浜辺の歌

誰もいない砂浜で影を見たんだ
振り向いたらほら君がいた
何か言いたげな顔で瞳そらせば
肩ごしから波がこぼれた
風がさえぎる声をそっと伝えてあげる
WOW WOW WO
君が好きだよ
どうでもいいかそんなこと

言わない言えないことが多すぎてうんざりだ
夏の午後は何もしないよ
鏡のようなふたりが木漏れ日の中で
嘘ついてもわかるもんか
君の髪がそよげば世界で一番素敵!
WOW WOW WO
もどかしいほど
すれ違うのも悪くない

WOW WOW WO
君が好きだよ
そしていつか忘れたい

WOW WOW WO
紙くずほどの
優しさでもあればいい

WOW WOW WO
愛になりたい
今度の夏も言えるかな

黙りこくった
浜辺の歌
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