなかった 道はどんなところへ 続いただろうか 遮音壁の向こうで 見たこともない夕暮れが 街並みを染めあげる たとえばこのまま 走り続けたとしても どこまで行けたのだろう 標識の影や鉄塔の影踏み越え 急ぐ理由なんてあるかな 遮音壁の向こうで 見たこともない夕暮れが 街並みを染めあげる 帰り道はいつも 少しだけ切なくなってしまう あの歌を口ずさむ |
あの娘が暮らす街(まであとどれくらい?)光がまたひとつ遠くへ 重なり 連なり また頬を照らす 私の夜は大切にしたい 思い出詰めて ほらバスは揺れる ひとりじゃ不安だけど それでも逃げ出したい 今は言葉にできなくとも 時間が答えてくれる かもね おやすみ ごめんね 私はこれからを思うといま 気分がいいんです あの娘が暮らす街まであとどれぐらい? | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | 光がまたひとつ遠くへ 重なり 連なり また頬を照らす 私の夜は大切にしたい 思い出詰めて ほらバスは揺れる ひとりじゃ不安だけど それでも逃げ出したい 今は言葉にできなくとも 時間が答えてくれる かもね おやすみ ごめんね 私はこれからを思うといま 気分がいいんです あの娘が暮らす街まであとどれぐらい? |
ずっとつづく春の陽射しが眩しくて目を閉じる 最初のカーブで栞を挟んだ 今頃になって気づいたって 何も言えないのか プレゼントみたいに 両手じゃ抱えきれない 焦燥や不安を掻き集め結わく 知らないふりするよりマシさ 二人で解いてゆこう ああ このまま 無防備な日々が続くように 歩き出そう 風がどんなに強くても なにかが変わる予感は今はしないけど 間違ってもいい 果てまで行こうよ 言いあぐんだすべての言葉に 手を振ろう これまでとこれからを迎えよう ああ このまま無防備な日々が続くように 暮らさないか そこにはどんな春が待つのかな | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | 春の陽射しが眩しくて目を閉じる 最初のカーブで栞を挟んだ 今頃になって気づいたって 何も言えないのか プレゼントみたいに 両手じゃ抱えきれない 焦燥や不安を掻き集め結わく 知らないふりするよりマシさ 二人で解いてゆこう ああ このまま 無防備な日々が続くように 歩き出そう 風がどんなに強くても なにかが変わる予感は今はしないけど 間違ってもいい 果てまで行こうよ 言いあぐんだすべての言葉に 手を振ろう これまでとこれからを迎えよう ああ このまま無防備な日々が続くように 暮らさないか そこにはどんな春が待つのかな |
沈黙やめよう、これ以上 理由はひとつじゃない 冬はただただ 深くなってくけれど 投げ出されて 初めて気づくこともあろうか 何も出来ず ああ 僕ら今 独りでもなく 二人でもない 抱き合うたび 哀しくなる ああ 何を待つ 手紙でもなく 明日でもない 諦めればいい 口に出せば 消えてしまいそうなんだ ほら いつか こぼれ落ちる ああ 君の目は 僕を見ていて 僕を見てない 振り返れど 淋しくなる ああ 望むのは 許しでもなく 痛みでもない 道は逸れていないか 破れた金網の 隙間から何が見えた? ああ なんて言葉! 不安になる ああ 僕ら今 独りでもなく 二人でもない 抱き合うたび 虚しくなる ああ 何を待つ 手紙でもなく 明日でもない 道を逸れてみようか | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | やめよう、これ以上 理由はひとつじゃない 冬はただただ 深くなってくけれど 投げ出されて 初めて気づくこともあろうか 何も出来ず ああ 僕ら今 独りでもなく 二人でもない 抱き合うたび 哀しくなる ああ 何を待つ 手紙でもなく 明日でもない 諦めればいい 口に出せば 消えてしまいそうなんだ ほら いつか こぼれ落ちる ああ 君の目は 僕を見ていて 僕を見てない 振り返れど 淋しくなる ああ 望むのは 許しでもなく 痛みでもない 道は逸れていないか 破れた金網の 隙間から何が見えた? ああ なんて言葉! 不安になる ああ 僕ら今 独りでもなく 二人でもない 抱き合うたび 虚しくなる ああ 何を待つ 手紙でもなく 明日でもない 道を逸れてみようか |
