白百合

思いきり笑えなくて 白百合ばっか見つめて
ひとりの夜が過ぎてく
誰からも電話なくて 特にしゃべりたくもなくて
窓辺にクモの巣を見る

溜息をひとつついて とっさにやっぱ吸いこんだ
乾いた唇を切る
不真面目な恋のようで 実はうっとりしてたんだ
あの日に今さようなら

ああ 君に届けた愛の言葉 少しでたらめだったね
でもそれは かすかな恋の雫 うすい水色の涙

だましてるつもりなんて 胸に手を当ててもなくて
「そばにいたい」と思ってただけで
すれちがうようになって ごまかしたのは見栄だった
あの日に今さようなら

ああ 君に届けた愛の言葉 少しでたらめだったね
でもそれは かすかな恋の雫 青いガラス玉のかけら
覚えていて

わがままにふくらんだ赤いほっぺをずっと忘れない
こうなった言い訳も決して君には届かない
迷わないように 揺れないように AH 二度と戻れやしないから

ああ 君に届けた愛の言葉 少しでたらめだったね
でもそれは かすかな恋の雫 うすい水色の涙
ああ 君に届けた愛の言葉 少しでたらめだったね
でも君に唄えば夜が明けていくよ
夜が明けてゆくよ
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