MV再生数、累計3000万回突破!
脳内ループが止まらないバンドに歌ネットでも注目!
 三原健司、三原康司の双子兄弟と、健司の同級生・赤頭隆児からなる3人組バンド“フレデリック”が、2016年10月19日に1stフルアルバム『フレデリズム』をリリース!「僕らは、1番を取れるバンドではなかった」と語る彼らが、“オンリーワン”だからこそ作りあげることができた今作。
収録曲の「オドループ」はMV再生回数1500万回突破!「オンリーワンダー」は450万回突破!聴けば聴くほどフレーズが【頭から離れない】その楽曲の魅力に迫ります。
まずは早速この曲で、
彼らの【中毒性】をご体感ください!
<スペシャルインタビュー!> 彼らがフレーズを<繰り返す>理由とは…。
 全曲の作詞作曲を手がけているのは三原康司。しかし、“彼の気持ち=フレデリックの気持ち”であり、メンバーは常に同じ思いを共有し合っているようでした。一見クールな印象ですが、人一倍バンドのことを思い、本音を語ってくれる健司さん。3人の気持ちを代表し、曲のみならずインタビューでも多くの言葉をくれる康司さん。そして、癒し系でゆるりとしたオーラを漂わせながら、その場の空気を柔らかくしてくれる隆児さん。それぞれの個性は異なりますが、まるで“3兄弟”のようなメンバーの想いをお伺いしました!

(取材・文 / 井出美緒)
リリリピート 作詞・作曲:三原康司
リピートして リピートステップして リピートして また駆け出して
何度だって スピーカーから漏れる愛の歌が
止まらないんだってコンセント刺さってないのに
行ってきては 戻ってきては リピートして 今までの関係も
全部リセットするわけないわ 全部背負ったまま

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INTERVIEW
「音楽の力を信じてきてよかったな」と思えた日

バンド名は、レオ・レオニの絵本『フレデリック—ちょっとかわったのねずみのはなし』に由来しているんですよね。

康司:はい、このネズミのフレデリックの考え方がすごく好きなんです。他のネズミたちは冬に備えて「食べ物」を蓄えるんですけど、フレデリックだけは「言葉」とかを集めていくんですよ。しかもすごくリラックスした状態で、自分が思うがままマイペースに。そうやって貯めたものをみんなに見せて、たくさんの心を満たしたり、温かい気持ちをわけてあげたりできるという姿がいいなぁと思って。僕らもそういうバンドになりたいというところから、同じ名前をつけましたね。

フレデリックの楽曲は【中毒性】という言葉や【頭から離れない】というキャッチコピーで紹介されることが多いかと思いますが、それはご自身でも曲作りの際に“フレデリックテイスト”として意識されますか?

康司:ん〜すごく意識して作るわけではないんですけど、もともと自分たちが聴いてきた好きな音楽って、ずっと耳や心に残り続けるようなものなんですよね。そういう音楽を目指していく中で「忘れてほしくない」という気持ちがどんどん強くなっていって。この先、僕らがおじいさんになっても「フレデリックっていたよね」と言ってもらえる曲を作り続けたいと思うんです。だからこそ“中毒性”というところに繋がるのかもしれませんね。

その「好きな音楽」とは、どんなアーティストの音楽なのでしょうか。

photo_01です。

康司:健司もそうなんですけど、僕らは“たま”というバンドから衝撃を受けましたね。「さよなら人類」という曲を聴いたときに、もう音楽の教科書をビリビリに破られたような感覚になって、音楽って何をしてもいいんだなって思えたんです。未だに曲も聴き続けていますし、尊敬しています。

隆児:僕は“東京事変”がめっちゃ好きですね。ギターも、主張しとるのに全く邪魔じゃなくて。浮雲さんのように弾けるようになりたいなぁって思っています。

では、みなさんがそれぞれ、音楽に目覚めたきっかけを教えてください。

康司:学校があまり好きではなかった時期があるんですけど、そんな中で楽しさを見出せたのが音楽だったんです。中学にギター部というものがあって、中二でその扉を開いたら、ベースに出会いました。

