長澤知之「Archives #1」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
あんまり素敵じゃない世界長澤知之長澤知之長澤知之長澤知之虹 僕は虹を刻む あんまり素敵じゃない世界で 君 君は物憂げに且つキレ気味に笑顔を見せる  ああ 君が望んでくれるなら、この灰色の空に どんな経験も褪せるような旋律を刻めるのに  スタンド・アップ・ボーイズ カモン・ガールズ アドベンチャーは否応なし 誰にも言えない不安を抱えて  虹 僕は虹を刻む 刃を持って、出来る限り深く  ああ 君が望んでくれるなら、この虚ろな魂に どんな言葉よりもヴィヴィッドな合い言葉が見えるというのに  スタンド・アップ・ボーイズ カモン・ガールズ 宛のない怒りと悲哀 だけど優しく頬を伝う未来  スタンド・アップ・ボーイズ カモン・ガールズ アドベンチャーは否応なし 誰にも言えない葛藤を掲げて  君 君と虹を刻む  まだあんまり素敵じゃない世界で
フラッシュバック瞬き長澤知之長澤知之長澤知之長澤知之真夜中 私を喰いに獏野郎はやってくる 求められるならもうなんでもいいの フラッシュバック瞬き 憑かれちゃって彼とブラックアウト でも、独りよりずっとずっといいの  闇をかき消すアラーム まだ動けない アナウンスは「遅延」 びっしりと満員電車 窓の向こうではフワフワ マンションを縫うように舞うよ レジ袋 お昼は屋上でお弁当と「悪くはないよね?」と応援と嘘 まずい地球に磔の刑 忌々しさに つい、天に唾  真夜中 私を喰いに獏野郎はやってくる マウスに導かれ 光の中へ 照らされた無表情が暗い部屋に浮かぶよ でも、独りよりずっとずっといいの ずっといいの  思い描いた憧れ 笑われちゃったあれからの成れの果て 絶って 縛って 詰めて 埋めて化けて出ちゃった名無しの彼 見つめたって滲んじゃうだけ もう見つめたって滲んじゃうだけ まだ笑い飛ばせそうもないのにあの日のままに純粋なまま  真夜中 私を喰いに獏野郎はやってくる 求められるならもうなんでもいいの フラッシュバック瞬き 憑かれちゃって彼とブラックアウト でも、独りよりずっとずっといいの  哀れんでください 私を彼を
夢先案内人長澤知之長澤知之長澤知之長澤知之運転手さん 僕なんかに道を訊かないで あなたもプロだろ? 僕を正しい近道に導いて 人里離れた虹の麓へ  3号線沿いで僕はあなたを あなたは僕を拾い合った 慈悲深きご加護ゆえの出逢いと感謝すべきでしょうけれど 祈りすら叶わぬ願い ノックするにも見えないドア それでも「創造通りだ。」と誰かが言う  屋上灯を点滅させながら僕らは走る 延々と 巡り巡るよスーパーサイン どこまでも上がるよタクシーメーター 6300円しかありませんけれど 後悔はさせないし 逃げませんよ  逃げて 逃げて 運転手さん 僕を逃がして 逃げて 逃げて 運転手さん 僕を逃がして 道は続く続くよ 燦々と この預金の限り  ファールアウト もうこの世は御免だ 僕は戦場を舞うバレリーノ 初々しい夕陽の中 眠りを忘れ 恋をするよ このあっけないスリルに  運転手さん 心配そうな声をやめてよ そんな常識気に留めないで よそ行きのスピードで公道をぶっ飛ばすんだ 血管の全てに鳴らすんだ  どうせ僕みたいな素面の酔っ払いなんて内心軽蔑してるでしょ? 一方通行で過去にしか永住権を持てない 社会の底辺で愛を叫ぶ ゴミ野郎だと軽蔑してるでしょ?  言っていいよ 運転手さん 軽蔑してるでしょ? いいよ 口にしなよ 運転手さん 軽蔑してるでしょ? 頷いて答えてよ「まぁ、そうですね。」って 僕も自分がキモイっすよ  運転手さん 僕なんかに道を訊かないで あなたもプロだろ? 僕を正しい近道に導いて 人里離れた虹の麓へ 肌色の空がある虹の麓へ  逃げて、逃げて、逃げて、逃げて……