ハローと言いたいいつから僕ら 口数も減って 歩く速さも変わってしまったのかな 「ハロー」「ハロー」 気休めに問うばかり その鍵を 失くしてみたい 眠れない夜は 手繰り寄せるものもなく 秘密も あるべき影も ひとつずつすくいあげるよ 扉の向こうへ 変わらない事はひとつもないのか 伝えたいことは忘れていないけど 「ハロー」「ハロー」 ごまかしてみるばかり 時が過ぎて 錆びついたのは 欄干やボルトだけじゃないのか そこから僕を見てて 何か見えなくなりましたか? 思い出は遠いけれど 君の声が響く方だ 指をつないで 扉の向こうへ | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | いつから僕ら 口数も減って 歩く速さも変わってしまったのかな 「ハロー」「ハロー」 気休めに問うばかり その鍵を 失くしてみたい 眠れない夜は 手繰り寄せるものもなく 秘密も あるべき影も ひとつずつすくいあげるよ 扉の向こうへ 変わらない事はひとつもないのか 伝えたいことは忘れていないけど 「ハロー」「ハロー」 ごまかしてみるばかり 時が過ぎて 錆びついたのは 欄干やボルトだけじゃないのか そこから僕を見てて 何か見えなくなりましたか? 思い出は遠いけれど 君の声が響く方だ 指をつないで 扉の向こうへ |
それぞれの悪路ガランとしたバスに乗って 冬枯れを抱えて くたびれたシート くたびれた君の声のことを想う 過ぎてゆく時間と 折り合いがつかなくて 頭の中ではオンボロ飛行機が往く 何処へ急ぐ? ああ この窓から 君の街が見えたらいいのに ああ きっと違う道だってあったな 雲の切れ目 見つけたいのに それぞれの景色 それぞれの悪路を行く 何を惑う? ああ! 通信も燃料も切れそうだ 疲れ切った僕の飛行士といつか会えるかな ああ 全て捨てて 君のそばで眠りたいのに ああ 僕の知らない夜を待ってる 君のそばで眠りたいのに | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | ガランとしたバスに乗って 冬枯れを抱えて くたびれたシート くたびれた君の声のことを想う 過ぎてゆく時間と 折り合いがつかなくて 頭の中ではオンボロ飛行機が往く 何処へ急ぐ? ああ この窓から 君の街が見えたらいいのに ああ きっと違う道だってあったな 雲の切れ目 見つけたいのに それぞれの景色 それぞれの悪路を行く 何を惑う? ああ! 通信も燃料も切れそうだ 疲れ切った僕の飛行士といつか会えるかな ああ 全て捨てて 君のそばで眠りたいのに ああ 僕の知らない夜を待ってる 君のそばで眠りたいのに |
トワイライト私の影はどこまで伸びる? いくつも迂回路を指でなぞる 来た道を戻るだけじゃ ああ さみしすぎて 今 風が強く吹いた 誰かの声が響いた 君の部屋のカーテンも 今 揺れているのだろうか もう違う景色か それでも夕暮れは私たちを等しく染めない グラウンドの照明塔は そこから見えるかな 川沿いの桜並木を 振り返ってなんになる! また 風が強く吹いた 君とここにいないだなんて! | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | 私の影はどこまで伸びる? いくつも迂回路を指でなぞる 来た道を戻るだけじゃ ああ さみしすぎて 今 風が強く吹いた 誰かの声が響いた 君の部屋のカーテンも 今 揺れているのだろうか もう違う景色か それでも夕暮れは私たちを等しく染めない グラウンドの照明塔は そこから見えるかな 川沿いの桜並木を 振り返ってなんになる! また 風が強く吹いた 君とここにいないだなんて! |
四月のばらの歌のことガラス戸の向こう側で 崩れかけた夜が映る 輪っかが 途切れないように ありもしないこと はなさないか たとえばこんなふうに ここにいるのに 君を照らすマッチもライターもなくて ガラス瓶の向こう側で 眠る僕は 四月のばらの歌のこと 思い出すでもなく | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | ガラス戸の向こう側で 崩れかけた夜が映る 輪っかが 途切れないように ありもしないこと はなさないか たとえばこんなふうに ここにいるのに 君を照らすマッチもライターもなくて ガラス瓶の向こう側で 眠る僕は 四月のばらの歌のこと 思い出すでもなく |
