「夏の夜」でメジャーデビュー!

 5月15日(水)都内のライブハウスで福島出身、福島在住のシンガーソングライター“片平里菜”が、「夏の夜」という楽曲でメジャーデビューシングルを8月7日(水)にリリースすることが、業界向けコンベンションで発表された。

 片平里菜といえば、TOKYO FM主催の「閃光ライオット2011」にて1万組の中から審査員特別賞を受賞。昨年7月にはASIAN KUNG-FU GENERATION 主催「NANO-MUGEN FES.2012@横浜アリーナ」に出演、今年1月に配信リリースした「始まりに」は、東北地区全6局でパワープレイに選出され、新人としては異例のレコチョクデイリーチャート2位を獲得する等、既にデビュー前から大きな話題を集める注目のシンガーソングライター。

 デビューシングルに選ばれた「夏の夜」は、閃光ライオットの決勝で弾き語りで歌唱し、審査員特別賞を受賞。いわばデビューのきっかけになった彼女にとっては原点ともいえる楽曲。10代で、曲を作り始めた頃に感じた事、思った事をそのまま曲にした飾らない真っ直ぐな楽曲で、10代を中心としたファンの間ではその歌詞に共感、人気を集めている。

 片平自身は「『夏の夜』という曲を8月7日にリリースすることになりました。この曲は高校3年生の時に作った曲で、当時自分の部屋でギターを弾いて思ったことをそのまま曲にしました。閃光ライオット2011の審査員特別賞の受賞のきっかけになった曲でもあり、今回リリースができてすごく嬉しいです。たくさんの人に届けられるよう、プロとして結果を出せるよう頑張っていきます。」と楽曲についてコメント。この日のコンベンションではこの「夏の夜」をバンドで初披露した。

 「夏の夜」のカップリングには、スポーツ専門テレビ局「J SPORTS」のプロ野球中継番組“J SPORTS STADIUM2013”の中継テーマソングに起用されているASIAN KUNG-FU GENERATIONの山田貴洋氏プロデュース楽曲「baby」、彼女の地元FTV福島テレビの開局50周年のイメージソングになり本人出演のCMとしても話題の「Come Back Home」、「始まりに(弾き語りver.)」を収録。シングルにして彼女の魅力が充分詰まったデビュー盤になりそうだ。

 さらにこの日、5月12日に誕生日を迎えて21歳になった片平に大きなサプライズが。ギブソン社の傘下で今年140周年を迎えた世界的なギターブランド、エピフォンが、片平里菜を日本人女性初のエピフォンアーティストとして公認したことが発表された。

 エピフォンといえば、ビートルズのポール・マッカートニー、ジョン・レノン、ジョージ・ハリスンが使用した「カジノ」が有名で、デビュー当時のキース・リチャーズ(ローリング・ストーンズ)やポール・ウェラー、ノエル・ギャラガー(オアシス)も使用するなど世界的に人気が高い。デビュー前にして強力なお墨付きをもらった形で歴史に名前を残したことになる。