太田裕美「手づくりの画集」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
オレンジの口紅太田裕美太田裕美松本隆筒美京平去年の季節のかわり目に 私が借りてたサマーセーター どうすればこの海で返せるの ひと目だけでも逢えませんか 淋しい口実でしょうか 冷や汗かいてたコカ・コーラ 二人で半分ずつ飲んだ あの夏の光  あの頃あなたが泳ぐたび 「サメよ!」と指さし驚かした 青い波 青春がきらめいた もう一度だけ乗りませんか おなじ湘南電車に 岩場でキスした想い出も 心に悲しく打ち寄せる あの夏の光  青い波 青春がきらめいた またバスに乗り行きませんか 白い海岸道路を オレンジ色の口紅さえ 20才を過ぎれば似合わない あの夏の光
わかれの会話太田裕美太田裕美松本隆筒美京平夕立ちの窓に頬寄せる 君はもう少女じゃないね 昔なら稲妻それは ぼくの手に抱きついたのに ひどいわ今も私の くちびるはふるえているの 心の奥まで見透しそうな あなたの瞳がとてもこわいのよ  あの頃の君はミニスカート 今よりも無邪気だったよ 亜麻色の髪にもパーマかければ ほら色も褪せるさ ひどいわ時が過ぎれば 人は皆変わるものだわ ぜんまい仕掛の人形じゃない 涙も流すし胸も痛むもの  どう言えば君を傷つけず この部屋を出てゆけるのか お別れにくわえた煙草に 君の手で火をつけてくれ ひどいわ愛の炎に 灯をともすマッチは無いの あの日もこうして爪さきだって くちづけしたのも遠い夢なのね  二人の間で小さく燃えた 心の炎をどうぞ消さないで
都忘れ太田裕美太田裕美松本隆筒美京平真っ赤なポストに手紙を入れて 帰りに市場で林檎かったわ 青くてすっぱいふるさとの味 言葉と一緒に送りたかった 風なびく麦畑 走り去る雲の影 なつかしい横顔に よく似てる雲だった  祭りの準備に忙しそうな 太鼓の響きが夏を知らせる 今年はあなたも帰って来てね 昔の仲間も集まるはずよ 風なびく麦畑 走り去る雲の影 工場の青い屋根 この街も変わったわ  今年も咲いたわ都忘れが あなたを忘れてしまいなさいと こわいの 私うなづきそうよ お願い返事は必ず書いて 風なびく麦畑 走り去る雲の影 流れゆく年月を 見送って泣いたのよ
青空のサングラス太田裕美太田裕美松本隆筒美京平ZORROと二人きり 車に乗り込み出かけよう バックミラーに映る都会は 白黒映画の摩天楼  友だちはみんないい人ばかりよ でも私立ち止まってたら 自分を見失いそうなの サングラスを外したら 心に飛び込むハイウェイ 生きてるまぶしさ 太陽に向ってまっすぐに咲いた ひまわりの素直な心で 私に明日に駆けてくわ  草原の中のドライブ・インから 電話して あなたにGood-by 言おうとしたの ベルを12回数えたわ  トラック野郎がジューク・ボックス 鳴らしてる 流れ出す歌は 二人の「木綿のハンカチーフ」 サングラスを外したら 私は素顔に戻るのよ 生きてるまぶしさ ZORROは尾を振って 蝶々を追いかけはしゃいでる 空が青すぎて 不思議ね 涙があふれたわ
赤いハイヒールGOLD LYLIC太田裕美GOLD LYLIC太田裕美松本隆筒美京平ねえ友達なら聞いて下さる ねえ友達なら聞いて下さる 淋しがりやの うちあけ話 東京駅についたその日は 私おさげの少女だったの 胸ポケットにふくらむ夢で 私買ったの赤いハイヒール そばかすお嬢さん 故郷(ふるさと)なまりが それから君を無口にしたね アラン・ドロンとぼくを比べて 陽気に笑う君が好きだよ  マニキュアの指 タイプライター ひとつ打つたび夢なくしたわ 石ころだらけ私の青春 かかとのとれた赤いハイヒール そばかすお嬢さん ぼくの愛した 澄んだ瞳は何処に消えたの? 明日はきっと君をさらって ふるさと行きの切符を買うよ  おとぎ話の人魚姫はね 死ぬまで踊るあゝ赤い靴 いちどはいたらもう止まらない 誰か救けて赤いハイヒール そばかすお嬢さん ぼくと帰ろう 緑の草原裸足になろうよ 曲りくねった二人の愛も 倖せそれでつかめるだろう  そばかすお嬢さん ぼくと帰ろう 緑の草原裸足になろうよ 曲りくねった二人の愛も 倖せそれでつかめるだろう