君がいるなら新しい朝の匂いの向こうに いつもの横顔が見たい 黙ってたって過ぎてゆく年月を 二人で重ねてゆきたい 何もなくても 君がいるなら 僕はまた歩いてゆける はじまりなら いつでも傍に 転がってるような気がするよ 眠れない夜にはしごをかけて 風もない春に寄り添う 今がこのまま続いて行くならば 不安でも前を見ていたい 繰り返す日々 その対岸から 君の言葉を想う 忘れないのは 消せないのは 思い出す いつかの魔法で 何もなくても 君がいるなら 僕はまだ歩いてゆける はじまりなら いつでも傍に 転がってるような気がするんだ | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | | 新しい朝の匂いの向こうに いつもの横顔が見たい 黙ってたって過ぎてゆく年月を 二人で重ねてゆきたい 何もなくても 君がいるなら 僕はまた歩いてゆける はじまりなら いつでも傍に 転がってるような気がするよ 眠れない夜にはしごをかけて 風もない春に寄り添う 今がこのまま続いて行くならば 不安でも前を見ていたい 繰り返す日々 その対岸から 君の言葉を想う 忘れないのは 消せないのは 思い出す いつかの魔法で 何もなくても 君がいるなら 僕はまだ歩いてゆける はじまりなら いつでも傍に 転がってるような気がするんだ |
花束にかえて窓から月が見える夜 なにもない夜 君になんて話せばいい 時間は過ぎる 「遠くまで行こうよ」 黙り込む二人 それでも青い鳥は そこにはいない 花束も枯れそうな 潮風の中 二人は何を 失くしたのだろう 波の音で 彼女の声は かき消されて 防波堤の影に腰おろす二人 せめて波は私の味方でいてよ 変わらずにいれたなら 誰も背中を押してくれるな 淡い夜だ 波の音で 彼女の言葉はかき消され 二人はどこへも行けないのか | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | | 窓から月が見える夜 なにもない夜 君になんて話せばいい 時間は過ぎる 「遠くまで行こうよ」 黙り込む二人 それでも青い鳥は そこにはいない 花束も枯れそうな 潮風の中 二人は何を 失くしたのだろう 波の音で 彼女の声は かき消されて 防波堤の影に腰おろす二人 せめて波は私の味方でいてよ 変わらずにいれたなら 誰も背中を押してくれるな 淡い夜だ 波の音で 彼女の言葉はかき消され 二人はどこへも行けないのか |
すみかさらさらな紙のうえ まとまらない想いに 指を這わせたら 寄り添う幻から あの日が漏れる 変わってしまうだなんて 僕には荷が重いな 後悔の束を 抱えて歩けば また街が歪むよ たどるんだ 確かめて 星屑のすみか 照らせよ 君の声が まだ溶けない 道さえ僕のため 十字を切った 不安も不在も ポケットに隠せたら すぐ朝になる たどれたら 確かならば 少しは近づけそうかな 僕の声に とてもよく似ている 拙い文字が積み上がる さらさらな紙のうえ | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | | さらさらな紙のうえ まとまらない想いに 指を這わせたら 寄り添う幻から あの日が漏れる 変わってしまうだなんて 僕には荷が重いな 後悔の束を 抱えて歩けば また街が歪むよ たどるんだ 確かめて 星屑のすみか 照らせよ 君の声が まだ溶けない 道さえ僕のため 十字を切った 不安も不在も ポケットに隠せたら すぐ朝になる たどれたら 確かならば 少しは近づけそうかな 僕の声に とてもよく似ている 拙い文字が積み上がる さらさらな紙のうえ |
