故郷の灯は消えず

くにを出てから ご無沙汰ばかり
老いた母さん 達者でいてか
春が来る度 花咲くだろか
秋が来る度 淋しかないか
想いくらして いるんです

夢に母さん 顔見た朝は
いつも元気で とび起きますよ
なんといっても 優しい母が
僕にゃあるんだ 嬉しじゃないか
母の住んでる ふるさとも

赤い夕陽が 並木に沈む
涙ぐんでる 小鳥もあろに
街にゃ灯がつく 今夜も霧か
霧ににじんだ その灯を見れば
胸に故郷の 灯が点る
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