「キー」の違う2曲で、ボーカリストとしての卓越したスキルを表現!

 デビュー10年目に突入した“倖田來未”が贈る通算47枚目のシングル「Gossip Candy」(7月7日発売予定)に収録される新曲「Inside Fishbowl」と「Outside Fishbowl」は、メロディーとテンポとアレンジが「同じ」曲で、「キー(音程)」と「歌詞」の違う2曲となっている。

 「Inside Fishbowl」と「Outside Fishbowl」は、音の高さがキー4つ分も異なり、ボーカリストとして彼女の卓越した声のレンジの広さと表現力が発揮された対となる2曲。このキーの高さの異なりは、例えるなら一般的な目安として、男性が女性の歌を歌う場合にキーを4個上げて歌うとちょうどよいくらいの違いだ。

 キー合わせを行っていたところ、倖田來未自身から「低いキーのものと高いキーものを歌ってみたらどうだろう?」という提案があり、仮レコーディングをおこなったところ、2曲のあまりの違いにスタッフ一同驚き、どちらも甲乙付けがたい仕上がりとなった。仮の段階でもキーが高い方は女性としての明るい可愛らしさが全面に、低い方は激しい強さが全面に出て、まさに同じ曲、更には同じ歌い手とは思えないほどの異なる魅力に溢れていた。倖田本人からも全く違う世界観が表現できるなら、あえてアレンジは同じのまま、歌詞をそれぞれ書いて作ろうという意見がでたため、2曲を制作することになったという。

 今回の試みに本人は「キーは半音変わるだけでも曲のイメージががらりと変わってしまうので、いつもキーは慎重にきめるのですが、今回はそのキーによってイメージが全く変わるということを逆に生かして、アレンジもほぼ一緒なのに全く違う2曲を作りました。今年10年目を迎えるにあたり考えているのが、ヴォーカリストとして挑戦し続けていきたい、ということ。この2曲は歌い方も全く違うし、キーが4音も違うからレコーディングやライブは大変ですが、それでもキーや歌い方が違うだけで、こんなにも音楽って変わるんだ、ということを表現できたらと思います。」とコメント。

 また、自ら作詞を手がけた今回の楽曲の歌詞に関しては、「今回歌詞は、「Fishbowl=金魚鉢」を軸に、その中で自由に楽しんでいる「Inside Fishbowl」と、その中から抜け出して自由になってやる!という「Outside Fishbowl」と対になってます。
伝えたかったのはそのどちらも正解だっていうこと。人生でも、同じ境遇でもそれをどう受け止めるかにはたくさんの選択肢があると思います。その状況の中で楽しむ「Inside」も正解、その状況から抜け出そうと努力する「Outside」も正解。自分自身いつも感じている「人生は本当に自分次第」だって気持ちを、この2曲に込めました。」と熱いコメントを寄せている。

 今回の7月7日発売予定シングル「Gossip Candy」はいまや夏恒例となった、収録曲多数お得なシングルとなっている。その他、収録曲の「Lollipop」は、オトコの挑発や誘惑を跳ね返すようなタフな女性の気持ちをクールに歌った楽曲。一転して「For you」は素直な女の子の気持ちを綴った、心暖まるラブソング。また初回盤のみボーナストラックとしてペプシネックスTV−CMタイアップソングである「Got To Be Real」を収録というからまさに前代未聞の、夏の超豪華シングルといえよう。