バベル長澤知之長澤知之長澤知之長澤知之二人はヘラヘラ笑う 未来永劫ずっとそうさ 臭い話に腐っちまって 英雄伝にしらけてる  お前の知る俺の正体 俺の知るお前の仮面 内に堕ちて築き上げろ もうあとは笑うしかないのさ なあ、俺は信じてる  そうさ今日も追うよ あの太陽を 二人で一歩ずつ頷くんだ 積み続けるのさ この行為に善悪があろうとなかろうと あろうとなかろうと  「誰?」って顔をしてやがる そのままそっくり返すよ「誰なんだい?」 「なぜ?」って顔をしてやがる そのままそっくり返すよ「なぜなんだい?」  罪で綺麗な病まない病 自然と違和感も馴染むさ 責任なんか持つ気ないけど どうなるかは分かってるよ なあ、俺は信じてる  そうさ今日も追うよ あの太陽を 瞳に焼き付けて目を醒ませ 積み続けるんだ 下を向くな もっと高く もっと高く 思い上がればいい  俺とお前は至極異常 俺とお前じゃただのサーカス 俺とお前の平和なスリル 俺とお前で真面目にバカ  二人はヘラヘラ笑う 未来永劫ずっとそうさ ビビってないで生きるといい いつだって絶好の死に日和なんだ
センチメンタルフリーク長澤知之長澤知之長澤知之長澤知之休みの日にはベッドの上で 起きてんだか寝てんだかの中 秒針につつかれながら悶々と やっつけっぽく心臓が鳴る3分間で済みそうな生活 出会いって奇跡ですよね はいはいはい  ただ会いたい人はどこにもいない あんたでもない あんたでもない 僕のための奇跡じゃない 構わない 構わない  黄ばんだ漫画  書きかけの歌詞 中身ないのに重たい頭 どうやって今日休もうかウトウトと 未だに物心のつかない迷子の大人 迷子の大人 天井を見つめながらキョロキョロと  易しい事を難しくする 赤の他人の誰かの聖歌 蛆虫みたいなセンチメンタルフリーク 悲哀の売買 押し売りの愛 そんなものよりよっぽど泣ける 隠しきれない生活の匂い  前向きな嘘 喰い気味な「いいえ。」 家に帰ればベッドの上で また起きてんだか寝てんだかの中 未だに物心のつかない迷子の大人 迷子の大人 出会いって奇跡ですよね はいはいはい  ただ会いたい人はどこにもいない あんたでもない あんたでもない 僕のための奇跡じゃない 構わない 構わない  ×2  やっつけっぽく心臓が鳴る3分間で終わりそうな生活 出会いって奇跡ですよね はいはいはい
スーパーマーケット・ブルース長澤知之長澤知之長澤知之長澤知之ウチの店長の説教はやみくもに長い 道理で品揃えが悪いわけだ 制服のデザインも流れるBGMも ああ俺を死ぬ気にさせる  レジのケイちゃんのファンデはあまりにも暗い 頭上の蛍光灯とあいまって幽霊みたいだ いつも笑顔でいるけど 周りに誰もいないと 本当に死んでるように見える  「五千円札一枚入りまーす」 「ばかっ 万札の時だけ言えと何べん言えば」 「時期慣れるわよ ファイトだよ!」 「どうもすいませんでした、だけど俺…」  この生き地獄から抜け出したい こいつらの面見る度そう思う 青白い箱の中に だんだんと同化してる俺 こんなんじゃだめだ あいつらの面 あいつらの面が  鮮魚コーナーの兄ちゃんは少し足りない ケイちゃんにしつこくって俺のことを笑う どんな夢を語ったって たたっ切られて冷やかされてしまう ああ俺を死ぬ気にさせる  同期のモトさんも一緒になって笑う 二人きりの時は一緒に悩むのにさ そのくせ待ち受けの女性のことをからかうと それはそれは死ぬほどキレる  「ごく一握りの人たちさ、お前なんか挨拶もできないじゃねえか」 「違いない あきらめなよ あきらめな(笑)」 「…モトさんもその女諦めろよな」  この生き地獄から抜け出したい こいつらの笑み見る度そう思う 瞬く間に時は過ぎてゆく ビクついている俺 こんなんじゃだめだ あいつらの面 あいつらの面が あいつらの面が ああ俺を死ぬ気にさせる
STOP THE MUSIC長澤知之長澤知之長澤知之長澤知之STOP THE MUSIC 風は戦いで 造花が揺れる 黙って揺れろ 大概奴ら火事場の野次馬 うすぎたねえドキドキ  STOP THE MUSIC 黙って歌え ギターを手にした理由に帰れ この身なりのいい物乞いどもめ ハイソな物言いだこと  STOP THE MUSIC 飽きない商い  この想像しいめ 公開自慰で 天然デコって パチクリやってろよ な、上目遣いはほどほどにな 白目剥いちまってるし  STOP THE MUSIC 煽るな失せろ 愛で安全を買えるなら万歳さ ミサイル抱いてキスでもしてな よお勘違い 黙って謳え 黙れよ黙れ 黙ってろ  シー  STOP THE MUSIC みんなのシーン 灯りを消して 静かに眠れ ありがとうよ 忘れないよ もう おしまい もう おしまい  シー  STOP THE MUSIC
