Invisible MeThe Skateboard Kids | The Skateboard Kids | Hayato Hioki | The Skateboard Kids | | 縦に伸びた道の向こう 緩いカーブを描いて消える もう届かない指の先に甘い香りだけを残して どんな顔して何を見ているの? 美しい瞳に映ったほんの少しを分けてくれたら 浮き上がる光に触れてみたいんだ 既に堕ちた日々の思考 鈍いターンで逸れて気付く もう帰れない夢の中で淡い記憶だけを探して いつか選んで全て見せてよ 狂おしい痛みが残った傷が癒えたら忘れられるさ 繰り返す期待に擦り切れる前に 張り詰めた空気の傾き 震える視線で捉えた瞬き 費やした時間が剥がれて 身体を合わせて 深い眠りに落ちる どんな顔して何を見ているの? 美しい瞳に映ったほんの少しを分けてくれたら 浮き上がる光に触れてみたいんだ |
Blue YearsThe Skateboard Kids | The Skateboard Kids | Hayato Hioki | The Skateboard Kids | | 胸の内に刺さる ひどく冷たい妄想は 服の袖を濡らす汗のように染みになった 乾いた坂の向こう 永遠と似た平行線 写真のような青 映す度 覚えるような 透明な痛みは散り ガラスの奥 反射して罅を割った もういいなんて嘘なら 理由は隠したまま傍にいたい 腕の先を焦がす やけに細かな感触は 靴の底に溜まる雨のように枷になった 弾けた泡の向こう瞬間はただ連動制 映画のような青 映す度 戻れるような 透明な痛みは散り ガラスの奥 反射して罅を割った もういいなんて嘘なら 理由は隠したまま傍にいたい 次第に通り過ぎるいつかの喧騒は 有無もなく綺麗な青のままで醒めなかった |
HallucinationThe Skateboard Kids | The Skateboard Kids | Hayato Hioki | The Skateboard Kids | | 昨日はどうして家飛び出して溺れている 話して輪になって踊ろう 手を取り合えばもう笑っている 冷酷な視線 内容無いなら黙って底で堕ろして どこまで行けそう? いつだって隠れていないで 形さえなくして 思考は停止で船漕ぎ出して沈んでいく 剥がして絵を描いて破ろう 背を向け合えばもう終わっている 冷酷な視線 内容無いなら黙って底で堕ろして どこまで行けそう? いつだって重ねた手と手の隙間は揺れる 隠れていないで 形さえなくして 昨日はどうして家飛び出して溺れている 離して |
DreamendThe Skateboard Kids | The Skateboard Kids | Hayato Hioki | The Skateboard Kids | | 響いたのは銃声と鳴き声と喝采 あまりに綺麗な血の赤と散らばった弾丸 頬を撫でる光に誘われた瞼 抱え込んだ膝の隙に漏れるのは 天井の抜け落ちた未来 途切れたフィルムのよう 感触はなく 触れても消える それでも見ていたい 醒めるまでに今は届きそうな気がするんだ 響いたのは銃声と鳴き声と喝采 あまりに綺麗な血の赤と散らばった弾丸 慌てて駆けだすと辺りは暗くて 開け放して錆びた窓を照らすのは 鮮少に映り込む期待 透過したグラスのよう 感触はなく 触れても消える それでも見ていたい 醒めるまでの間 この目で やがて遠く離れてしまう それでも見ていたい 醒めるまでに今は届きそうな気がするんだ |
TemperatureThe Skateboard Kids | The Skateboard Kids | Hayato Hioki | The Skateboard Kids | | 全ての夜が明けるまではここから見ていよう 澄んだ空気が濁る前に話の続きを聞いて 漏れ出す息の温度さえも確かに覚えている 交わした数や付けた痕のその形の意味を知って いずれかの傷を抱いている 地図の上 静かな夢 そして 全ての夜が明けたならもうここから出ていこう 濁る空気が澄むときまた話の終わりを聞いて いずれかの傷を抱いている 地図の上 静かな夢 そして |
CoatThe Skateboard Kids | The Skateboard Kids | Hayato Hioki | The Skateboard Kids | | 住み慣れた部屋 差し込んだ陽のせいか 焦がす胸の奥は軽い 隅の埃が舞うたびに目を擦り 垂れる水の音が響く 想像と記憶と瞬間を刺す匂いがして 千鳥足で追いかける憧憬 夏の透明な同系色の中に溶けた 継ぎ接ぎのまま 駆け出した日のせいか 濡れる靴の先は重い 次の街へと平坦な道を抜け 枯れる木々を縫い進もう 焦燥と思考と習慣を刺す匂いがして 千鳥足で追いかける憧憬 夏の透明な同系色の中に溶けた 想像と記憶と瞬間を 焦燥と思考と習慣を |
SaihateThe Skateboard Kids | The Skateboard Kids | Hayato Hioki | The Skateboard Kids | | 歓声の鳴り止んだ朝に太陽は燦々と光る 鳥たちは木々に跨って窓越しに愛を囀った 聴こえる 感覚の澄み切った夜に対岸へ舵を取り渡る 灯台が海を照らし出し真直ぐと伸びた道を行く 聴こえる もうずいぶん遠くの街まで来てしまった きっと街には帰れないくらい ここにはない 歓声の鳴り止んだ朝に太陽は燦々と光る 鳥たちは木々に跨って窓越しに愛を囀った 聴こえるよ |