TWILIGHT

twilight…

午前おそらく3か4時
新聞配達のバイク
雲が ダマになったミルクの様に流れてった

灰は捨てないでと
空いた缶ビールを持たされて
ノロマな風と
あんま聞かない鳥の声

twilight
俺のかわいいベイビー
twilight
暖めていておくれ
twilight
すぐに戻るだろう

twilight…

未来おそらく5、6年
いやなんも考えてねぇ
雲が どんな風だったか覚えている筈もないだろう

灰を切っちまったのは
枯らしたままのプランタで
神懸かった猫と
片足違うサンダル

twilight
俺のかわいいベイビー
twilight
暖めていておくれ
twilight
すぐに戻るだろう

twilight!

twilight! 外灯は一斉に OFF
朝は色を取り戻していく
スカイライン一丁滑走する
眠りに帰るどこぞの人
twilight! 君はまさに夢中
霧の中でも俺を愛して
twilight! oh twilight!
朝を取り戻すよ
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