神戸・震災イベントで熱唱!

 1月17日(日)阪神・淡路大震災15周年記念事業 Kiss FM「Kiss Briliant Days in 神戸ハーバーランド」にシンガーソングライターの“川嶋あい”が出演した。

 このイベントは、15年前に起こった「『阪神・淡路大震災』の記憶を風化させてはならない」という想いのもと、「みなとこうべパワーアップ作戦実行委員会」が主催、Kiss FMが実施した震災記念イベントで、川嶋あい・Cooley High Harmony・UNITEら3組のアーティストが出演。会場には震災遺児支援のための募金箱も設置され、5,500人もの人々で埋め尽くされた。

 川嶋は6年前より毎年兵庫県長田区で震災ライブを行っていたが、神戸ハーバーランドでの震災イベントに参加するのは、今年が初めて。「神戸の町がもっともっと元気になれるように心を込めて歌います。」と挨拶し、「神戸の町へ一番贈りたい曲です」と、「大丈夫だよ」を披露。

 また、「震災ライブを始めて6年目。神戸の町で感じたことは、身近な愛を大切にしないといけないということ。大震災のことも、その一瞬は覚えていても、時がたてば、無意識に忘れていってしまう。こうして、忘れずにいるために考え、そして伝えていくことが大切だと思う」と話し、これからも記憶を風化させないように、それがたとえ小さなことであっても、ひとりひとりが出来ることを続けて行こう、そう呼びかけていた。

 ライブ終了後のトークでは、「毎年来るたびに思うんですが、1月の神戸は本当に寒い。この寒さの中、家が倒壊し、家族をも失った子供たちの事を思うと、15年前にこの場所で、どれだけ凄まじい出来事が起こったんだろう…そう思うと胸が締め付けられます。私には歌うことしか出来ないので、これからも歌う事で神戸の街を勇気づけたり、励ます
事が出来ればと思う。」と、震災ライブにかける想いを語った。