バニラ(2014 Acoustic)長澤知之長澤知之長澤知之長澤知之恋していいんだよバニラ 心を奪われることを恐れないで 道徳も倫理もさだめも 時にはただのテストなんだから  抱えて 走って 誰かにとって辛くても貴女は守ってあげなきゃ 愛し合っていいんだよバニラ 犠牲を払うことを恐れないで  貴女と過ごした夜は今でもここにあるもの 新たな日々を楽しんで 溶け合っていいんだよバニラ 省みないで 僕は僕だから  恋していいんだよバニラ 見渡さないで 見たいものを見て  誰のための笑み 誰のためのキス 誰のための笑み 誰のための  幸せを咥える君の嬉しそうな横顔が浮かぶよ 愛し合っていいんだよバニラ 楽しんでいて 僕は僕だから
MEDAMAYAKI長澤知之長澤知之長澤知之長澤知之うぬぼれが好きですし 今より易しい矛盾はありませんし サニーサイドアップ 時代とドッキング 性的な意味で ああ これ以上 これ以上ないお金が欲しいんです サニーサイドアップ 卵白を聴いた卵黄な ME MEDAMAYAKI  全米が泣いた映画で泣いて 洋楽で想像妊娠して どんどん産めよ増やせよ状態の焦げた MEDAMAYAKI もうこれ以上 僕には「ふるさと」が唄えないよ サニーサイドアップ 鏡へと号泣  パープルなピープルがグレーゾーンで三三七拍子を練習中 みじん切りにされた芯の無いキャベツと共に 性的な意味で 危険な事はもっともっと言って でも私生活は細々生きて メイクアップ 片頬だけのチーク ME ME MEDAMAYAKI  もうこれ以上 これ以上ない情が欲しくってさ 欲しくってさ 妄想上ではとっくにヒーローなんだけど  なんとなく全米NO.1に弱くて なんとなく脱色されちまって なんとなく九を凄いと思ってるんだよ 悪いかい  サニーサイドアップ 僕らはオカルト 順調だった過去の未来像を演じて暮らして生きるだけ  正解が好きですし「自分通りで在ろう」とも思いますよ でも僕はどうしたってPAPER STAR 卵白を着た人生だから 順調だった過去の未来像のミイラの過去の未来像の…ミイラさ
誰より愛を込めて長澤知之長澤知之長澤知之長澤知之僕のギターのほとんどは嘘だから 半分弾けても半分弾けちゃいない それでも君がそれでもいいと言うなら 誰より誰より愛を込めて奏でるよ  僕の歌は人を選ぶそうだから 調子をこくぜ 僕は人を選んでる いい気になって聴いてくれりゃ最高さ 誰より誰より愛を込めて歌えるよ  誰より誰より愛を込めて歌えるよ 調子っ外れの歌謡曲で きっと君は手を繋いでくれるけど 僕は振り払って君の為にギターソロを  君の笑顔を見てるとキュンとするんだ ビートが高鳴って思わずシャウトしちゃうよ そっちのほうに僕のグルーブは届く? いくつになったって大人げない僕がいる  誰より誰より愛を込めて奏でるよ しどろもどろにこのストロークで そうだよ 僕のスペシャルな君だから ただ幸せに上ずるよ恋の歌  誰より誰より愛を込めて歌えるよ ほんの少しの諦めを織り交ぜて だって君はスペシャルな人だから ただ心からあるがままを叫ぶだけ  僕のギターのほとんどは嘘だから 半分弾けても全然弾けちゃいない それでも君が分かってると笑うなら ああ誰より誰より 誰より誰より 愛を込めて 愛を込めて
消防車長澤知之長澤知之長澤知之長澤知之消防車が帰っていきます 実に役立たずでした ファイヤーマンは全滅して僕の焼いたパンよりひどい 消防車が帰っていきます 背中に哀愁を乗せて ファイヤーマンは中世の魔術師のような顔をしていました  骨の髄の髄まで 万遍なく火が通る 丸焦げのその頭で 最後に一体 何を考えたんでしょう?  消防車が帰っていきます 死者を増やすだけ増やして ファイヤーマンの苗字は‘理性’という名の金庫だったのです  ホースから水が噴射 ようやく火事が収まる でもまた君と会っても ファイヤーマンはとっくに墓の中です  消防車が帰っていきます これだから今の若人は忍耐を覚えないのでしょう  すべては 君と僕とのベッドの中での情事
