「心配の声や批判もあったけど…」出産を控えてのツアー、無事完走!

 5月31日、 『阿部真央らいぶNo.6』の全国ツアーファイナルが東京国際フォーラムにて行われました!ゆったりしたドレスからもわかるお腹の大きな膨らみ…。今回のツアーは、新しく宿した生命とともに行われてきたライブでした。妊娠が発覚した際、やはりスタッフからはツアー中止の声もあがったそうですが、彼女が選んだのは“実施”という道。出産をもう数ヵ月後に控えた状態でライブに臨むというのは並大抵の覚悟ではなかったでしょう。ファンからは喜びの声があがった反面、そうではない意見も当然あったとのこと…。

 阿部真央はライブのMCでも「心配の声や、批判もたくさんあった。」と語りました。でもやるからには「妊娠してたから今回のツアーは良くなかった、と思わせてしまったらファンの方にも失礼だし、生まれてくる子どもにも失礼だから…!」と全力ライブを宣言し、その言葉以上に、観てるこちらが“妊婦”ということを忘れてしまうくらい圧倒的にエネルギッシュなパフォーマンスで会場中を震わせました!

 「絶対にこのライブでファンのみんなを楽しませるんだ!」という阿部真央のエネルギーと、「絶対にこのライブで“あべま”を楽しませるんだ!」というファンの想いが相まった熱気は凄まじかった…!(アンコール恒例の“あべまコール”もパワー倍増!)

 セットリストはニューアルバム「おっぱじめ!」の最新曲から過去の名曲までが並んだ阿部真央の集大成のような選曲でしたが、とくに涙がこみあげてしまったのは、アンコールのラストに歌った「それぞれ歩き出そう」とダブルアンコールのラストに歌った「母の唄」。この2曲は親子の絆を歌ったものなのですが、阿部真央と母、そして阿部真央と生まれてくる子の“生命の繋がり”から大きな愛を感じずにはいられませんでした。

“今までの事思い返すと
涙滲むのはどうして?
キレイなだけじゃ語れない
足跡を胸にまたそれぞれ歩き出そう”

 彼女がこのステージに辿り着くまでの道もきっと“キレイなだけじゃ語れない”想いがたくさんあったと思いますが、いろんな葛藤を乗り越えて走りきったツアーファイナルは圧巻でした。しばらくの間、阿部真央は産休に入りますが、必ず無事に赤ちゃんを出産し、また一回りも二回りも大きくなった愛で音楽を作り出してくれるはず!ファンの皆さんは今回のライブの想い出を胸に、その日を待ちましょうっ。