遠い春僕たちが歩きだすことに どれだけの意味があるのかな 報せはなくて 呼ぶ声もない 毎日が胸を締めつけて これからどこへ行けばいいのかな 桜の花は揺れているけど いつかは忘れてしまうのでしょう ふたりはきっと おお 甘い言葉も知らないまま 過ぎた日々を恨みたくないんだ それでも 覆い被さる未来は心地いい どんな言葉で君を送れたのだろう 春は来る 全てを溶かせよ それなのになんて遠い春なのか いつかは忘れてしまうのでしょう ふたりはきっと おお 甘い言葉も知らないまま つつじの花が咲く頃までには おお 新しい服で 懐かしい街で 会いましょう | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | 僕たちが歩きだすことに どれだけの意味があるのかな 報せはなくて 呼ぶ声もない 毎日が胸を締めつけて これからどこへ行けばいいのかな 桜の花は揺れているけど いつかは忘れてしまうのでしょう ふたりはきっと おお 甘い言葉も知らないまま 過ぎた日々を恨みたくないんだ それでも 覆い被さる未来は心地いい どんな言葉で君を送れたのだろう 春は来る 全てを溶かせよ それなのになんて遠い春なのか いつかは忘れてしまうのでしょう ふたりはきっと おお 甘い言葉も知らないまま つつじの花が咲く頃までには おお 新しい服で 懐かしい街で 会いましょう |
いるのにいない失くしただけならば どれだけいいか ぼろぼろなんだ 手も差し出せず 明けない夜だとか 止まない雨が 私の傍で 笑いかけている ああ でも 忘れたいよ ひどい夜をいくつも越え 離れてしまうなんて 私の声が届くところへきてよ 先へ進むことが 今は難しい 「君なら」なんて 言いかけてやめた 悲しい物語に 栞も挟めず 流れなかった涙が 肺を満たして(く) ああ 今 影が落ちた 窓枠に頬を当てて 暗闇を追い越したい いつか君の不在も 愛せますように | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | 失くしただけならば どれだけいいか ぼろぼろなんだ 手も差し出せず 明けない夜だとか 止まない雨が 私の傍で 笑いかけている ああ でも 忘れたいよ ひどい夜をいくつも越え 離れてしまうなんて 私の声が届くところへきてよ 先へ進むことが 今は難しい 「君なら」なんて 言いかけてやめた 悲しい物語に 栞も挟めず 流れなかった涙が 肺を満たして(く) ああ 今 影が落ちた 窓枠に頬を当てて 暗闇を追い越したい いつか君の不在も 愛せますように |
返信上手く話せなくて 隠してた事が暴れだす 春のようだ 凍りついた迷いが 消えてく 上手く眠れないや あの頃のその先へ 穏やかな夜を待って 飛び越えていくのさ ここから また ひとつずつ こぼれ落ちてく 心も 言葉も 置き去りのままで 傷だって遠く描き出してく 答えが 続きが 見たいよ 少し知りたくなって 薄くちぎれてゆく 邪推をなだめる夜 この先は夢オチのまえぶれ また ひとつずつ こぼれ落ちてく 心も 言葉も 置き去りのままで 傷だって遠く描き出してく 答えが 続きが 見たいよ | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | 上手く話せなくて 隠してた事が暴れだす 春のようだ 凍りついた迷いが 消えてく 上手く眠れないや あの頃のその先へ 穏やかな夜を待って 飛び越えていくのさ ここから また ひとつずつ こぼれ落ちてく 心も 言葉も 置き去りのままで 傷だって遠く描き出してく 答えが 続きが 見たいよ 少し知りたくなって 薄くちぎれてゆく 邪推をなだめる夜 この先は夢オチのまえぶれ また ひとつずつ こぼれ落ちてく 心も 言葉も 置き去りのままで 傷だって遠く描き出してく 答えが 続きが 見たいよ |
忘却のサチコ忘れたいことなら僕にもあるのです そう! あの恋や あの仕草 あのセリフ 悲しいことばかりではないと 思うけど 次に向かうのなら ここにいられないなんて! オー! サチコさん 全てを忘れて 誰も追いつけないほどの 遠くまで行こう オー! サチコさん 全てを忘れて 夢中なあなたの 拙い笑顔も素敵です | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | 忘れたいことなら僕にもあるのです そう! あの恋や あの仕草 あのセリフ 悲しいことばかりではないと 思うけど 次に向かうのなら ここにいられないなんて! オー! サチコさん 全てを忘れて 誰も追いつけないほどの 遠くまで行こう オー! サチコさん 全てを忘れて 夢中なあなたの 拙い笑顔も素敵です |
