ツアー最終日に新曲リリース、そして初の武道館単独公演発表!

 3月17日にリリースした4th Album「kikUUiki」でオリコンウィークリーチャート3位を記録した“サカナクション”。その勢いそのままにアルバム「kikUUiki」を引っさげた全国ツアー「SAKANAQUARIUM 2010 kikUUiki」が5月28日ZEPP TOKYO公演でフィナーレを迎えた。

 そのライブ・アンコール中に8月4日にリリースされる3rd Maxi Single「アイデンティティ」を初披露した。「アイデンティティ」と名づけられたこの新曲。夏フェスでオーディエンスをロックする予感に満ち溢れた楽曲だ。

 強烈なコーラスで幕を開け、最先端のエレクトロサウンドをベースにロックバンドとしてのグルーブ、さらにはラテンビートが渾然一体となりレッドゾーンを振り切る享楽的な高揚感をリスナーにもたらすロック・アンセム。サウンドの高揚感とは裏腹に山口一郎が「僕らしさって何」「君らしさって何」とアイデンティティがない時代を憂い、嘆き、直視し、その問いかけを冷徹につきつける詞を紡ぎだす。

 サカナクション史上もっともポピュラリティに満ちたサウンドにもっともラディカルなメッセージが乗った問題作。常に新しい音楽の表現の仕方を提示しているサカナクションのもっとも攻撃的な面が体感できる楽曲である。

 更に、シングルリリース発表と合わせて初の日本武道館ワンマン公演を10月8日(金)に行うことを発表。「SAKANAQUARIUM 21.1 (B)」と銘打たれたこのライブ。ツアー、夏フェス、シングルリリースを経て進化したサカナクションがどのようなパフォーマンスを行なうのか、今から注目が集まる。