谷川俊太郎さんがあさイチ出演!あの中島みゆきも影響されていた…?

 今朝、『あさイチ』に詩人の谷川俊太郎さんが出演されていたのでビックリしました!“まつエクトラブル”について「ゴハン粒でくっつければいいじゃない。アレルギーもないし…」とコメントするなど面白い名場面も多々あったのですが、やはり飛び出す言葉のひとつひとつに惹きつけられてしまいますよねぇ…。

“いのちがいのちを奪うときも
いのちからいのちは生まれ
いのちがいのちと争うときも
いのちはいのちとむすばれている”
「いのち」(合唱/作詞:谷川俊太郎)
 
 谷川俊太郎さんの詩に魅せられてきた方はたくさんいらっしゃると思いますが、実はあの中島みゆきさんも、大学在学時、卒論に「谷川俊太郎論」を書いたほど影響を受けていたそうなんです。たしかにいくつかの“中島みゆき楽曲”の歌詞をよく読んでみると「命」への眼差しが、どことなく谷川さんの詩と通じているような気がします。
 
 彼女はデビュー前、札幌では有名なフォークシンガーとして“コンサート荒らし”と呼ばれるほどの存在。そんななか、ニッポン放送の『全国フォーク音楽祭全国大会』に、北海道代表として出場し、最終審査まで昇り詰めたのですが、その最終審査の課題曲であった谷川俊太郎の詞に大きな衝撃を受けたそうなんです。そのタイトルは「私の歌う理由」。
 
 「魔女伝説 中島みゆき」という著書には、その当時の心境について、天狗になって舞い上がっていた自分が、詞を見た瞬間にガーンと「やられた」と思った、という本人のコメントが。そんな衝撃を受けたみゆきさんが、一体どんな卒論を書いたのか、非常に気になりますよね。噂によりますと、指導教官が3人がかりで審査したけれども、内容が難解で理解できなかったそうな…。
 
 ちなみに谷川さんは現在も「ここ数年、詩を書いているときがいちばん楽しい」と語るほど、精力的に作品を生み出しています!今年4月以降だけでも、赤ちゃんに向けて五・七・五で書かれたユニークな絵本『はいくないきもの』や現代詩の新境地『詩に就いて』、新しい形式で書かれた詩集『あたしとあなた』など、月に1冊のペースでまったく性格の異なる作品を発表。80歳を過ぎた今も、新たな挑戦をし続けている谷川俊太郎さん。一体、次はどんな言葉を生み出してくれるのでしょうか…!