ふたり淋しがりや

あの人 白い花の好きな人
言わないけれど何となくわかる
あの人 思いつくとその日にも
黙ったままで旅立ってしまう人よ
ああ愛しているのよ
ああこのままいつまでも
抱いててほしいのに
胸を渡っていく風の音 聞こえる人
どう言う恋をしてきたのかしら
あの人 たぶん哀しいの
そして又淋しがり 私

あの人 一日中そばにいて
ひとことだって言わない日もあるし
あの人 気のつかないふりをして
誕生日など覚えててくれる人よ
ああふしぎな二人ね
ああ私のどのあたり愛しているのやら
一度聞きたいけど何となく聞けないのよ
あやふやだから気にかかるみたい
あの人 たぶん哀しいの
そして又淋しがり 私
ラララ………
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