風もない週末

夜明け前 髪の匂い 揺れる気配
まぼろし 捜した ひとりのシーツ
あの冬に 届くものは 何もなくて
虚しい自分に 寝返り打った
愛じゃないと 誰に言えるだろう
あなたが 僕を わかりすぎた別れ
忘れられない女に変わる
誰より 美しいまま
許しながら 何を憎んでゆくの?
もう 抱けない 小さなからだ
遠くで 震わせながら
いつも 僕を愛してた
それが 結べない糸でも

「果たせない約束でも 嬉しかった…」
気遣う言葉に 願いがあった
ミルクばかり入れたコーヒーや
些細なことで 悩み過ぎる背中
忘れられない女に変わる
面影 追いかけながら
永く 生き続けて 憶えていたい
言い訳だと わかって言うよ
もいちど 生まれる命
そこで 巡りあえたら
二度と さよならは言わない

恋の悲しみ 歌ったLOVE SONG
いつの時代も 消えないように
忘れられない 女に変わる
あなたを 追いかけながら
永く 生き続けて 憶えていたい
もう 抱けない 小さなからだ
ひとりで 震わせないで
僕は ずっと愛してる
胸に燃え尽きない刻印(きおく)
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