離れて暮らす二人のためにありふれた窓から いつもの街を眺めて 身支度を整えた 繰り返しもいいと 彼は頼りのない日々に 背中をそっと預けた ありったけの時間でも 追いつけないこともあるから 離れて暮らす二人のために 電車は急ぐんだ ありふれた窓から 灯りがもれる夜なら 靴も軽くなれる 商店街を抜け バス通りを越えて彼女 息を整えている ありったけの言葉でも 伝わるのは多くないから いつかの歌を あなたのために うたってみたいんだ 埃を払い 次の言葉を 繋げてみたいんだ | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | ありふれた窓から いつもの街を眺めて 身支度を整えた 繰り返しもいいと 彼は頼りのない日々に 背中をそっと預けた ありったけの時間でも 追いつけないこともあるから 離れて暮らす二人のために 電車は急ぐんだ ありふれた窓から 灯りがもれる夜なら 靴も軽くなれる 商店街を抜け バス通りを越えて彼女 息を整えている ありったけの言葉でも 伝わるのは多くないから いつかの歌を あなたのために うたってみたいんだ 埃を払い 次の言葉を 繋げてみたいんだ |
視界良好どこまでも 行けそうな気がするよ 新しいシャツに 袖を通す 昨日よりも 視界はずっといいけど 花を散らす 暖かい風が憎い 想い疲れた 日々は過ぎ 季節がまた 変わってゆく 暖かい風が 君の明るい髪を すり抜けた時 押し出されてゆく人並みの中 僕は君の背中 見つけだすんだ 開かれた窓のような退屈の いい予感が 消えてしまわぬうちに 陽は傾いてしまってもう戻れない 駆け出したい 今すぐ 静かな街はまるで 世界の果て 誰もいない はずなどないのに 優しい波の音が聞こえてきそうなほどに きれいな夜です 遠回りばかり ずっと してたけど 立ち止まることにも 意味はあったんだ | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | どこまでも 行けそうな気がするよ 新しいシャツに 袖を通す 昨日よりも 視界はずっといいけど 花を散らす 暖かい風が憎い 想い疲れた 日々は過ぎ 季節がまた 変わってゆく 暖かい風が 君の明るい髪を すり抜けた時 押し出されてゆく人並みの中 僕は君の背中 見つけだすんだ 開かれた窓のような退屈の いい予感が 消えてしまわぬうちに 陽は傾いてしまってもう戻れない 駆け出したい 今すぐ 静かな街はまるで 世界の果て 誰もいない はずなどないのに 優しい波の音が聞こえてきそうなほどに きれいな夜です 遠回りばかり ずっと してたけど 立ち止まることにも 意味はあったんだ |
パラシュート通りを抜けて 暗い階段 降りると 挨拶のように うたがひとつ弾けた 「君の悲しみだって 彼の憂鬱だって今夜 全部 引き受けるさ」 誰かの夜に 君が手を差し出せば 僕らはいつだって さみしいフリをするけど 慣れてしまわぬために 君が必要なんだ それぞれにあって どこにもないスタイル 誤解も含め大切な物語 君の想い出だって 僕の憧れだって今夜 全部 塗り替えたい 通りを抜けて 暗い階段 降りれば | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | 通りを抜けて 暗い階段 降りると 挨拶のように うたがひとつ弾けた 「君の悲しみだって 彼の憂鬱だって今夜 全部 引き受けるさ」 誰かの夜に 君が手を差し出せば 僕らはいつだって さみしいフリをするけど 慣れてしまわぬために 君が必要なんだ それぞれにあって どこにもないスタイル 誤解も含め大切な物語 君の想い出だって 僕の憧れだって今夜 全部 塗り替えたい 通りを抜けて 暗い階段 降りれば |
手の鳴る方へ急げどれほどの時間をかけたとこで 答えがひとつでは切ない 僕らは何故いつまで経っても 上手く行かないんだろう 抜け出したいぜ 手の鳴る方へ 急げ 元いた場所に戻りたくなる でもゼロから踏み出すのは怖い 暗闇よ!僕に続け か弱いランタンを連れて いつかのように 心が騒ぐ 僕らは何故いつまで経っても 上手く行かないんだろう 振り出しもあがりも見えず 立ち尽くすばかりで 抜け出したいぜ 手の鳴る方へ 急げ 急げ! 急ぐんだ! | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | どれほどの時間をかけたとこで 答えがひとつでは切ない 僕らは何故いつまで経っても 上手く行かないんだろう 抜け出したいぜ 手の鳴る方へ 急げ 元いた場所に戻りたくなる でもゼロから踏み出すのは怖い 暗闇よ!僕に続け か弱いランタンを連れて いつかのように 心が騒ぐ 僕らは何故いつまで経っても 上手く行かないんだろう 振り出しもあがりも見えず 立ち尽くすばかりで 抜け出したいぜ 手の鳴る方へ 急げ 急げ! 急ぐんだ! |
