初期オリジナルアルバム3タイトルがアナログレコードで発売決定!

 鬼束ちひろが、東芝EMI在籍時にリリースしたオリジナルアルバム3タイトル『インソムニア』、『This Armor』、『Sugar High』を2023年12月6日に初のアナログレコードとして発売が決定した。

 

 昨今、アナログレコードの人気が再燃している状況の中、過去の名盤と称される数多く作品群をレコード盤として発売しているユニバーサルミュージックが、フォーカスしたアーティストの一人が、孤高の歌姫で唯一無二のシンガー・ソングライター鬼束ちひろである。

 

 今から20数年前の2000年初頭の時代に彗星の如く現れて、デビューアルバム「インソムニア」でいきなりミリオンセールスを達成。収録楽曲の「月光」は、時代、世代を超えて今なお支持され続けている。

 

 当初は、今年も11月3日に開催される国内最大級のアナログレコードのイベント「レコードの日」にあわせて『インソムニア』のみを発売する予定であったのだが、鬼束ちひろの素性が凝縮されているのは初期アルバム3枚であり、一挙にリリースした方がより一層効果的との判断から、予定を変更して今回のリリースが実現したことになる。

 

 当時のプロデューサーである土屋望氏にトータルの監修を依頼、藤井風やiriなどを手掛けるマスタリング・エンジニアの山崎翼(Flugel Mastering)氏がリマスタリングを担当、カッティング・エンジニアは武沢茂(日本コロムビア)氏という布陣で20数年の時空を超えて新たに産み出されたサウンドは必聴ものである。

 

 19歳でデビューして、繊細で純粋過ぎるがゆえの孤独や抵抗、時にはもがき苦しみながら綴った言葉の数々が、当時圧倒的な共感を得てミリオンセールスに到達した。あれから20年以上が経過した現代の日常にもリアルにリンクする「極限までの自己との向き合い」に満ちた、鬼束ちひろ初期3部作である。

 

ニュース提供:ユニバーサルミュージック