R.I.P.長澤知之長澤知之長澤知之長澤知之奴はウィッチに憑かれてる ウィッチはビッチで嘘つき 俺のオモチャ返しとくれ と言うと被害者ぶってブリッコさ  女の人は最高さ 楽しく遊べたらいいね だけどウィッチは論外キショいもん 毛ジラミと寝るほうがマシ  女の人は最高さ 楽しく遊べたらいいね 女の人は特別さ 俺はただの盲目な信者 女の人は最高さ ときめかせてくれるから だけどお前はもっと特別さ なんにもピンと来ないから つまりウィッチは論外 ビッチよ帰れ 家を出ず眠れ レストインピース  お前が今日も気取ってる 細かい算段重ねて そのくせ謙遜するから 選挙でも出るかのようだ きもっ玉だけは大したもんさ もしかしたら付いてんじゃねえの? 努力すりゃうまくいくはず ナンバーワンになるんだろ?  女の人は天才さ 安心と官能のBODY 女の人は本物さ 俺はただの盲目な信者 女の人はエンジェルさ 楽しく遊べたらいいね だけどウィッチは論外 ビッチよ帰れ 家を出ず眠れ レストインピース  怒りにあふれたフェミニストだってお前よりは遥かに真摯 頭でっかちな原理主義だって正直おまえよりは正直 レストインピース レストインピース ウィッチでビッチで嘘つき 俺のオモチャ返しとくれ 俺のオモチャ返しとくれ  女の人は最高さ ときめかせてくれるから 女の人は特別さ 俺はただの盲目な信者 女の人は最高さ 楽しく遊べたらいいね だけどお前はもっと特別さ 目を覚ましてくれるから  イカレたウィッチの話さ ウィッチでビッチで嘘つき 俺の夢を返しとくれ 俺の夢を返しとくれ  ウィッチは論外 ビッチよ帰れ 家を出ず眠れ レストインピース ウィッチは論外 ビッチよ帰れ 家を出ず眠れ レストインピース
マンドラゴラの花長澤知之長澤知之長澤知之長澤知之ストロボライト 君を忘れない いや むしろ君を思い出せない 悲しみは青や黒ではない 目の醒めるように澄んだシルバーなのさ それはマンドラゴラの花 僕のマンドラゴラの花  全て君の言った通りにした 何もかも捧げて「うん。」と言った 僕の罪と夢はマンドラゴラの雫へと変わって夜を食べる それはマンドラゴラの花 僕のマンドラゴラの花  「ここで終わりだね。」と君が嘆く 今までの報いをいっぺんに受けて 僕の罪と夢はマンドラゴラの雫へと変わって 海に帰る  全て君の言った通りにした 何もかも捧げて「うん。」と言った 僕の罪と夢はマンドラゴラの雫へと変わって夜を食べる それはマンドラゴラの花 僕のマンドラゴラの花 それはマンドラゴラの花 僕のマンドラゴラの花  ストロボライト 君を忘れない いや むしろ君を思い出せない
犬の瞳長澤知之長澤知之長澤知之長澤知之時の流れは記憶のかわりに 君の目尻のしわによりかかる 歌えど 歌えど 報われないのは 君の言葉が悲しすぎるから ラヴソングを書かないと 奴らには分からない  犬の瞳には薔薇もモノクロ 同じように君の見上げている空も 本当は赤いかもしれない 青く見えるだけさ  果たして一体誰が君の声を 聴くというのだろう 誰も聴いちゃいない  奴らの家はお花畑の中にあって いつでも3時のおやつの時間 呼んでも 呼んでも 気付かれないのは 君の言葉が日本語じゃないから ポップソングを歌わないと 奴らには聞こえない  果たして一体誰が君の夢を 知るというのだろう 誰も知らない  人の流れは思いの他残酷 君のことを誰より愛してる  ラヴソングを書かないと キレイなラヴソングを書かないと ポップソングを歌わないと うまくポップソングを歌わないと… 果たして一体誰が君の声を 聴くというのだろう 誰も聴いちゃいない 果たして一体誰が君の夢を 知るというのだろう 誰も知らない  人の流れは思いのほか残酷 君のことを誰より愛してる