オータムリーヴスいたずらに過ぎた月日を また 手繰り寄せてみる けれど忘れたい言葉に 今夜はただ 寄り添ってしまいたい 感傷の作り物なら まだ こんなにたくさん あるんだ 君の代わりなんて なれそうもないけれど 動き出す街で 街灯は消え また朝が 私に届く ああ 懐かしくなる歌なんて まだ 君はないかもね 時間が戻らないかなんて 思いたくないから あの頃の歌を 今も胸に宿す | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | いたずらに過ぎた月日を また 手繰り寄せてみる けれど忘れたい言葉に 今夜はただ 寄り添ってしまいたい 感傷の作り物なら まだ こんなにたくさん あるんだ 君の代わりなんて なれそうもないけれど 動き出す街で 街灯は消え また朝が 私に届く ああ 懐かしくなる歌なんて まだ 君はないかもね 時間が戻らないかなんて 思いたくないから あの頃の歌を 今も胸に宿す |
わたしのまちわたしのまちには大きな歩道橋があって 曇天のような坂道を登って さみしいバス停へ向かう 高速道路 遊歩道 高いフェンスの中学校 ああ 記憶の中の景色さえ いつか変わっていってしまうのか 地下鉄の駅を過ぎると大きな川があって 悲しいことしかなかったあの頃にそっと 火を点ける日が来ないかと まっすぐな道 けもの道 懐かしい声も遠いけど ああ 思い出そうとする度に 君がにじんでいってしまうんだ ああ 記憶の中の景色さえ いつか変わっていってしまうなら | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | わたしのまちには大きな歩道橋があって 曇天のような坂道を登って さみしいバス停へ向かう 高速道路 遊歩道 高いフェンスの中学校 ああ 記憶の中の景色さえ いつか変わっていってしまうのか 地下鉄の駅を過ぎると大きな川があって 悲しいことしかなかったあの頃にそっと 火を点ける日が来ないかと まっすぐな道 けもの道 懐かしい声も遠いけど ああ 思い出そうとする度に 君がにじんでいってしまうんだ ああ 記憶の中の景色さえ いつか変わっていってしまうなら |
さよなら!さよなら!でもここが僕の居場所には まだならないような気がするんだ 太陽もあたらない裏通りで ふと考える 花壇も電線も 全て借り物みたいだ 色のない毎日を 抜け出さなきゃ 二人がここにいないのは悲しいことでしょうか さよなら! 懐かしい日々 先へ行くんだね でも忘れたいこともあるんだ 不意に思い出す 繋げて星座になれない星のために いつかは続きを見つけ出さなきゃ 大切な景色も 変わり続ける 孤独や諦めに 慣れてくことに 抗わなきゃ さよなら! 手を振るように 君は見えたかな? 痛みが過ぎていくのを 待つしかないのか 二人がここにいないのは悲しいことでしょうか さよなら! 見慣れた景色よ! 君に会いたいのに 会いたいのに | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | でもここが僕の居場所には まだならないような気がするんだ 太陽もあたらない裏通りで ふと考える 花壇も電線も 全て借り物みたいだ 色のない毎日を 抜け出さなきゃ 二人がここにいないのは悲しいことでしょうか さよなら! 懐かしい日々 先へ行くんだね でも忘れたいこともあるんだ 不意に思い出す 繋げて星座になれない星のために いつかは続きを見つけ出さなきゃ 大切な景色も 変わり続ける 孤独や諦めに 慣れてくことに 抗わなきゃ さよなら! 手を振るように 君は見えたかな? 痛みが過ぎていくのを 待つしかないのか 二人がここにいないのは悲しいことでしょうか さよなら! 見慣れた景色よ! 君に会いたいのに 会いたいのに |
