徒手空拳

此処から始まる物語
歩く姿も軽やかに
ところが俄に雨と雲
白む吐息と冬の街

『雪になりゃあ良いなぁ』と呟いて
歩幅さえ変わらない

ココロニ、
ココロニ、
何ガアル?
ココロニ、
ココロニ、
何モナイ。

『明日晴れるだろうか』

まだまだ終わらぬ物語
立ち枯れて尚、日々は続く
何時しか心も色褪せて
日毎夜毎、燻る想い

気が付けば昔日を抱きかかえて
哀れ気な薄笑い

ソノ手ニ、
ソノ手ニ、
何ガアル?
ソノ手ニ、
ソノ手ニ、
何カアル。

明日が呼んでいる

幾度も、幾度も、幾度も、
繰り返し繰り返す

明日が呼んでいる
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