遠い夏休み

カントリー・ロード太田裕美太田裕美松本隆筒美京平いつか私が20才になって ブルーのダットサン手に入れたら ふるさとの町 飛んでゆくから ラララ 私をお嫁にしてね 青い空と緑の丘 こんな処であなたと 小さな家たてたい Country Road 手をつなぎなさいな いついつまでもはぐれないよう Country Road さあ歩きなさいな 愛は果てない一本道だから  もしも私が傷つきながら グレイの都会逃げて来たら グリーンの草の指輪をはめて ラララ 私をお嫁にしてね 風の香り 土の匂い こんな処であなたと 小さな家たてたい Country Road 涙、お拭きなさいな 昨日の夢は振り向かないで Country Road さあ走りなさいな 愛は果てない一本道だから
ベージュの手帖太田裕美太田裕美松本隆筒美京平陽子はクラスで一番 無邪気な娘なの 誰でもウィンクひとつで友だちだった 翳りひとつない笑顔 十月の雨の朝 トランクをひとつ持ち 寝静まる家のドア ひっそりと閉めた陽子 机にベージュの手帖 残る言葉は 「自由になりたい」  陽子はほんの子供とおこる父親 手塩にかけ育てたと泣いた母親 ガラス箱の人形ね 十月の雨の朝 トランクをひとつ持ち ありふれた倖せに背を向けて消えた陽子 心の裏側なんて 誰も読めない 「自由になりたい」  十月の雨の朝 トランクをひとつ持ち 背の高い青年と手をつなぎ消えた陽子 ほんとの倖せなんて 誰も知らない 「自由になりたい」
白いあなた太田裕美太田裕美太田裕美太田裕美夕焼けが白いゲレンデに映る あなたの透き徹った言葉が 夕陽に染まって赤く燃える いつも静かなあなただけれども 今日は激しく愛してほしい  雪景色 二人だけの世界 あなたの吐息が白く凍っても 愛に溶けて昇る 今が一番倖せな時間ね だから大事に過ごしていたい  いつもクールなあなただけれども 今日は激しく愛してほしい
ハネムーン・ララバイ太田裕美太田裕美松本隆筒美京平ファッション雑誌の海のグラビア フルーツかじってのぞきこんだの あなたと写真にはいってゆける 魔法の呪文があればいいのに 夢に見たカリブ海 太陽の海よ あなたと二人きり 無人島へ100マイル 岬をめぐれば海賊船が 二人の悲恋の邪魔をするのよ  夕焼け絵の具に染まった波よ あなたと見るのよ椰子のシルエット 月夜のしずくで髪を洗えば 恋しい瞳に映るハネムーン 謎めいたバーミューダ ハリケーンをくぐり あなたにさらわれて 無人島へ100マイル うたたねしてたのあなたのひざで 素敵な夢なら続き見させて
茶いろの鞄太田裕美太田裕美松本隆筒美京平路面電車でガタゴト走り 橋を渡れば校庭がある のばした髪に帽子をのせた あいつの影がねえ見えるようだわ 人は誰でも振り返るのよ 机の奥の茶色の鞄 埃をそっと指でぬぐうと よみがえるのよ 懐しい日々  学生服に煙草かくして 代返させてサボったあいつ 人間らしく生きたいんだと 私にだけは ねえやさしかったわ もう帰らない遠い日なのに あの日のままね茶色の鞄 大人になって変わる私を 恥ずかしいよな気持にさせる  運ぶ夢などもう何もない 中は空っぽ茶色の鞄 誰も自分の倖せはかる ものさしなんて持ってなかった 誰かが描いた相合傘を 黒板消しでおこって拭いた あいつも今は色褪せてゆく 写真の中で ねえ逢えるだけなの
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