私の好きな青その部屋の窓は 見晴らしがいいから 調子が狂うんだ ジオラマのように なにもない日々が このまま続けばと 進みあぐねてる 君を駈るのは 古い言葉だけじゃない 僕らが旅に出ない理由なんて 本当はただのひとつだってないんだ 青空よりきっと いい青はある 古い写真だけじゃない 誰かが教えてくれたことじゃなくて 今まで知らなかった景色が見たいんだ ためらうより速く 君の手を引けたならば 僕らが旅に出ない理由なんて 本当はただのひとつだってない | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | その部屋の窓は 見晴らしがいいから 調子が狂うんだ ジオラマのように なにもない日々が このまま続けばと 進みあぐねてる 君を駈るのは 古い言葉だけじゃない 僕らが旅に出ない理由なんて 本当はただのひとつだってないんだ 青空よりきっと いい青はある 古い写真だけじゃない 誰かが教えてくれたことじゃなくて 今まで知らなかった景色が見たいんだ ためらうより速く 君の手を引けたならば 僕らが旅に出ない理由なんて 本当はただのひとつだってない |
ランプトンたとえば君が暮らした 街並よりずっと寂しい日々なら ここから見たい景色は 灰色の絵の具でも塗り足せないね 雨と埃にまみれて 寄り添う声を 振り解かずに 傘を差し出せたら 僕らは失くしたものを 確かめたくなくて 口を噤むけど 雨が窓を打つ夜が いつか来たとき 僕のとなりに 君がいてくれたら 忘れたくない 痛みをかばうより 悲しみを燃やそう 傷はいつか消えるかな | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | たとえば君が暮らした 街並よりずっと寂しい日々なら ここから見たい景色は 灰色の絵の具でも塗り足せないね 雨と埃にまみれて 寄り添う声を 振り解かずに 傘を差し出せたら 僕らは失くしたものを 確かめたくなくて 口を噤むけど 雨が窓を打つ夜が いつか来たとき 僕のとなりに 君がいてくれたら 忘れたくない 痛みをかばうより 悲しみを燃やそう 傷はいつか消えるかな |
魔女傷をかばいながら 本を燃やしながら 羊たちはうたう 光を ここに集めて もう二度と会えなくても 思い出せないように 窓を開けたらまた 風が吹き込んでしまうから はじめから やりなおさなきゃ 月の光に邪魔をされて 花や星の 色のうたう声は 明るくて 動物たちも ビルや森も 僕たちより うまく出来ているね もう少し悪い人になれたらいいのに 文字を砂に変えて わかるだろ 梯子に腰をかけて 怖い呪文唱えて このままでは困る と思ってたんだけどなあ | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | 傷をかばいながら 本を燃やしながら 羊たちはうたう 光を ここに集めて もう二度と会えなくても 思い出せないように 窓を開けたらまた 風が吹き込んでしまうから はじめから やりなおさなきゃ 月の光に邪魔をされて 花や星の 色のうたう声は 明るくて 動物たちも ビルや森も 僕たちより うまく出来ているね もう少し悪い人になれたらいいのに 文字を砂に変えて わかるだろ 梯子に腰をかけて 怖い呪文唱えて このままでは困る と思ってたんだけどなあ |
静かな夜がいい騒ぎを抜け出せば ひとりになれるかな 目も 耳も 指も 疲れ果てて 声も ドアも 重く 眠りを抜け出して 君が待つ方まで でも 夢の 続き かもしれないね 恋の 愛の 言葉 知りたい 素敵なだけの 歌じゃもう 物足りない 誰でもいいから君に会いたい ほらいくつもの 意味のない 夜更かしの先に 大人みたいな顔で 君が立っている気がするけど 目も 耳も 指も 想いすぎて どうしよう 僕じゃ 魔女になれない! ほらいくつもの 意味のない 夜更かしの先に 大人みたいな顔で 君が立っている気がするのに | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | 騒ぎを抜け出せば ひとりになれるかな 目も 耳も 指も 疲れ果てて 声も ドアも 重く 眠りを抜け出して 君が待つ方まで でも 夢の 続き かもしれないね 恋の 愛の 言葉 知りたい 素敵なだけの 歌じゃもう 物足りない 誰でもいいから君に会いたい ほらいくつもの 意味のない 夜更かしの先に 大人みたいな顔で 君が立っている気がするけど 目も 耳も 指も 想いすぎて どうしよう 僕じゃ 魔女になれない! ほらいくつもの 意味のない 夜更かしの先に 大人みたいな顔で 君が立っている気がするのに |
