ひとひらの伝言(メッセージ)

春にはぐれ 散る花哀(かな)し
女ごころ 去りゆく夢のよに
この町で恋をして あなたと生きて
今ひとり歩く道に 舞う花ふぶき
涙を 涙を 流してもいい
生きろと あなたの 声が聴こえる

秋は暮れて 枯れ葉の夕べ
今は花の 舞い散るこの窓辺
宛てもなく書く便り 涙のしずく
溜息をつけばそっと 降る花しぐれ
あなたの あなたの 吐息のように
生きろと 空から 花が舞います

心に 心に 雨降る夜は
生きろと あなたの 声が聴こえる
声が聴こえる
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