砂塵の彼方

外人部隊の若い兵士は
いつも夕陽に呼びかけていた
故郷に残してきた人に
自分のことは忘れてくれと

不幸を求めるわけじゃないけど
幸福を望んじゃいけない時がある

いつも時代は若者の
夢をこわして流れてゆく

もうすぐ私も死ぬだろう
それは祖国のためにではなく
思い出だけを守るために
愛する人を守るために

不幸を求めるわけじゃないけど
幸福を望んじゃいけない時がある

私は明日を信じない
今日がなければ明日も来ない

不幸を求めるわけじゃないけど
幸福を望んじゃいけない時がある

いつも時代は若者の
夢をこわして流れてゆく
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