享楽列車(2014 Live)長澤知之長澤知之長澤知之長澤知之新宿駅は帰宅ラッシュ 俺と君がボーッとプラットホーム 電車を待って乗って… ぎゅうぎゅうのルーティーンに フラッといきそう だから君は不謹慎を言い出す ヘッドランプを瞳に映して 俺に「止めるな」と言うけれど 君こそ止めるな ひとまず乗れよ  どうせ訪れるんだから 大丈夫だよ 大丈夫  黄昏れられてもご覧の通り みんなさっさと帰りたくて早足さ 誰かを待つ人 誰かも待ってない人 ビールが待つ人 君もどうだい そうさ  ただの逢魔時さ 気の病 気にしない 今日は今日が 明日は明日が心配するんだから どうせ避けられないんだから  酔っぱらった君は不安になって 浮世離れなうわごとを言う パニックになって真っ赤になって 次第に青ざめて泣きだす始末 OK 目を閉じてそれを見ればいいんだよ あれやこれやと浮かぶだろうけど 結局何も見えちゃいないだろ そういうことさ 頷きゃいいんだよ  そう もっともっと煽るといい オーダー オーダー 飲み込んでしまえばいい  ただの逢魔時さ 気の迷い 気にしない あの世も一切の無も今ここにはないけど 大丈夫だよ 大丈夫 どうせ訪れるんだから  電車を待って乗って待って乗って…  新宿駅は帰宅ラッシュ 俺と君がボーッとプラットホーム
三年間長澤知之長澤知之長澤知之長澤知之長澤知之どうも納得いかねえぜ ああ何だかしっくりいかねえぜ あいつみたいなヤンキーがいつ稼げる男になったのか 「元気かよ?」と訊かれて「 ああ、まあそれなりに。」と言う それより何お前そのブランドスーツ 触んなよ 俺に触んな  どうも納得いかねえが まあ大したもんさ それに比べて俺何やっていたんだっけ この三年間 三年間 俺  どうも納得いかねえぜ てかビックリ目を疑っちゃうぜ あいつみたいなネクラが何故あんなに美人になったのか 派手な着物着やがって♂に口説かれてる それより何俺のこの孤独感 失せろ でなきゃ抱かせろ  どうも納得いかねえが まあ大したもんさ それに比べて俺何やっていたんだっけ この三年間 三年間 俺  ココドコ地元? デモ俺ハ異邦人 ドコソコノ誰ゾヤ? 気分ハ宇宙人 きっと世の中は俺の知らぬ間にまわってたんだ…ってそんなわけねえし  どうも納得いかねえぜ ああ何だかしっくりいかねえぜ あいつみたいなゴロツキが… あいつみたいな秀才が… あいつみたいなベッピンが… あいつみたいなボンクラが… あいつみたいな童貞が… まあ分からんもんさ それに比べて俺何やっていたんだっけ この三年間 三年間 六年間 九年間 十二年間… 変化のない俺
蜘蛛の糸長澤知之長澤知之長澤知之長澤知之ジグモ君 天井をパトロール中 何かを探して右往左往 「見つかるといいね」と こう見守るように 誰か僕を見てやしないかな  この星からすれば点でしかない生活範囲をうろうろし 宇宙の先を望んでる 母なる海なら 父なる空か 僕らを守り閉じ込めてもいる 目で追いきれない膨大な今 あるかも知らない果てなき無 その全てに出会いたいバクテリア 今ベッドの上で何もせず  欠片だけでも欲しいな 欠片だけでも欲しいな そうすればなんだって来いさ なんだって来い  ああ ベイベー ベイベー 今日も会えずじまい 僕の斜め上の明後日の恋 破れそうな夢に怯えつつ それでも願う それでも祈る でも浮かばない 甘い 甘い 甘い展望とロマン しっかり立ててしまう浅瀬ん中 泳げない事にムカついてる 溺れることも 何もできずに ただ浮かばない  やさしい「お帰り」を聞いて バカなドラマを見て バカになって 今日のコントを振り返る 天井の君を見つめて  ニュースは相変わらず大変そう 「資本主義の限界です」 僕は眉間にシワを寄せる 格差社会の末端で 窓の外をふと見ると虹… 虹!  欠片だけでも欲しいな 欠片だけでも欲しいな くれるならどこだって行こう どこだって行こう  ああベイベー ベイベー 今日も会えずじまい すっかりふけてゆく空を見て 明日の訪れを感じてる 手にすることも なにもないまま ただ浮かばない 甘い 甘い 甘い展望とロマン しっかり立ててしまう浅瀬ん中 泳げない事にムカついてる 溺れることも 何もできずに ただ浮かばない  やさしい「おやすみ」を聞いて ケータイアラームをセットして 明日の奇跡をまっている 天井の君を見つめて
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