健司:僕はもともと日常のなかで歌を聴いたり、テレビで音楽番組をみたりするのは好きだったんですけど、実際に自分がやりたいなと思ったきっかけは康司ですね。康司が中学でギター部に入って、文化祭で演奏しているのをみて「あぁ、こういう楽しみ方があるんや。それなら自分は歌を歌ってみたいなぁ」って。実際に始めたのは高校に入ってからで、康司と一緒に軽音楽部に所属しました。

隆児:僕の場合は高二の頃、友達のやっていたコピーバンドに入ったのがきっかけですね。ギターの人数が足らんって言われて(笑)。たまたまお母さんが弾いていたフォークギターが家にあったので、それで始めました。それから専門学校に行って、健司に出会って、先に二人が始めていたフレデリックに入った感じですね。

ちなみに、健司さんと康司さんは双子なんですよね。よく「双子だと言葉を通じなくても考えていることがわかったりする」とも聞きますが、やっぱり音楽制作の面でも意思疎通がスムーズにいくような感覚はあるのでしょうか。

康司:あ〜それはありますねぇ。とくに歌詞って、人によって捉え方が違ったりするじゃないですか。それぞれ自分の人生と照らし合わせて聴いてほしいですし。でも健司とはいつも気持ちが通じ合っているんですよ。出来上がった歌詞を渡すと、「こういう意味だ」とか「こういう方向でいきたい」とか伝えなくても、自然と同じ気持ちでその曲を作っていけるんです。だから、そこに関して意見が食い違ったことってほとんどないと思います。

フレデリックは、2009年に初ライブを行い、2014年にメジャーデビュー。そして現在に至る約7年間の活動の中でさまざまな出来事があったと思いますが、とくに大きな転機だと感じることはありますか?

健司:いろんな転機がありますけど、その中でも「音楽の力を信じてきてよかったな」って思えた日は今でもすごく覚えていますね。僕らはデビューした2014年の9月に「オドループ」をリリースして、それから初の年末フェスに出させてもらえることになったんです。それは新人の登竜門のようなもので、会場も8000人くらい収容できるところでした。当時のフレデリックとしては「1000人でも入ったら良い方だよね」という気持ちだったんです。でも「オドループ」のMVをみて「このバンドなんなんや!?」って感じてくれた人たちが想像以上にたくさん集まってくれて、結局その会場がパンパンに埋まったんですよ。そういう光景を目にして「あぁ、自分たちが信じてきた音楽でこれだけの人たちが集まってくれるんだ」って感じましたね。その感覚を得られたことで、フェスに対する向き合い方も変わりましたし、すごく大きな転機になったなぁと思います。

また、ちょうど今から1年ほど前にはメンバーだったドラムのKaz.さんが脱退されました。当時のコメントで健司さんは「家族でいえばお父さんのような存在だった」と綴られていましたが、そんな存在の方が抜けてしまった後、心にポッカリ穴が開いたような感覚にもなったのではないでしょうか。

photo_01です。

健司:正直、当時はそういう気持ちもありました。でも「抜けようと思っている」という話を聞いてから、夏フェスを越えて、9月に4人でのラストライブをするまで、Kaz.さん自身がまったく脱退する空気感ではなかったんですよね。毎日ただ目の前の音楽を楽しんで、その演奏をこれからの自分に繋げる一歩だと思ってライブをしているような気がして。そういう姿を見ていたら、自分も背中を押されましたし、抜けた後もずっと背中を押し続けてもらっているような感覚なんです。今、Kaz.さんは別の夢を追いかけて、飲食のお店を出して働いています。だから後悔はないんですけど、無意識のうちに今でもどこか僕らのなかにKaz.さんがいるんだろうな…というのは感じたりしますね。

今回の1stフルアルバム『フレデリズム』にインディーズ時代の楽曲を収録したのは、そのKaz.さんと作ってきた6年間も1stフルアルバムの中でちゃんとリスナーの方に知ってもらいたいという思いもありましたか?

健司:そうですね、たとえそこにKaz.さんの姿はなくても、やってきたことすべてのリズムが大事だと思っているので。あと『フレデリズム』というタイトルのアルバムで、全部が新曲というのも自分たち的にはあんまり納得がいきませんし。だからインディーズ楽曲や、「オドループ」「オワラセナイト」「ハローグッバイ」という楽曲が入ってくることは自分たちにとってすごく自然なことでした。


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