いとこ同士行きずりの恋のふり ルージュに混ぜた 大人びた ことばなんて 好きじゃない いとこ同士 いつまでも アイラインに沈む夕陽 一度だけのこと すれちがう肩先で きみは言った どこまでも いとこ同士 オー風をきって もう一度だけ 走りたいんだ ショーウインドウ 横切れば ヘイ・タクシー きみを連れ戻しに 陽に焼けてたきみの胸 爪痕ひとすじ いつのまに 浮び上がる 醒めた肌に いつまでも いとこ同士 君のこと考えて 眠れない夜 覚えたてのアルコールで 血をうすめ どこまでも いとこ同士 オー風をきって もう一度だけ 走りたいんだ ショーウインドウ 横切れば ヘイ・タクシー きみを連れ戻しに | スカート | 鈴木博文 | 岡田徹 | | 行きずりの恋のふり ルージュに混ぜた 大人びた ことばなんて 好きじゃない いとこ同士 いつまでも アイラインに沈む夕陽 一度だけのこと すれちがう肩先で きみは言った どこまでも いとこ同士 オー風をきって もう一度だけ 走りたいんだ ショーウインドウ 横切れば ヘイ・タクシー きみを連れ戻しに 陽に焼けてたきみの胸 爪痕ひとすじ いつのまに 浮び上がる 醒めた肌に いつまでも いとこ同士 君のこと考えて 眠れない夜 覚えたてのアルコールで 血をうすめ どこまでも いとこ同士 オー風をきって もう一度だけ 走りたいんだ ショーウインドウ 横切れば ヘイ・タクシー きみを連れ戻しに |
月の足跡が枯れた麦に沈み月の足跡が枯れた麦に沈み 夜はくりかえしここにまたやって来る やわらかな眠りの中 草の傷跡がぼくを目覚めさせる 塩辛い世界 鼻歌の大工の釘 断崖のような町で ブリキの心臓から 夜泣きの夢が溢れ 雑木林で野うさぎとたわむれ かかしのように 笑うのさちょっと 飛んできみの家まで 夜を切り裂いて 匙を投げて曲げよう なめらかに潰すトマト あたたかい胸に 願いこめて祈ろう シャツを破り捨てたら 霧に濡れたなら ぼくのココに触れて 空の亡骸が電線にからまり 北から東へ絵具をたらしながら 絵描きは腕組みしてる バイクの吐く流星 ブーツに染みた涙 追いかけては逃げる窓の汗拭き 昔のように カーヴを曲がろう 飛んできみの中まで やみを切り裂いて アメを口に含もう 裸で歩くGIジョー 蟻のように這う きみの背中までも 嘘を破り捨てたら 指に濡れたなら ぼくのココに触れて ぼくらの孤独をざっと見わたしてみようよ 飛んできみの家まで 夜を切り裂いて 匙を投げて曲げよう なめらかに潰すトマト あたたかい胸に 願いこめて祈ろう シャツを破り捨てたら 霧に濡れたなら ぼくのココに触れて 嘘を破り捨てたら 指に濡れたなら ぼくのココに触れて | スカート | 直枝政太郎 | 矢部浩志 | | 月の足跡が枯れた麦に沈み 夜はくりかえしここにまたやって来る やわらかな眠りの中 草の傷跡がぼくを目覚めさせる 塩辛い世界 鼻歌の大工の釘 断崖のような町で ブリキの心臓から 夜泣きの夢が溢れ 雑木林で野うさぎとたわむれ かかしのように 笑うのさちょっと 飛んできみの家まで 夜を切り裂いて 匙を投げて曲げよう なめらかに潰すトマト あたたかい胸に 願いこめて祈ろう シャツを破り捨てたら 霧に濡れたなら ぼくのココに触れて 空の亡骸が電線にからまり 北から東へ絵具をたらしながら 絵描きは腕組みしてる バイクの吐く流星 ブーツに染みた涙 追いかけては逃げる窓の汗拭き 昔のように カーヴを曲がろう 飛んできみの中まで やみを切り裂いて アメを口に含もう 裸で歩くGIジョー 蟻のように這う きみの背中までも 嘘を破り捨てたら 指に濡れたなら ぼくのココに触れて ぼくらの孤独をざっと見わたしてみようよ 飛んできみの家まで 夜を切り裂いて 匙を投げて曲げよう なめらかに潰すトマト あたたかい胸に 願いこめて祈ろう シャツを破り捨てたら 霧に濡れたなら ぼくのココに触れて 嘘を破り捨てたら 指に濡れたなら ぼくのココに触れて |